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−>>2015/09/08/(Tue) Libec RC-70(改)。


 Libec のキャスター付き三脚ケース“RC-70”は、サイズ・重量・耐久性・価格の点で、私のお気に入りのケースであり、また多くの方に勧めたい商品の1つだが、どうも私の利用環境では、経験上、特定の部位が壊れやすい…。

 「耐久性」の点でも満足している……はずなのだが、それは悪路走行・機材保護の点において。
 ただ1つ、ケース底部の“スタンド”がグラグラになりやすいという事が、欠点として挙げられる。


 そこで、底部スタンドの補強を行う事にした。
 スタンドは、ケースの生地を通って内部の補強材のプラダン(プラスチックダンボール)にリベットで固定されている。
 このプラダンをリベットが突き破ることで固定性が落ち、グラつきが起こるのため、アルミ板を入れてリベットが弛まないように補強することを考えた。

 まずは魔改造で有名な Nぐちさんを我が家に召還。
 破損具合を見てもらい、構造を把握し、補強計画を練り、一旦 RC-70をNぐちさんの工場に持って帰って頂き、改造をお願いした。

 リベットを飛ばし、樹脂パーツを取り外す。
 1.0mm厚のアルミ板を用意してもらい、カットや穴開けなどの加工を行ってもらう。
 


 リベットは再利用できないので、別途用意。
 さらにステンレスワッシャーを挟み込んで、リベットの頭に掛かる圧力を分散。
 アルミ板は、それぞれのスタンドの取付部分を個別に補強するのではなく、底部全体を一体化して補強。
 これにより、スタンドに掛かる負荷を分散して、破損しにくくするという工夫だ。
 当初の計画では、更に側面部にもアルミ板を回して、さらに力を分散させる予定だったが、部材が足りずに底部のみの補強となった。


 ついでに端材を使って、キャスタ部側面と上蓋にあるスタンドの基部も補強してもらっている。


<内装を元に戻せば、通常品と変わらない。>


 この様にして、かなり強度の高いスタンドの取付が実現した。
 リベット1本あたりの引張強度は196kN(200kg)。
 リベット自体が破断したりする可能性は低いので、あとは 1.0mm厚 のアルミ板を突き破らない限りは、高い耐久性をもつと期待している。


 いずれにせよ実戦投入して、今後継続して耐久テストを行っていきたい。



 ところで、私の RC-70 は Nぐちさんの協力もあって、満足のいく補強ができたのだが、皆さんがお持ちの RC-70 はそのままで大丈夫なのだろうか?
 結論としては、多分『大丈夫』だ。


 修理交換品を含め、短い期間で RC-70 の2個体に起きたスタンド部分のグラつき問題。
 当初は、機材の入れ過ぎ・耐重量性能の問題かとも思っていた。
 RC-70 には、運用頻度の高い海外ロケ中は、Vinten Vision 3 と Libec ALLEX_S そして照明スタンド1本を収納しており、自重含めて総重量は 15kg。
 これが重すぎるのではないかという予想だ。

 しかし、破損具合を再検討してみて、どうもおかしな点に気が付く。
 ケース補強材となっているプラダン(プラスチックダンボール)を、スタンドを留めるリベットが、外に向かって突き破っている。


 これは、スタンドが外向きに引っ張られた結果だ。
 つまり、ケース内の重量がスタンドに負担を掛けて、固定部分が破損してスタンドがグラついてるのではなく、スタンドを外に引っ張る大きな力が掛かって、リベットがプラダンを突き破ってしまっている、ということになる。

 そんな現場は1つしか考えられない。
 空港の預入荷物の取扱現場だ。
 確かに、海外ロケで航空機を利用する度に、徐々にスタンド部分がグラついていったような感触がある。
 恐らく、海外の空港。
 偏見かも知れないが海外の空港では、ゴミでも捨てるかのようにポイポイ荷物を投げるような現場もまだ残っているように思う。(ちなみに、私は日本国内の空港の裏側を何度か取材したことがあるが、日本では客の荷物は本当に丁寧に扱われている。)

 さて、そんな海外の空港で、RC-70 が扱われた場合のことを想像してみる。
 RC-70 には、上面のサイドハンドルグリップ、腹部にハンドルグリップがついており、通常はそこを握って運搬する。
 が、ベルトコンベア裏に控える空港職員がわざわざハンドルグリップを掴んで運ぶとは限らない。
 特に、重量物の入った RC-70 は持ちづらい。
 効率的に右から左へと運ぶ方法の一つは、大きく腕を広げ上面のサイドハンドルグリップと底面のスタンドを持つことだ。


<このように持つことも考えられる。>


 総重量 約15kg のケース。
 単純に、大凡7.5kg の力がスタンド1本に集中する。
 しかも、雲台などの重量物が収まった側だ。
 その状態で、さらに遠心力を掛けて放り投げる。
 スタンド1本にすこぶる負担が掛かる現場である。


 それが、幾たびも繰り返されることで、スタンドを延いてはリベットを強く引っ張り、やがてプラダンを破断させたのではないかと予想する。

 なので、10kgそこそこの荷物を入れて、街中を転がしたり、自動車で移送したりする程度では、RC-70 は壊れないのだ。
 そうでなければ、毎日のように Libec社には破損のクレームが入り、修理依頼が殺到し、早々に RC-70 の改良を迫られている事だろう。
 が、寡聞にしてそんな話は聞かない。


<既に、国内外で多くの導入実績がある RC-70。>


 私の所の RC-70 が立て続けに破損したのは、年間 10ヶ国以上訪れるような海外ロケを繰り返している特殊な環境にあったからではないかと考えられる。


 しかし、根本的な部分で構造的な不安があるわけではない。
 ケースの補強材であるプラダンに、直接リベットが打たれているだけなので、リベットを介した横からの力や引っ張りには、プラダンは弱いと考えられる。


<RC-70 に使われているプラダン(断面)>


 改善策としては、今回の改良のようにアルミやチタンなどで補強してやることだが、部材と工程が増えてしまうという製造上のコストの問題がある。
 また、コストの話は置いて於いて、アルミ板などの補強材を使わない補強方法としては、スタンドやキャスターなどの樹脂部分を一体成形してしまう方法がある。
 この一体成形した底部樹脂を現在と同数のリベットで固定することで、スタンドに掛かる負荷を分散させることができる。
 底部だけでなく、側面部にも樹脂が回り込んでリベットで留められれば、かなりの負荷分散となるだろう。


<底面樹脂の一体成形イメージ>



 加えて、ハンドリングの改良だ。
 上記の一体成形でも、スタンドの1本を握って運ぶという事情は変わらない。
 ならば、底部にもハンドルを点けてしまおうという考えだ。
 こうすることで、人は否応にもこの底部ハンドルを握るだろう。
 ハンドルを成型することで、従来スタンド1本に掛かっていた負荷が、2本相当に分散される。


<底面樹脂の取っ手付一体成形イメージ>


 このように、底部樹脂パーツを一体成形し、かつ新たにハンドルを設けることで、可搬性能は向上し、且つ破損を招きにくい構造となるのではないかと考える。
 無論、樹脂部増加によるコストアップや重量増加などの問題もあるだろうが、耐久性に対する1つの提案である。


 最後になりましたが、今回忙しい時間を割いて RC-70 の改造にご協力下さったNぐちさん、ならびにケース構造において色々とアドバイスをくださいました Libec の皆様、本当にありがとうございました。
 これからも、RC-70 を大切に使わせていただきます!!

※本日の、推奨物欲。


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コメント

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−>>2015/09/13/(Sun) 真夜中の ATOMOS SHOGUN Ver6.5。

 昨日から IBC2015 が始まり、各社の新しい映像・音響機材のプレスリリースがネット上を賑わわせている。

 新製品以外にも、新しいファームウェアの公開なども同時に行われており、その中に ATOMOS SHOGUN の最新ファームウェアとなる、 Ver.6.5 がアップデートされている。

http://www.atomos.com/support/

 SHOGUN V6.5 の更新内容は以下の通り。

<以下、引用>
Shogun 6.5 release notes.
FID: 060506500207

New features:
- Canon C500 and C300 Mk II - Raw to Prores and DNX
- 3D LUT’s Included – C300 MkII:
• BT2020 C-log2 to Rec709 Gammut, Rec709 Gamma
• BT2020 C-log2 to Rec709 Gammut, Rec709 Wide Dynamic Range
• Cinema Gammut C-log2 to Rec709 Gammut, Rec709 Gamma
• Cinema Gammut C-log2 to Rec709 Gammut, Rec709 Wide Dynamic Range
- 3D LUT’s Included – C500:
• REC709 Gammut, C-log Gamma to Rec709 Gammut, Rec709 Gamma
- Added motion blur option to Time Lapse Mode – blur up to 64 continuous frames together in one sequence.
- Added Panasonic Type 3, JVC and Ikegami camera triggers (Access via input page)
- Added option to manually enable and disable downscale as well as automatically detecting the HDMI output and adjust output resolution accordingly.
- Added LTC through Genlock input - Accessed via the timecode source option in the timecode page.
- New and improved frame guides:
• Supporting the following ratios: 16:9, 2.40:1, 2.35:1, 1.9:1, 1.85:1, 4:3
• New action and title safe area guides
• All guides work with anamorphic de-squeeze
- 1:1 and 2:1 zoom can now be selected when anamorphic de-squeeze is enabled

Bug fixes:
- Improved Interlace Display on LCD
- Improved Sony 4K TV Audio support over HDMI
- Various Touch Screen Sensitivity improvements
- Improved Timecode accuracy in RAW Sony FS700 recordings.

<以上、引用>

 メインどころの更新は、RAW周りや 3D LUT搭載などの新機能だが、バグフィックスも見逃せない。
 特に、今回のアップデートでは“Improved Interlace Display on LCD”という改善項目を発見したので、もう居ても立ってもいられなくなって、只今夜中2時で明日もロケだと言うのに、ATOMOS SHOGUN を Ver6.5 にアップデートしてしまった。


 以前 ATOMOS SHOGUN を導入した時にも触れたと思うが、SHOGUN に 1080i の映像を入力すると SHOGUN の液晶モニタ上の表示が、まるで30pの映像でも映しているかのような動きがパラパラした描画になり、モニタとしては“難有り”という事を書いていたと思う。(※収録は異常なし。あくまでもモニタ上の描画だけ)
http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20150205A#20150205A

 この件は、販売店を通じて国内法人に問い合わせて頂いたのだが、どうも ATOMOS SHOGUN は、本体の液晶モニタに“タブレット”に利用する汎用の液晶ディスプレイデバイスを流用しているらしく、それが「インターレース」の処理を上手く行えていないのではないか?という答が返ってきた。
 当時は、ハードウェアデバイスの仕様上の問題なので、改善は難しいのでは?という答を頂いたこともあったが、今回の Ver6.5 にある「インターレース表示の改善」という項目は、もしかするとこの問題を改善しているのかもしれない!! と期待してしまい、そして真夜中の今に至る。

 早速、Ver6.5 にアップデートした ATOMOS SHOGUN に家庭用HDCAM を HD-SDI 接続!
 両機器の電源を入れて、いざチェック!


 「ぉぉぉぉぉ.....」
 「ぉほっ....うほほほほおほほ!!!!!!!!!」
 「改善されとるぢゃないか!! 綺麗で滑らかに表示されとるぢゃないか!!」

 ということで、Ver6.5 の“Improved Interlace Display on LCD”は、見事にインターレース入力されたソースの描画問題を解決していた。
 厳密に検証したわけではないが、まず問題の無い描画だと思う。
 1080i素材であっても、ATOMOS SHOGUN を普通にモニタとして利用可能な状態である。

 ・HD-SDI/HDMI 両入出力対応
 ・小型バッテリー駆動
 ・豊富なモニタリング機能の搭載
 ・7インチ フルHD解像度
 
 “ロケ用モニタ”として見た場合でも、非常に魅力的な ATOMOS SHOGUN だが、いよいよ死角が無くなってきた。
 これで、バッテリーが長持ちすれば最高! って具合ではあるが、まぁそこは工夫できる範囲だろう。


 あとは、いよいよ 4K 60p への対応待ち。
 対応するのか? できるのか??
 過去、魅力的なバージョンアップを繰り返してきた ATOMOS のベンチャー精神と開発力に、今後とも期待したい!


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コメント

宏哉(2015/09/13 02:50)
あと、液晶面に保護フィルターを貼った状態だと、タッチパネルの感度が悪くなっていたのだが、“Various Touch Screen Sensitivity improvements”によって、こちらも改善。
劇的に使い易くなっている!

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−>>2015/09/21/(Mon) 64GBのツカイカタ。

 SDXC 64GB カードを新たに6枚購入。
 今後、JVC GY-HM650 の H.264 50Mbps 1080 60p(XHQ)モードを積極的に利用していくためだ。


 今までも勿論 64GB は数枚持っていたが、2台の HM650 をデュアルレックモードで長時間収録するには不足する数だった。

 JVC GY-HM650 に待望の H.264 50Mbps 1080 60p モードが実装されたのは、2014年5月リリースのファームウェア V0300 で、それまで インターレースHDカメラであった HM650 がプログレッシブHD収録に対応するカメラとして大きく進化したバージョンアップであった。


 が、待ち望んでおきながら実は私は実戦では一度も 60pモードで収録していなかったり………。 
 理由の1つには、35Mbps 1080 60i でも基本的には十分な画質を得られている事があるが、もう一つは、収録メディアの容量の問題だった。
 HM650 導入初期に収録メディアとして揃えたカードは SDHC 32GB で、当時の最高ビットレートの 35Mbpsならば 2時間20分以上の収録が可能であった。
 が、50Mbps となると 32GBカードで1時間10分程度の収録時間になるため、長尺イベントものは少し余裕の無い状態になる。
 今回、SDXC 64GB カードを追加導入することにより、収録メディアの数に余裕をもって現場に入れる事になる。


<SDXC 64GB で 50Mbpsモード で 166分収録できる(※製品により異なります)>



 さて、以前から 60pで収録するメリットを考えていた。
 プログレッシブ化する事により情報量が増えることでどのような恩恵を映像品質上で得られるかは重要だ。
 正直まだまだ DVD納品が多く、結局は SDのインターレースへとスポイルされるのだが、それでもオリジナルHDの品質が DVDの品質に影響するのはご存知の通りだろう。
 ただ、得られるメリットはDVDの画質向上という点だけではない。

 私が実践してみたかったのは『映像拡大処理における画質維持』だ。
 私の中で拡大編集は、デジタルズーム的な「拡大処理しました」という演出上のものと、撮影時のミスマッチの修正という「バレない拡大」の2つに大別している。
 後者の「バレない拡大」というのは、撮影時に気が付かなかった画面端の余計な見切れの追い出しや、サイズの修正などだ。
 
 しかし当然、拡大処理すれば映像は荒れる。
 DVD化されることも前提にして、拡大率とシャープネス処理などで体裁を整えているが、ダイレクトにBlu-ray化する場合は、あまり拡大処理は行いたくない。
 DVDにするにしても、やはり少し粗めの映像に感じてしまう。

 そこで、プログレッシブ映像の利用だ。
 今更プログレッシブとインターレースの違いを説明する必要は無いと思うので割愛するが、フィールド単位で映像が歯抜けになってしまうインターレースに対して、プログレッシブは全フレームが上から下まで映像が詰まった密度の高い映像になる。
 これを拡大処理すれば、プログレッシブ映像の方が画質的に有利なのではないか?と考えた。

 早速テストしてみる。
 EDIUS Pro 8 のプロジェクト設定をどうすればその効果が得やすいか検証した結果、プログレッシブを扱えるプロジェクト設定で編集することが重要だと分かった。
 インターレースのプロジェクトでは、60p素材も60i素材も大きな差が無く、かつ品質も 60i同等となってしまう。

 さて、我が家の編集環境は、EDIUS Pro 8 に Grass Valley STORM MOBILE を組み合わせたシステムだが、STORM MOBILE からプログレッシブプロジェクトを出力する場合、インターレース化されて外部モニタに出力される。
 そのため、インターレース素材はさらに劣化して見え、正確な品質検証ができない。
 そこで以下の手順でテストを行っている。

1.1920×1080 59.94p プロジェクトで編集
2.Grass Valley HQX Codec にて、1920×1080 59.94p ファイル出力
3.1920×1080 59.94i プロジェクトに上記ファイルを読み込み検証

 以上に加えて、EDIUS自体のソフトウェアプレビューで、パソコンのセカンダリモニタに全画面表示してのプログレッシブ表示チェックも行っている。

 さて、結果は大当たり。
 私が拡大修正を行う際に上限としている 120%拡大で劇的な差を見せた。
 静止画にすると差は小さくなっているが、動画だとハッキリと劣化具合の違いが分かる。

■1.50Mbps 1080 60p 120%拡大(/Progressive)


<クリックすると等倍表示>


■2.50Mbps 1080 60i 120%拡大(/Interlace)


<クリックすると等倍表示>


 プログレッシブ素材拡大の場合は、画面全体で見ると劣化やエッジの強調、ディテールの荒れが目立たず、特にインターレース出力している場合は、その画だけを見ても拡大しているかどうか気がつかない程だ。
 60iで Blu-rayを制作する場合は、拡大による劣化はまず気が付かないだろう。

 対して、インターレースを素材を拡大した物は、ディテールがぼやけたりエッジが2重化したりと、全体的な解像度の低下がハッキリと分かる。


<120%拡大して出力した映像を等倍表示しています。(つまりテレビ画面のまま)>

 

 またパソコンモニタでプログレッシブ表示した場合は、60pでも流石に画の甘さを感じるが、60i はそれに輪を掛けて情報不足なり、眠たい映像になってしまった。

 
 改めて考えると、今までは 60i の拡大処理で納品していたのだから「えっと、こんな品質で大丈夫だったんだろうか……」と不安になってしまうぐらいに、60p の拡大処理は被写体の情報を保ってくれている。
 人間、一度目が肥えると、もう元には戻れないようだ……。


 さて、プログレッシブ収録することによって、期待のメリットを得られることが確認できた。
 今後の収録では、GY-HM650 のプログレッシブモード(XHQ)を積極的に利用して、映像パッケージ全体のさらなる品質向上を計っていきたい。


※追記:そういえば、60p と 60i でちょっと色味が違う。
 60pはどちらかと言えば緑へ、60iはどちらかといえば赤へ転ぶ傾向。
 どちらが正しいとは言えないが…。(テスト映像は、テスト環境下でのホワイトバランスを取っていません)
 今後の研究課題かな…。


※本日の、推奨物欲。


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コメント

サンリバー(2015/09/22 18:48)
60Pで『映像拡大処理における画質維持』に効果ありというのは使えそうですね!

昨年導入したAJ-PX270でやっと1080/60Pの撮影ができるようになったのですが、実は60i以外で撮ったことがありません。イベント記録を1080/60iで撮影⇒EDIUS7で編集してHQの1080/60iで完パケ→TMPGEncを使ってCPUのクイックシンクビデオ機能でブルーレイ用のエンコードとDVD用のMPEG2エンコードをしています。すべて60iで行うのは、再生互換性が60iなら安心という理由でした。

1080/60Pで編集時にレイアウターで高画質で拡大処理できるなら、ここという場面で使えそうですね。また、DVDへのダウンコンバートの画質も期待してしまいます。自分もいろいろ検証してみます。

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−>>2015/09/30/(Wed) 神無月のおもちゃ。

 9月も気が付けば終わりますね〜。
 今月は、もうちょっと色々なネタを書きたかったのですが、編集がぁっ……編集がいっぱいで、もう………………(吐血
 まだ終わってないんだけど……。


 とりあえず、おもちゃはいっぱい手元にあります。
 どのおもちゃから遊ぶか……。
 10月は追々更新していきたいと思います。
 更新出来たら良いなぁ〜。
 できるかなぁ〜
 えへへ…。

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