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〜 創想雑誌 〜
−>>2019/09/14/(Sat) TOSHIBA REGZA 55X930 導入!
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自宅のリビングのテレビを買い換えた。
今まで使っていた50インチ・プラズマテレビ Panasonic TH-50PZ700SK。これを購入した時期が2007年6月だったので、もう12年以上経つ。故障したり大きく劣化することもなく、長年頑張ってくれた。
<50インチ・プラズマテレビ Panasonic TH-50PZ700SK >
※参照:〜創想雑誌〜 −>>2007/06/10/(Sun) 大画面。
特に目立った経年劣化は無かったのだが、4K・HDR・VOD・全録……など、テレビを取り巻く環境が変化しているため、消費税増税を前にテレビの更新を行う事を決めた。
今回購入したテレビは、TOSHIBA REGZA 55X930。
有機ELパネルを採用した 55インチ 4Kテレビだ。
4Kテレビは、タイムコード・ラボのラボ(編集室&機材庫)に 3年ほど前に導入済みで、その時に導入したのは 49インチ 4K液晶パネル採用 TOSHIBA REGZA 49Z700X だった。
4KレグザエンジンHDR PRO、4K HDR、全面直下LED――といった高画質仕様を誇り、全チャンネル録画可能なタイムシフト機能付きで大変に使い易かった。
まぁ、個人的には 49Z700X のパネル品質の評価はあまり高くないのだが、「機能面」から見た 49Z700X は大変に気に入ったため、自宅リビングのテレビを更新する際も、TOSHIBA の REGZAシリーズにしようと、当時から考えていた。
さて、今回購入した TOSHIBA REGZA 55X930 は有機ELパネル採用と言うことで、コントラスト・輝度・色彩など大変に満足できるクオリティーだ。
当然、現在放送中の BS 4K の受信も可能。NHKの 4K番組を見てみたが、ディテールや色、階調など、テレビ放送とは思えない描写力だ。
( 映像パッケージ > テレビ放送 という考え方なので、テレビ放送の画質は悪いという前提がある。またそもそも自分は映像制作者なので、一番状態の良いオリジナル映像を知っているだけに、テレビ放送の品質は下位であるという認識だ)
AI超解像技術・美肌リアライザー・AI機械学習HDR復元と言った TOSHIBA の高画質化機能をどこまで有効に使うかは好みだと思うが、ただ確実に調整・無効にしたいのはフレーム補機能。24pや30pの映像であっても滑らかに見せるという機能だが、フレームレート数というのは制作者の表現手法なので、ここを機械的補完をして勝手に滑らかな映像に作り替えてしまうのは違和感しかない。
24pで製作された映画やアニメがヌルヌル滑らかに動くのは気持ち悪い。
このあたりは、REGZA もしっかり考えられており補完機能を無効にする以外に映像振幅段差駆動によるホールドボケ抑制機能などもあるため、フレームレート感を維持しつつフレームをクリアに見せることもできる。
コンテンツに合わせて自分の好みで選んでいくことになるだろう。
我が家のリビングのテレビは壁掛け式のため、テレビの買い換えのためには古い TH-50PZ700SK を取り外す必要がある。
TH-50PZ700SK は重量 48kgあり、妻に手伝ってもらって外す予定だったが「私では無理やで」と先にお断り宣言されてしまった。
そこで、いつもお世話になっている男性理容師さんに無理を言ってお手伝いをお願いした。我が家の極近所に住んでいらっしゃるので、仕事帰りに寄って頂いた形だ。
<取り外した Panasonic TH-50PZ700SK>
一方、TOSHIBA REGZA 55X930 の取付は妻と2人で行えた。 55X930の重量は 22.2kg(本体のみ)と軽量で、女性2人でも軽々持ち上げられるだろう。
取り付け金具はそのまま流用できたので、特に大がかりな変更工事もいらずにテレビを掛け替えることができた。
<TOSHIBA REGZA 55X930>
いままでよりも5インチ大きくなっただけだが、フレームレスのフラッシュフロントデザインで没入感があり、大きく映像の迫力は増した。
X930シリーズには、65インチサイズのモデルも用意されているのだが、流石に価格が20万円ぐらい高いのと、また我が家にはHD解像度ではあるが 100インチプロジェクターシステムがあるため、大画面を求めるならプロジェクタ利用ということで、リーズナブルな55インチモデルに留めた。
セーブした20万円は、いずれは 4Kプロジェクタ導入に回したい。
X930は、タイムシフト機能が備わっているが録画用のHDDは内蔵されておらず、別途用意して接続する必要がある。
今回は、TOSHIBA純正の 4TB HDD“THD-400V3”を購入した。
さらに、テレビ録画した映像を外部メディア(Blu-rayなど)に保存するために、レグザリンク対応の“DBR-W509”も購入。
HDD は 500GB しか内蔵されていない最下位モデルだが、あくまでも 55X930 で録画した番組を Blu-ray に書き出すことだけが目的のデバイスとして導入したので最低限の機能で問題ない。
ただし、往年の名機 TOSHIBAレコーダ「RDシリーズ」の編集機能を継承しているため、ダビング・編集機能は最強だ。
自分がカメラを担当した番組のオンエアなどは、Blu-rayなどでしっかりと保存しておきたいので、活用が楽しみである。
さて設置後、数時間だが実写ドラマやアニメを少しだけ視聴してみた。
TOSHIBA お得意の超解像技術で、HDの作品も綺麗に自然に見られるのは、ストレスが無くて良い。地上波などを見ていても、気になるようなノイズや補完による瑕疵は見受けられなかった。
アニメも、主線がクッキリしつつ、色乗りのムラやノイズもなく、コントラストの高い鮮やかな映像として楽しめる。
例えば京都アニメーション製作の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、繊細なキャラクタ描写と美しい背景美術が織りなす映像美の高い作品だが、4K 有機ELパネルで視聴するには最適なコンテンツだ。
Production I.G製作の「銀河英雄伝説 Die Neue These」などは美麗な宇宙戦艦やモニタCGの表現、漆黒の宇宙など実写を描画するのに求められる描画力を遺憾なく味わえる。
REGZA 55X930は、アニメファンにも是非お薦めしたいモデルだ。
<©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会>
<企画・製作:松竹・Production I.G ©田中芳樹/松竹・Production I.G>
音響に関しては、デフォルト状態では不満だった。
以前の Panasonic TH-50PZ700SK はサイドスピーカーモデルで、兄弟機にはアンダースピーカーモデルの TH-50PZ700 もあったのだが、音響を重視してパッシブラジエータ式ウーファ内蔵の TH-50PZ700SK を選んだ経緯がある。
画面左右にスピーカーが搭載されることで筐体は大きくなってしまうのだが、より良い音でテレビを楽しむためにサイドスピーカーを選択したのだ。
55X930はアンダースピーカーモデルとなるが、新開発の対向型パッシブラジエータ方式2ウェイスピーカーを搭載し、レグザ サウンドプロセスVIR・レグザサウンドリマスターなどの機能により音質の向上に努めている。
また、仮想音源シミュレートに基づいた音像補正技術により音像定位が改善されており、音声がテレビの下からではなく画面中央から出ているように音像が再現されている。
その他にも音響設定項目があり、私も真っ先に音響メニューで自分好みのパラメータを設定。
今は満足のいく音質・音像を楽しめている。
VOD系が内蔵されているのは、最近のテレビのトレンド。
55X930では、「AbemaTV」「Netflix」「hulu」「U-NEXT」「YouTube」「dTV」ボタンがリモコンに備わっている。
2019年9月10日のアップデートで、Amazonの「Prime Video」にも対応した。
ここ2〜3年の私は、Prime Video か Netflix でドラマやアニメを見ることが主流なので、VOD機能を使うのが 55X930 では主目的になりそうだ。
12年ぶりに、買い換えた我が家のテレビ。
憧れだった 4K有機ELになり、全録でいつ数日前の番組を楽しめ、VOD内蔵でシームレスに多くの映像コンテンツにアクセスできるようになった。
今までも家のリビングで Netflix で海外ドラマやアニメを見るのが毎晩の楽しみだった私だが、これからますますテレビの前に居座りそうな予感である。
※本日の推奨物欲
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