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−>>2018/12/07/(Fri) Feelworld FW279S テスト。


 先月の InterBEEで話題になっていた、Feelworld の高輝度7インチ液晶モニタ―。
 その型番は“ FW279S ”。
 3G-SDI入出力/4K 30p HDMI入出力対応、1920×1200 pix のIPS液晶を備える。
 そして、その液晶パネルの輝度は 2200nit !!! 兎に角、明るい。
 しかも、Amazon.co.jpで 45,300円という低価格だ(2018年12月現在)

 ※https://amzn.to/2KZhUA4


 普通、だいたいこのクラスの液晶モニターだと輝度は 500nit 前後が関の山だ。参考までに最新の iPone Xs シリーズの液晶輝度は 625nit。
 高輝度モニターで言えば、ATOMOS SHOGUN INFERNO でも1500nit。
 屋外利用前提の DJI のドローン用モニターである“CrystalSky”は高輝度の 7.85インチ Ultra Brightness モデルで 2000nitとなっている。

 “CrystalSky”の輝度すら上回る Feelworld FW279S は、もはや明るさの点では化け物級で、しかも価格は45,300円。
 “CrystalSky”は129,000円だ。(※CrystalSkyは単なるモニターではなく、Android OS搭載のドローンオペレーション専用モニターシステムだ)

 InterBEEで見て気になっており、その後も少し私の周囲で話題になっていたので注目していた。
 11月下旬、Amazonを見ているとクーポン併用で 39,500円という販売価格が出ていたので、早速購入した。


 Feelworld FW279S は液晶パネルサイズが16:10の7インチ。
 ベゼルは、やや太めで筐体サイズは 180×120×25 (mm)、重量は 365gだ。
 このサイズ感は Feelworldの他の7インチモニターと同じだ。

 上部には、メニューボタンやファンクションボタン。
 画面に向かって左サイドはファームアップ用のUSB端子、イヤフォン端子、DCジャック。
 右サイドは 3G-SDI入力/出力、HDMI 出力/入力が上から並ぶ。
 気をつけておきたいのは、SDIは上から入力/出力なのに対して、HDMIは上から出力/入力となっていること。
 何故こんなややこしい順序になっているのか分からないが、慣れないうちは HDMIを差し間違って画が出ないと騒いでしまった。
 ちなみに、各端子はスルーアウト端子となっているが、SDI→HDMI/HDMI→SDIのクロスコンバートはできないので注意が必要だ。


 バッテリーは SONY の Lバッテリー対応。
 高輝度なので消費電力の大きさが覚悟されるが、まだ継続テストはできていない。

 アームやシューに取り付けるために 1/4インチネジは筐体の上下に1つずつ付いている。


 さて、早速フィールドテスト!!と行きたいのだが、フィールド持ち出す前に、ひとつカスタマイズ。
 DSLR用リグなどでお馴染み、SmallRigのモニター用フレームを FW279S に取り付けてみた。
 FW279Sは軽量コンパクトなのは何よりの魅力なのだが、プラスチック筐体でフィールドモニターとしてアクティブに活用するにはその強度に少し不安を覚える。
 特に私がこの FW279S を導入したのは、ENGロケなどで屋外に持ち出してディレクター用モニターとして利用したいからで、ある程度の荒っぽくてゴチャゴチャした現場での利用を想定している。
 となると、この素の FW279S では心許ない。
 そこで、最近流行?のモニターのリグ仕様化を行った。


<SmallRig の Feelworld 7インチ液晶モニター専用ケージ“2233”>


 購入したリグは、SmallRig の Feelworld 7インチ液晶モニター専用ケージ“2233”だ。
 2233の対応モニターリストには FW279S 入っていないが、対応する Feelworld T7/703/703S などの他の7インチモニターと筐体サイズが同じだったので、この FW279S も適合するだろうという見込みで買ってみた。
 結果はピッタリで、何の問題も無く利用できる。


 SmallRig 2233 は、モニタ―サイズギリギリに設計製造されているため、そのままでは簡単にケージに収めにくい。
 ケージの4辺を止めるネジを少し緩めてやると収めやすいだろう。


 さて、無事に FW279S を SmallRig 2233 に収める事が出来たが、ちょっと違う…。
 FW279S は Feelworld 7インチ液晶モニターの中では厚みがあるせいか、リグケージ最前面よりも液晶パネル面が外に飛び出してしまうのだ。
 これでは、ちょっと不安。

 そこで、SmallRig 2233の4辺を全てバラして、上辺と下辺の前後を入れ替え。
 側面の1/4インチネジが沢山切ってある部分が、モニター前面に来るようにして、組み立て直した。
 こうすることで、ケージよりもモニター面が内部に収まる。

 下載の写真は、ケージの前後を反転する前とあと。
 共に上方向が液晶画面だが、下の写真の方がケージが液晶画面よりも外側に迫り出しているのが分かる。


<下の写真の方がケージが液晶面よりも上になっている事が分かる。>


 精神衛生上、安心だ(笑)
 好みの問題なので、気にしない人はそのままでも良いだろう。



 さて早速、Feelworld FW279S を屋外に持ち出してみた。
 時期は12月上旬。
 晴れ――と言っても夏の日差しほどの強い太陽は期待できないが、地面にはクッキリとた影を落とすほどのお天気だ。

 比較対象は、ADTECHNO“CL76HOXP”。
 もう導入から4年以上経つモニターだが、輝度は 600nit と実は屋外で利用するには、なかなか頼もしいスペックをもつ7インチモニターだ。
 ドローン用モニターとしても利用している。

 この ADTECHNO“CL76HOXP”との見え方の違いを検証してみた。


<左:ADTECHNO“CL76HOXP”/ 右:Feelworld FW279S>


 まずは、Feelworld FW279S の圧倒的な明るさだ。
 普段、屋外でモニター画面の写真を撮ろうと思うと、画面輝度に合わせてカメラの露出を上げるため周りの風景がぶっ飛んでしまうのだが、FW279S の場合は周囲の風景を適切な露出にしたまま撮影しても、しっかりと画面の中が見えている。


 上の写真は、画面右から太陽光を受けている状態。
 下の写真は、太陽光を画面正面から受けている状態。


 FW279Sではしっかりと、画面が見える。
 ADTECHNO CL76HOXPも屋外で使うには十分に明るいモニターだと思っていたのだが、FW279Sの前ではもはや他の暗いモニターと変わらない見栄えだ…。

 明るさの差もスゴイが、もう一つ気になったのが FW279S の反射の少なさだ。
 写真で見て分かるように CL76HOXP は画面表面の反射で映像が見づらくなっている。
 取り付け角度や設置位置の問題かと思い、色々と角度や置く場所を変えてみたのだが CL76HOXP に反射が出やすい状況は変わらなかった。
 画面表面の加工の差もあるかも知れないが、FW279Sの十分な輝度のお陰で反射…周囲の映り込みが分かりづらくなっているのではないだろうか?

 この時は思い付かなかったのだが、電源を落として比較すれば画面表面の処理の違いが分かるため、表面加工の差か輝度の差かがハッキリすると思う。

 Feelworld FW279S は輝度だけではなく、コントラストも 1200:1 の高コントラストを謳う。
 一方の ADTECHNO CL76HOXP は 800:1。いや、これも十分に高コントラストなのだが、FW279S と比べると流石に霞む…。

 実際の画面に映し出された映像を見てみると、被写体の立体感やメリハリは CL76HOXP と比べてしっかりとしており、眩しく輝く雲の薄い部分までもギリギリまで描ききり、その表情を克明に映し出している。
 屋外の太陽の光の下でもここまで見えるのだから、屋内利用であれば更に豊かな表現を見せてくれるだろう。



 とにかくも、Feelworld FW279S は屋外で使うには低コスト最強のフィールドモニターである。
 モニタ−フード無しでここまで見えるのだから、本当に驚きだ。
 ちなみに、工夫次第ではフードも取り付け可能で、試しに NEEWER の7インチ液晶モニターサンシェードを買ってみたが、これがピッタリだった。

 ※https://amzn.to/2L0Gkcv


 Feelworld FW279S にモニターフードを付けたら、鬼に金棒だろう。
 なお個体差かも知れないが、届いた NEEWER の7インチ液晶モニターサンシェードから強烈な「殺虫剤」のような匂いがしている。
 正直長時間匂いを嗅いでいると、体調を悪くしそうだ。
 使用する前に、十分に日干しするなどして匂いを飛ばすか、洗うなどした方が良いだろう。

 結論としては、繰り返すが Feelworld FW279S はローコストのロケモニターとしては最強の明るさだ。
 そこに加えて、リグやモニターケースを用意するなど工夫すれば、アウトドア利用も十分に対応できそうだ。
 逆に、舞台撮影など屋内・暗所では明るすぎるモニターだ。
 その点では、ADTECHNO CL76HOXPもまだまだ引退できない。(しかも3台所有している)
 モニターも適材適所で上手く使い分けていきたい。


※本日の推奨物欲。
 


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fukuda(2018/12/07 09:57)
すげー!ほしいー!

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−>>2018/12/22/(Sat) 温故知新!HJ18x7.8-II IASD-C!


 中古の HDCAM HDW-750を導入してから早3年。
 3年前でも既に HDCAM の時代から XDCAMの時代に移行してきており、今更感は大きかったが、関西で TVの仕事をして行くには十分にまだ現役と言える機材だった。
 Vマウントのバッテリーはもともと所有していたものから更に大容量のタイプを新調し、三脚も Vinten Vision11 を導入。

 着々と HDCAMでの撮影環境を整えていったが、なかなか手が出せなかったのが、やはり ENGレンズだ。
 2/3インチ B4マウントの HDレンズは、新品はおろか中古と言えども状態の良い物はまだまだ高価だ。
 HDCAMが廃れても XDCAM が HDのフィールドは引き継いでおり、HDレンズの中古品は出回る数も少なく、出て来ても50万円を下る物は少ない。

 私の場合、HDCAM を要求されるテレビの仕事ではバラエティーや情報番組が多いと踏んで、まずはショートズームレンズを導入することにした。
 幸いにしてその時期、状態の良い中古の Canon HJ11×4.7B IASD が出ていたので購入。実は購入直後、そのレンズにトラブルがあって販売店に送り返し、メーカーで修理を受けている。その過程でオーバーホールに近い保守が行われており、非常に状態の良い中古レンズとして手元に戻ってきた経緯がある。


<Canon HJ11×4.7B IASD と SONY HDW-750>


 さて、問題は標準レンズだ。
 光学20倍前後のズームレンズが欲しいところだが、これがなかなか出回らない。
 HJ22の中古品などは 100万円前後と、おいそれと手が出せるのもではなかった…。
 そこで、使用頻度の少ない標準レンズは SDレンズを導入することにした。
 SDレンズでも J21やJ22などのSD時代終盤のモデルは、HDレンズ製造のノウハウも入っており、個体によるが状態が良いものもある。
 丁度、中古の CANON J21a X7.8 IRS が手に入ったので、まずは標準レンズ問題は SDレンズを採用することで一時ケリをつけた。
 実際この J21a の状態は良く、光軸ズレは多少気になるものの、描画には大きな問題は無かった。
 ただ、テレ端……特にエクステンダーを入れた場合のテレ端利用で、アイリス開放だとボケ・にじみが気になったため、アイリスは絞り気味にして使うという約束が必要だった。

 だが、SDレンズを使って HD収録の現場を回すというのは、なんだかちょっとズルをしている様で気が引けるところもあった。
 もちろん、現在に至るまで料理接写やスポーツENGで画質などにクレームが入った事は無い。
 そのへんの品質は、ちゃんと私自身が検証して判定して、プロがプロの現場で使う上で問題ないと判断して導入しているからだ。

 とは言え、やはり本物の HDレンズを使ったときと画の切れ味が違うことも承知していた。

 HDレンズの中古品は継続して探してはいたのだが、JVC GY-HC900 がデモ機として我が家に来てから、このカメラの本当の品質を見てみたいという欲求が自分の中で大きくなってきた。
 また標準レンズを使う仕事も続いたため、いよいよ HD標準レンズを導入することにしたのだ。
 今更だが…(笑

 そして導入したのが“Canon HJ18x7.8B-II IASD-C”である。
 Canon HJ18x7.8B は1996年に発売の古いHDレンズだ。
 レンズ本体を見ても、フォーカスリングの鏡胴部分は大変に太く大きく、設計の古さを感じさせる。


 だが、手に入れた中古レンズは Canon HJ18x7.8B-II。
 II…つまり2であり、後期モデルになる。
 この時代の製品はインターネット上の公式情報が少なく、これは推測になるのだが、後期モデルはレンズ本体は前期モデルと変わらないがレンズ鞍……つまりモータードライブが変更されているものと思われる。
 2000年代に入ってから Canon は“Digital Drive”というデジタル操作ユニット(レンズ鞍)を標準搭載しており、それまでのレンズ製品との違いでもある。
 当然、 HJ18x7.8Bが発売された 1996年には“Digital Drive”はない。
 だが、今回導入した Canon HJ18x7.8B-II は“Digital Drive”搭載モデルであり、これが -II の所以だと思われる。


<青いラインが入った鞍が“Digital Drive”搭載モデル>


 これによって期待したのが、電動ズームの滑らかさ…特にスローズームの安定性能だ。
 中古レンズの場合、レンズ内のチリや曇りなども気になるが、モータードライブのモーター状態も気になる。
 幸運なことに、今回手に入れたモデルはスローズームの性能が完璧で、超低速のスローズームが安定して行える事が分かった。
 動き始めも自然で、動いているか止まっているのか分からないぐらいの、スローズームが可能だ。
 これは、料理接写時の大きな味方だ。


 さて、ここから今回手にした中古レンズ “Canon HJ18x7.8B-II IASD-C”が大アタリであった事に気が付く。

 まず、このレンズは「クラッチレス」だった。
 IASD ということで、フォーカスサーボ内蔵型なのは理解していたが、-C をあまり気にしていなかった。
 これは、クラッチレスモデルを意味する -C なのだ。
 ENGポータブルレンズの場合、ズーム操作はリングを手で操作するマニュアルズームと、ズームシーソーを使った電動サーボズームが行える。
 だが標準的なモデルは、このマニュアル/サーボをスイッチで切り替える必要がある。
 つまり、マニュアル操作しているときは電動ズームは使えず、電動ズームを使っている時はマニュアル操作できないのだ。

 これは料理撮りなど、時間の制約が大きい現場ではストレスだ。
 料理全景や器FFなどのショットはスローズームを使う為にサーボモードにして使い、それが終わったら器の中の料理の接写を行うためにサーボからマニュアルに切り替えて操作する。これが面倒だ。
 ズームデマンドを併用するときも同様だ。
 勿論、切り替えに1秒も要らない操作なのだが、これがクラッチレスになると撮影の流れを一瞬たりとも止めない、大変ストレスフリーな現場になる。
 スイッチをサーボ側にしておくと、サーボ制御とマニュアル操作が切り替え操作なしで両方行える。

 そんなわけで、クラッチレスは憧れのモデルなのだ(笑

 ちなみに Canon HJ18x7.8B-II IASD-C の型番の意味は、
 2/3型HDポータブルズームレンズ で 18倍ズーム ワイド端7.8mm のプリズム補正ありの2型、エクステンダー内蔵で ズーム:サーボ式/手動式切換可、フォーカス:手動式(サーボモーター内蔵型)でアイリス:サーボ式/手動式切替可のデジタルドライブユニット搭載に加えて、クラッチレスズーム機構付きズームレンズ――という意味になる。

 さて、型番からは読み取れなかったもう一つの“アタリ”があった
 実は、このレンズ CAFS機能搭載だったのだ。
 CAFS―― Constant Angle Focus System、日本語訳すれば画角不変フォーカスシステムということだが、つまりブリージング抑制機能が搭載されているレンズだ。
 ブリージングとは、フォーカスリングを回すと画角変動が起こってしまう現象で、例えば奥から手前にフォーカスを動かした際に画角が望遠側に変化……すなわち被写体が大きくなってしまう現象のことだ。
 これは、本来であればカメラマンの意図しない画角変化であり、フォーカス送りをしたい場合などには問題となる。
 そのブリージングを抑制するのが Canon の CAFS機能で、“Digital Drive”に内蔵されているCPUがデジタルサーボ制御によってフォーカスレンズ群の移動に伴う変倍作用と逆方向にズーミングを機能させることで画角への影響を打ち消すというもの。つまり、実際にズームレンズを動かして、フォーカス操作によって変化してしまう画角変動を相殺してしまおうというものだ。
 実際に、CAFS機能OFFの映像と機能ONの映像を見比べてもらおう。



 早速、料理接写の現場で Canon HJ18x7.8B-II IASD-C を使ってみた。
 料理接写は、クローズアップ撮影により狭い範囲の小さいものを望遠端で狙うことが多いため、ブリージングの影響を受けやすい現場だ。
 だが CAFSによるブリージングフリーな撮影は、カットのインからアウトまで丁寧にこちらの意図する通りの映像を組み立てられた。


<HJ18x7.8B-IIを使った料理接写の現場。>

 
 ただ、CAFSは 高速・高精度にブリージング抑制機構が制御されているとはいえ、こちらのフォーカス操作に対する付随的な補正になるので、あまりフォーカスを素早く動かすと補正にズレが出て違和感のある映像になる。
 通常の接写撮影なら問題は出ないが完璧ではないので、違和感が出れば CAFS機能を切ることも考えるべきだ。


 さて今回導入した中古レンズ Canon HJ18x7.8B-II IASD-C の話。
 ほとんど“Digital Drive”の話になってしまったが、肝心の光学部分も大変に良い。
 レンズ設計は古いのだろうが、だが反対に光学設計の余裕も感じられる。
 テストは主に JVC GY-HC900 との組み合わせで行っているので、HC900の素性の良さもあると思うが、HJ18x7.8B-IIと組み合わせて使うと「HDってこんなに解像度高かったっけ?」と思わずプレビュー画面を見ながら唸ってしまうほど、解像感が良い。

 フォーカス・スーム・アイリスリングの重さも適当で、特に重すぎたりグリス抜けを感じることもない。

 4Kカメラが話題の中心である昨今に、1996年発売の HDレンズの話なんて誰得なネタだが、私としてはここ最近で一番上手な買い物だったと思う。
 Canon HJ18x7.8B-II IASD-C、思わず毎日眺めて触って、ニマニマしてしまうレンズだった(笑

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−>>2018/12/26/(Wed) ラボの編集モニタ環境更新➀


 ラボの編集システムのモニタリング環境を更新した。

 PC用のモニターは、DELL“U4919DW”。
 ピクチャーモニターは、EIZO“CG279X”である。

 今回は数回に渡って
・DELL“U4919DW”
・EIZO“CG279X”
・BlackmagicDesign“DeckLink 4K Extreme 12G”
・TESmart 4K HDMI 分配器 1 to 4 スプリッター

 の話を書きたいと思う。


■DELL“U4919DW”


 まずは、PC用モニターだ。
 DELL“U4919DW”は同社のデジタルハイエンドシリーズの最新モニター。
 49インチのウルトラワイド曲面液晶モニターだ。
 アスペクト比32:9、DualQHD(5120×1440pix)解像度で、丁度27インチのQHDモニターを横に2台並べたのと同等のサイズとなる。
 その横幅、なんと約120cm!
 “U4919DW”が入っていた箱なんかは、もはや棺桶サイズだった。


 その他のスペックをざっくり攫うと IPSパネル式、応答速度5ms(高速モード/中間色)、輝度350cd/屐▲灰鵐肇薀好犯1,000:1、色域sRGB 99%、視野角は水平/垂直178°となっている。

 色補正精度ΔE<2を確保するように調整されてから出荷されるため、表示品質も問題なし。
 しっかりと、個体別のキャリブレーションレポートまで添付されていた。

 私の編集環境には、今から約10年前に HP“LP2475w”を2枚導入。
 24インチモニターを2枚並べたデュアルモニタ仕様で 3840×1200 pix というワイド環境を手に入れていた。


<HP“LP2475w”によるデュアルディスプレイ環境。これはこれで完成されたシステムだった。>



 更にその前は SONY“CPD-G400J”という19インチCRTディスプレイを2台でのデュアルモニタ環境だった。


< SONY“CPD-G400J”によるデュアルディスプレイ環境。懐かしすぎる…。>

 
 人は、一度デュアルモニタ環境を経験すると、シングルディスプレイには戻れない…。
  HP“LP2475w”のデュアル使いで、この10年近く数々の映像制作を行って来たが、この3年ほどはモニタの買い換えを模索していた。
 既に経年の長いモニタであるし、液晶モニタ技術も進歩している。
 また、徐々にウルトラワイド仕様のディスプレイも登場し始め、仕様と価格次第では購入目標に入ってくると考えていた。

 私が欲しかったウルトワライド液晶の仕様は、最低でも 3840×1200 pix の解像度を持ち、物理サイズは40インチ以上。
 これは、従来の HP“LP2475w”のデュアル仕様を下回らないことが最低要件だという事だ。

 そんな中、2018年10月に DELLから49インチのウルトラワイド液晶が出るというニュースリリース。
 解像度は、希望を上回る 5120×1440 pix!
 横方向の解像度は 4K を大きく超越。
 価格も、直販価格 154,980円(税別)と、目を疑う安さ。

 もう食指がウニウニと動きまくる。

 ちなみに、曲面モニターであることには、何の抵抗感もない。
 対物30冂の距離感で横120cmの表示画面の場合、むしろフラットモニタだと一番遠いところの視認性は著しく悪い。
 曲面モニターは利用者の視野を自然に覆い、モニタ両端の視認性も高めてくれる。
 実際、既に事務所の方は34インチの曲面モニタ DELL“U3415W”を2年間利用しているが、違和感を感じたことはない。


 デル・オンライン・ストアで申し込んで 10日目。
 遂に、49インチのウルトワイド曲面モニタ DELL“U4919DW”が届いた。


 次回は、EIZO“CG279X”を紹介する。

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−>>2018/12/27/(Thu) ラボの編集モニタ環境更新➁

■EIZO“CG279X”
 次に、ピクチャーモニターだ。
 こちらも前々から更新を考えていた。


 従来のピクモニは SONY“LMD-2110W”。
 21型業務用液晶モニターだ。
 こちらは7年選手ではあるが、まだまだ表示性能に問題は無い。
 しかし、1080/60p の入力はできないモデルであり、当然ながら HDRや広色域 BT.2020には対応しない。
 (※スペック表から1080/60pには対応していないと思っていたのだが、実際に1080/60p信号を入れてみると問題なく認識し、表示できた…)


<SONY“LMD-2110W”>


 また、編集に関しては、ノンリニア編集システムの I/Oハードウェアも重要だ。
 EDIUS のソフトウェア本体では編集処理の 10bit対応をしてから久しく、10bitでの編集はグレーディングなどの精度を高めてくれるため VPやCM制作などでは必須となっていた。
 だが、10bit処理を利用するにあたって当ラボの環境では1つ問題があった。
 I/Oハードウェアの Grass Valley“Storm Mobile”が、10bit映像の出力に対応していなかったのだ。

 つまり、当ラボの従来のモニタリングシステムでは、1080/60i 8bit での視聴が上限であり、必要最低限は確保しているが、必ずしも今日の編集体制に合うシステムでは無くなってきた。
 さらに、4K や HDR といった映像を取り巻く環境も変化してきており、それに対応した編集環境の再構築が課題となっていた。

 ということで今回の更新目標は、
・10bit対応
・4K 60p対応
・HDR対応
 の上記3点とした。

 というこで今回は、まずモニター。
 候補になったのが EIZO“CG279X”。
 2018年11月発売の ColorEdgeシリーズ 27インチ カラーマネジメント液晶モニターだ。
 「PQ方式」と「HLG方式」の両方のガンマに対応。
 カラーモードは BT.709は勿論、 DCI-P3、BT.2020など映像制作に必要な色域規格に対応する。
 DCI-P3のカバー率は98%、Adobe RGBも99%カバーする。
 解像度は 2560×1440 pix。
 コントラスト比は 1300:1


 モニターは電源を入れてから、輝度・色調・階調特性が安定するのには一般的に時間が掛かるが、“CG279X”では僅か3分で安定させられるため、ノンリニア編集システムを起動すると同時に、モニターの電源を入れれておけば作業に取り掛かる時には既に安定した表示状態になっている。

 ハードウェアキャリブレーションセンサーを本体に内蔵し、表示画像の色校正を高精度で行う事ができることも特徴だ。
 また、輝度と色度が均一になるように画面全体をすべての階調で補正する、独自のデジタルユニフォミティ補正回路を搭載。
 27インチの大画面ながら、全体の輝度ムラ・色度ムラを抑えることができ、画面隅々まで安定した表示を実現している。
 
 さらに、AIを活用した表示適正化アルゴリズムも搭載。
 液晶モニターは、周囲の温度変化やモニター内部の温度変化の影響を受けて色や明るさが変動する。そこで EIZO の ColorEdgeシリーズでは、モニター内部に温度センサーを搭載。内部の温度変化を計測しながら、周囲の温度変化を推定。これにより、階調・色度・輝度などに対して適切な補正を行い、正確な表示品質を維持するのだが、この温度推定にAIを活用し、表示安定化機能の向上を計っている。

 当然ながら、工場でモニター1台1台の階調補正が行われてから出荷されており、詳細なキャリブレーションレポートも添付されている。


< EIZO“CG279X”設置中。>



 まぁ、ColorEdgeシリーズという点からだけでも、EIZOの並々ならぬ画質へのこだわりが期待できるのだが、“CG279X”は ColorEdgeシリーズの中でもリーズナブルに HDR や広色域対応を図ることができるモデルとなる。
 最大のポイントは、4K入力を捨てたことだ。
 
 “CG279X”の最大解像度は 2560×1440 pix。
 4KでもHDでも無い。
 ちょうど、先の DELL“U4919DW”の横半分の解像度となるのだ。

 その為“CG279X”は 4Kモニターではなく HDR/広色域対応モニターだという認識をしておきたい。
 そして、この 2560×1440 pix という解像度への理解も必要だ。
 まず“CG279X”は 4K信号は受け付けない。
 最大入力解像度が 2560×1440 pix なのだ。
 そして、1920×1080 pix 解像度のHD映像はスケーリングされて表示されるため、やや被写体の輪郭に甘さを感じることがあるかも知れない――と言う点だ。
 4K映像であっても、一旦 HDにダウンコン出力したものを“CG279X”に入力してアップスケーリングされるのは、残念ではある。

 だが、実際にその方法で EDIUSから出力した4K映像を確かめてみたが、気になるようなアーティファクトは見受けられなかった。
 高精細な 4K映像を楽しむことはできないが、実用上の問題は感じない。


<気になるようなアーティファクトは見受けらない。>


 それよりも、HDR や BT.2020 といった旧来の制作用モニターでは得られない環境の享受こそが“CG279X”の真髄となるだろう。

 なお、HDR対応を謳っている“CG279X”だが、その液晶パネルの輝度は 300cd/屬靴ない。
 「いや、HDR対応モニターなら最低でも1000cd/屬世蹇」と思うかも知れないが、それがこの“CG279X”の面白いところであり、リーズナブルな価格を実現している所以だ。
 詳細は、PRONEWSの [InterBEE2018] EIZOブース の記事に書かれているが、要はモニターに入力された HDR の PQ信号に対して、一定の輝度以上はクリップさせてしまって、それ以下の階調を監視しようという考え。 
 クリッピングする輝度の上限を「300cd/屐廖500cd/屐廖1000cd/屐廖4000cd/屐廖屮フ」の5段階として、選択した値以上の輝度をもつ領域をクリップして表示し、それ以下の輝度部分の階調を“CG279X”の表示能力「300cd/屐廚鵬,傾んで、本来のHDRで得られる表示に近い階調を描写する。
 つまり、低輝度階調重視か全体階調バランス重視かを意図的に選んで確認することができるモニタなのである。


<マグネット式遮光フードも付属。外光反射を防ぐことができる。>



<任意にカラーモードを切り替えることができる。>


 これだけ多機能な“CG279X”であるが、その分、表示モードを間違ってしまうと正しい色域・階調で表示されず、大事故に繋がってしまう……。
 だが、EDIUS Workgroup Ver.9.2以降と併用すれば「モニターコントロール機能」が効力を発揮する。
 EDIUS Workgroup の「モニターコントロール機能」では、EDIUS のプロジェクト設定で実行したいカラーモード(BT.709/BT.2020/HLG/PQなど)を選ぶと、その設定に連動して対応する EIZO製モニターのカラーモードを自動で適切に切り替えることができる。
 あらかじめ、EDIUSの入ったPCとEIZOのモニターを USB で繋いでおき、EDIUS の System Settings の Hardware -> Monitor Control で Enable Monitor Control を有効にして、利用するモニターを選ぶ。
 これで、EDIUS のカラーモードと、EIZOモニターのカラーモードが自動的に連動するようになり、いちいち手動でモニターのカラーモードを切り替える必要がなくなる。


 EDIUS Workgroup 9.3からは、この“CG279X”も利用可能なモニターに加わっている。
 この「モニターコントロール機能」を使わない手は無い!
 めちゃ便利!!


<自動的に切り替わった後、現在のカラーモードを一時的に明示してくれる。>


 ということで EDIUS Workgroup と EIZO“CG279X”は、最高のタッグだったりする。

 さて、次回は EDIUS からプレビュー映像を出力するための I/Oハードウェア BlackmagicDesign“DeckLink 4K Extreme 12G”を紹介する。


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−>>2018/12/28/(Fri) ラボの編集モニタ環境更新➂


■BlackmagicDesign“DeckLink 4K Extreme 12G”
 今回の「ラボの編集システムのモニタリング環境」の更新目標は、
・10bit対応
・4K 60p対応
・HDR対応
 の3点である。

 その為には、モニターだけでは無く I/Oハードウェアも更新する必要がある。
 現在の EDIUS は Grass Valley社製のI/Oハードウェア(Storm Mobile他)だけでは無く、サードパーティ製のハードウェアにも対応しているため、それらの中から私が求めるスペックの物を選択すれば良い。

 今回、上記の3要件を満たしてくれているのが、BlackmagicDesign“DeckLink 4K Extreme 12G”だった。


 DeckLink 4K Extreme 12G は、出力系に 12G-SDI端子を2系統と HDMI 2.0端子を1系統備える 4K/60p 対応 I/Oハードウェアだ。
 YUV 4:2:2/4:4:4、色深度は 8/10/12 bitまで対応する。

 また2016年4月発表の Desktop Video 10.6.4 アップデート以降は HDRやREC.2020にも対応。「Rec.2020カラースペースのHDMI出力サポートを追加」「HDRメタデータのHDMI送信サポートを追加」が行われている。

 その他、アナログオーディオの入出力や光ファイバー入出力にも対応でき、拡張性の高い I/Oハードウェアとなっている。


 なお、1つ注意が必要なのだが EDIUS Pro 9 は、サードパーティ製 I/Oハードウェア での出力は 4K UHD 30p/ 4K DCI 24p までしかサポートしていない。
 日本語環境で 4K UHD 60p を出力するには、同社のターンキーシステムの“HDWS 4K”シリーズが必要となる。
 これはつまり、 EDIUS Pro が 4K 60p の ハードウェア出力をサポートしておらず、EDIUS Workgroup のみがその出力をサポートするからだ。
 そして、EDIUS Workgroup のソフトウェア単体は日本国内では発売されていないので、必然“HDWS 4K”シリーズが必要となるのだ。

 だが、海外では EDIUS Workgroup のソフトウェアが単体で発売されているので、海外通販で取り寄せれば、ターンキーに頼らずとも EDIUS Workgroup を導入することはできる。
 ただし、国内でのサポート外で、GUIは全て英語表記になる。
 また、日本語版からのバージョンアップはできない。
 旧版の海外 EDIUSからのバージョンアップか、新規に海外版 EDIUS Workgroup を購入する必要がある。
 あくまでも、海外版 EDIUS Workgroup の導入は自己責任なので、ご注意頂きたい。
 海外版はハードル高いなぁ〜と感じる方は、“HDWS 4K”の導入をお薦めする。


 EDIUS Workgroup 9 と DeckLink 4K Extreme 12G の組み合わせは大きなトラブルも無く、すんなりと導入に成功した。
 EDIUS の設定画面には DeckLink 4K Extreme 12G が表示されており、それをプレビューデバイスとして選べば良い。
 事前に、BlackmagicDesign のセットアップソフトウェア“Desktop Video”の最新版をインストールすることを忘れずに!


<EDIUS Workgroup から DeckLink 4K Extreme 12G に 4K 60p出力されていることが確認できる。>


 さて、4Kテレビ TOSHIBA“REGZA 49Z700X”に HDMI経由で直接繋いだところ、正常に 4K 60p 映像を認識。
 これで、EDIUS Workgroup 9 で編集している 4K映像をそのまま確認することができる!
 なお“REGZA 49Z700X”に繋ぐ時の注意点としては、4K映像を入力する HDMIポートの設定で、[HDMI# モード選択]で信号モードを[高速信号モード]にすることを忘れずに!
 [高速信号モード]でのみ、4K YUV 4:4:4/4:2:2 が受けられる。デフォルトの[通常モード]では、YUV 4:2:0 までのため要注意。


 次に、EIZO“CG279X”にHDMIで入力したところ、4K 60p 10bit出力でも DeckLink 4K Extreme 12Gが FHD 1080 60p にダウンコンして正常に表示することを確認できた。


■TESmart 4K HDMI 1×4 Splitter
 ラボの編集環境は、クライアント立ち会い編集用に応接エリアにもプレビューモニタを置いている。
 それが、先述の TOSHIBA 49インチ 4Kテレビ“REGZA 49Z700X”だ。
 こちらには、従来から EDIUS のプレビューアウトを出していたので、今回も当然ながら出力する体制を整える必要がある。
 また、ラボで唯一 4K 60p 映像が見られるディスプレイでもあるので、美しい映像を楽しむためにも、是非とも“REGZA 49Z700X”に映像を同時出力したい。

 方法としては、DeckLink 4K Extreme 12G の HDMI出力からの 4K 60p 信号を分配して、1つを EIZO“CG279X”に、もう1つを“REGZA 49Z700X”に入力すれば良い。
 ただし、EIZO“CG279X”は FHD信号までしか受け付けないので、分配時に 1080 60p にダウンコンする必要がある。

 そこで白羽の矢が立ったのが、TESmart 4K HDMI 1×4 Splitterだ。
 TESmart 4K は HDMI 1入力4出力のスプリッターで、最大4K 60P /4:4:4 に対応。
 HDCP 2.2に準拠し、色深度も 8/10/12bit対応と過不足無い。
 スマートEDID管理機能を備えるため、出力先のモニタなどの解像度がそれぞれ違っても正常な出力を行う事ができ、1080 60p と 2160 60pの同時出力をサポートする。
 これは、今回の配線プランにお誂え向きのガジェットだ!


 ……と思って導入したのだが、これがなかなか曲者で上手く行かない。
 映像自体は出ているのだが、1080 60p で入力している EIZO“CG279X”が、EDIUS の設定に関係なく 8bit/YCbCr 4:2:0 になってしまうのだ……。
 これは流石に、今回の目標値を大きく下回る。
 DeckLink 4K Extreme 12G と EIZO“CG279X”を直接繋ぐと、ちゃんと YCbCr 4:2:2 で受け付けてくれるので、TESmart 4K が原因であるのは間違いないとみられる。
 今回のモニタリングプランには不向きな TESmart 4K だったが、4K と HDの簡単な同時出しには使えるガジェットなので、これからも活用の場を見つけて行きたい。



■BlackmagicDesign“Teranex Mini SDI to HDMI 12G”
 そこで、やり方を変えることにした。
 DeckLink 4K Extreme 12G 導入から今日までの1週間ほど、色々と試行錯誤していたのだが、丁度今日、新しい方針が出た。
 今日の午後の話なのだが、ビデオ近畿さんに別件で入荷した商品を受け取りに行ったら、展示品下がりの BlackmagicDesign“Teranex Mini SDI to HDMI 12G”が破格で売りに出されていた。
 その場で即決購入。


 これで、EIZO“CG279X”と“REGZA 49Z700X”への映像分配を行う構想に目処が立った。
 DeckLink 4K Extreme 12G には、12G-SDI×2系統と HDMI×1系統が用意されてるので、それを上手く利用する。

 まずは、HDMI出力を EIZO“CG279X”へ。
 EDIUSが 4K 60pプロジェクトでも、DeckLink 4K Extreme 12G が自動で 1080 60p にダウンコンバートして映像を出力する。
 編集時のマスター映像となるので、シンプルでストレートな混じりっ気なしの映像が送れることが、やっぱり重要だ。


<EIZO“CG279X”の入力信号情報>


 次に、12G-SDI アウト,ら 4K 60pを出力。
 これを “Teranex Mini SDI to HDMI 12G”に入力し、HDMI信号に変換。
 “REGZA 49Z700X”へ入力することで、4K 60p 映像をそのまま得ることができる。


<“REGZA 49Z700X”の入力信号情報>



 さらに、 SONY“LMD-2110W”も引き続き利用する。
 “LMD-2110W”はFHD液晶パネルであるため、再スケーリング無しの HD映像を確認することができる。
  EIZO“CG279X”でのHD映像の表示は、アーティファクトの影響は感じないにしても、実際に再スケーリングを行っているのは事実なので、HD映像確認用の予備モニターとして“LMD-2110W”は常にスタンバイしておきたかったからだ。
 “LMD-2110W”への入力の方法だが、DeckLink 4K Extreme 12G は 12G-SDI出力の1系統を FHDダウンコン出力に固定することができる。
 その SDIから出力された映像を HDMIに変換して、“LMD-2110W”入力することにした。 ちょうど BlackmagicDesign“Mini Converter SDI to HDMI 6G”が余っていたのを思い出して、これをコンバータに据えることにした。


 ちなみに、“LMD-2110W”はスペック表から1080/60pには対応していないと思っていたのだが、実際に1080/60p信号を入れてみると問題なく認識し、表示できた…。う〜ん、どうなっているんだろう。ちゃんと[1080/60p]と信号種別もモニタが明示するので、OKなんやろね?(笑


 ということで、プレビューモニター3台にそれぞれに、4K 60p プロジェクトを大元とした映像を出すことには成功した。



 次は、DELL“U4919DW”と併せて、最終的な使い心地についてレビューしたい。

※本日の、推奨物欲。


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