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~ 創想雑誌 ~
->>2012/08/01/(Wed) さて、三脚追加。
-
7月後半はバタバタと忙しく、半月余りぶりの更新だ。
特に7月最後の一週間ほどは、高校野球地方大会の取材で毎日近畿各地の野球場へ赴き、試合を撮影していた。
さて、そんな夏の高校野球地方大会も無事に終了したところで、三脚を購入することにした。
従来の我が家の三脚は、ショルダータイプカメラの SONY HVR-S270J 用に Vinten の “Vision10”とハンドヘルドタイプの SONY HXR-NX5J 用に“Manfrotto 519 + 525”があり、通常であればそれで十分事足りている。
しかし、私が度々いろんな方から頼まれて撮影する案件の多くが、プラスもう一台 HXR-NX5J を投入して3カメ体制から……という撮影事案ばかり。
追加のカメラは、いつもお世話になっている M本さんから HXR-NX5J をお借りしているのだが、三脚はお借りしていない。
基本、電車か自転車移動の私では三脚を借用すると、その借りた機材を持って帰ったり返却しに行く際が大変に難儀なのである。
であるから、三脚はいつも自前の物を用意しているのだが、そのもう一台の三脚というのが“Libec LS-55DV”である。
こちらの三脚の経緯については、以下を参照されたい。
※http://www.next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20090107A#20090107A
ただ、Libec LS-55DV では、NX5 をはじめとする Z1Jクラスのカメラには少々スペック不足である。
特に、テレ端でのカメラワークの不安定さはカメラマンの腕だけでは補いきれない。
この数年そういう状況を堪え忍びながら使ってきたが、いよいよマッチングのよい三脚の購入を考えるようになってきた。
そこで購入したのが、この5月にリニューアルモデルが発表となった、Libec の RSシリーズである。
<Libec RS-250RM>
RSシリーズは、無段階カウンターバランス機能を搭載したコストパフォーマンスの高い三脚で、対応ビデオカメラ重量別に RS-250/350/450 の3モデルが発売されており、ハンドヘルドタイプのデジクラスカメラから比較的軽量なショルダータイプカメラにまで対応する。
特に RS-250 は Z1Jクラスの三脚として非常に優れており、滑らかで安定したカメラワークを低価格で実現している。
私も会社ではデジロケの際にはいつも使用しており、先日の海外ロケでも当然 RS-250 をチョイスして持って行った。
そういった実績のある RSシリーズであったので、私も今回は RSシリーズを迷わずに選んだ。
RSシリーズは、5月発表のリニューアルで次の機能が追加されている。
・水準器にLED照明を搭載
・伸縮可能なパン棒に新デザインのラバーグリップ
・RS-450R/RM は脚部に「RT40RB」を新採用し、三脚ケースも「RC-50」が付属。
ニューモデルは、型番の数字の最後に“R”が付加される。
今回私が購入したのは、RSシリーズの一番下のモデルである“RS-250RM”。
型番の通りミッドスプレッダタイプである。
舞台撮影などの機会が多く、客席と客席の隙間の段差に脚の一本ないし二本を突っ込む事などもあるので、あえてミッドスプレッダタイプを選んだ。
勿論、グランドスプレッダを別途購入すれば、グランドスプレッダ対応も出来る。
実際に HXR-NX5J を標準状態(カメラ+マイク+バッテリ NP-F970)で RS-250RM に乗せてワークをしてみた。
カウンターバランスは完璧に取れ、どの角度で手を離してもしっかりと傾斜をキープする。
テレ端でのワークだが、非常に滑らかに出来た。
雲台のトルクはパン・ティルト共に2段階しかないものの、NX5Jだとポジション“2”で丁度よい粘りが得られる。
雲台起因のバックラッシュも感じさせない。
ただ一方、三脚の捻れから来ると思われる画の振り戻りが少しあるようだ。
三脚にウエイトを吊すなど、もう少し安定させた状態であればこの症状も軽減されるだろう。
“カメラ”よりも“三脚”の数の方が多くなっている我が家。
これはそろそろ、三脚の数に合わせたカメラ台数が欲しくなってきますな!
※本日の、推奨物欲。
->>2012/08/02/(Thu) 課題しかない。
- 先月の話になるが、映像仲間のNぐちさんのご令嬢が通っておられるダンススクールの発表会を撮影させてもらった。
ちなみに、Nぐちさんは HVR-Z7J を魔改造している御仁。
余談だが、ダンス撮影の打ち合わせの際にNぐちさんの Z7Jを再び拝見させて頂いたが、昨年の夏よりも更に魔改造が進み、「なぜ最初から S270Jを買わなかったのだ??」と言いたくなるぐらい、凄いことになっていた。
※昨年夏:http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20110703A#20110703A
さて、今回のダンススクールの発表会は4カメ収録体制。有人カメラ2台の無人カメラ2台である。
カメラはいつものように、S270J x1 と NX5J x2。あと、後輩I橋君の XR520Vである。
今回の新たな試みとしては、メインカメラの3台―― S270J と NX5J x2 を、外部レコーダ収録で運用する事。
ATOMOS SAMURAI を S270J に繋ぎ、NX5J にはそれぞれ Blackmagic Design Hyper Deck Shuttle 2 を接続した。
これで、メインとなる3台の映像を ProRes 422 乃至は Avid DNxHD での記録する事ができる。
事前に、それぞれの収録機に利用する HDD や SSD の連続収録時間を計測し、公演中のどのタイミングでディスクを交換するか…などの計画を立てた。
<夜通し収録して、それぞれのSSDの記録可能時間を計測。>
ただし、今回の公演は6時間半にも及ぶ。
Hyper Deck Shuttle 2 に利用する手持ちの SSDだけでは全収録時間を賄えないので、初頭に収録したSSDを現場でHDDにコピーした上で、収録済みSSDをフォーマットして後半で再利用する事にした。
現場感覚からしても非常に怖いやり方だが、仮に収録データが消滅したとしても NX5J では二重にAVCHDでの収録が行えているし、そもそも ProRes や DNxHD での収録はこっちが勝手にやっている“実験”なので大勢に影響は無いのである。
<MacBook Pro と外付けHDDを会場に持ち込み、現場で素材コピー。>
さて、現場での収録であるが、今回もNぐちさんには進行や機材の面で色々と助けて頂きながら、無事に収録を終えることが出来た………と綺麗に纏めたいところだが現実の現場には数々のトラブルと課題があった…。
まず、現場の課題として「インカム問題」。
マルチカメラの収録時には、FM帯電波を利用した簡易的な無線インカムを利用している。
セットアップも簡単で、また会場で一般的に使われるB帯と干渉することが無いので、非常に重宝している(Symphonicsさんから、無期借用中)。
しかし、今回のダンス発表会はPAの音が非常に大きくて、インカムでの指示が上手く届かない事が頻出した。
そのため、相方のカメラワークが遅れたり、こちらもそれで目の前の撮影に集中できない……といった弊害が出た。
現場でカメラを振りながら指示を出すというスタイル故、どうしても会場の音響をインカムのマイクが拾ってしまう。
特に今回のPAはロックコンサートもビックリな音量だったので、にっちもさっちも行かなかった。
有線タイプでいいので、大音響の中でも確実に指示を出せるインカムを求める必要が出て来た。
もう一つは、カメラトラブルだ。
無人カメラ④として、舞台下手の2階席からステージを俯瞰するポジションに XR520V を配置したのだが、収録から帰宅して素材をチェックしてみて吃驚!!
ピントがボケており、それに引っ張られてかアイリスも飛び気味で全く使い物にならない画が撮れていたのである。
本番中は無人なので、アイリスの飛びなどは確認のしようもなかったのだが、フォーカスに関しては原因不明。
XR520V の液晶モニタ(3.2型/92.1万pix)では、そのピンぼけは分からない範囲の物で、20インチのモニタに映し出して初めて気がついたのである。
現場でのセッティングでは、舞台中央に人物が居るときにテレ端でフォーカスをマニュアル固定し、アイリスはオート。
そこから引いて舞台全体を収めるサイズで画角を決めていた。
しかし、結果は舞台上は大きくぼけており、そしてアイリスが飛んでいるために、もはやポスプロでも修正のしようがない状態だった。
即日、ダンス教室の先生に連絡をして、状況を説明。
4台体制の収録だったが、3台での構成に変更する旨、了解を頂いた。
もともとこの4カメは“オカズ”+“逃げカメ”だったので、作品構成上なくてはならないカメラ……という訳では無い。
ただ、なぜこの様な事態に陥ったのかは検証する必要があり、大きな課題を現場に残した。
また、DNxHD収録にも問題が発生。
現場では無事にSSDの使い回しで収録を順調に行えたのだが、いざ EDIUS Pro 6.5 のタイムラインに DNxHD のクリップを乗せてみると、正常に再生されないとう事態が……!!
音声は普通に再生されるのだが、映像が静止画の状態で画面張り付いたまま一切動かないのである。
以前、HyperDeck Shuttle 2 のテストを行った際は、問題なく EDIUS のタイムライン上で走り、「Avid DNxHD も EDIUS上で問題なく取り扱える」と結論を出していたので、今回も DNxHD での収録を行ったのだが、現在このザマ。
非常に困った事態である。
色々テストを行い、まずは QuickTime Player では正常に再生出来ることを確認。
また、MacBook Pro に入れている EDIUS 6.07 では正常に再生する事が出来た。
Adobe Premiere Pro CS3 でも正常再生。
現行のチェック環境では、メイン編集マシンの SEREN に入っている EDIUS Pro 6.5 だけが正常に再生出来ないようなのだ。
取り敢えず時間が勿体なかったので、原因究明と改善は先送りにして、Avid DNxHD の素材を全て GrassValley HQX codec にトランスコードする事にした。
バックアップのAVCHDをそのまま使っても良かったのだが、DNxHD を GrassValley HQX化した方がまだ画質も高いだろうと信じて、このような応急処置をした。
実際、画質には不満は無い。
全収録素材のバックアップやらその整理、また DNxHD の HQX化などの作業に時間が掛かり、EDIUS で編集出来る状態になるのに丸一週間かかった。
……と、今回は諸々の課題が噴出した。
インカムと無人4カメは過去に何回も実績があるシステムだったが、今回の収録では大きな課題とトラブルを抱えてしまった。
また、DNxHD の再生不能問題については、新しく導入したばかりの EDIUS Pro 6.5環境下での出来事であり、まだ何処に原因があるのか分からない。
こちらは、この案件が終わればシステムの再インストールも含め、徹底的に究明し解決する!
<あーーー! 課題しかない! でも、編集は順調。>
※本日の、推奨物欲。
->>2012/08/14/(Tue) GTX670へ。
- 先日撮影したダンス発表会の編集を、仕事から帰宅後に毎日ちょっとずつ進めている。
昨夜、漸く全編6時間半の粗編集が完了。
粗編集では、それぞれのシーンで3台のカメラのどの画を使うかをスイッチングして決めていく。
発表会のプログラムは6舞台構成で、1舞台あたり1時間ほどの枠に10組前後の発表がある。
1舞台の粗編に3~4日ほど。
もちろん丸一日使って3~4日ではなく、仕事から帰ってきて夕食や風呂の合間、就寝までの時間にちょっとずつ編集していくので時間が掛かるのだ。
粗編が終わった翌日である今日は、たまたま休みだったので、朝から“調整編集”に入る。
“調整編集”は、粗編の終わった状態を再生しながら、スイッチングのタイミングや場合によっては使用カメラの組み替えなど、数日経ったからこそ見えてくる客観的な視点で再調整をする――という作業を勝手にそう呼んでいる。
また、私のやっている舞台撮影は「ENGマルチカメラ」で行っているために、どうしてもアイリスがバラバラになってしまい、カメラ同士を切り替えると明るさが違うなどして違和感が出る事がある。加えて、センターカメラは無人でありオートアイリスなので、こちらもスポットライト部分が極端に白飛びしていたり、場合によってはアンダー気味になるので、それを編集の段階で調整したりする。
さらに、音声の調整も行う。
基本的には音声の本線はPAさんからのラインもらいなのだが、それとは別にアンビエント音を収録しているので、それを EDIUS Pro上でMA。
拍手や掛け声など、ラインには乗っていない音声を編集でミックスして会場の臨場感をプラスする。
これらの調整を加えながら、今日は 2.5舞台分の調整編集を行う事ができた。
さて、ところでこのダンス編集に入ってから、EDIUS Pro の調子が悪い。
取り敢えず、なんかの拍子に EDIUS Pro のプログラムが停止し、落ちるのである。
何をしたら…という特定動作も掴むことが出来ず、突然停止する。
こまめに保存するように努めているが、希にそれを失念して保存を怠っていると頭を抱えたくなるほどプロジェクトを遡る事もある。
<いきなり EDIUS Pro の GUI が真っ白に。私の頭も真っ白に……。>
最初は EDIUS Pro 6.5 の不具合かとも思われたが、どうも違うような感触。
EDIUS Pro が落ちるとき、ディスプレイが一瞬消えて、次に画面がついたときには EDIUS のGUI が剥がされて Windows 7 の素の GUI が剥き出しになっている。
また、その直後に Windows 7 の再起動を掛けると、……Windowsが再起動してこない。
一旦“シャットダウン”して、それから手動で起動すると問題なく立ち上がる。
また場合によっては、Windows自体は起動はしているのだが、ディスプレイが表示されない状態で起動が完了してしまうことがある。
この場合は、普通に再び起動させても状態は改善しない。
一旦 PCの電源ユニットからコンセントを引き抜くか、ユニットの電源スイッチをオフにしてマザーボードへの電源供給を絶つ必要があり、再び電源を投入することで正常起動するなどを繰り返した。
さらに、EDIUS が落ちる場合に一緒にディスプレイドライバが停止することがしばしばあった。
さらにさらに、普通にネットブラウズをしていると、突如デュアルディスプレイ構成がシングルディスプレイに切り替わり、プライマリモニタにアイコンが全て結集してセカンダリモニタが使えなくなる……という現象にも一度出くわした。
こうなってくると、原因はグラフィックカードもしくはディスプレイドライバ周りにある様な気がしてくるではないか??
グラフィックカード周りが不具合を起こして機能停止をする際に、EDIUS Pro を巻き込んでいるのでは無いだろうか……そんな気がしてきた。
まずは、ディスプレイドライバを最新バージョンにアップデートしてみる。
が、不意にEDIUSが落ちる現象は改善されず。
念のために EDIUS Pro 6.5 も再インストールするが症状は変わらない。
いよいよグラフィックカード本体が問題を抱えている可能性を検討する必要が出て来た。
メイン編集マシンの SEREN で利用してきたグラフィックカードは“NVIDIA GeForce GTX285”。
購入は2009年の9月で、すでに3年前の製品である。
現在最新の NVIDIA GeForce は GTX600シリーズになり、SEREN に搭載する GTX285は世代的には4世代前の製品になる。
そろそろ、SEREN本体のアップグレードも視野に入り始めている時期なのだが、今回は問題を抱えていると思われるグラフィックカードを更新することにした。
今回選択したのは“NVIDIA GeForce GTX670”。
GTX670 の上階には、GTX690 と GTX680 があるが、そこまでのハイエンド製品は不要であるので、電力バランスが良くて GTX680から価格を抑えた仕様に落ち着いているこのモデルを選択した。
早速、GTX670 をインストールして SEREN の Windows エスクペリエンス インデックスを確認する。
Windows 7 の エクスペリエンス インデックスは、パソコンの性能を 1.0~7.9 のスコアで評価するシステムだが、GTX670 を入れた結果グラフィックス周りは最高値である 7.9 を叩き出した。
さて、本題は EDIUS Pro の突然死が治まったかであるが………、この2~3時間の編集作業中は一度も落ちていない。
もともと EDIUS が落ちる頻度もまちまちで、EDIUS を起動してから数十秒で落ちたこともあれば、数十分後に落ちたこともある。
なので、現状が正常なのか爆弾を抱えたままなのかは明確に判定できないのだが、今までの感覚からでは、これは改善された環境にあると思えている。
さらに継続して様子を見ていく必要はあるのだが、恐らくは改善成功である。
突然の余計な出費になったが、これで安心して編集が進められるのであれば、安い投資であると思う。
※本日の、推奨物欲。
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- 2022年
- 06月