【Next零 ;更新記事】
機材台車
(伊波桜化)
*
Canon HF G20
ワイコン比較テスト
*
自作LANCリモコン
製作レポート
*
JVC GY-HM650
試用レポート
*
Bluetoothインカム
*
EDIUS @ Mac
*
FUJINON XT17s
レンズレポート
*
EDIUS6 レポート
*
LEDビデオライト
SONY HVL-LBPA
*
GPGPU と NLE
*
HDR-XR520V
使用レポート
*
FIRECODER Blu
レポート
*
Core i7 で NLE
*
HVR-S270J
関連レポート
*
HD→SDダウンコン検証
【Note; Affiliate】
楽天市場
Amazon.co.jp
・ ・ ・
>>Adobe
>>SONY
>>Panasonic
>>Manfrotto
・
>>楽天市場>>ビデオ近畿
>>SYSTEM5
>>kakaku.com
【Next零 ;Key Contents】
reTMCD
*
Eye-One Display2
レンタル
*
非公式データバンク
EDIUS Bench
*
HVR-S270J
関連レポート
Article offer cooperation
* * *
ACC*Software Leading...
Hosting Management by
* * *
〜 創想雑誌 〜
−>>2006/05/01/(Mon) 24時間連続休憩。
- 今年のGW期間中のお休みは2日ほど。
今日の休みと、今度の金曜日。
今日は、朝から部屋の片付けをなどをして、まずは気分をすっきりさせる。
あとは、音楽を聴きながらネットサーフ(死語?)
お昼からは、相方と買い物に出かけて、母の日の贈り物と100均と今夜の夕食の食材を購入する。
夜は、CXのトップキャスター:第三話を見る。 こういうノリのお話は結構好きだ。 結構笑わせてもらった。
さて、そんな感じで生ぬるい休日が過ぎていったのだが、ネットサーフの中心はNAB 2006 関係の情報。
現地で何が発表されたのかをとりあえず囓っておきたかった。
とりあえず、気になる canopus EDIUS Pro だが、マルチカメラ編集は最大8トラックらしい。
だいたいそんな情報しか出回ってない。
海外サイトへ行けばもうちょっと情報があるかもしれない。
あと、H.264 のリアルタイムエンコーダが発表され始めた事に関しては、今後の動向に期待だ。
Thomson/GrassValleyの「ViBE MPEG-4 HD Encorder」がその製品の一つだが、Thomsonと言えば、canopusを買収したニュースが記憶に新しい。
今回の NAB ではブースは別々に構えてたらしいが、canopusブースではThomsonブランドの看板を掲げていたそうで、両者の今後の実質的な連携に関心が集まるところだ。
で、その Thomson が H.264 のリアルタイムエンコーダを発表しているわけで、まぁこれは色々と期待したりするわけである。
SONYからは HDCAM-SR がとりあえず一体型っぽくなったとか、SONY純正のHDV対応ポータブルHDDデバイスとかが出ていたらしい。
私としては、HDC-3300 の仕上がりは気になる。
HDC-3300 は昨年のNABでも出展されていて(当時は型番未定?)、その時は、小型扇風機がカメラに取り付けられて本体の冷却をしている有様で、排熱処理に腐心したようだが、今回の出展では形になっていた(InterBEE 2005でも出ていたようだ?)
あ、ちなみに HDC-3300 は、HDのスーパースローカメラだ。SD は BVP-9500WS というカメラがある。
このHDC-3300だが、うちの会社的には購入するのかどうか気になるところ。
BVP-9500WS は定価で700万円弱。ただ、スーパースローシステムとして運用するには他に MAV-555 が必要だったりして、トータルでは桁が一つ変わってしまう。
HDC-3300はトータルのシステムはどうなるんだろうか。
というか、HDC-1600 と DHLA-1500 の簡単ドッキングギミックが採用されていると嬉しいなー、と現場的には思う。
てな感じで、本日の休暇は終了。
あと、松ケンが実家に帰省したら、nagoya鯖がダウンしてたとか、朝ネットで注文した商品が夜のメールで品切れで、メーカも欠品で入荷日不明という返事が来たり、そんなの。
■関連記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060426/zooma254.htm(小寺信良の週刊 Electric Zooma!)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060501/zooma255.htm(小寺信良の週刊 Electric Zooma!)
http://www.system5.jp/asp/contents.asp?fnm=nab2006/index(SYSTEM 5)
http://blog.livedoor.jp/satom999/archives/50410555.html(Digital Kids)
http://www.ctmsolutions.com/services_les_news.php?id=351(CTM)
−>>2006/05/02/(Tue) 耳に麗し。
- 愛用していた、Bang&Olufsen のイヤフォン A8 がまた断線した。
一年ほど前にも一度断線して左が聞こえなくなり、仕方なくコネクタ部分を修理したのだが、一昨日また断線して今度は右が聞こえなくなった。
しかも、どうもコネクタ周りではなさそうで、ちょっと参った。
それに、この手のイヤフォンのケーブルはめちゃくちゃ銅線が細いので、作業が結構面倒くさい。
それでも、上品な音質や美しいまでのフォルムに魅了され、前回は修理したのだが、今回はどうしようか……。
いずれにしても修理すると思うのだが、やはり素人作業ではまた断線してしまいそうなので、そろそろ買い換えを検討中。
修理した A8 は家専用にして、大事に使っていこうかなとか思ったり。
で、繋ぎとして、ZEN vision:M に付属していた純正イヤフォンを初めて使おうと、耳に装着して今日は出勤したのだが、まぁこのイヤフォンの質の悪さと言ったら……たまらない。
なんか、ボコボコゴホゴホと低音が鬱陶しくて、解像感も悪く、キレがない。
高音域なんかは存在しているのか? と思うほど出て無くて、今までとは全く違うソースの曲を聴いているようだ。
低音域から中音域がぐちゃぐちゃになっていて、兎に角酷い有様だ。
そういえば3年ほど前、出張中にノートPC用にイヤフォンが欲しくなって、SONYかどこかの3千円ぐらいのイヤフォンを購入したことがあったが、それももう音がめちゃくちゃで、耳が耐えられなかったので、その日のうちにホテルのゴミ箱に棄てた事があるが、それに匹敵する。
対して、Bang&Olufsen A8 はクラシック以外のジャンルを得意として、解像感から各音域に至るバランスまで最高だった。
高音域のノビと、ヴォーカルの滑らかさ、低音域の響き……と、長時間音楽を聴いていても耳が疲れてこない。
新しいイヤフォンは現在検討中。
もう一本 Bang&Olufsen A8 を購入するも良し。
先日発表された、SONY の MDR-EX90SL を試してみるのも面白いかもしれない。
−>>2006/05/03/(Wed) 春物。
- 今日の仕事もナイターであったので、午後からの出勤。
なので、午前中にちょっと春物の買い物をした。
AV/PC以外の買い物をすると、どうしても「あぁ、この値段ならメモリが何GB買えるなー」とか「HDDが何GB増やせるなー」とか換算してしまう。
とりあえず今日は、春から夏の繋ぎ用ということで3点だけ購入。
HDDで300GB分ぐらいの買い物だった。
購入する服は、仕事でも私生活でもどちらでも着られるものを選んだ。
あまり華美だったり装飾があれこれ施されていると仕事に支障が出るので、そのバランスを考えるのに結構時間を割く。
色も、白とかにすると目立ってしまうので暗い系統の服装でまとめがちだ。
あとは、汚れたり破れたりしても惜しくないような価格のものを選ぶぐらいだろうか。
あと半月もしたら、半袖を中心に買い物をし直そう。
−>>2006/05/05/(Fri) ちまきたべたべ。
- 3カメデビュー6戦が終わり、今日は休暇。
流石に緊張しっぱなしの6日間だったので、昨夜の試合終了後はグッタリしていた。
その最終日が13時間労働になってしまって、帰宅したのは25時。
今日はなかなか起き出せなくて、10時前に目が覚める。
3カメデビュー戦の結果はどうだったのだろうか。
初日よりは動きが分かるようになってきたが、やはり試合が急転したり、塁上に走者が居るときにエラーやファインプレーが出ると、動きが遅れる。
我画・リターン・ファインダーの外の3視点を、それぞれ絶妙のタイミングで確認して、状況と状態を把握する事が、最大の課題だ。
さて、今日から3連休の予定で当初シフトはついていたのだが、予定変更で明日・明後日はバレー中継の仕事が入ったので、お休みは今日だけ。
今は丁度正午なのだが、午後からは出掛けて、相方の春物ショッピングと新入社員歓迎会の会場探しをやって来ようかと思う。
−>>2006/05/07/(Sun) Einstein と一緒。
- 明日は魔の月曜日。
みなさんは連休中は如何過ごされましたか?
お休みじゃなかった皆様はお疲れ様でした。
私も世間のゴールデンウィーク中は、お仕事でしたから今日はちょっと疲れております。
風邪も軽くひいているようです。
お陰で今日の仕事で疲労が増大。あまり冴えませんでした。
仕事の帰りに、会社の最寄り駅近辺で新入社員歓迎会の会場を求めて、お店を探索。
先日、この創想雑誌で“店を探す”と書いて、その予定だったのですが、その日はちょっと疲れ気味だったので足を運ぶ気になれず、相方の買い物に付き合っただけで帰宅しました。
で、今日は雨という不運はあったものの、会場はとりあえず見つかったので、これで漸く“〜歓迎会の案内〜”が作れます。
帰宅後は、勝手に夕飯を食べてテレビを見てダラダラグデグデと過ごします。
相方は、イベント参加後の疲労で現在睡眠中。同人誌即売会への参加だったのですが買う方ではなくて売る方(サークル参加)。
昨夜も徹夜で原稿を書いており、私が朝起きた頃にレーザープリンタで印刷している状態でした。
見ていたテレビは NTV の「ニッポン人が好きな100人の偉人」。
http://www.ntv.co.jp/ijin/
皆さんの好きな偉人は何方ですか? また番組をご覧になった方はご自身の好きな偉人は何位でしたか?
私の好きな偉人は“アインシュタイン”。
小学校の頃に相対性理論の魅力にとりつかれてから、ついでにアインシュタインも好きなのですが、天才特有のアンバランスな性格や偏屈なところが好きですね。
量子力学についてこられなかったりしたところも可愛いです。神様もサイコロを振るんですよ。
ちなみに、アインシュタインは当然、ノーベル賞(物理学賞)を受賞しているのですが、相対性理論で受賞したと思っている方も結構多いのではないでしょうか?
彼が1921年にノーベル物理学賞を受賞した理由は「光量子仮説」によるもの。
この光量子仮説による光電効果の理論化は初期量子論の発展に大きく貢献したものの、量子力学そのものに懐疑的で、その後の物理学の潮流から取り残されたのは、皮肉な歴史というものです。
なお、この“光電効果”。
我々とは無関係ではありませんよね?
そう、“CCD”が光を捉えて電信号に換えるという物理現象はこの光電効果の現れです。
どうも、私の人生にアインシュタインはつきまとうようです。
いや、正確には私がアインシュタインにつきまとっているとしたほうが正しいかもしれません。
−>>2006/05/08/(Mon) NEW-DVStorm PC! Debut!
- 本日は休暇。
かねてからの予定であった、DVStormマシーンを新造するために、朝から部屋に店を開いて、新しいPCを組み立てることにした。
新しいマシンといっても、新たに購入したパーツは一つもなく、すべて手持ちの余っているパーツを使った。
春に相方のマシンを買い換えたため、マザーボードとCPUがまるまる余っている状況でもあったし、また去年の夏に SEREN-IV を組み、今年に入って VELUX300 を導入した関係で、細かなパーツが余っていた。
ベースにしたのは、相方のマシンであった TISSALA-II。
現在の 極盛PC が TISSALA-III となるのだが、その今のPCを購入する前に使ってた M/B と CPU だ。
CPU は、Athlon XP 2700+ で、M/B は GIGABYTE の GA-7VM400AMF という物。
メモリは 1GB を積んでいる。
そこへ、SEREN-III の時代に使っていた HDD 40GB を組み込み、DVStorm をインストールして運用することにした。
最初は 余っているグラフィックカード(NVIDIA GeForce FX 5700 256 MB)も組み込んで運用するつもりだったのだが、ファンノイズが気になったのでオンボードのVGAを利用してディスプレイ出力することにした。
Storm Bay も当然活用することにする。
このマシンの目的は「並行デジタイズ」「アナログ資産のデジタルアーカイブズ化」「SD編集専用の並列作業」「3DCGアプリケーションによるネットワークレンダリング」などを行うこと。
SEREN-IV をフル活用している際に他の作業が出来なくなるため、そのサポート役としての仕事を行う。
なお、マシンの名称は、いつもどおり ACC*Software のゲーム中キャラクターの名前から付けた。
セラフィム=セラ と言うホログラムで人工知能の少女から“Sera”と命名している。
DVStorm に関連しては、Storm-XXX 系のアプリは入れず、 EDIUS Pro 3 を導入。
さて、無事にインストールが終了すれば DVStorm を久々に使ってみる。
とはいえ、GUI は EDIUS Pro なので、特に感慨はない(笑)
が、一つ重大な問題が発生。
オーバーレイ画面が表示されないのだ。
オンボードチップの VGA では流石に無理だったようで、仕方なく GeForce FX 5700 を組み込む。
これで無事に表示されるようになったが、将来的にはスペックダウンなどしてもいいので、ファンレスの G/B が欲しい。
ディスプレイも今までの物を使い回し。
こちらは余っていた物ではなくて、今使っている物を活用。
SONY G400 のアナログRGB入力は2系統あるので、SEREN-IV のデュアルディスプレイのセカンダリモニタの INPUT-2 にモニタケーブルを差して、必要なときにモニタの入力を切り替えて使うことにした。
マウスやキーボードも流用。
こちらも SEREN-IV の物。
ただし、CPU切替器を使った物理的な結線切替ではなく、リモートデスクトップを利用した遠隔操作。
Real VNC を使ってリモートデスクトップ環境を運用することにした。
Windows 標準の リモートデスクトップ接続を使う手もあるのだが、そうすると Sera の画面が、本来表示されるはずのセカンドディスプレイで確認できなくなるので、VNCを利用することにしたのだ。
ところで、この“Sera”を組もうと思ったきっかけは、VELXUS300 のノイズ問題が解決できなかったことにある。
当サイトの「canopus VELXUS 300 導入記」の“ADVCモード(../HDV/velxus300/03.php)”でも述べているが、アナログキャプチャ時に画面全体に下から上に流れるような薄いノイズが乗ってしまうのだ。
下載の動画は、VELUXS Bay 経由でアナログキャプチャしたものだが、画面を下から上にチラチラと流れるノイズが確認できると思う。
−>>2006/05/10/(Wed) 本日、曇りのち雨曜日。
- 本日のお仕事も甲子園でのプロ野球中継だったのだが、雨で中止。
中止といっても、午前中から午後に掛けて、中継車を含め機材のセッティングは全て終わってからの「中止決定」だったので、雨の中機材を撤収して帰社した。
いわゆる「機材を濡らしただけ」というやつである。
さて、今日はそんな甲子園での待機時間中に、“こっち側の宏哉さん全開”なお話があった。
中継車などを運転してくださるドライバーさんが、家庭で撮ったムービーをPCで編集したいのだが、どうすればいいのか? という質問を私にしてこられた。
ドライバーさん曰く「詳しいって聞いたから」という事で私にこのネタを振ってこられた様だ。
まずはビデオカメラの確認。DVかそれ以前のアナログビデオなのかで大分要件が変わってくる。
次に、OS。
ビデオは、CanonのDVカメラらで、PC は Windows XP だが i.Linkが搭載されているかは分からないらしい。
とりあえず、i.Link が使える場合の編集要項を説明し、ソフトなどを奨めてみる。
とは言え、私とは求めている物が違うので、ある意味私の認知外のジャンルである。
低価格で編集といえば、Premiere Elements か、EDIUS 3 for HDV ぐらいしか思い付かない。
Windows XP には標準で ムービーメーカというソフトが入っていますという話はしたが、縁もゆかりもないこのアプリケーションを奨める勇気はなかったので、この2点を紹介した。
たまたま購入していた今月のビデオサロンの連載記事に EDIUS 3 for HDV に関する物があったので、それを見本にして簡単に説明させてもらった。
HDVカメラである 「HDR-HC3 も欲しいなー」と仰っていたので、EDIUS 3 for HDV を推奨した次第だ。
なにより、EDIUS系統であればいざという時に電話越しでも私がサポートしてあげられるので、奨めた側としては責任も持てる。
そんな話を雨ふる中でさせていただいた。
機材を撤収して帰社後は、HC3をお持ちのあのカメラマンから、再び HC3 を拝借するために某局の中継ガレージ前で待ち合わせブツを受け取る。
現在再び HC3 が我が家におわします。
こちらの方はまた後日レポートの続きを書いていく予定。
ただ、どうも今年は期待していた一週間遅れのゴールデンウィークなども無い雰囲気なので、テストも原稿も遅れ気味になるかもです。
夜は東京の佐藤君から電話があって、夏に入る予定の仕事の話。
機材やら人割やらを大まかに決めて、方向性を定めておく。
その電話が終わった数分後に、今度は会社の同期から電話が。
「友達の結婚式を撮影してあげたいんだけど……」という内容で、業者に頼んだら幾らぐらいするのか?とか、どう撮ればいいのか? という質問だった。
彼は、中継のVTRが専門なので、短時間でのハイライト・エンドスローなどの編集はお手の物。
が、カメラマンではないのでカメラを頼まれてしまった自分はどうしたらいいのか? という事だった。
残念ながら私は結婚式撮影の経験は公私ともないので、過去に見てきた作品や、自分の結婚式の様子などを思い出しながら、カメラマンとしてアドバイス。
そういえば、私の結婚式のビデオは一体いつ仕上がるのだろうか?? という事をふと思い出してしまったが、それはまた別の話。
話を戻して、その彼は「為になるアドバイスが聞けて良かった」と満足してくれて、安心して受話器を置いてくれたようだ。
そんなこんなで、今日の雨曜日は終了。
現場でカメラを振るプロカメラマンとしての仕事は無かっただが、アマチュアビデオ小僧としての本日の収穫は上々だった。
■本日の推奨物欲
−>>2006/05/13/(Sat) 愛情を注いで。
- 今日は大学野球中継の仕事の予定だったが、出勤したと同時に「今日、(雨天)中止出たよ」と先輩から知らされ、本日の中継業務は延期。
明日が予備日になっているので、今日は機材を中継車や機材車に積んで、業務終了となった。
さて、天の恵みが私に時間を与えてくれたので、早速ヨドバシカメラへ(笑)
本日のお買い物は、CPUファンと外付けS-ATA・HDD用のアダプタ、あとは CPU 切り換え器にLANケーブル。
CPUファンは、先日組んだ“SERA”のCPU温度が若干高めなことが分かったので、その冷却対策のため。
勿論、静音にも配慮して、Scythe の Copper Silent 2L を選択。
三段階のファン回転速度の切り替えがあるので、必要に応じて冷却性能とノイズを制御してやる。
ついでに、ケースファンも購入。
ZAWARD の「Golf」(ZGF80BR)を選択。ブレード表面に刻まれた「ディンプル」がファン駆動時に生じる空気の剥離を防いで、効果的に風切り音の発生を抑える……ということで試しに買ってみた。
5V 電源と 12V電源が選択でき、回転数は2,000rpm/1,000rpm(12V駆動/5V駆動)、エアフローが22.70CFM/11.35CFM(12V駆動/5V駆動)、ノイズレベルは17.8dBA/8.9dBA(12V駆動/5V駆動)となっている。
現在は5Vで運用しているが、ファンノイズは全く気にならない。
……というか グラフィックボードの GeForce FX 5700 が五月蠅すぎて、他の一切のノイズを飲み込んでしまっている。
SERAの静音化をしたいならば、やはり グラフィックボード を交換する以外にないようだ。
S-ATA・HDD用のアダプタというのは、RATOC の REX-SATAシリーズ eSATA 外付け3.5インチHDケース “SA-IFKESLG” のこと。 e-SATA 規格を利用して、同社の REX-SATAシリーズ のリムーバブル用HDDケースにアダプタをダイレクトに接続し、S-ATA HDD として利用する事が出来る。
我が家は SEREN(メイン編集機)・Meixin(サーバ)ともに RATOC の REX-SATA シリーズのリムーバブルHDDケースを利用しているのだが、当然 SERA でもその流れに組み込まれる。
しかしながら、SERAは設置場所の都合上、5インチベイを活用することが出来ないために、5インチベイ組み込み式のリムーバブルシステムを利用できない問題があるのだ。
そこで、簡便に外付けリムーバブルHDDを実現するために、“SA-IFKESLG”を導入した。
Meixin では RATOCの eSATAリムーバブルケース “SA-DK1ES” を採用したという話を以前に書いたと思うが、大変に便利な反面、冷却ファンのノイズが結構五月蠅く、また値段もそこそこするので、今回は別の方法を選択したのである。
さて“SA-IFKESLG”だが、初回出荷分のパッケージには M/B上の SATA コネクタを バックパネルに引き回して、「e-SATA規格のコネクタに変換できるブラケット」が付属している。
SERA の M/B:GA-7VM400AMF には SATA が搭載されているので、そこから e-SATA用の接続を引き回せたのは大変に便利だった。
少々迂遠ではあるが、SERA でノイズレスなアナログキャプチャを行って、それをSERENに持って行ってガシガシと編集し、エンコードした作品を HDD に保存し、リビングのAVサーバである Meixin で視聴するという リムーバブルHDDを活用したメディアフローが可能である。
勿論、Gigabit Ethernet を家庭内LANとして導入しているので、HDDを直接あちらこちらに移動させずに目的のファイルにアクセスすることは可能である。
しかし、その場合は、ファイルがあるPCを必ず立ち上げておく必要があり、今後大量のアナログ作品をデジタルアーカイブ化していくことを考えると、いろいろと現実的ではない。
HDDを直接にPC間を移動させることによって、無駄のないワークフローが生まれると思っている。
さて、やはり SERAの導入により CPU切換器を購入した。
前回のSERA組み立ては、「家にあるパーツだけで新しい DVStormマシンを組んでみる」ことが主眼であったので、当時の資源だけで SERA を操作するのにリモートデスクトップという手段を選択したのである。
今回購入したCPU切換器は、corega の “CG-PC2KVMS”。
二台のPCの VGA・マウス・キーボードを切り換えられる。
他にもオーディオアウトも連動して切り換えられるタイプもあったが、音声は特に切換の必要がなかったので、より安い方を選択した。
“CG-PC2KVMS”は切換器本体には切換スイッチのないタイプで、キーボードの「Ctrlボタン」を2回連続叩くことで切り替わる。
購入前は「切換ボタンが本体にあった方が便利では?」と思っていたのだが実際に使ってみると、Ctrlボタンを2回叩くだけで選択PCが切り替わるのは便利だ。
特にキーボード左下の Ctrl は自然に叩けるキーなので、タイピングしながらでもスムーズに切換操作を実行できる。
また、キーボードで切り換えられる為に、切換器本体を手の届く範囲に置く必要がないのは大きい。
実際、2台のPCへの VGAケーブル・キーボードケーブル・マウスケーブルと、利用する一台のディスプレイへのケーブル・マウス・キーボードを小さな切換器に繋ぐと結構なボリュームになる。
キーボードからの遠隔切換ならば、切換器の設置場所は自由なので、目立たないようにPCデスクの下に強力両面テープで貼り付ける事が出来た。
初めて CPU切換器なるものを利用したのだが、その便利さに思わず無意味に切換操作をしてしまった(笑)
LANケーブルは、カテゴリー6対応のフラットケーブルタイプの7m。
SEREN用に買ってきたのだが、いままでSERENのLANケーブル5mではギリギリで、ちょっとSERENを移動させるにも、LANケーブルだけは外す必要があり、煩わしかった。
そこで、ちょっと長さに余裕を持たせて7mを購入してみたのだ。
ちなみに、SERA にも7m の カテゴリー6対応のフラットケーブルタイプを利用しているが、このケーブルは部屋を漁っていたら新品未開封の状態で見つかったので利用した。
「家にあるパーツだけで新しい DVStormマシンを組んでみる」という目的は、徹底して図られたわけである。
■本日の推奨物欲。
−>>2006/05/15/(Mon) 恐竜惑星と秋葉原とキャプチャ中。
- 今日はお休みだったので、SERAで遊んでみる。
SERA立ち上げの理由であったアナログ素材のデジタル化作業をせっせとこなすことにした。
やはり、古いものから保存していくのが順当であると思い、我が家にあるVHSでもっとも古いと思われる物をチョイス。
最古と思われるVHSは 1993年の物。
実家に帰ればさらに古いテープがごろごろあるのだろうが、手元にあるのはそれが最古らしい。
さて、何の因果か知らないが、最も古いその1993年のVHSに収まっている作品は、「恐竜惑星」のエアチェックであった。
恐竜惑星は1993年からNHK教育でオンエアされた「天才てれびくん」の中で放送されたアニメ作品。
天才てれびくんは子ども(小学生)向け番組であるが、その番組内で“バーチャル世界アニメシリーズ”として作られたアニメはその当時の最新の科学的事実や研究結果を盛り込んだ大変マニアックな内容になっていた。(量子力学や不確定性原理と私が出会ったのもこの作品が最初だと思われる。お陰で中学生時代は量子力学にハマった)
さて、この「恐竜惑星」。
『何の因果か知らないが……』と前置きしたのは、この作品が昨今のオタクブームの象徴的単語の【萌え】の原点であるとする説を担う作品であるからだ。
【萌え】には、“誤変換説”や“セーラームーン・土萠ほたる説”など幾つかの起源論があるが、恐竜惑星の“萌”説はその代表格である。
ちなみに、萌というのは恐竜惑星のヒロインの名前である。
全くの余談だが、私自身も“恐竜惑星説”をとりあえず支持している。当時は熱心に観ていたし、それがまさか後年の「萌えブーム」の起源であると言われるならば、愛着も湧くものである。
しかし、今回「恐竜惑星」を改めて観て思ったのは、この作品に果たして「萌え要素」はあるのか? というささやかかな疑問だ。
というのも、萌の声優の柴田由美子(当時28〜29歳?)の演技が大変オバハンくさかったり、特段“萌ちゃん”自身が『萌え要素』を持っていないことに気がつくからだ。(まだ最後まで観てないので、今後『萌え要素』が出てくるのか思い出せないが…。なお、バーチャル世界アニメシリーズ第2弾目の「ジーンダイバー」の主人公・唯 は、外見的萌要素タップリであると個人的には思うのだが……黙れ!オタク野郎! という感じですね、ハイ…。)
その他幾つかの意見も重なって、“萌え起源”を恐竜惑星とする説は必ずしも万人に支持されていない訳である。(というか多分起源ではないと思う)
>http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20040319111135
はい、閑話休題。
SERAは現在深刻な問題を抱えている。
それは、EDIUS Pro 使用時に DVStormをハードウェアデバイスとして指定してプロジェクトを設定し、タイムラインにクリップを放り込むと、PCがフリーズするという問題だ。
これではSERAを組んだ意味が無いーーーー! と叫んだのは言うまでもないだろう。
色々と試してみたのだが、EDIUS Pro 単体で利用する場合は、問題ない。
でも、これではテレビ画面で映像が確認できないので、画質補正が出来ない。
DVStormのネイティブアプリケーションである Storm Edit などもインストールしてみたが、こちらは問題なく動かすことが出来た……と思っていたら、今し方、同じようにフリーズしたのはどういう事だろうか?
M/B と DVStorm の相性が悪いのであろうか………。
キャプチャ作業には影響していないみたいなので、とりあえずキャプチャ作業を SERAで行い、SERENにデータを持っていて、VELXUS上で編集するという予定以上に迂遠な事をしている。
ただ、この方法の場合、SERAでキャプチャしつつ、SERENで画質補正〜エンコードという作業が並列して出来るので、案外効率は良い。
リムーバブル用のHDDはいっぱいあるし、巧く回せばアナログ素材をどんどんデジタル化する事が可能だ。
最も時間が掛かる作業は、最終フォーマットへのエンコードなので、その時間の裏でキャプチャ作業を進められる訳だ。
<左が恐竜惑星をエンコードしている SEREN/右が高校時代の体育祭ビデオをキャプチャしている SERA >
<どうでもいいが、オタク臭いな……この写真>
なお、現在のデジタルアーカイブズ化の基準フォーマットには WMVを採用した。
色々異論もありそうだが、EDIUS Pro からダイレクトにはき出せるフォーマットであるし、 EDIUS Pro 4 では WMV-HD も含めてサポートされるようなので、今後の資源活用にも困らないだろうからだ。
>http://www.canopus.com/products/EDIUSPro/newfeatures.php#other
元素材が VHSと言うこともあるし、高画質に残すことよりもデータとして持っておくという要素が強いので、ビットレートは映像で 1Mbps、音声は 48kHz 24bit 2ch の 192kbps で保存している。
Hi8 や S-VHS完パケの実写自主制作作品にはビットレートを上げるか、MPEG2を敢えて採用するか少々悩んでいる所ではあるが、何度か試験を行って決定したい。
とりあえず、目標は我が家からエアチェックVHSをなくすことである。
※Wikipedia
【萌え】:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%8C%E3%81%88
【恐竜惑星】:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%90%E7%AB%9C%E6%83%91%E6%98%9F
【天才てれびくん】:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%81%A6%E3%82%8C%E3%81%B3%E3%81%8F%E3%82%93
−>>2006/05/17/(Wed) 後輩くん、いらっしゃ〜い!
- 今年は雨で野球の試合が中止になることが多いのだが、今日も現場で早い時間に雨天中止の決定が出たために、夕方から夜に掛けては時間が出来た。
そこで、カメラ部に今年入った新人くんを我が家に招待することにした。
途中、その話を聞いた後輩のVEくんも遊びに行きたいと言い出したので、その2人を連れて、帰宅した。
我が家は大阪駅から一駅だし、その駅から歩いても5分は掛からない位なので、雨の中でも呼ぶに気を煩わない。
駅前のコンビニでお菓子と飲み物を買い込んで、一路我が家へ足を運んでもらった。
当サイトの利用者の皆さんから見れば標準的な我が家の編集ルームだが、彼ら2人には感嘆の対象であった。
何人か会社の人を家に招いたことがあるが、皆、口を揃えて「なんや、この部屋は?」と言う。
今回もいつもの様な開口一番から会話が始まった。
最初はパソコン談義。
パソコン初心者な私でも、何故か会社ではパソコン博士扱いで、しばしば色々な相談を受ける。
無論、エンドユーザレベルの話なのでこれと言った知識もいらないから、あれこれと答えられるだけなのだが、まぁ会社では私はパソコンキャラ(?)として確立されてしまった感があり、私自身も比較的居心地の良いそのキャラに甘んじている。
私にとってパソコンはただの映像創作上の道具でしかないだが、パソコンを趣味(?)と思われている同僚も多い。
会社では極力「映像創作」の部分を伏せているので、“パソコンが使える”という点だけが一人歩きしているだけだ。
ちなみに、私は EDIUS やら Premiere やら Photoshop なら使いこなせる自信があるが、Excel やら Word は基本操作以外はさっぱり知らない(というか覚える気がない)。
招いた後輩2人は、両人とも専門学校の出身だったので、必然と学生時代の話で授業で作った映像作品の話などが出てくる。
「折角だから、私の作った作品も観てみる?」ということで、私の学生時代を含めて最近までの拙い作品数点を1時間前後視聴してもらった。
あとは、SEREN でちょっと遊んだり……とそんなことをしていると、夕食時になっていたので、近所の中華レストランに出掛けて夕食をご馳走した。
夕食の席での会話の内容は会社の話、仕事の話など。
愚痴る様な会話ではなかったが、彼らが日頃思っている事が聞けて良かったと思う。
今考えている事や、不安に思っている事、疑問などを率直に語ってくれた。
いずれも私が入社した頃の思いや悩みと重なるところが多く、皆同じような境遇をくぐり抜けて成長していくのだろうと思った。(まぁ、私が成長しているかどうかは置いて於いて……)
私は人を家に招くのが大好きなので、今日は楽しい半日を過ごせた。
また彼らが遊びに来てくれる日のために、何かネタを仕込まねばならないだろう。
−>>2006/05/19/(Fri) アメ雨メユカイ。
-
今年は本当によく甲子園の野球は中止になる。
今日も台風の影響と思われる雨雲で、大阪・兵庫も雨が降ったり止んだりの天気だった。
昨年は、雨が降っても球団側の見事な判断で、滅多に雨天中止の発生しないシーズンで、甲子園には何か結界でも張ってあるんじゃないか? と創想雑誌に記したのは去年の夏頃だっただろうか?
しかし、今年は打ってかわって既に確か4回程の雨天中止が出されている。
今日も今日とて、甲子園でのプロ野球中継の仕事に就いていたのだが、昨日からの裏情報では「今日は試合は強行するらしい」という話が聞かれ、試合開始を遅らせるなどして、あるいは5回コールドで試合を成立させるまで中断を挟みながらも試合を消化するのではないか……という憶測が流れていた。
であるから、我々も前日からセッティングしてあるカメラのカバーを取っ払い、中継体制を整え、打ち合わせも終えて、あとは試合に臨むばかり……という状態になっていた。
が、私が甲子園球場隣のダイエーに夕食の弁当を買いに行っている時に、ケータイに先輩カメラマンから電話が掛かってきて「中止が出たわ」と言われて、ある意味安堵した。
次第に強くなる雨の中、試合が行われる事を考えると、その中でカメラを振り続けるなどゾッとしない話だ。
以前、試合が土砂降りの雨で中断になった試合に就いたことがあったが、まぁ望遠レンズで選手の顔などを抜こうものなら、雨粒の層で画面一面が真っ白になった。
高校野球でも、夏の強烈な雨で、カメラに就いた瞬間に試合の中止が決定したこともあった。
一方、ゴルフ中継ならこの程度の雨でも中断にはならないだろう。
ゴルフのプレイが中断されるのは濃霧か雷ぐらいだからだ。
ゴルフ中継が終わって撤収中に大雨に当てられて、雨具を着る暇もなくドボドボ・グシャグシャ状態でケーブルを永遠と巻き続けた仕事は、雨のゴルフに当たる度に思い出すし、また合羽のポケットに入れておいたケータイ電話が、その合羽のポケット内で水没して再起不能になったショッキングな思い出もある。
現在、プロ野球は交流戦の真っ最中だが、今週予定されていた甲子園5連戦のうち既に2試合が中止になっている。
月曜日に雨予備の日が設けられているが、さらに今後雨天中止が出れば、タイトな日程で行われている交流戦では試合の“ダブルヘッダー”というのば免れかねない。
その時、当然テレビ中継する我々もダブルヘッダーの可能性も大きいわけで、それはそれでゾッとする話である。
明日はどうも天気は持ち直しそうなので、これ以上の中止は今週はないと思うが、先送りされた試合の中継を考えると気が重いものだ。
今日は結局、試合中止の通達が出てから、雨が激しく降る中、カメラにカバーをかけ直しに行き、現場で解散した。
なお、ダイエーに買いに行った夕食だが、先輩から電話をもらったときは既に弁当を買ってしまった後だった。
レシートもゴミ箱に棄ててしまっていたし、あと30秒連絡が早ければ弁当を購入せずに済んだのだが、詮無いことだ。
ちなみに、今日は雨の中でやるつもりだったから、ちょっと奮発して良い弁当と良いお茶を買ってしまっていた。
今日は弁当を食いにだけ甲子園に赴いたような結果になってしまった。
・
・
・
帰宅すると、発注してから、なかなか手元に届かなかった、涼宮ハルヒの憂鬱 アニメエンディング『ハレ晴レユカイ』のマキシシングルが届いていた。(オタクな人々に買い支えられ、発売日にオリコン2位)
発売から一週間以上経ってから漸く手に出来たわけで、ちょっと Amazonさん、しっかりして下さいよ。
ちなみに、送り状の宛名が「博志」になっているのだが、「博志」って誰だよ。
「博志」じゃなくって「宏哉」なんですけど私。
−>>2006/05/27/(Sat) さいたまー さいたまー
- 実は現在、埼玉県にいる。
月曜日からずっと埼玉県だ。
勿論仕事での出張で、ゴルフ中継に就いている。
この仕事が私にとっては今年初のゴルフ中継になるので、如何に野球尽くしの日々であるかが実感できる。
月曜日に本隊に先駆けて先発入りし布線作業などを行い、昨日からオンエアが始まっている。
関西地区にお住まいの方は、昨日は深夜でのオンエアを見られたかもしれない。
今日は、3rd ラウンド で、全国ネットの生中継だった。
雨だから家でのんびり過ごそうと思い、テレビをつけたらオンエアしていたゴルフ中継番組を観ておられた方もいらっしゃるのではないだろうか?
明日は、最終日で午後からの放送。勿論全国ネットなので、予定の無い方はご覧頂きたい。
さて、せっかく埼玉まで来ているので、ACC東京の佐藤くんに連絡を取り、どこかで落ち合って、ご飯でも食べようということで、昨夜は仕事が終わって21時前に池袋で合流して、夕飯を一緒した。
佐藤くんの相方さんもご一緒になり、インドカレーを食しながら、最近のACC東京のお仕事内容や 先日発表された canopus EDIUS Pro version 4 についてあれこれ語り合った。
また近々、友人の結婚式の撮影を頼まれている私なのだが、ブライダル撮影というのはやったことがないので、経験豊富な佐藤くんにアドバイスをもらい、さらに後日に過去に撮影したブライダルビデオを送ってもらえる事になり、大変に助かった。
私の終電ギリギリまでお喋りは続いたものの、半年ぶりの再会ゆえ、十分に募る話が出来なかったのが残念ではあったが、有意義な時間を過ごせたことに感謝している。
さて、本職の話に戻って、明日はいよいよ最終日。
どうもまた雨模様なのだが、楽しくゴルフ中継をやりたいと思う。
−>>2006/05/29/(Mon) 束の間。
- 日曜日の24時前に無事に帰阪した私だが、最終日のゴルフ中継は疲労困憊だった。
現場に入るも強烈な雨が降り続き、中継車や機材テントの周りは水浸し。
長靴を履いた靴で排水路をみんなで造ったりして、それなりに楽しんだが、そうこうしているうちにプレーの開始時間が2時間遅れてしまい、皆に焦燥感が広がる。
というのも、ゴルフトーナメントの最終ラウンドは、2ウェイによる…しかも結構朝早いスタートがスケジュールとして組まれているのだが、それが無効になるぐらいの遅れを出してしまったからである。
無効になる……つまり早くトーナメントが終わらない…決着がつかない…………と言うことはテレビ中継関係の機材の撤収が遅くなる、と言うことだ。
何をいうか……と思われるかもしれないが、最終日のラウンドを2ウェイで回して、早い時間から1組目をスタートさせるのは、トーナメント終了後の表彰式をまだ日のある内に終わらせる目的もあるだろうが、テレビ側の要請も少なからずあるはずだ。
しかし、プレー開始が2時間遅れてしまっては、予定していた撤収作業は無理である。
しかも、場所は埼玉。
スタッフの大半が大阪から来ており、東京のメンバーは僅かである。
埼玉某所から新幹線の東京駅まで優に2時間は必要だ。
そうなると、プレーが終わってから手を付けられる範囲など限られている。
幸いにも今回のゴルフ中継の規模の関係から、月曜帰り班が予め設けられており、全ての撤収をその日のうちにやってしまう必要は無かったのだが、月曜帰り班の役割は最後の最後、どうしても日曜日に間に合わなかった撤収をパパパッと終わらせるための員数しか用意されておらず、とてもではないが100人規模で行うはずの機材の撤収を賄えるはずはない。
そうなると新たに追加居残り要員を選定して、帰阪を一日遅らせる事が必要となってくる。
そこに入ってくるのはセオリーとして、月曜日に仕事がなく(あるいはデスク勤務)若手である……という所だろう。
幸か不幸か私はこの両方の条件を満たしていた。
月曜は休暇でしかも若手。
この早朝の雨の所為で3週間に1日となる筈の休暇も消えて、3週間働きっぱなしになるのか……とある意味せいせいとしてしまった。
が、結果として私は今大阪に帰っていて、今日は2つのレポート更新と、この創想雑誌を書いている。
結局、私は居残り組みにはならなかった。
元々の月曜帰り組に中継センターのメンバー(VEさんやVTRさんなど)だけを残して他の出先ホールのスタッフは帰阪する事になったのだ。
安堵しなかったと言えば嘘になるが、同時に罪悪感も残る。
先週の月曜に先発入りして、しかし先に帰ってしまうカメラのメンバーは私だけだし、しかも帰った翌日は休暇なのだから。
しかし、もう一泊するとなると新たにホテルを取り直す必要もあるし、また出張の手当ても新たに1日分必要となり会社の出費となる。
現場の責任者と会社のデスクの責任者が双方で判断した決定なのだから、その熟慮を軽々に私などが推し量れるものでもない。
少なくとも私が残る必要はないと判断されたのだから、それでは帰りのバスに乗るまでのギリギリの時間をフルに使って可能な限りの撤収を行って現場を離れるほか無いのだ。
現場を離れるタイムリミットは 1740時に設定され、1時間あるかないかの撤収時間を全力で使ったが、それでも後にゾッとするほどの未撤収機材が残った。
残ったスタッフが日が暮れてからも絶叫しながら撤収作業に掛かっていただろう事は想像に難くない。
休日を与えられた私は今日1日は有効に使うことに決めていた。
まずは出張中に届いた SONY MDR-EX90SL のレポートを書く。
ここ1ヶ月、ZEN vision:M 付属のイヤフォンで音楽を聴き続けていた私には、別世界の音が耳朶を満たし、この一週間の疲れも吹き飛ぶ爽快さだった。
次に、canopus EDIUS Pro version4 特設ページ を少々更新。
情報的にはネットに存在している分しかソースがないので、手元の EDIUS Pro や他のノンリニアソフトを比べたり、自分なりに解釈して情報を整理している。
あとは読み溜めている小説に手をつけたり、色々と。
そして、最後にこの創想雑誌を書いている。
さて、明日からは甲子園での6連戦だ。
連戦は疲れるが、毎日帰宅できる喜びを噛みしめる一週間になるだろう。
−>>2006/05/31/(Wed) 3カメ・パニック!
- 野球中継の3カメをやり始めてから、一ヶ月以上が過ぎた。
しかし、なかなか満足できるレベルに達することが出来ない。
SWさんからも、「お前はここ最近ある程度のレベルで止まってしまっている。その次のステップまで飛び越えんと、成長せんぞ」と言われている。
私が就いている野球中継番組の3カメの動きは少々特殊だ。
そもそも多くの野球中継番組では6台以上のカメラを使って中継を組み立てるのに対して、私の就いている番組は5カメ体制。場合によっては4カメで中継を成立させなくてはならない。
しかし、番組内容は6カメ以上のカメラを使って中継する内容と同じかそれ以上のクオリティーを目指して作られている。
だから、カメラ1台当たりの負担……撮らなければならない被写体・事象の数は多くなる。
例えば1カメ。6台以上ある中継ならば、その場合の1カメはPCを基本的に撮っておいて、打者が打てば、打たれたピッチャーのバストショット辺りを撮っておけばOKという動きで済む。
しかし、4カメ体制の場合の1カメの動きはややこしい。
兎に角、状況に応じて臨機応変に動かねばならない。ピッチャーの振り返りバストショットは勿論、ホームラン性の当たりを打てば瞬時に判断してPCからそのままバッターにズームイン、キャッチャーが盗塁を刺せばそのキャッチャーの寄り、状況に応じて両ベンチの監督、引き上げた先発ピッチャー、そのイニングに活躍した野手や打者の引き上げの様子、アナ解に連動したベンチ選手の抜き……などなど。
6台以上体制ならば大体何処の局も共通である“6カメ”の役割も1カメで担うことになる。
これらは当然他のカメラも同様で、特に6台体制以上の時の“5カメ”“6カメ”の担うべき動きが、それぞれのカメラに割り当てられている訳である。
ちなみに、局に拠って多少違いもあるが、6カメ体制以上の時の5カメはバックネット裏のピッチャーの面を抜くカメラ、6カメはセンターバックスクリーン方向からバッターの寄りやベンチ抜きを行うカメラのことだと思ってもらいたい。
私が現在やっている3カメは、左ピッチャー・右バッターメインで撮るカメラだが、打てばバッターランナーへ行くこともあれば、先頭ランナーをフォローしたり、好プレーやエラーをした野手を抜きに行くこともある。
特にややこしいのが、ランナーが既に塁上にいて打者が打って、その捕球がエラーになったり反対に好プレーでキャッチングされてアウトになったりした場合の動きだ。
リターンで打球フォローをしている2カメの画を確認しながら、先頭ランナーをフォローしつつ、そういったプレーが発生すれば瞬時にその野手の抜きに画を換えて……と色々ある。
外野フライを好プレー的なキャッチングをされて、しかしタッチアップを先頭ランナーが行ったりしたりした場合などは一瞬どちらを優先して撮るべきか迷ってしまう。
この場合は勿論先頭ランナーをフォローしなければ、例えばその走塁が得点に結びついたりすれば、それを見せる映像がないことになってしまうので直ちに先頭ランナーへ戻る必要がある。
逆に先頭ランナーがそのキャッチングを見てタッチアップをしなければ、好プレーをした外野手を瞬時に抜きに行く必要がある。
全てはリアルタイムの状況に応じて動く。そして、事が起こってからそうすべきかを考えるのではなく、事が起こる前に様々なパターンを考えておき、こうなったときはこう動き、ああなったときはああ動く……などと頭の中で予めシミュレートしておく必要がある。
場合によると、野球を知らないと分からない動き、セオリーというのが存在する。
それは、野球中継のカメラの動きではなくて、選手の動き・セオリーというやつだ。
こういうときは選手はこう動く。野球をしたことがある人なら常識的な動きだろうがそれがなかなか私には分からない。
小中学生の少年野球レベルではなくて、セオリーが存在する高校野球や大学野球経験者でないと分からない話である。
勿論、カメラマン全員が野球経験者ではないし、多くの野球を経験したこと無いカメラマン達が、素晴らしいシューティングを行っている。
だから、野球をやったことがないというのは言い訳にしかならない。
常に先を読み、目の前の状況を瞬時に判断して、他のカメラの動きを理解・予測・把握して、最適な画を撮る。
中継カメラのどんな場面に於いても最も基本的な事項であるが、であるからこそ最も難しい。
フォーカスを瞬時に撮るとか、滑らかなズームインをするとか言うことは誰にでも直ぐに出来る話である。綺麗な構図を作るのも然り。
しかし、カメラマンとして巧いか下手か、出来るか出来ないかを決めるのは、そんな小手先の技術ではなく、状況把握と対応である。
3カメは野球中継において、その場面のプレーを、状況を一番最初に切り取り、視聴者に見せる役割のあるカメラである。
であるから、誰よりも真っ先に状況を把握し、最適なカットを瞬時に作り上げなければならない。
遣り甲斐のあるカメラであるし、嵌ると面白いポジションだ。
しかし、今は脳みそ大パニック・フル回転である。
仕事が終わってから電話でACC東京の佐藤くんと喋ったときに、「今日のテレビ中継見てましたよ。この画を撮ってるのは宏哉さんなんだろうなと思いながら見てたんですが、やっぱりそうでしたね」と話してくれた。
カメラを振っているときは目の前の事でいっぱいいっぱいであるが、その向こうには視聴者が居てくれる。
視聴者がその瞬間に何を見たいのか。何を見せれば最も判ってもらえるのか……と言うことを考えられる様になれば、もっとスムーズな3カメのお仕事が出来るようになるのかもしれない。
Log
- 2022年
- 06月