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〜 創想雑誌 〜
−>>2012/05/02/(Wed) 微笑みの国、三度。
- ゴールデンウィーク真っ只中!!
現在私は、タイはパタヤに来ております。
………勿論、仕事で……です。
パタヤは昨年の秋に一度来ましたが、これで二度目の訪問。
ロケスタッフも前回と同じような陣容で、今回も楽しいロケになりそうです。
前回は、パタヤのファッションやレストラン紹介などを行ったのですが、今回は特定のイベントを追いかけるだけなので、あまり創想雑誌にロケの様子は記せそうに無いです。
写真は、ホテルの自室からの景色。
お天気も良く、気温は40度近く有ります。蒸し暑いです。
昨日の深夜に日本を出国し、今朝バンコクに到着。そのままパタヤに陸路で移動して、午後からロケ開始です。
いってきます〜。
−>>2012/05/04/(Fri) 微笑みの国、三日目。
- 今日は、パタヤ滞在3日目。
いよいよ今夜が取材で追いかけているイベントの本番日となりました。
イベントの開始は日が暮れてからになるので、初日同様今日も午後からのロケです。
日中に、パタヤの俯瞰ロングやビーチのインサート映像を撮りに行って、そこから夕方に向けてスタンバイします。
今回も機材は Z5J。
ディレクターも Z5J を構えるという2台体制になっていて、2人で分担して絵数を稼いでいきます。
ピクチャープロファイルなどの画調の統一は勿論、お互いにカメラを交換し合っても問題なく運用できるように、全ての設定を同一にしておきました。
今日のイベントも裏表で同時進行の時間帯があるので、ディレクターと効率よく手分けして取材を進めていきたいです!
−>>2012/05/07/(Mon) Next-0/Nex-5N。
- 昨日まで、タイでの海外ロケだったのだが、そういえば“Made in Thailand”といえば SONY のミラーレス一眼カメラ“NEX-5N”があったなぁ〜、と思い、現地滞在中に NEX-5N をネット通販で購入した。
という“経緯”は冗談で、SONY NEX-5N が今日、我が家に届いた。
4月頃から新しいデジカメが欲しいなぁ……と考えており、今回のタイロケで海外出張手当も出ることだから、NEX-5N をこの際買ってしまおうと思い立ち、帰国前日にタイのホテルでネットしながら「価格.com」経由で購入した。
帰国した翌日の休暇(つまり今日)に自宅に荷物が届いて、遊べるようにする手筈だ。
選択したキットは“E 16mm F2.8”と“E 18-55mm F3.5-5.6 OSS”の2本のレンズが付属する“NEX-5ND”。色はブラック。
他にも、Amazon.co.jp で NEX用のワイコンを購入したり、帰国した日には直ぐにこれまた Amazon で予備バッテリーを発注したりした。
ちなみに、予備バッテリーは SONY NP-FW50 互換の“W8NP-FW50N-2”を購入。
2本セットで2千円強という超安価!
発注したカメラ本体やらアクセサリは、今日の日中に続々と時間差配達され、また夕方にはヨドバシカメラ梅田まで出掛けて、カメラバッグやらレンズケースを買い出しに行った。
梅田までお出かけついでに、色々と試し撮りしてみる。
当然ながら触り慣れていないカメラなので、あれこれ迷いながらの操作だが、それでも使っていて楽しい。
カメラにお任せのオートモード時でも、被写界深度調整や明るさ、色合い調節などにダイレクトにアクセスできて、任意の表現を作り出すことが出来るし、何よりも高感度に感動だ。
NEX-5N は、ミラーレス一眼として最高感度の“ISO25600”を実現しているのだが、魅力的なのはその“ISO25600”ではなく、それだけの高感度を機能として乗せてくるだけの基礎技術力である。
実際“ISO25600”は大変にノイジーで、実用的かどうかと言えば、非常手段的に使えるという代物。
しかし、それ以下の ISO3200や6400の感度では余裕を持って綺麗な映像を見せてくれる。
“ISO25600”を機能としてカメラに乗せられるだけの高い技術力があってこその高感度・低ノイズの仕上がりなのだ。
これは、APS HD CMOSセンサー と画像処理エンジン“BIONZ”の合わせ技によるSONYの底力だろう。
今回、NEX-5N を選択したのだが、最初の候補にはフラグシップ機の NEX-7 も当然挙がっていた。
しかし、NEX-5Nよりも高画素化(1610万画素→2460万画素)した分、感度では NEX-5Nよりも不利になってしまった部分も有り、また自分でもそこまでハイスペックの物は現時点では使いこなせないな…と思い、お手頃な NEX-5N を選択したのである。
注目の動画モードだが、スナップ撮影には十分すぎるクオリティーだ。
1080/60p という AVCHDモードの中でも最高フォーマットを採用しており、最長29分間の収録が出来る。
APS HD CMOS という大判センサーの強みでもある被写界深度の浅い映像を作れば印象的な動画を撮影することが出来るだろう。
また段階的ではあるが、動画撮影中のアイリスコントロールも可能だ。
ただ、動画撮影での利用には多少の工夫も必要になりそうだ。
特にフォーカスに関しては、NEX-5N の3.0型92.1万画素液晶モニタをもってしても調整は難しい。
動画撮影時にはフォーカスに関するアシスト(ピーキングや拡大フォーカス)などが無いために、シビアな判断を迫られる。
NEX-5N は動画撮影時でもオートフォーカスが機能するのだが、こちらも問題がある。
動画撮影時に、シャッターボタンを半押しすることで、通常のスチル撮影の時のようにオートフォーカス動作が働く。
しかし、どうしてもコントラスト焦点方式のために“ワブリング”が発生し、動画として見ている分には見苦しい。
勿論、撮影時の段取りとして、オートフォーカスで被写体にフォーカスを合わせて、編集でワブリング動作終了後からIN点を取る――ということなら問題なく使えるだろう。
本格的な動画撮影を行うならば外部モニタとして SONY“CLM-V55”や、有機EL採用235万画素 EVFの“FDA-EV1S”を併用する必要がありそうだ。
動画撮影の“NEX-5N”での手法は、おいおい研究していくこととして、まずはスチル撮影で存分に楽しみたい。
主に、Next-Zero.com用の写真撮影に供することになるが、今までよりも写真画像の画質は格段に上がると楽しみにして頂きたい。
なお、写真の腕は残念ながら変わらないので、その辺は期待しないで頂きたい。
※本日の推奨物欲。
−>>2012/05/09/(Wed) Eye-Fi化。
- NEX-5N は、Next-Zero.com内の掲載記事に使う写真を撮影するために最も活用されていくことになるのだが、記事更新をより快適にする為に写真機用のとあるガジェットを購入した。
“Eye-Fi Pro X2”である。
【送料無料】アイファイジャパン Eye-Fi Pro X2 8GB [EFJ-PR-8G]
Eye-Fiは、ご存知の方も多いと思うが、SDカード型の Wi-Fiクライアントで、一般的な SDカード対応のデジカメにSDカード代わりに挿入することで、デジカメで撮影した写真を自動的に Wi-Fi(無線LAN)を使って、パソコンに転送保存してくれるというものだ。
詳細は本家サイト(http://www.eyefi.co.jp/)に任せるとして、この Eye-Fi を利用することで、いつも手間に感じている“デジカメから毎度SDカードを抜いて、PCに接続されているカードリーダーでSDカードを読んで、それを特定のフォルダに保存して……”という作業から解放されるという恩恵を受ける。
私が記事を書く場合、ネタにする内容の写真を先に取ってから文章を書く事が多いのだが、書いていく中で追加の写真が必要になったり、PCの大きな画面で見てみると撮影時に気がつかなかったピンボケが見つかったり……と追加撮影が必要な事態が度々起こる。
一昨日の日記でも、たったあれだけの文章を書く間に4回ほど撮影のやり直しとSDカードの抜き差しを繰り返した(珍しい頻度ではあるが)。
その作業自体を非常に面倒に感じているし、文章を書くテンションや追撮のやる気も鈍らせる。
この作業を効率化させれば、もっと気楽に撮影と執筆を繰り返せると思い、“Eye-Fi Pro X2 ”を購入した。
最初に、写真の保存先となるPCで Eye-Fi の設定を行う。
我が家の場合は、メディアサーバ“MEIXIN”が24時間ネットワークに繋がったまま動作しているので、必然 Eye-Fi での保存先は MEIXIN内の写真フォルダーになる。
また、MEXIN には写真などのファイルを定期的に自動バックアップ処理させており、データの二重化を行っているので、直ちに MEIXIN に写真を預けることはデータ保持の上でも安全である。
Eye-Fiカードに於ける各種のネットワーク設定やアップロード設定が完了すれば、Eye-FiカードをSDカード代わりにデジカメに入れるだけ。
Eye-Fi ではデジカメで撮影を行うと、直ちに Wi-Fi経由で撮影した写真データが転送される。
転送動作の様子を見ていると、撮影開始の一枚目の転送が始まるのに少し時間が掛かっているようだ。
恐らく、Eye-Fiカード側からの Wi-Fi接続認証などの処理時間だと思われる。
しかし一度転送が始まると二枚目以降の転送はスイスイ行われる。
我が家の場合は、シャッターを切った直後から一枚目の転送開始までに15秒前後。
1600万画素のFINEモードのJPEGファイル(約3.12MB)で、一枚当たりの転送時間は3〜7秒ほどだった。
また外で撮影する場合も、Eye-Fiカードを入れた状態で出掛けても問題ない。
今回購入した“ Eye-Fi Pro X2 8GB”には、その名の通り8GB のストレージ領域が用意されている。
そのため、私の撮影頻度であれば 8GBもあれば一日あたりの使用領域は十分に確保されていることになる。(NEX-5N のJPEGの最高解像度/最高画質モードで、約1200枚以上の撮影が可能)
ネットワークのない場所では Eye-Fiカード内の 8GB の領域に保存しておき、帰宅してからカメラを起動して暫く放っておけば勝手に転送を完了してくれるという寸法である。
Eye-Fiカードは、SDカード対応のカメラであれば基本的に利用が可能なようだが、Eye-Fi対応を謳ったデジカメの場合は、ファイル転送中を表すアイコンが画面上に出たり、機種に拠っては転送が終了すると自動的にカメラの電源を落とすなどの動作を行えるモデルもある。
<NEX-5N の Eye-Fi設定項目>
NEX-5N の場合は、アイコン表示とワイヤレス接続のON/OFFが設定できる。
しかし、NEX-5Nでは残念ながら転送後に自動電源オフの設定は出来ないようだ。
他にも、直接スマートフォンやタブレットに写真ファイルを転送したり、ネット上の写真共有サイトに自動的にアップロードするなどの機能もついている。
Eye-Fi はデジカメを一気にネットワークコミュニケーションツールにするガジェットであり、非常に魅力的でまた有用であると思う。
※本日の、推奨物欲。
−>>2012/05/11/(Fri) 最高のご馳走。
- 我が家も、物件購入→リノベーション完成から間もなく丸2年を迎えようとしている。
相変わらず、お客さんが多く遊びに来てくれて家主としては満足している。
私にも相方にも、我が家に招き入れる友人・知人は多い。
計画的な訪問もあるが、日中の流れでそのまま遊びに来てくれたりと突発の来客が多かったりする。
来客が多いために常に我が家は整理整頓モードで、それが片付いた綺麗な我が家を保ってくれている。
私もこまめに片付けをしているが、相方の日頃の努力に拠るところが大きいだろう。
この2日間も立て続けに私に来客あり。
昨日は会社の後輩Y君で、今日はご存知 XR520Vの持ち主I君だ。
Y君とは昨日、日中のロケが一緒で私がカメラマンで彼が音声。
ロケが昼下がりに終わったので、一緒に昼ご飯を食べて、久々に我が家に遊びに来てくれた。
Y君が昨年放映されてヒットした“TIGER & BUNNY”を最近の再放送で見始めたという話を昼間にしてくれて、その中で何話か録画を失敗して見ていない回があるという事だったので「だったら、我が家にTIGER & BUNNYのBlu-ray があるから見ていくかい?」と誘ってみた。
Y君が見損ねた数話と、まだ最終回まで見ていないということだったので、第19話から最終回の第25話までを一気に鑑賞した。
その後、いくつか昨年話題になったアニメや今期の作品をいくつか摘まみ食いして視聴してもらった。
次は、“魔法少女まどか☆マギカ”を見るとのことで、こちらは私としても大プッシュしておいた。
リアルタイム視聴組としては、1〜3話まで見たら、もう一度1〜3話まで見て、それから一気に4〜10話まで見てもらって、10話で最高潮を感じてもらったら、また1話を見てもらい、そして再び10話を視聴して叫んで頂いた後は、続けて一気に11話〜最終話の12話を視聴して燃え尽きて頂きたい――と“まどマギ”の楽しみ方を絮説しておいた(爆)
Y君には満足して帰って頂けたようだった。
今日は休暇だったのだが、夕方頃にI君から電話があり、遊びに来たいとのこと。
目的は自分のビデオカメラ XR520V を取りに来るのと、あとはちょっと仕事の話とか。
後輩の仕事上の不安の吐露なども聞いてあげるのが先輩の仕事である。
彼とは NEX-5N を色々と触って遊んだ。
写真を撮ってみたり、動画機能を検証したり。
私もまだ NEX-5N の使い方は習得途上なので、他人に求められてそれを実践することで新たな発見に辿り着いたり出来ている。
今日は、NEX-5N のピクチャエフェクト機能と使いながら、マニュアルで色々調整を加えて、印象的な画を作って撮影してみた。
最近はプライベートで何かしっかりと目的を持って撮影をする機会も無いので、NEX-5Nの現場投入はいつになるか分からないが、そんな日が来るのを期待して今のうちにじっくりと研究しておきたい。
さて、I君は既に就寝している。床で。
泊まるとも帰るとも言っていなかったのだが、既に終電も無いので泊まるのだろう……。
私は明日は報道夜勤なので、出勤時間は遅く、それほど迷惑な事では無い。
一時期、毎日のように我が家に居着いていた I君としては、ちょっと久々に遊びに来てくれたので、今夜はゆっくりとさせてあげようと思う。
−>>2012/05/21/(Mon) Annular solar eclipse。
- 金環日食観察のために会社を休んだ、管理人;宏哉です。
さて、今日は全国的に“日食”の日。
日本列島の広域で金環日食が観測出来るのは 932年ぶりということで、ネットをはじめテレビや雑誌でも事前から大々的に取り上げられていた今回の天体ショー。
自宅(大阪)に居ながら金環日食が観測出来るのは、生涯でもこれっきりでしょうから、私も記録の用意を致しました。
場所は自宅マンションの最上階7階の廊下。
撮影機材。
カメラは SONY HVR-S270J。
記録フォーマットは、ATOMOS SAMURAI による ProRes422 です。
そしてレンズは、FUJINON HA21×7.8BE。(http://www.system5.jp/products/detail17007.html)
FUJINON HA21 は、2/3インチ用HDレンズですから、1/3インチCMOS の HVR-S270J に装着すると、焦点距離は約2倍テレ端にシフトします。
HA21 の テレ端焦点距離は 164mm(2/3インチ換算)。
これが、テレ端に2倍シフトするので、S270J装着時には 328mm相当(2/3インチ換算)
さらに、光学エクステンダー(x2)を入れることで、656mm相当(2/3インチ換算)の望遠レンズとなります。
これは 35mm換算で約2,624mm相当と、非常に望遠での撮影が可能になります。
これに、S270J のデジタルエクステンダー(x1.5)を入れれば 126倍レンズ(2/3インチCCD比)となり、3,936mm(35mm換算)とかいうトンデモナイ望遠端が得られます。
太陽の観察に必要な NDフィルターは近所のセブンイレブンで売っていた雑誌の付録を利用。
月刊「星ナビ」5月増刊号(500円)で、自由に切り抜いて使える「日食観察プレート(EN1836:2005+A1:2007/カテゴリE15準拠)」がついていました。
A5判サイズのプレートで、そこから2人分のメガネと、100mm角のカメラレンズ用フィルタを切り出し、フィルタホルダに取り付けて撮影に臨みます。
大阪の朝7時台の天気は晴れ時々曇り。
部分日食が始まった頃は、雲が無い青空の中で観察をする事ができましたが、金環日食が始まる7時半に近づくにしたがって、帯状の雲が太陽の道筋に被り始めました。
薄雲だったので、雲を通しての観察も可能でしたが、日食フィルタを通して撮影していると、光量が足りず、肉眼で見えていてもカメラでは確認できないことも。
撮影が終わってから考えてみると、雲の中に太陽があった時はフィルターを外しても良かったかなぁ……と。
まぁ、結果論というか、部分日食の時からの画の繋がりを考えると、これはこれで良かったのかも知れません。
ちなみに画角ですが、光学エクステンダー(x2)を入れた状態でなら、最望遠端よりも少し引いたぐらいで上載の映像のサイズで撮ることができました。デジタルエクステンダーは必要ナシです。
世紀の天体ショーは3分足らずで終了。
部分日食は2時間半近く続きましたから、天体運行のダイナミックさはたっぷりと堪能することが出来ました。
この様な貴重な瞬間に立ち会えたことを嬉しく思います。
次回、国内で金環日食を観察できるのは、2030年6月1日に北海道で。
皆既日食は2035年9月2日に北陸から関東で見られるようなので、今度は観測旅行でも考えたいですね。
※補足:本当は、もともと今日は仕事が休み印だったので、急な仕事に就かないように駄目押しで“是非休暇”を取得し、後顧の憂いを残さずに撮影に挑んだのです。
−>>2012/05/31/(Thu) HyperDeck Shuttle 2 来たる。
- ご存知の方も多いかと思うが、明日6月1日から Blackmagicdesign の製品が価格改訂される。
同社製品ラインナップ中、8割程度の製品が値上がりする。
値上がり幅は数百円程度に収まるものが殆どだが、値上がりという現実には変わりない。
そこで、以前から導入を考えていた Blackmagicdesign HyperDeck Shuttle 2 を急遽購入することにした。
HyperDeck Shuttle は、3万円以下という安さながら、SSDに『非圧縮HD』を記録出来るという、同社らしい破格の価格と機能で登場した製品だ。
販売当初は、非圧縮HDを記録出来るのみで、合成などを多用する制作物の撮影現場では重宝される製品だったが、引き替えに容量の大食いで、256GBのSSDにフルHD 60i 4:2:2 10bit が約20〜25分程度しか記録出来なかった。
その後、マイナーチェンジが施された HyperDeck Shuttle 2 へとアップグレードし、さらにファームウェア対応で、Avid DNxHDフォーマットによる圧縮記録に対応するようになった。
Avid DNxHD への対応により、長時間の収録にも利用できるようになり、より汎用性が広まったと言える。
HyperDeck Shuttle 2 は、HD-SDI と HDMI の入出力を両方とも備え、放送業務用機器から民生機まで幅広いカメラと接続可能であるというもの魅力的である。
条件付きながらも、HD-SDI←→HDMI の双方向コンバーターの役割も備えるために、ポスプロの段階でも活用できるというオマケもある。
実は、 HyperDeck Shuttle 2 を使うのは今回は初めてではない。
以前に、ATOMOS SAMURAI との画質比較テストで利用したことがある。
この時は、Panasonic AG-AF105 と一緒に、HyperDeck Shuttle 2 を大学時代の友人; taue君からお借りして、一緒にテストした。
比較テストから既に2ヶ月以上経つが、未だにテストレポートを掲載していないのは、秘密である………。
<2012年3月22日撮影。SAMURAIテスト中の風景。>
………兎に角も、その際に Avid DNxHD の有用さは評価しており、SAMURAI の Apple ProRes と併用して運用しても違和感の無い事を確認している。
また、言うまでも無いことだが、GrassValley EDIUS 6 であれば、Avid DNxHD でも Uncompressed QuickTime でもそのフォーマットを気にすること無く利用可能だ。※対応コーデックの別途ダウンロードは必要。
一つのタイムライン上で、Uncompressed QuickTime・Avid DNxHD・Apple ProRes・GrassValley HQX codec・AVCHD・HDV と現在メジャーであるフォーマットを混在しての編集であっても、何のストレスも無い。
編集の段階で、記録フォーマットに泣かされることは無いので、撮影時に利用する機器はその点で躊躇無く選べるのは有り難い。
閑話休題。
AVCHDカメラと SAMURAI の組み合わせによる画質改善の効果は、無視できないものであったので、カメラ台数分 SAMURAI や NINJA が欲しい と思うこともあったが、HyperDeck Shuttle 2 の Avid DNxHD 対応により、安価に画質改善の環境が構築できる。
まだ HyperDeck Shuttle 2 に使用予定の SSDが手元に届いておらず、実際の使用は後日となるが、このガジェットは様々な場面で活躍してくれることを期待している。
* * *
ところで、ATOMOS SAMURAI のファームウェアの最新版となる、ATOMOS V3.0 がダウンロード可能になっている。
※http://www.atomos.com/samurai/firmware/
既報の通りであるが、V3.0 では、XMLメタデータを利用したクリップへのタグ付が可能になり、OK/NGテイクのタグを NINJA/SAMURAI本体で付加でき、対応したノンリニア編集システムとの連携が可能。
また、モニタ画面上での「ピーキング」や「ゼブラ」などの表示が可能になる。
さらに、電源喪失トラブルから回復した場合のファイル自動修復や入力信号を検知した自動録画、ループ再生、iPhone/iPad/Mac/PC の録画をサポートする。
早速、ATOMOS V3.0 を SAMURAI にインストール。
やはり、ピーキングやゼブラが表示できるようになったのは便利で、撮影現場でカメラモニタ代わりに活用できるか検証してみたい。
ちなみに、ピーキングカラーは7色から選べ強度は高中低の三段階。
ゼブラは 70%〜105% を 5%刻みに設定できる。
あと「false color」表示も可能なのだが、私の勉強不足でこの「false color」機能の活用の仕方が分からない……。
<ゼブラ100% と ピーキング“赤/Low”で表示しているところ。>
今後の要望としては、SAMURAIの液晶モニタは少し青味が強いので、Displayメニューか何かで、液晶モニタのRGBチャンネルを調整できるような項目を作って欲しいと思う。
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