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〜 創想雑誌 〜
−>>2012/04/05/(Thu) 容量。
- 昨年末から抱えていた各編集案件が無事に終わり、既に残容量がレッドゾーンに入っていたHDD群の中身の整理整頓を行った。
メインマシンの SEREN とサブ機である MacBookPRO の KANATO を併用して複数の案件を編集していたが、既にどちらも編集用HDDは限界容量を迎えており、1TB以上有るHDDで残り10GBを切る様な領域で最後の作業を行ったりしていた……。
<作業スペース近況(2012年4月4日撮影)>
取り敢えず整理整頓では、カメラ素材と編集中に作成したテロップなどのオリジナルデータを避難させ、また“高解像度/低圧縮”で作成されたマスターとなる完パケファイルを退避させて、あとは一気にデータ削除する。
退避させたデータは、別のアーカイブ用HDDと、データ状態で BD-R に2重保存。
編集案件とは別に、個人的なテスト用プロジェクトなども作成したいたのだが、誤って整理整頓で削除してしまうというトラブルを自分で招いて、大慌てで復元ソフトでテスト用プロジェクトをサルベージしたりした(汗
さて、整理整頓を進めていくと、バックアップ用のHDDが不足気味である事が如実になってきたので、急遽追加のHDDを発注した。
今回選択したのは“Seagate 3.5inch 内蔵ハードディスク 2.0TB 7200rpm 64MBキャッシュ 1TBプラッタ採用 SATA III 6Gbps ST2000DM001”。
NXCAMやSAMURAIで収録したカメラ素材のアーカイブズ利用に用いる。
また併せて“ラトックシステム REX-SATA3シリーズ用交換トレイ (2個入)(ブラック) SA3-TR2-BK”も導入。
我が家の各PCでは、データHDDのリムーバブルシステムとしてラトックシステム社の『REX-SATAシリーズ』を長年採用している。
メインマシンの SEREN には、編集用RAIDシステムとは別に、HDDの入れ替えが行えるように、少し古い製品だが“SA-RC1”を搭載。
サーバ機の MEIXIN には“SA-DK1EU”。
編集サブ機の KANATO では、USB3.0 による簡単接続が出来る“SA-IFK-U3”で対応するなど、我が家のPC間での大容量データの往来やバックアップシステムは全てラトックシステムの製品で統一している。
さらに、BD-Rも残り枚数が少なくなってきたために追加購入。
今までは、“TDK 録画用ブルーレイディスク BD-R 25GB 1-4倍速 ホワイトワイドプリンタブル 50枚スピンドル BRV25PWB50PK”を利用していたが、ここ最近は品質が低下してきているという評価を受けて、購入製品を変更。
BD-Rメディアの品質に定評のある“Panasonic ブルーレイディスク 録画用4倍速 25GB(単層 追記型) 50枚パック LM-BRS25LT50”を利用してみることにした。
また、DVD-R も残り数枚となっていたので、こちらはいつも購入している“太陽誘電製 That's DVD-Rデータ用 16倍速4.7GB 光沢・耐水写真画質ワイドプリンタブル スピンドルケース50枚入 DR-47WKY50BN”を発注した。
届いた HDD や BD-R を消費して、それぞれのデータのバックアップや整理整頓は完了。
漸く次の編集案件に取りかかることが出来る環境が整った。
※本日の、推奨物欲。
−>>2012/04/08/(Sun) インク。
- 創想雑誌でも度々紹介している我が家のプリンタ群。
先日、テプラPRO“SR3900P”を導入した話を記したが、プリンタが増える度に困るのが“インク”である。
プリンタの本体価格は、複合機のような多機能モデルであっても驚くような価格まで値下がりしており、イニシャルコストは格段に下がってきている。
一方で、プリンタ用インクは大きな値の変化も見せず、しかし多色化などが進むことで一本一本の値段はとにかく、年間のランニングコストでは相当の出費を余儀なくされるだろう。
我が家では Canon ip8600 の導入以来、一体幾らがインク代に消えていったか分からない。
多色インク式であるうえに、プリンタ起動時の廃棄インク量も相当あるのでは無いのかと思う。
そんな中、一ヶ月ほど前の話だが Symphonics の佐藤くんからプリンタインクの無償譲渡の申し出があった。
聞けば、Symphonics が所有している Canon ip8600本体2台を売却するそうで「未使用インクが大量に残るので要らないか?」という事だった。
それはもう! 断る理由も無い有り難い話。
直ぐに、「欲しいです!」と返信して、翌々日にはインクが手元に届いた。
Canon純正のインクが合計17本も!!!
全色あるわけでは無いのだが、比較的消費され易い色が多く含まれていたのが嬉しい。
当面は、ブラックやシアン、マゼンタの購入はしなくても済みそうだ(笑)
さて、それから1ヶ月ほどして先日、今度は会社の先輩;Yカメラマンから「自宅のMD-5500を処分するんで、そのインクカートリッジが余るんだけど要るか?」という話があり、当然こちらも一も二も無く「欲しいです!」と即答。
ALPS MD-5500 もたびたび創想雑誌で取り上げてきたが、超絶マニアックプリンタであり名機でもある。
溶融型熱転写方式に独自開発のマイクロDOSヘッドを搭載することで、1ドットあたり約40ミクロンの高精細プリントを可能にし、またインクも Micro Dry の使用により普通紙であっても高画質印刷が出来るという基礎スペックからしてハイスペック。
また、高度な“用紙位置合わせ”の技術と順次印刷方式が可能にした“特色インク”の印刷利用。
例えば、黒い紙に白い文字を印字したり、また金や銀、メタリックといった通常のインクジェットプリンタでは実現不能なカラープリンティングを可能にしてくれるのだ。
<ALPS MD-5500/インクカートリッジ装填部を開口。>
インクは、一般的なインクジェット機のようなリキッドタイプではなく、「インクリボン」方式。
カセットテープ状のカートリッジに Micro Dry インクがフィルムコーティングしてあり、これが印刷時に熱転写される。
一度に7本のインクカセットがセットでき、オンデマンドマルチレイヤー方式で自動的にインクカートリッジが掛け替えられて、一色ずつ印刷される。
今回、Y先輩から譲り受けたインクは使用途中品も併せて12本。
直接色味を出すインクは少なかったが、その代わりに特殊インクが多く入っていた。
その中の“MFインク”は、メディアフレキシブルインクの事で、これを使用することで紙面上に滑らかな表面処理を行い、専用紙に匹敵する高画質印刷を実現する。
先にも書いたように、MD-5500 の用紙位置合わせの精度は非常に高く、一度印刷した上からもう一度インクを重ねて印刷することが高精度で出来る。
そのため、『MFインクで下地ならしをしてから、本インクで印刷して、どんな用紙にでも高画質でプリントアウト』という職人技が実現できるのである。
同様に、“ベースドホワイト”は OHPへの印刷時の下地となる。
また、“光沢仕上げ”なんて言うインクもあり、こちらは印刷した後に重ねて印刷することでインクに光沢を出すことが出来るのである。
どのインクもオーディオカセットテープのようにA面とB面があり、A面を使い切ったらB面で印刷という正にインクリボンならではの使い方出来る。
MD-5500本体は、既に一昨年秋に生産を終了しており、またALPS社自体がプリンタ事業から撤退してしまったためにインクの在庫も厳しくなってきている。
特に特殊インクは MD-5500 のアイデンティティーでもあるため、今回この様に沢山の特殊インクを譲って頂けたことは非常に有り難い。
プリンタインクは、常に消費され、また必要となる物で、しかしコストも非常に掛かる。
今回、そんなプリンタインクを大量に無償で譲ってくださった佐藤くんとY先輩には大感謝である。
−>>2012/04/17/(Tue) NAB2012、うぉっち!
- NAB 2012 が始まりました。
私の勤める会社では、数年前にNAB視察ツアーが無くなってしまったので、今年も大人しく日本からインターネットの情報を眺めております。
さて、当然の事に色々と新しい機器が発表されています。
トップページの『AV/PC/Broadcasting情報』で扱おうと思いましたが、量が膨大になりそうなので、気になる情報を『創想雑誌』で纏めます。
■ATOMOS、NINJA-2 発表。
http://www.atomos.com/press/articles/press009-NAB2012-AtomosAnnounceNinja2-20120416.xml
要望の多かった NINJA への HDMI出力端子の搭載ですが、NINJA-2 の登場で実現です。
従来機で LANC端子がついていた箇所に出力端子がついた形です。
基本的には“NINJA”と同様なのですが、液晶モニタはグレードアップして 800×480 pixの解像度となり水平方向と垂直方向の両方で170度の視野角を実現。
直射日光の下でも見やすい液晶パネルを採用しているそうです。
画面サイズの明記が無いのですが、恐らく“SAMURAI”と同じパネルになっているのではないかと?
HDMI入力に関しては、ニコンデジタル一眼レフカメラの“D4”/“D800”や iPad 、また Mac や PC からの HDMI出力の記録も可能だそうで、現在の NINJA では Macからの HDMI出力を記録しようとすると緑色の画面になって不可能…という話を聞いたことがありましたので、以下の OSのバージョンアップと併せて対応するようです。
ところで、LANC端子は何処へ行ったのでしょうか?
個人的には LANCは重宝しているので、できれば残っていて欲しいですね。
端子は、反対側面についているのかも知れません……。
OSは、ATOM OS 3.0へ更新。
ATOMS OS 3.0 では、画面上にフォーカスピーキング、ゼブラ、ブルーオンリーなどの表示が可能となり、ファインダー替わりに利用可能となります。
また、以前から構想のイメージ画像は掲載されていたのですが、「SmartLog」機能により、XMLメタデータを使用して、クリップへのタグ付が可能になり、OK/NGテイクのタグを NINJA/SAMURAI本体で付加でき、対応するノンリニア編集システムと連携が可能になります
「SmartControl」機能では、LANC によって相互接続された複数の NINJA/SAMURAI の Rec開始/停止を一元制御できるようです。
ATOM OS 3.0 は無料のファームウェアアップデートを NINJA/SAMURAIユーザに実施。
2012年4月30日公開予定。
NINJA-2は、$995 /€795 /£695
発売予定は2012年の第2四半期以降。
なお、従来の“NINJA”ユーザ向けにアップグレードパスが発表されるとのことです。
■AJA、4K記録対応の“Ki Pro Quad”発表。
http://www.aja.com/en/products/ki-pro-quad/#/overview
AJA Video Systemsは、4K記録が可能なソリッドステートポータブルビデオレコーダー「Ki Pro Quad」を発表。
ソリッドレコーディングの老舗が、遂に4Kレコーディングに進撃です。
Ki Pro Quadは、4K (4096x2160)、Quad HD (3840x2160)、2K (2048x1080)、HD (1920x1080) フォーマットでの収録が可能で、10bit 4:4:4/10bit 4:2:2カラーをサポート。
記録メディアは、SSD。
HD-SDI接続で、4Kカメラからの RAWデータを受け取る事が可能なのですが、SSDへの記録は ProRes で、RAWデータは Thunderbolt 接続した対応機器での収録というワークフローっぽいですね。
映像入力は、HD-SDI のみで HDMIはモニタリング用の1系統を搭載。
アナログ音声入力も2ch用意されています。
現在時点では、Canon の 4Kカメラ“C500”との連携が強固な組み合わせとなるようです。
SONY の“NEX-FS700”と組み合わした場合は、どういう挙動になるのかも気になります。
■AJA、KiPro mini で Avid DNxHD 対応。
http://www.aja-jp.com/download/software/kipromini/
“KiPro Mini”も漸く Avid DNxHD に対応。
ソリッドレコーダ製品では、ProRes と DNxHD を取り扱える仕様というのは、当然の流れになってきましたね。
すでに、対応のファームウェアv4.0 は、同社Webサイトより無償ダウンロードが可能となっているようです。
http://www.aja-jp.com/download/software/kipromini/
v4.0では、他にもバグフィックスがされており、
・1080i 25fps素材のループ再生において、オーディオ出力がされなくなる問題の修正。
・バッテリー駆動時の電圧変化に対応する処理機構の追加。
・SDI RP188タイムコードの僅かな破綻に対する感度の改善。
などが行われています。
また、既知の問題としては、v4.0ファームウェアではコンフィグ13.1 Camera Dataメニューパラメータで「RED」を選択した場合に期待通りに動作しないということで、RED ONE や RED Epicと組み合わせて使用する場合は、v3.0ファームウェアの使用継続を推奨しているので要注意です。
■Blackmagic Design、2.5Kデジタルシネマカメラ“Blackmagic Cinema Camera”発表。
http://blackmagic-design.com/press/pressdetails/?releaseID=28603
Blackmagic Designが、遂にカメラまで作ってしまったようです。
もう、死角無し。
“Blackmagic Cinema Camera”は、2592x2192画素の大型センサーを搭載した 2.5Kデジタルシネマカメラ。
2.5K RAW(2432x1366)またはフルHD(1920x1080)解像度での撮影が行える仕様。
フレームレートは 24、25、29.97、30 fps で、何れのフレームレートでも 2.5K/フルHDでの収録が可能。
CinemaDNG 12 bit RAW、Avid DNxHD、Apple ProResフォーマットに対応し、リムーバブルな SSD(256GB)に記録。
レンズは Canon EFマウント 及び Zeiss ZFマウント(Nikon Fマウント)に対応し、電子接点による露出コントロールもできる。
液晶モニタは、5インチタッチスクリーンで解像度は800x480。
入出力端子は、Thunderbolt や 3G-SDI出力を搭載。
LANCプロトコルにも対応。
その他にも、Thunderbolt接続による、同梱 Media Express ソフトウェア経由でのカメラからのダイレクトキャプチャーや、同梱UltraScopeソフトウェアでの波形モニタリングが可能。
同社のカラーグレーディングソフトウェア、DaVinci Resolve 9.0 も同梱されます。
価格は $2,995で、日本でも30万円を切る見込みです。
他社が一気に、4Kフォーマットで賑わいを見せている中で、2.5Kというのは少し見劣りしますが、大判センサーで フルHD+ということを考えると、HDベースでの制作には非常に魅力的なカメラになる予感がします。
DaVinci Resolveの正規版がついてくると言うだけでもお買い得ですね。
ただ、Blackmagic Designにとって新分野となるデジタルシネマカメラ作りで、どこまで初期段階で追い込めたかは慎重に検討したいところですね。
それを差し引いても、面白い製品なる事は間違いなさそうです。
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