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〜 創想雑誌 〜
−>>2014/01/01/(Wed) 年頭のご挨拶。
- 新年、あけましておめでとうございます。
2014年初日から、編集作業をしております(笑)
さて、年頭の『今年の物欲』です。
我が家をリノベーションで手にしてから、ずっと燻り続けている「プロジェクター」の導入。
未だに実現できず。
昨年の秋頃に 4Kテレビかプロジェクターかのどちらかを購入……というムーブメントも一瞬起こりかけたのですが、結局流れてしまいました。
劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語のBlu-rayが出る頃には、プロジェクター導入してたいなぁ〜とか何とか……。
その前にリビングのテレビを更新かもしれませんが……。
で、今年は 「4Kカメラ」に手を出すのか否か…。
SONY の PXW-Z100 は取り敢えず見送りですが、SONYは今年も一気に 4Kフィールドで攻勢を掛けてくるのではないかと期待しています。
期待していると言えば、JVC。
InterBEE 2013 でサボった……いえ、力を温存した分を NAB2014 にぶつけてきてくれるのではないかと、希望的観測。
JVCは 4Kハンドヘルドの先駆者なのですから、HM650系統の、SONY PXW-Z100 の対抗馬となる 4Kカメラの登場に期待したりしています。
で、もしも 4Kカメラの導入となれば EDIUS が入った「メインPCの更新」をいよいよ行いたいところ。
昨年秋頃から行っていたテストケースでは、第一世代型 Core i7 では、4K編集は正直無理でした。
HD編集では不自由していないですから、カメラの導入を行った場合はそれと並行した更新を計画せねばなりませんね。
さて、本年初頭のプロジェクトは、第二次マルチコプタ―計画の完遂。
実は既に昨年の内に、必要となるマルチコプタ―+空撮用パーツを買い、全てのアイテムが手元に揃っています。
今回は7割方を海外から、世界中からパーツを買い集めました。
海外通販の落とし穴?
配送遅延なのか、そういう日常なのか分かりませんが、荷物がなかなか届かない12月でした。
購入店や配送会社に散々メールを送り続ける日々でしたが、なんとか全て不着することなく、手元に届いて安心しました。
同時に、マルチコプタ―の自作方法や調整手法なども調べまくって、現在も勉強中です。
ネット上の情報が少ないというか、点在・散在していて、必要な情報に辿り着くのに苦労しています。
そう思うと、まだまだ始まったばかりの分野なのだなぁ、と実感する次第です。
暫くは、新しい空撮用マルチコプタ―の構築作業で楽しめそうです。
今年も皆様、Next-Zero.com をご愛顧下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
−>>2014/01/05/(Sun) IDX SSL-JVC50 貸して下さい!(解決済)
- ※zzz-takaさんから、JVC50 をお借りできる事になりました。
ご協力を考えてくださっていた皆様、本当に有り難う御座いました!
どなたか、JVC GY-HM650/HM600/HMQ10/HMQ30のバッテリー“IDX SSL-JVC50” を1本貸して下さいませんか?
期間は1月12日〜24日(受取/返却には前後2日程度を見てください)の間、お借りできればと思います。
この期間中の取材に於いて、所有分だけではバッテリー本数が足りなくなる見込みの為です。
お貸しいただける方は、下記よりご連絡下さいますと幸いです。
宜しくお願いいたします。
>>> To Webmasters <<<
あ、“IDX SSL-JVC75”でも良いですよ!!(笑
※zzz-takaさんから、JVC50 をお借りできる事になりました。
ご協力を考えてくださっていた皆様、本当に有り難う御座いました!
−>>2014/01/13/(Mon) スペイン入り。
- さて2014年は、年が始まって早々に海外ロケです。
この年末年始は、社会人になってから初めてと言えるぐらいしっかりと休みをもらってしまったので、お正月休みを抜けていよいよこのロケが私の今年の本格始動と言えます。
日本時間で、12日の深夜に関西国際空港から出国し、一旦イスタンブールへ。
そこから乗り継いで、スペインの某都市に来ております。
トランジットの時間も含めると丸一日かけての移動でした。
スペインは前回のマジョルカ以来、1年3ヶ月ぶりです。
現地時間の昼過ぎに到着したのですが、生憎今日は雨模様の天気のため、実景などの撮影は無し。
ホテルに入って、荷物を解いて、明日からの撮影に備えて機材をセットアップしていました。
ホテルは、旧市街の中心部に取ってもらったので、夕食はホテル近所にある取材予定のお店に行って、現地のコーディネータさんと打ち合わせをしながら、スペイン料理に舌鼓を打ちました。
さて、明日からロケ開始です。
ロケ期間中は、天気が崩れやすい日が多そうなので、晴れ間には出来るだけ綺麗な画を稼ぎたいです!
−>>2014/01/14/(Tue) Surface Pro 2 !
-
Microsoft のタブレットPC“Surface Pro 2”を先日導入した。
これは、2014年最初の「物欲」ではなくて、2013年最後の物欲。
昨年末。私の誕生日は12月の後半でクリスマスも近いため、相方に「誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントを一緒にするならば、何が欲しい?」と聞かれたので「Surface Pro 2なる物がありまして……」と切り出し、導入メリットを説明申し上げた上で、無事に予算承認されて、購入と至った。
で、クリスマス過ぎぐらいに直ぐに最寄りのヨドバシカメラに買いに行ったのだが、Surface Pro 2 のシリーズは全ラインナップ売り切れで、入荷の目処は不明。
ヨドバシカメラに限らず、Surface Pro 2 の人気が凄まじいのか Microsoftが生産計画を誤ったのか、ネット通販も含めて全国的に品切れ状態であった。
店員さんには「入荷は1ヶ月後になるのか、3ヶ月後になるのか全く分かりませんが、お取寄申込で宜しいですね?」と散々念を押されるように聞かれたが、とりあえず申し込んでおかなければ手に入りそうに無い状態だったので、前金で申込を済ませた。
案の定、年内には連絡が来ず、年が明けてもネット通販の品切れ状態も改善されなかった。
この Surface Pro 2 は、今回の海外ロケに間に合えば嬉しいな〜、という気持ちで申し込んだのだが、当面は全国的にも入荷しなさそうな雰囲気だったので今回のロケでは完全に諦めていた。
が、出国2日前になってヨドバシカメラから、まさかの「入荷」の電話が掛かってきて、速攻で受取に行った。
もうこれは幸運以外の何物でも無い。
飛び上がるほど嬉しいとはこの事だ。
ちなみに、今現在もネットの殆どの店で、在庫は「問い合わせ」状態なので、品薄状態なのは改善されていないようだ。
Surface はディスプレイカバーも兼ねるキーボードがオプションで2種類発売されており、私はそのうちの Type Cover 2 が欲しくて、ヨドバシカメラに本体を引き取りに行ったついでに購入して帰ろうと思ったのだが、こちらも品切れ状態。
そのまま売り場フロアからスマホで在庫のある店を探して、すぐさま購入決定。
そのキーボードは、出国当日の午前中に辛じて自宅に配送されてきて、今回一緒に海外へ持って出る事が出来た。
さて、Surface Pro 2 のスペックや詳細は、他のサイトでも沢山レポートされているので、ここでは深くは触れない。
私が Surface Pro 2 を導入しようと思った理由は、海外取材で2週間ほど日本を離れる間のことを考えてである。
その約2週間の期間を海外のホテルで過ごす上で、iPad ではクリエイティブな作業には向いて居らず、MacBookPro ではオーバースペックで大袈裟すぎる――という一長一短な状態に悩まされていた。
その点で、Surface Pro 2 は最適解であった。
<Type Cover 2 を付けた際の厚みは、約19mm。タブレットとしては分厚い。>
閲覧・視聴時は、iPad の様なハンドリングの良さを発揮するし、文章を打ったり、何か作業をしたい場合は、ノートPCと同等のパフォーマンスを発揮する。
CPUは Core i5 であるから、MacBookProの様なハイパフォーマンスな事は出来ないが、出先で少し作業する程度であれば、十分だ。
実際、私の Surface Pro 2 には、EDIUS Pro 7 と Photoshop をインストールしてあるが、快適に使えている。
特に、EDIUS Pro 7 との組み合わせは HD編集程度であれば、パフォーマンスは十分だ。
Surface Pro 2 の内蔵 SSD に映像データを全て入れることで、外付けストレージを必要とする事無く、何処ででも気軽に編集作業が出来る。
ちなみに、Surface Pro 2 には、内蔵SSDの容量のラインナップが3つあり、128GB/256GB /512GB と選べるが、私はとにかく容量が欲しかったので 512GB版を購入した。
現時点で内蔵SSDを既に 300GB近く消費しているので、512GB という選択は正解だった。
また、Surfaceシリーズには、Mini Display Port が搭載されているので、Mini Display Port − HDMI 変換アダプタを使えば、一般的な液晶テレビをセカンダリモニタとして利用できる。
Surface Pro 2 は、その液晶モニタ解像度に 1920 x 1080 pix とフルHD解像度を有するが、サイズは 10.6型となり、EDIUS のプレビュー/マスターモニタは大変に小さくなる。
そこで、この Mini Display Port の利用である。
現在、私はスペインのホテルに滞在中であるが、ホテルの部屋の液晶テレビに HDMI接続を行い、EDIUS Pro上の設定を行って、プレビュー映像を32インチのテレビモニタで確認できるようにしている。
GrassValley社の専用ハードウェアのような滑らかなプレビューは得られないが、被写体やフォーカス状態などを確認するのには十分だ。
<ホテルの部屋にて。 ちなみに映像は“後輩の結婚式”。今回の海外ロケとは関係ないので悪しからず。>
この様に、Surface Pro 2 と EDIUS Pro 7 の組み合わせは、ミニマムな編集環境の構築には最適な方法の1つであると思う。
次回の創想雑誌は、Surface Pro 2 における EDIUS Pro での編集作業において気になった点などを、少し記したい。
※本日の、推奨物欲。
−>>2014/01/16/(Thu) Surface Pro 2 + EDIUS Pro 7 =
- Surface Pro 2 + EDIUS Pro 7 の組み合わせに於いて気になるのは、そのパフォーマンスだ。
つまり、Core i5-4200U(1.6GHz/Turbo Boost:2.3GHz)というのが、どれぐらいの編集負荷に対応できるのか、という点だ。
まず今回持ち出した、後輩の結婚式の編集プロジェクトに関しては、マルチカム編集は「高負荷」過ぎて、ネイティブ編集は不可能だった。
詳細を見ていく。
まずは、3台体制による結婚式撮影で、記録形式はそれぞれ、
1CAM:H.264 35Mbps QuickTime(JVC GY-HM650)
2CAM:AVCHD 24Mbps(SONY HXR-NX5J)
3CAM:AVCHD 16Mbps(SONY HDR-XR520V)
となっている。
この場合、全てコーデックは H.264 となるわけだが、この組み合わせでの3カメマルチカム編集は、リアルタイムに再生させることは適わなかった。
考えてみると、EDIUS Pro は CPU の物理コア数に対応したストリーム分の H.264 ファイルは確実にマルチストリームリアルタイム再生を可能にしているが、コア数以上の H.264 ストリームになると過負荷でリアルタイム再生は難しくなる傾向にあった。
Core i5 は物理コアが2つの CPUであるため、もともとミドルクラスのこの CPUでは2ストリーム再生が限界であるのだ。
さてそれでは、3ストリーム編集を諦めるのかと言うこと、そんな心配は全くいらない。
EDIUS Pro 7 と Core i5-4200U の組み合わせでも、4ストリーム編集ぐらいであればストレス無く行う方法がある。
今回は、Surface Pro 2 単体で現実味のある編集方法を模索してみた。
まずは、上述の結婚式ビデオの編集素材だが、最初に思い付くのは「プロキシ編集」である。
EDIUS Pro 6.5 以降、標準搭載となったプロキシ編集モードは、高解像度・高ビットレートファイルを軽量なプロキシデータに変換して、それを仮初めの編集素材とするとこで、編集機の負荷を軽減する方法だ。
EDIUS の場合、編集モードを「プロキシ編集」に切り替えれば、自動的にタイムライン上、もしくは ビンウィンドウに登録されたクリップがプロキシファイルへと自動変換される。
変換処理中も編集操作は可能であるので、例えばマルチカム編集をする必要が無いパートから編集に手を付けるなど、段取りの良い編集手順を取ることができる。
プロキシファイルが出来上がり、ALLプロキシクリップで編集が可能になると、先の3ストリーム編集も問題無くリアルタイム処理が可能になった。
ただ、プロキシファイルなので画質音質ともに荒く、CPU処理的な負荷は取り除かれたものの、人によってはその品質が編集中のストレスになる可能性もある。
そこで次に考えられるのが、プロキシファイル作成ではなく、GrassValley HQ codec へのトランスコードによる中間コーデック利用の編集である。
この場合、EDIUS Pro 上のパフォーマンスは飛躍的に向上し、私がテストした限りでは、HQ codec 3ストリームであれば、問題無くリアルタイム編集可能、4ストリームだと少しリアルタイム性が不安定になるが、音楽物でなければ実用上は全く問題無い編集ができることが分かった。
<Grass Valley HQ codec による3ストリーム再生の負荷は70%程度。>
結論! Grass Valley HQ codec による編集に限る!!
――などと、言いたいところだが、今回はその結論には至らなかった。
理由は簡単。
Surface Pro 2 の内蔵SSDの最大容量は 512GBなのよ〜。
今回の検証の目的は、飽くまでも Surface Pro 2 単体で実現可能な快適編集サクセスストーリー。
なので、ストレージを大量に食う HQ codec は、利用できる編集案件を制限されてしまう。
少なくとも長尺物のマルチカムには向かないのだ。容量的に。
では、最適解は? というと、「MPEG2 でしょ。」という事に。
1920x1080 60i 35Mbps の MPEG2 ファイルであれば、4ストリーム再生は確実、5ストリームもギリギリ現実的というぐらいに、軽量な編集が出来る。
1920x1080 60i 35Mbps といえば、XDCAM EX の記録モードとして主流だが、JVC の HM650 でも選択可能なファイル形式だ。
ちなみに、この海外ロケでも、HM650 の記録モードは MPEG2 の 35Mbps だ。(※最高画質モードの H.264 の 35Mbps でないのはポスプロシステムの都合による。)
MPEG2であれば、ファイルサイズも小さいし、HDV や XDCAM EX などを使っているユーザーであれば、既存スタイルのまま利用できる。
しかし、収録形式を限定されるのは使用するカメラの仕様に拠るので、結局は現実的な範囲で、EDIUS のプロキシ編集モードを活用するか、HQ codec を利用するかになるだろう。
根気があれば、MPEG2に変換しても良いだろうが、それが事実上のマスタークリップになるので、トランスコードによる画質劣化をどこまで容認するかはユーザー次第である。
さて、既に「後輩の結婚式」は3台カメラによる H.264形式収録で済まされているので、次善策を採らざるを得ない。
今回は、EDIUS Pro のプロキシモードにて編集を行う事にした。
基本的には、プロキシモードが必要になるのは、マルチカム編集シーンのみで、その後の「採用クリップ」の一本化やインサート編集などでは、事実上1ストリーム編集になるので、プロキシではなく通常編集モードでもパフォーマンスの問題は無い。
私の場合は、「通常編集モード」と「プロキシ編集モード」の切替を【F12】キーにショートカットとして割り当てて、両モードを必要に応じて直ぐに往き来出来る様にすることで、ストレスを軽減する事にしている。
ところで、今回、Surface Pro 2 と EDIUS Pro 7 で編集をしていく上で気になる事が幾つかあった。
1つは、上では触れなかったのだが、 HM650 の「QuickTime H.264 35Mbps モード」のクリップがプロキシファイルに変換されない、という問題。
「後輩の結婚式」編集において、他の AVCHD系のクリップは、プロキシモードに入ると自動的にプロキシクリップに変換されたのに、この QT H.264 ファイルだけは変換されなかったのだ。
ビンウィンドウ内から、手動でプロキシ変換を行おうと思っても、コンテキストメニューの「プロキシ作成」項目はグレーアウトしたままで、結局プロキシファイルを作成出来なかった。
<プロキシ編集モードなのに、プロキシにならない QT H.264 35Mbps( 3 VAトラック)>
が、さらに検証を進めていくと、どうもその現象が起こるのは、この「後輩の結婚式」を撮影した当時の QT H.264 ファイルだけであり、今現在の HM650 の QT H.264 ファイルでは問題無くプロキシファイルが生成されることが確認できた。
この「後輩の結婚式」は2013年4月であるので、HM650 のファームバージョン は恐らく V0102だろう。
これより後のファームアップでファイルヘッダなどが改修されている可能性もあるので、それによって EDIUS Pro の挙動が変わっていることが考えられる。
兎に角も、現在の最新ファームの HM650 であれば、どの形式で撮影してもプロキシクリップが生成されるので、気にすることはないだろう。
<HM650で選択できる 全HDファイル形式。現在は全ての形式でプロキシ化可能>
ちなみに今回は、一旦 HQ codec に変換し、それを更にプロキシ化している。
残念ながら、AVCHD 2本 + HQ codec 1本という組み合わせでの3ストリームではリアルタイム再生は少し厳しかったので、結局はプロキシ編集モードに頼ることになった。
なお、2013年4月の結婚式を今更編集しているのか!? というツッコミはご遠慮頂きたい(爆
あと、もう一つ気になったのが、Surface Pro 2 に EDIUS Pro 7 では、タッチパネル編集は出来ない?? という事だ。
Surface Pro 2 がタッチパネル仕様であることはご存知だと思うが、ワンタッチで左クリックの動作、タッチ状態を維持すると右クリックの動作になる。
つまり、瞬押しで左クリック、長押しで右クリックだ。
なのだが、EDIUS Pro 7 上では、この長押しが効かない様なのだ。
そのため右クリックが作動せず、コンテキストメニューやモニタ上での JOGジェスチャが機能しない。
マウスやタッチパッドでは当然ながら右クリック動作ができるので、液晶タッチパネル上での操作時だけ右クリック操作が出来ないのである。
これは、EDIUS Pro 側の制限なのか? OS−アプリ間の連携の問題なのか??
それとも、何か個別の設定があるのだろうか?
案外、タッチパネルとノンリニア編集の相性はいいな、と感じており、この右クリック操作が出来ないというのが、非常に残念である。
是非とも改善を望みたい点であるのだ。
以上が、現時点での Surface Pro 2 + EDIUS Pro 7 による編集パフォーマンス検証である。
如何せん、現在はスペイン滞在中なので検証材料も環境も、時間も限られているので、簡易的なテストしか出来ていない。
帰国したら、もう少し検証材料を増やして、Surface Pro 2 でノンリニア編集の可能性を探っていきたいと思う。
<追伸:ロケは順調に進捗中。>
−>>2014/01/18/(Sat) Royaume de Belgique.
- 無事にスペインでのロケが終わりました。
天候を窺いながらの撮影になりましたが、見事なスケジューリングで景色や街並みも十分に撮影できました。
今回取材した街も人々が皆、大変に優しく、非常に居心地の良い5日間でした。
皆様、取材協力ありがとうございました。
さて、今日からベルギーに入りました。
同じ EU圏内ですから、カルネ手続きや Immigration も必要ありませんし、楽ちんです。
飛行機移動で、3時間程度で到着。
時差もなく、貨幣もユーロですから、昨日までのスペイン滞在時と、自分は何ら変わることがありません。
変わったと言えば、周りの言語。
昨日までは当然スペイン語でしたが、今日からのベルギーではフランス語/オランダ語に。
ちなみに、オランダ語圏は初めてなので、オランダ語はさっぱり分かりません。
人々が話している言葉が、オランダ語かどうかすら分かりません。
まだフランス語の方が反応できますので、自分から挨拶したりするときは、英語かフランス語を使いそうです。
滞在中にオランダ語も少しは使いたいです。
さて、いよいよ明日からはベルギーロケ開始です。
私は甘党なので、ワッフルとチョコレートは、たらふく食べて帰りたいですよ〜(笑
−>>2014/01/19/(Sun) クイックマニュアル。
- GY-HM650 は定期的にレンタル要請を頂けるので、私が HM650 を使用しない時期でも、オゼゼを稼いでくれて――ありがとうございます(´∀`)
さて、HM650を貸し出すに当たっては、今まではカメラ購入時同梱の取扱説明書を一緒に貸していたのですが、ご存知のように HM650 はファームウェアによる進化が激しくて、昨年の2月に購入した HM650 付属の取扱説明書では役に立たない状態になっていました。
幸いにして、JVCも昨今のスタンダードに漏れず、 HM650 の最新取扱説明書を WEBサイトよりダウンロード可能にしてくれていますから、ファームウェア更新と同時に取扱説明書も更新されます。
現在の V0205 ファームに対する取扱説明書のバージョンは Ver.4.00です。
今後は、これらの最新バージョンの取扱説明書を同梱する様に致します。
形態としては、取扱説明書PDFの全ページを無地の A5ルーズリーフにカラー印刷して、それをファイリング。
直ぐに目的の項目を見つけられる様に、見出し用紙を挟み、そこに項目をテプラ印刷して貼っておきます。
これであれば、現場で直ぐに調べたい機能についてアクセスする事が出来ると思います。
<A5サイズのルーズリーフを使用。なお、そのまま印刷すると「穴」で文字が欠落するので要注意!>
一度こういうものが出来れば、あとは今後のファームアップ時の取扱説明書の更新時に、更新箇所(頁)を入れ替えるだけで済みます。
ただ、ここで JVCケンウッドさんにお願いしたいのは、取扱説明書更新時には差分ファイル(ページ)のダウンロードもできる様にして頂きたいのです。
正直、170ページ以上ある取扱説明書の全項目を見比べて、新旧の差異を発見するのは不可能に近いですし、無駄な労力です。
当然、全ページを印刷させ直すなどという無駄は、環境責任のある企業体としては避けうるべき選択肢なのは言うまでも無いことだと思います。
変更が発生したページだけデータがダウンロードできれば、そのページだけを印刷し直して入れ替えるだけの労力・環境負荷で済むわけですから。
さて、今回の取扱説明書には、それにプラスして、自作のクイックマニュアルを挿入しています。
私は基本的には最初に取扱説明書を読むことをしないタイプの人間で、実機をフィーリングで使っていって、どうしても分からない部分があれば、そこで初めて取説を見ます。
ただ私の場合、事前にその機材の機能については調べておきますし、実際に機材を手にした後は、全ボタンや全メニューに潜って、それを逐一実行して動作を認めて機材の使い勝手を確かめるという具合です。
私個人の考え方では、「取説無しに基本的なオペレーションが行えないような設計は開発者の無能か怠惰である。」と確信しているので、その様な機材では快適な仕事が出来ないことは目に見えていて、機材選択肢として除外してしまいます。
ユーザーインターフェイス(UI)全般に係る事な訳ですが、UIの設計は基本的に「ユーザーは無知である」と前提して設計すべきだと考えます。
操作Aに於いて反応Bが返る場合、操作A’に於いても反応B'が返るという様な一貫性は必須設計要件ですし、手続きが多くても得られるリターンが小さい場合はユーザはその機能を使わなくなる、という点などは機能実装前にクリアしておくべき事項でです。
それで言えば、EDIUS Pro は大きな機能アップ以外にも、そういう小さな改良をしっかりと続けてくれていることにこそ称賛を送りたいと思いますし、一方で素晴らしい UIの在り方を提案してくれた HM650 に対しても私はまだまだ納得いっていません。
既に何度か言っていますが、取り敢えず HM650 は操作の一貫性を早く実現して下さい。
閑話休題。
さて、件のクイックマニュアルは、HM650の素晴らしさを引き出す為の物です。
HM650 は基本操作の点で無知なユーザーに対しても非常に優しく、UI系の使いやすさでは、現在のところ随一だと思います。(先述の通り、課題はまだありますが)
ですので、初めて使うユーザーでも取扱説明書無しに基本操作を行う事ができます。
が、これは同時にアンビバレントな状況を生み出すわけですが、取扱説明書をユーザーが読み込まない為に、見落としてしまう機能が多くあると考えられます。
そして、その機能こそが HM650 の真髄なのですから、その機能を活用せずして HM650 の素晴らしさを真に体験する事はできません。
そこで、ユーザーが数ページ目を通すだけで、一気に HM650 の深い機能に触れられる様にと、クイックマニュアルを作成することにしたのです。
厳密には、このマニュアルでは、特定の番組におけるカメラ機能のセッティングにも触れていますので、汎用的な物では無いのですが、長押し機能についてや標準/拡張モードの違いと特性、お気に入りメニュー、色温度の調整機能など、カメラマンなら直ちに使いたい機能を纏めて、マニュアル化しています。
また、自作LANCリモコンもセットで貸し出しているので、これについての簡単な説明書やヒントも掲載しています。
<クイックマニュアルページ。カラー図式も併用で優しく解説。>
私としては、HM650 の良さを、短期間触るだけのカメラマンであっても、たっぷりと体験してもらいたいという思いで、簡単に目を通せるクイックマニュアルを作りました。
そして、その機能を活用して、素晴らしい番組作りをしてもらえればと思っています。
なお、ベルギーでは、こう見えてもちゃんと仕事しています。
※念のために補足しておくと、「無知なユーザー」とは、ユーザーが無知であると筆者が認識しているわけではなく、UI設計上想定すべきユーザー像を表現しているに過ぎない。
これは、アダム・スミスによる合理的経済人や、新古典派経済学におけるミクロ経済学がその理論構成に据えている合理的消費者のような必要性だと考えて頂きたい。
もっとも、合理性を前提とした規範的理論よりも昨今は、行動経済学を中心とした記述的理論へと主流は移行しているようだが…。(関係無いけど…)
−>>2014/01/21/(Tue) 白耳義。
- ベルギー入りしてから4日が経ちました。
現地では、ちょっとしたトラブルなどもありつつ、順調にロケは進行中です。
街は人が大変に多くて、観光客から外国人ビジネスマンまで、世界中から人々が集まってきているのが実感できます。
まぁ、Bâtiment Berlaymont があるような名実共に国際都市ですから当然ですね。
そして、何より私が楽しく感じるのが言語が入り交じっている具合。
基本的にこの地方は、オランダ語とフランス語ですが、そこに英語も多少入って、皆自分が得意な言語で会話しています。
例えば、フランス語がメインで、英語も出来る人同士が、途中まで英語で会話しているのですが、言い回しが難しかったり、微妙なニュアンスを英語では伝えられない場合は、母国語のフランス語に途中から切り替えて話したりと、傍で聞いていても面白いです。
番組では、今回はフランス語を基軸にして会話やインタビューを成立させています。
実際には、質問は英語でして、返事をフランス語でしてもらって、それを英語に訳すか直接日本語に訳すなどしていますが、その辺のアバウトさもカメラを回していて楽しいです。
一緒にロケをしているロケマネージャーさんも、英語よりスペイン語の方が得意な方で、たまにスペイン語思考の英語を話したりされるのが面白かったりと、言語の多様性に溢れた現場になっています。
そういえば、オランダ語を聞いているとドイツ語に似ていることに気がつきました。
簡単な挨拶ぐらいであれば、使えそうだなぁ〜と、レストランなどではちょっと使ってみたりしていますが、結局、馴れた英語かフランス語の方をよく使ってしまいます。
いや、日本語以外全然喋れないので、せめて英語は話せるようにならないと……と海外ロケに行く度に思うのですが、いつも思うだけで終わっちゃってますね……。
勉強しないとな………。
−>>2014/01/25/(Sat) 帰国と液タブ。
- ただいま〜。
昨夜、無事にヨーロッパより帰国。
寒さで少し風邪を引いてしましたが、帰りの飛行機で寝まくって関空到着時には、ほぼ体調は戻りまして今は元気です。
初めて行ったベルギーも充実した毎日でした。
ワッフルとチョコレートがいっぱい(笑
その他にも色々と魅力を見つける旅でした。
番組も濃厚な物になると良いですね。
因みに、ベルギーと私の関係……という程でもありませんが、唯一話題の関連する部分があるとすれば、年明けに紹介したラジコンヘリの件。
今回、組み立てる予定のヘリのメインボディーがベルギー製だったりするのです。
さてさて、今回の海外出張では、いつもの Apple MacBook Pro ではなく、Microsoft Surface Pro 2 を連れて行ったのですが、期待通りの使い勝手を発揮してくれたと思います。
ラップトップPCクラスとしての、クリエイティブな作業のしやすさ。
タブレットPCクラスとしての、閲覧用端末の簡便性。
この双方を見事に両立させてくれました。
ラップトップPCとしては、打鍵感のあるキーボードと 1920*1080pix解像度、Core i5-4200U というスペックが、簡単な写真加工や動画編集を快適に実現させてくれました。
何よりも Windows搭載機というのが助かります。
Photoshop CC や EDIUS Pro といった日頃使っているアプリケーションをそのまま利用できるのですから、デスクトップで作業するのと何ら機能的な制限はありません。
そしてタブレットPCとしては、可搬性は勿論、ROM専機としてのアクセサビリティーがコミュニケーションツールとして機能します。
具体的にどういうことかと言うと、1つには私がタブレットPCを海外出張に持って行っている理由は、写真を見る為です。
何の為に? それは、ロケの最終日などに現地の出演者やコーディネーターさん含めスタッフ全員で、お疲れ様食事会などをする際に、その日まで撮り溜めたロケ風景の写真などを、郷土料理をつつきながら全員で見て、ロケの思い出を振り返る為だったりします。
その際、レストランのテーブルの上にノートPCを置いて閲覧するのはちょっと仰々しいですし、スマートではありません。
ですから、私はタッチパネル操作で、料理片手に簡単に写真をスライドしたり拡大操作できるタブレット端末として、毎度 iPad を別に持って行ってました。
また、飛行機での長時間移動にも、動画や電子書籍を閲覧するにも、バッテリーも持続するので、タブレット機は必要でした。
つまり、海外出張には目的別に、MacBook Pro と iPad の両方を持参していたことになります。
あぁ……これではまるで私が Apple好きみたいではないか……。
そんな状況に対して、1台2役を Surface Pro は見事にこなしてくれました。
勿論、Surface Pro 意外にも、ラップトップ級スペックのタブレットPCは幾つか有用な機種が他社からも発売されていますから、自分に合ったモデルをじっくり吟味してみるべきでしょう。
そういえば、航空機のトランジットで立ち寄ったイスタンブール空港のラウンジで Surface Pro 2 を取り出してネットをしていたら、通りがかりの男性(中東系?)が 私の Surface Pro に興味を持たれたらしく、「どこのPC?」「満足な使い勝手かい?」など色々と聞いてこられました。
Macを持っている人は多いですが、Surface を使っている人はまだまだ見掛けないですから、珍しかったのだと思います。
<イスタンブール空港ラウンジにて。>
さて、帰国してから Surface Pro 2 は今度は早々に相方が東京に連れて行きました。
絵を描く為です。
“液晶タブレット”――通称「液タブ」というデバイスが以前から、それこそ タブレットPCが登場する前から WACOMなどの入力インターフェイスデバイスメ―カーから出ていました。
これは、要はタッチパネル液晶の事で、ペンタブレットと液晶モニタが一体化した製品で、画面に専用ペンを使って文字や絵を描くことができるガジェットのことです。
相方も一時期「液タブ」の1つである“CINTIQ”シリーズを欲しがっていたようですが、結果的には通常の WACOM のハイエンドペンタブレットインターフェイスである“Intuos”シリーズを使い続けています。
Surfaceシリーズは、「液タブ」としての機能も果たせます。
重要なのは、筆圧検知。
Surface Pro 2 のペン入力の筆圧分解能は 1024レベルで、これは相方が今も使い続けている Intuos 3 と同等です。
最新の Intuos や iPadなどは 2048レベルと倍になっているので、Surface Pro の筆圧検知能は最新の物ではありませんが、使い慣れた筆圧検知反応と同じレベルでリアクションが返ってくる事で、案外使い易いのかも知れません。
相方も、「原稿の下描き用に使いたいだけで、これでペン入れや塗りをする訳ではないから、十分な性能」と評価していました。
<ComicStudioにて作画中。>
OS が Windows である為、作画用に Photoshop や ComicStudio EX が使えるのは、メリット以上に必須条件でしょう。
Surface Pro は今のところ『共用』となっていますが、相方が気に入れば 128〜256GBモデル辺りを追加購入することになるかも知れませんね。
−>>2014/01/31/(Fri) オンエア告知(スペイン・マラガ篇)
- 先日、ロケに行っておりました“スペイン・マラガ”のオンエアが、明日2月1日(土)です!!
いつものチャンネルのいつもの時間のいつもの番組です。
もちろん全国放送ですので、是非ご覧下さい〜。
生ハム、食いたくなってきた〜。
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