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〜 創想雑誌 〜
−>>2010/12/01/(Wed) マリンレジャー。
- セーシェルといえば、やはりマリンスポーツや海水浴が人気。
年間を通して、平均気温は26℃以上あり一年中マリンレジャーを楽しめるようだ。
今回の取材でも勿論マリンレジャーは外せない要素。
今のところ、海が荒れがちなのもあって、まだ「美しいセーシェルの海」は満足できる程には撮れていないのだが、マリンスポーツの紹介はすることが出来た。
今日は、番組に出演してもらう地元の女の子に水上バイクを体験してもらった。
最初は、彼女が水上バイクにインストラクターと乗りこみ、洋上を快走する彼女をビーチからカメラで狙う。
15分ほど適当に遊び回ってもらったら、浜へ戻ってきてもらって、今度は私がカメラを持って水上バイクへ乗り込む。
カメラは、マリンパックに収めた HDC-HC9。
この水中カメラを片手に水上バイクで“彼女目線”を撮影する。
現地のインストラクターさんと一緒にバイクに乗り込み、沖をバイクで流してもらう。
向かう方向や速度などを随時お願いして、洋上からの素敵な映像を収めていく。
途中、マリンパック内が曇ってしまう……というトラブルに見舞われ、洋上でエンジンを止めてもらい、しばし曇取り……。
すぐに曇も取れて、撮影を再開。
そんなこんなで15分ほど洋上を走ってもらい、水上バイクを楽しんだ……いや懸命に己の職分を全うした。
明日は、現在滞在しているマヘ島から、プララン島へと移動する。
そちらで2泊してから再びマヘ島へ帰ってくる予定であるので今夜は一度、荷をまとめる必要がある。
−>>2010/12/02/(Thu) アンス・スース・ダルジャン。
- 今日は、早朝にホテルを出発し、隣の島のプララン島へとフェリーにて移動する。
セーシェルは、大小の島々からなる群島国家。
最大の大きさを持つ行政機関の中心、首都が置かれている島がマヘ島で、我々が最初に降り立った島だ。
朝から向かった島;プララン島は、セーシェルで2番目に大きな島で、美しいビーチで有名だ。
最近のヨーロッパからの観光客は、マヘで降り立ち、そこからすぐにプララン島に移動し、プララン島で数日を過ごした後、空港から飛び立つついでにマヘでショッピングをして帰国する…という休暇を過ごすらしい。
プララン島には、世界遺産のヴァレ・ド・メ自然保護区があり、今日の取材はこのヴァレ・ド・メを中心に紹介している。
さらにプララン島で昼食をとった後は、ラ・ディーグ島へ移動。
海の透明度が素晴らしく美しい アンス・スース・ダルジャンは、花崗岩が降雨で削られて造形された美しい岩場をもつビーチで、ラ・ディーグ島の取材の中心はそのビーチ。
海では出演女性に泳いでもらい、また不足気味だった美しい海の景色をここぞとばかりに稼ぎに掛かった。
夕景までをアンス・スース・ダルジャンで粘って、日が沈んでからチャーターしたボート・タクシーに乗ってプララン島へ戻った。
明日も再びボート・タクシーに乗り込んで、移動。
今回の海外取材もいよいよ終盤戦に突入する。
−>>2010/12/03/(Fri) Anse Lazio。
- 今日は、プララン島からさらにキューリーズ島へボート・タクシーを使って移動。
キューリーズ島には、ゾウガメが保護されており、観光客は直接エサを与えたりゾウガメの体に触ることが出来る。
一方、海の様子はといえば、昨日降った雨のせいもあって、少し透明度が落ちている。
それでもボートの上からは海底が見え、魚が泳いでいるのを洋上から撮影出来るぐらいに美しく透明だ。
ゾウガメを撮影し終えたら、再びプララン島へ戻り、アンセ・ラジオへ車で移動。
そこはプララン島の代表的なビーチで、白浜と海と椰子の木が織りなす楽園のようなビーチである。
さて、今日の創想雑誌は手短に済ませる。
実は明日は朝の4時からホテルのビーチで撮影が控えている。
自然相手なので、明日無事に撮れるかどうかは賭だが、チャレンジしてみる価値はあるだろう。
っ! もう23時を回っているっ!?
今夜は、おやすみなさい。
−>>2010/12/04/(Sat) 最終日。
- セーシェル最終日。
いよいよ今回の海外ロケも終了を迎えます。
思えば、西アフリカはセネガルに降り立ち、最初にカルネ処理のために税関職員に金銭を要求された事を思い出に、今回のロケは始まりました。
アフリカは、セネガルとセーシェルで4・5ヶ国目の訪問。
南アフリカ、チュニジア、モロッコとアフリカの南北を以前に訪れており、今回はアフリカの東西を渡ったことになります。
セネガルは途上国らしい熱気に溢れる国でした。
観光旅行で訪れるには、十分な準備と体力と警戒心を持って訪れる必要がありますが、街のエネルギーに翻弄されながら市場などを見て回って買い物をするのは楽しいと思います。
もっとも、売り物に値札など付いていないので、頑張ってお店の人と交渉して安く手に入れて下さい。
セーシェルは、観光に力を入れているだけあって、自然豊かで街は大変美しく、ビーチが楽園の如く眩しく魅力的な国でした。
治安も良く、安心して街を散策できるでしょう。
難を言えば交通と物価。
それぞれの有名なビーチやホテル、そしてショッピングなどが楽しめる街の中心部は、一つ一つが大変に離れており、タクシーなどで30分前後掛けて山を越えて移動する事が度々。
ホテルから出ているバスなどを上手に利用することが大切です。
そして、物価。
決して買い物や食事は安くありません。
感覚的にはユーロ圏の相場……といえば分かりやすいでしょうか?
セーシェルは、アフリカの中でも国民所得の高い国ですので、比較的豊かです。
そして、レストランなどは観光客ぐらいしか利用しないため、割高な価格設定でした。
船や施設の利用料なども国民と外国人では値段に差があり、国民は IDカードを提示することでフリーパスになったりもするようです。
良くも悪くも観光立国なのです。
さて、いよいよセーシェルを発って、日本への帰途に就きます。
現在、12月5日の午前1時。日本は 5日の朝6時です。
あと、5時間後にはホテルを出発し、空港へ。朝8時半の便で飛び立ちます。
一旦ドバイ空港へ向かい、またまた長時間トランジットを満喫………。
ドバイに昼の13時に到着し、日本へ飛ぶのは翌日の早朝3時です。
日本への帰国は、6日の夕方17時頃になります。
セーシェルから30時間近く掛けて帰国致します。
−>>2010/12/08/(Wed) 多客様万来。
- 皆様。
管理人;宏哉は無事に帰国しております。
昨日・今日は、半月ぶりのお休みで、4ヶ月ぶりの連休――2連休☆
ゆっくりと旅の疲れを癒しておりました。
さて、旅後の後片付けも終わり、身体の疲れも取れてきた今日は、来客がありました。
我が家史上、最多客数。
お客さんは会社の方々で、今日の報道勤務が終わって夕方頃から皆が集まり始めました。
新居に越してから、ずっと会社の先輩後輩から「是非とも宏哉邸を見に行かねば」と襲撃の機会を覗われており、また「焼き肉をして、新居を油と臭いで満たして帰ろう」と企てられていたため、「焼き肉」は断固拒否し「お鍋」をする事で妥結しました。
今回は、キムチ鍋。
実家から電気鍋を取り寄せ、野菜はこちらで用意。
皆には、肉やら出汁、飲み物やデザートを買ってくるようにお願いし、鍋の具材を持ち寄っての新居祝いです。
NX5J を私の海外出張中貸出しさせていただいた Yさん。
旧居で、エースコンバット6に嵌ってしまった Oさん。
VX2000 を同じく出張中に貸出しさせていただいた Mさん。
最近、iPad を購入した Sさん。
そして、年末恒例、Next-Zeroでお馴染み HDR-XR520V の持ち主Iくん。
上記のメンバーが集合。
仕事の小話や、映像談義、最近のアニメを数話チェックしてみたりと、なかなか濃厚な時間が過ごせました。
食べきれないほどに持ち込まれた具材を鍋で消化し、それぞれが持ち込んだデザートでパーティーを締めました。
大変に楽しい時間でした。
「また、やろうぜ!」というメールが、帰宅途中の皆さんから続々と入ってきています。
是非とも、メンバーも増やして、またやりたいですね♪
−>>2010/12/10/(Fri) 鹿児島。
- 我が家に帰ってきて、ゆっくりできたのも束の間。
昨日・今日と鹿児島県に出張しておりました。
お仕事は「報道」。
記者さんと、私の2人旅。報道VEさんは今回は居らず、カメラも Z1J でした。
オンエアは年が明けてからで、また取材内容も詳細はお伝えできませんが、事件とか犯罪とかじゃないです。
楽しい話題の明るい取材です。
九州と言えば、来年3月には九州新幹線が全線開通となりますが、その話とも密接に関係するネタでした。
考えてみれば、“鹿児島県”は初上陸。
初めて桜島を見ました。
雄大な光景ですね。
昨日、初日は朝に伊丹空港を出発。
午前中に鹿児島県へ入り、曽於市へ移動します。
曽於市での取材が終わったら、今度は鹿児島湾をぐるりと反対側へ移動して鹿児島市内へ。
夜は、ホテル近くのお店で黒豚しゃぶしゃぶを頂きます。
翌日の今日は、朝2時50分にホテルを出発。
出水市へ向かい、早朝作業の取材をします。
6時過ぎに取材が終わり、九州新幹線 800系「つばめ」に乗って、再び鹿児島市内へ引き返しホテルで2時間半ほど仮眠。
11時から鹿児島中央駅構内から取材を再開し、また出水市の出水駅へ「つばめ」で向かいます。
夕方には鹿児島県内での取材を終えて、鹿児島空港から最終便の飛行機に乗って大阪へ帰ってきました。
最近、空飛んでばっかりだなぁ〜とか思いながら、しかしハタと気付くと、一ヶ月近く殆ど家に居ない……。
海外取材直前の週も、報道の夜勤勤務でその翌日は InterBEE で幕張〜東京。(ちなみに夜勤の前日は報道ヘリで、空飛んでました。)
さらに翌日は滋賀県で駅伝のために一泊して……その収録から帰って直ぐにアフリカ。
そこから帰ってきたら、昨日・今日は鹿児島でしたから、もし我が家に子供がいたら「パパ、また来てね」状態です。
あぁ、これは危機です!!!!
EDIUS 6 が全く触れないという、危機です(笑!!
−>>2010/12/13/(Mon) S270J の i.Link。
- HVR-MRC1 が使えなくなった……。
※http://next-zero.com/HDV/S270J-50/
HVR-MRC1 は、HVR-S270J や Z7J に標準搭載されているメモリレコーダで、CFカードへ HDV動画を記録できるユニットである。
現在では、HVR-MRC1K として単体発売もされており、HVR-Z5J やその他 i.Link搭載機器と連携可能である。
さて、その MRC1 が S270J と連携できなくなってしまった。
MRC1 を S270J に取り付けていても、S270J が MRC1 を認識しないのである。
MRC1の電源は、S270J/Z7J/Z5J での運用時はカメラ本体から供給される。
この連携できない状態であっても電源は生きているために、ユニット自体の動作は行える。
が、カメラ映像の録画やユニットで記録した映像のカメラ側での再生ができない……。
MRC1 の故障かとも思ったが、MRC1 に付属するクレードルを使ってのユニット単体での録画などは正常にできるし、何よりも Z5J に取り付けてセネガル・セーシェルロケは完遂できている(不具合が発覚したのはアフリカ出張前)
そのため、MRC1 側の問題ではないのである。
また、S270J の i.Link接続を PCが認識できない。
どうも、S270J の i.Link系統がおかしいようである。
HVR-MRC1 は、その利用時においては S270J/Z7J/Z5J ともに i.Link とは排他仕様になる。
これはつまり、MRC1 の接続インターフェースは内部的には i.Link であることを意味しているのであろう。
端子の形状は IEEE1394 で規定されている物と全く違うのだが、付属するクレードルで i.Link接続が簡単にできたりするため、物理層の端子形状以降のプロトコル/サービスは IEEE1394規格ではないかと思われる。
<端子形状は、同社の Handycam用“インテリジェントシュー”の物理形状に酷似する。>
このあたりの確認は、より MRC1 との綿密な連携を確立している Z5J と MRC1 をクレードル + i.Link ケーブルを使っての接続にすると見えてくるかも知れない。
さて、いずれにしても S270J での i.Link ならびに MRC1 接続系統が故障してしまった。
何故か全く分からない。
兎に角、突然使えなくなった……としか言えない状況だ。
発覚したというか……そうなってしまったのがアフリカ出張の前日だったので、手の打ちようもなく、アフリカから帰国してから、いつもお世話になっている SONYの営業マンさんにお願いして、S270J を引き取っていただき修理出しする事にした。
今日は雨が降っていたのでレインジャケットを着せ、S270J を肩に掛けて自転車で駅に向かい、電車に乗って福島駅まで持って行って、駅前で SONYさんに直接お渡しした。
S270J の i.Link 周りの不具合はこれで2度目。
前回は、購入から1年近く経った頃に初めて i.Linkを使用しようとしたときに物理的な不具合が見つかって修理出し。
http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20081231A#20081231A
それから丸2年経とうというこの時期に再び壊れてしまった。
稼働率も低いカメラで、酷使もしていないのにこの状況。
修理代……安ければ良いのだが……。
−>>2010/12/15/(Wed) だいたい S270J は……。
-
HVR-S270J の代替機が届いた。
かなりデカいハードケースで丁重に保護されており、危険物が入っている気がするような風体すらある。
相方には代替機が家に直接送られてくるとは言ってなかったので、その異様な体裁に訝しみ、宅配業者も「こ…ここで配達先あってますよね……??」とたいそう不安だったそうだ。
無理もない。
普通なら個人宅に配送される物ではないからだ。
実は、今週末に会社の後輩の結婚式がある。
例の如く、結婚式の撮影を依頼されている訳だが、先日記したような HVR-S270J の不具合……。
HVR-S270J の i.Link周り以外の機能は正常で、HDVテープになら問題なく記録できる。
だが、編集の時間が1秒でも惜しい状況にある。
披露宴終了後、翌日の夜に行われる2次会で式のダイジェストを上映するのだが、2次会の日は私は仕事なので披露宴終了から就寝するまでの6〜8時間前後の時間しか編集に使えない。
そのため、テープからのキャプチャー時間すら惜しいのである。
HVR-S270J を修理出しせずに結婚式終了まで待ってからラボ入れする…という選択もあったが、やはり CFメモリユニットとの連携でソリッド記録した方が編集時間を有効に使えると判断。
我がS270Jは修理に出す一方で、「是非に」と無理を言って正常動作する代替機を貸していただいたわけである。
届いた代替機の動作を確認。
メモリスティックに保存してある自分の S270J のカメラプロファイルを代替機に読み込ませ、セッティングをカスタマイズ。
我が家仕様の S270J を仕立てた。
新郎新婦との当日の撮影の打ち合わせも済んでおり、あとは機材が揃うのを待つばかり。
明日明後日あたりに、Symphonics の佐藤くんの元からお願いしている機材が送られてくる筈で、金曜の夜にはデジタル文集の Nくんに貸出中の NX5J が帰宅する。
さらに、もう一台 NX5 の手配も完了しており、今回は久々に大がかりな結婚式撮影が出来そうだ。
−>>2010/12/20/(Mon) 後輩達の結婚式。
- 先週末。
会社の後輩の華燭の典は無事に挙行され、晴れやかな舞台で2人は夫婦になった。
新婦は私の勤める会社の元後輩で、新郎は同業他社の後輩だ。
今年の9月末に、この2人から結婚することを打ち明けられ、同時に結婚式のビデオ撮影を依頼された。
2つ返事で了承し、その日の夜から早速2人の結婚式の撮影プランを練り始めた。
撮影は3カメ体制。
有人2カメの無人1カメ。
音声収録は別立てして、会場のPAを再録するいつものやり方だ。
持ち込んだ機材は、
SONY HXR-NX5J x2
SONY HVR-S270J x1
Roland R-09
各種三脚
マイク
オーディオケーブル
LEDライト
ワイヤレスインカム
無線機
……などなど
クレーンなどを持ち込んでも許してくれそうなほど寛容な式場だったのだが、流石に自重した(笑
挙式はキリスト教式で、幸いにして天候にも恵まれたため屋外での挙行。
フラワーシャワーやブーケトスなどを除けば、屋外での挙式撮影は初めての経験だったので、日向と陰の明暗差、色温度の差に泣かされ、オマケに私はド逆光というポジションにも悩まされた…。
カメラの布陣は NX5 2台が有人で、私と同業他社VEのTさんで担当した。
※Tさん:http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20090818A#20090818A
そして HVR-S270J は当初無人カメラの予定だったのだが、会社の後輩のSさんが「どうしても新婦の花嫁姿が見たい!!」と強引に撮影スタッフ編入に食らいついてきたので参戦してもらい、引きカメの微調整を担当して貰った。
※Sさん:http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20101208A#20101208A
披露宴は屋内でのノーマルなスタイル。
親族と友人のみの和やかな雰囲気だった。
披露宴会場内では、いつものように新郎新婦へのメッセージを参列者の方にインタビュー。
その際によく私がするのが、あらかめ新郎新婦から2ショットの写真を提供して貰い、そこに結婚する2人の名前を明記する。
そうすれば、新郎関係者なら新婦の、新婦関係者なら新郎の名前が明確になるために、メッセージを言いやすいのだ。
例えば、よく「宏哉くん………えっと…、お嫁さんの………えっと…(となりの人に「名前なんだっけ?」)…ご結婚おめでとう……」
とかいう事がある。
その日初めて相手側には会うのだ。名前が出て来ないこともあるし、お酒が入ってしまえばなおさらだ。
そのため、私は上載のような“カンペ”を作って、カメラに貼り付けるようにしている。
トータル4時間ほどの結婚式は無事にお開きになり、我々撮影スタッフもこの日は解散した。
さぁ……ここから私の次の仕事の始まりである。
帰宅して、早速3台分の撮影データを SEREN に取り込む。
全てソリッドメディア記録なので、カメラ1台あたり30分もかからずに撮影データをコピーできた。
そしてそれらのデータを EDIUS 6 に持っていて編集開始。
翌日の2次会でこの日の結婚式のダイジェスト版ビデオを上映するためである。
2次会は翌日の夜。
一見、時間的余裕があるように思うが、残念ながらデッドラインは極めて間近だ。
翌日は私は仕事なのだ……。
しかも報道ヘリ勤務なので、八尾空港まで足を運ばねばならず…いつもよりも早起きが求められる。
ラッシュを確認して、いざ編集に取りかかったのが22時。
仕事のことを考えれば徹夜はあり得ないので、何とかして寝られる時間を確保しなければならない。
基本的な構成は出来ていたので、あとは EDIUS 6 のリアルタイム性能を活かしてガシガシと編集していく。
AVCHD の取り扱いがいっそう軽くなって居るため、NX5 のフルHD素材もSD映像のようにサクサク扱える。
フルHD の H.264 素材にカラーコレクションを施しソフトフォーカスを重ねて、さらにトランジションを加えてもそのリアルタイム性能が失われることはない。
幸いにして私の環境での EDIUS 6 は安定しており、一度もフリーズなどを起こすことなく、基本となる約4分尺のVが出来上がった。
25時前後の事だ。
そこから更に微調整を繰り返し、相方にもダメ出しを貰いながら修正を重ね、ファイル出力、ダウンコンバート、DVD化……と工程を経て27時に完成した。
寝ます。
おやすみなさい。
で、翌日7時過ぎに家を出て、ヘリ勤務へ。
夕方、ヘリ勤務から解放されると梅田の2次会会場へと向かい、上映に備えた。
2次会は、2人の友人と仕事の関係者が中心。
仕事の関係者は、もちろん全員テレビ局関係者だ。
私のダイジェストVは、新郎新婦が入場して早々に上映。
2次会参加者のほぼ全員が花嫁のウェディングドレスを見ていないので、ビデオで見る花嫁の純白のドレス姿に溜息が漏れる。
ダイジェストV自体も大変に好評だったようで、会場を沸かすことが出来、制作者としては一つの仕事をやり遂げた感じだ。
そして何よりも結婚した2人に喜んで貰えたことが嬉しかった。
さて、これで私の仕事が終わったわけではない。
まだ本編編集が残っているのだ。
流石に正月には間に合わせることは出来ないが、年明け早々には完成作品をお渡しできればと思っている。(ホントか!?
最後になりましたが、Yくん、Rちゃん、ご結婚おめでとう!!!
−>>2010/12/24/(Fri) UST。
- 会社の後輩が、USTREAM をやりたいと言ってきた。
“USTREAM”。
今、映像業界に携わる人間で、この USTREAM を説明できない者、知らない者は居ないだろう。
知らないとすれば、これからの……いや“今”の映像制作のフィールドを一つ見失っている事になる。
映像を生業にする人間からすればビジネスチャンスの一つであるし、アマチュアであっても映像配信の新たな可能性だ。
USTREAM は、所謂「動画共有サイト」の一つであるが、最大の特徴は生放送(生配信)が出来るということである。
動画サイトの代表格、お馴染みの“You Tube”などは、一度“録画”したものをエンコードしてアップロードする……という形態を取るが、USTREAM は現在の出来事をほぼリアルタイムで配信できるのである。
勿論、その配信を録画保存した状態で、後刻視聴することもできるが、動画配信のリアルタイム性が最大の特徴であり、イベントの生中継や速報性の必要なキャンペーン活動に利用されている。
この USTREAM による動画生配信は、国内では昨年から今年に掛けて大きく成長し、大小の映像制作企業がその配信に制作力や技術力を活用しつつあり、またその流れを受けて今年の InterBEE 2010 においても USTREAM などの動画配信を小規模低価格なパフォーマンスで実現できる総合映像スイッチャー&音声ミキサー卓が発表されるなど、注目が熱い。
<InterBEE 2010 / Roland VR-5>
さて、そんな今が旬な“USTREAM”を、自身もやってみたいと言って、後輩から技術的相談を持ち掛けられた。
しかし、私も基本的な知識はあるものの、実際に手を付けたことがない分野。
新ためての勉強が必要となった。
が、そんな大層な技術と知識が要るわけではなく、極めて簡単なのだ。
これも USTREAM を爆発的に普及させた要因だ。
必要な物は、WEBカメラ と マイク、それらを入力するパソコンと配信するためのネット回線だ。
WEBカメラは、数千円のUSB接続のカメラでも良いし、ノートPCに元々搭載されているカメラでも問題ない。
スタートはこれだけで良いのである。
あとは規模を幾らでも拡張できる。
PCにUSB接続などで外部ビデオキャプチャを行えば、複数台のカメラとスイッチャー、オーディオミキサーを使った本格的な生中継まで可能である。
実際、放送・業務用カメラを使って、ポータブルスイッチャを経由してマルチカム配信を行っている USTREAM の番組も数多く見られる。
ちょっと、日常生活を配信してみたい個人から、プロ制作の本格的な番組まで同じプラットフォームを利用して公開可能なのである。
今回、後輩君は、2台以上のカメラを使ったマルチカム・スイッチング配信を所望。
彼の知り合いが行うイベントをリアルタイムで配信したいということで、USTREAM のプラットフォームは打って付けだ。
彼は Mac Book と EDIROL の V-1 を我が家に持ち込み、私は NX5 と VX2000 を持ち出して、V-1 経由で接続してみた。
V-1 と Mac の接続は、Mac用の USBキャプチャユニットを利用。
このユニットも数千円で購入できる簡単な物だ。
Mac Book には USTREAM の配信を行うのに必要な機能が含まれた USTREAM Producer というソフトをインストール。
USTREAM Producer で必要な選択を行えば直ぐに、V-1 からの Video Out 映像を認識し、配信状態になった。
あとは、配信アドレスを告知すれば、世界中からその生配信映像が見られるようになるのだ。
なお、USTREAM は Twitter との連携も出来るために、配信の告知の他にも生放送に対するツイートの双方向のやりとりも可能である。
とりあえず、今回のテストで複数台のカメラによるライブスイッチング配信が技術的に可能であることを確かめられた。
あとは、本番日までに彼が USTREAM 関係の技術を整理し、間違えずに結線さえ行えれば、思いの映像が配信出来るであろう。
健闘を祈る。
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