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〜 創想雑誌 〜
−>>2010/08/18/(Wed) リノベーション撮影。
- 気がつけば8月も後半にさしかかっている……。
8月の前半は一体何処へ行ってしまったのだろう……?
さて、今回はビデオ制作の話。
前回までの創想雑誌で、我が家を購入 → リノベーションを行ったことはお伝えした通りである。
この「マイホーム計画」には当然、何千万単位でお金が要った訳だが、新築計画のマンションを買ったのとは違って、自分が計画した住まいを構築するという、人生で一番費用を掛けて取り組んだ“創作”である。
そして、こんなに楽しいイベントを、遠目に眺めているだけでは居られない……という事は皆も想像に難くないだろう。
マイホーム計画を立てた時点で、同時に「自分の住まいを手にするまでのドキュメンタリ」を制作しようと企画した。
マイホーム探しを始めたのは昨年の初夏のあたりだが、本格的に物件を絞り込むことが出来たのは、今年の年頭からである。
リノベーションを行うための中古物件を探していたわけであるが、その頃からビデオカメラを片手に、不動産屋さんと物件巡りをしていた。
この当時は、いつもの後輩I君から借りていた、XR520Vをおもに使用。
主は物件をしっかりと吟味することであり、撮影に手間を掛けないためにも、手軽な撮影方法を選択した。
<XR520Vで撮影する様子。>
物件が決まり、2月頃からリノベーション業者の選定に入る。
いよいよ、『リノベーション』という創作活動が現実味を帯びてくる段階となった。
リノベーションプランと並行して、ドキュメンタリ制作の草案も練り始める。
制作手法と併せて、どのような機材でどう撮影するかを考える必要があった。
その中で、SONY HXR-NX5J をメインカメラに据えた撮影プランを構築。
3月に入って、NX5J を導入するに至る。
この様に、実は HXR-NX5J の購入は、目の前に迫っていた「マイホーム計画」を悉に記録する事を目的としたものだったのである。
※http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20100318A#20100318A
リノベーション工事に入るに当たって、まず最初に行われるのが解体工事。
映像としては、大きく「解体前(現況)」→「解体後(スケルトン)」→「リノベーション後」という変化を捉える必要がある。
まずは、購入直後のマンションの部屋の状態を撮影。
解体やリノベーション後の風景を想像して、カメラポジションを決める。
「大改造!!劇的ビフォーアフター」というテレビ番組があるが、あの Before → After の映像変化を想像してもらえばよい。
劇的な変化を効果的に見せるカメラポジションを探していく。
私の会社も、この番組の制作に関わっていたが、現場に行った事がある会社のカメラマンに撮影の様子を聞いたことがあったため、その時の話もちょっと参考にしながら、撮影を進めていった。
部屋の間取り自体が大きく変わってしまうのがリノベーション工事の特徴だが、施工前後で変化しないコンクリート壁や梁などを目印にすることで“同ポジ”が作れる。
編集の事を考えて、繋がるワークで各シーンを押さえておくことも重要であり、数ヶ月後に撮影する After映像をしっかりとイメージしておく。
その成果もあって、リノベーション後の編集では「解体前」→「解体後」→「リノベーション後」の映像は綺麗に繋ぐことが出来た。
さて話は前後するが、リノベーション工事に入ってからは、NX5J をメインカメラとして撮影開始。
まず、最初に行われる解体工事では、レインジャケットを利用して防塵仕様にし、解体の様子を記録。
一度も住んだことがない部屋が解体されていくさまに特段の感慨を覚えることはなかったが、これから始まる家造りの為の立体キャンパスを設えていると思うと、胸が高鳴るものがあった。
撮影は丸2ヶ月に及ぶ工事を追う物であるが、当然、毎日私が現場に顔を出せるわけではない。
また、毎日記録を行う必要も無い。
リノベーション工事では予め、しっかりと工事工程表が提示されるので、それを参考にして、撮影が必要な工事の節目をチェックする。
解体工事やリノベーション工事初日など、重要ポイントは私が撮影するように調整して、その他で撮影が必要な日は、会社の後輩達や相方にお願いした。
NX5J は工程初期に完成している“お風呂場”にいつも置いており、撮影をお願いした後輩達は勝手に現場に来てもらって、浴槽の中から NX5J を取り出し、撮影し、そして撮影が終われば 浴槽に NX5J を置いて帰ってもらう。
三脚やバッテリーライトなども全て現場に置いておくことで、直ぐに撮影可能な体制にしておいた。
撮影成果は、会社からの帰宅途中で現場に立ち寄り、SDカードやメモリユニット“HXR-FMU128”を回収して、その日の内に、コピーとバックアップを取る。
ラッシュチェックをして、不足している部分があれば後日に自分で撮り直したりした。
皆の協力のお陰で、実質工事日数32日間のうち19日間の撮影が可能となった。
また現場には、NX5J による撮影の他に、定点カメラによる長時間記録も準備した。
定点カメラには、XR520V を利用。
XR520Vであれば、HDD記録を使用してノンストップの長時間の撮影が可能になる。
SONY の AVCHDカメラは XR520V に限らず、最大13時間連続記録で自動的に録画か切れてしまう。
これは、NX5J もそういった仕様になっている。
しかし、例えば私が朝6時に現場でRECボタンを押しておいて出勤し、夜19時に録画が切れてしまうとしても、工事自体は周辺住戸を配慮して大凡18時頃には職人さん達が撤収作業をしているので、実際は問題ない。
大容量のHDDを利用して、ハイビジョンで定点長時間記録を気兼ねなく出来るのであるから、機材の進化は素晴らしい。
なお、この定点記録に XR520V を活用するに当たっては、x0.3のセミ・フィッシュアイレンズと、長時間用のバッテリーパック“NP-FV100”を購入した。
自分のカメラではない XR520V の為に、専用アクセサリを購入するのは些か逡巡したが、XR520V を借りて活用する回数も多い上、また I君には XR520V購入以来ずっと無償で機材を借り続けていたので、そのお礼の意味もあって、アクセサリを自分で購入した。
現在は、XR520V は持ち主の I君に返却しているが、それと一緒に セミ・フィッシュアイレンズと NP-FV100 も渡している。
また、現場では職人さん達の協力があってこその取材であった。
ただでさえ、施主が現場に顔を出すことは少ないという話であったので、私のように、毎日のように現場に顔を出し、加えてビデオカメラで現場を記録するとなると、職人さん達にとっては、余計なプレッシャーでしかなかっただろう。
現場には、予め撮影する旨を張り紙で告知し、また撮影しながらコミュニケーションを取っていくことで、カメラが入り込みやすい環境作りを目指した。
また、「特に必要ない」と言われていた“飲み物”の差し入れも毎日欠かさずに行った。現場にはクーラーボックスを用意し、缶コーヒーやペットボトルでの水・お茶を氷と共に入れておいた。
定点カメラ設置にあたっては、現場の大工職人さんに工程を事前に確認。
カメラを天井吊りするため、工事の邪魔にならないポジションを予め探す必要があったが、こちらが「このあたりにカメラを仕掛けたい」と持ちかけると「それやったら、そこの部分は最後の方に手を付けるようにしますわ」と職人さんに融通していただいたりした。
また、カメラ電源も電気工事屋さんにお願いし、工事に必要な電源回線以外に、定点カメラ最寄りの既設コンセントを活かしてもらう事が出来、現場で急遽配電の細工をしていただいたりし、現場の職人の皆さんに大いに助けていただいた。
最初は、レンズを向けられることを意識されていた職人さん達も、段々とそんなことが当たり前の状態になり、また四六時中“定点カメラ”が回っている事も忘れて、現場の材木の上で寛いでいたり、施主の注文に文句を漏らしていたりするようになる光景が見られたことからも、現場へのカメラの自然な浸透は成功したようである。
無論、工事を監視する意図は一切無かったので、施工や職人さん達の様子に、それらの映像を元に、抗議をしたりすることは一切無かったし、そもそもそんなことを必要としないほど、素晴らしい技と腕を、職人の皆様に見せていただいた。
ちなみに、撮影には NX5J と XR520V の他、NX5J貸出中は、HVR-S270J を使って撮影を行っている。
−>>2010/08/19/(Thu) 完成見学会。
- リノベーション・ドキュメンタリー作品を制作しようと思ったのは、飽くまでも自分たちの家造りの克明な記録としての位置づけだ。
予定では、長くて25分〜30分程度の尺に纏めるつもりで、不動産物件探しから、不動産契約、リノベーション業者との打ち合わせや、実際の工事、そして完成――といった一連の流れを追う。
例の如く、私は作品にインタビューを入れるのが大好きなので、不動産探しで私の担当であった“塚本ハウジング”の専務さんや、リノベーションを担当していただいた“G-FLAT”の代表取締役の島岡さんにもガッツリのインタビューをしている。
インタビューは、私がインタビュアーとして対象者に集中できるように、後輩君にカメラをお願いして、ロケ隊を組んで取材させてもらった。
いやいや、本当に沢山の人々の協力を得て出来た取材であった。
また当然、現場の職人さんにも声を掛け、施工技法について解説してもらったり、リノベーションの難しさなど、現場の声も拾い上げるようにした。
そのため、ナレーションやテロップでカバーする解説が減らせ、よりリアルな現場の空気が作中で出せるのではないかと期待している。
ところで、このビデオ撮影は飽くまで自分たちのためのドキュメンタリーであると記したが、それとは別に同じ取材素材を使って既に1作品作り上げている。
そちらは、10分程度の短い作品だ。
実は、我が家の完成の段階に入って、『リノベーション完成見学会』なるものを開催した。
G-FLATさんが、リノベーション後に恒例で催されている企画で、一般の方に完成物件を内覧していただくという趣旨だ。
http://gflatblog.blog133.fc2.com/blog-date-20100621-0.html
リノベーションを計画中の個人客やマンションオーナーさんが観に来られる他、同じマンションの住人の方にも案内を出して、隣近所の方にも来ていただく。
特に、マンション住人の方は、リフォームではない長期間のリノベーション工事の結果が、どう部屋を生まれ変わらせたのか興味津々だったようだ。
そんな見学会が、新居にて6月19日〜20日の2日間で開催されることとなった。
G-FLATさんが見学会の話を持ち掛けられたとき、私は即決で承諾。
そしてついでに「その見学会で上映するビデオを制作しましょうか?」と私の方から持ち掛けたのである。
G-FLATさんからすれば願ったり叶ったりだったようで、先方も言い出しにくいながらも、社内では「映像……使わせてもらえないかなぁ〜」といった話が持ち上がっていたそうだ。
作品構成は約10分。
インタビューや物件探しのパートは省略し、リノベーション工事部分だけを、音楽に乗せてテンポ良く見せていくという作りだ。
見学会会場で、1日中無限ループさせておく映像であるので、現場音声は使わず映像のみで分かりやすく、またBGMが無くても十分に観られるように仕上げる。
そんな臨時の制作が持ち上がってからも、今まで通り工事の撮影を行っていったのだが、一つだけ当初からのドキュメンタリ制作とは違う撮影スケジュールを組む必要が出て来た。
それは、“完成物件の撮影”のタイミングである。
当初の予定では、リノベーションが完了し、物件引き渡しが終わってからゆっくり撮影する予定だった。
しかし、この見学会対応のために“引渡し前”の段階で撮影する必要が出て来たのである。
実際は引き渡し前に一旦“手直し”期間があるのだが、この段階でも物件自体は99%以上完成状態であるので、被写体としての問題はほぼ無い。
だが、本当に無くて困ったのは時間である。
6月19日の午後13時から見学会開催であったのだが、物件が撮影可能になるのは前日18日の夕方以降であった。
というのは、見学会ギリギリの 17日までは工事が入っており、さらに 18日には室内クリーニングが行われるという工程であり、見学会前日まで現場は作業でいっぱいである。
そのクリーニングが終わらないと、部屋は工事機材や埃・汚れで埋もれており、とても撮影出来る状態ではなかったのである。
そのため、完成物件の撮影は作業のすべてが終わった 18日の夕方から行うことにした。
まず、19時頃から22時頃までリビング、キッチン、ワークスペース、トイレ、浴室などの撮影を行う。
<まだ、テレビすら入っていないリビング。>
そして、ここからが些かアクロバティックである。
まず、見学会での上映手段を確保する必要がある。
新居への引っ越し開始は 6月23日であったため、この時点で部屋にはテレビは疎か一切の家財道具は存在しない。
そのため、まずは上映のために、50インチのプラズマテレビを旧居から持ってくる手筈を取った。
車持ちの後輩に協力してもらい、50インチTVを移送。
上映Vの再生は PlayStation3 による Blu-ray 再生を予定したため、PlayStation3 も運び出す。
また、リビングAVの体裁を整えるために、5.1chサラウンドシステムも一式持って行くことにした。なお、サラウンドシステム自体はこの時点ではオブジェとして配するだけであり、実際の配線等はさらに半月後の事であった。
そして、さらに移送を優先させたのが、ノンリニア編集システム“SEREN”である。
編集システムを早々に新居に移転させたのには訳がある。
この日、全ての機材を運び込み、設置が終わったのが25時。ここから完成物件の素材を使って編集が出来る段階に入れたのだが、既に1分1秒が惜しい状況だ。
そして、編集中に万一、完成物件の追加素材が必要になった場合に即応出来るようにという体制である。
編集していく中で、どうしても尺がショートしてしまいそうな場合、直ぐに NX5J 片手に、部屋の中を撮れた方が精神的にも体力的にも維持できる。
そしてそして、何よりも日が昇ってからの撮影に、直ぐさま取りかかれるようにである。
実は夜間の撮影では、寝室や玄関先が撮影できなかったのだ。
まず、寝室に関しては電灯がついていない。こちらは入居後に照明機器を吟味する予定であったので、ローゼットが天井に設えてあるだけなのだ。
そのため、日が昇って外光を頼りに撮影するほかないのである。
また、玄関も玄関ドアを開け放っての撮影になり、特に Before の映像が明るい外光を背負っての撮影だったため、After映像が夜間の明るさであると、画面の美しさが Before に負けてしまう……。
そのため、少なくともこの2ポイントは太陽が昇ってからしか撮影できなかったのである。
<真っ先に新居の運び入れたのは、編集システムの“SEREN”だった。>
編集は、夜を徹して行った。
既に、解体前の旧物件状態の紹介パート、解体パート、リノベーション工事パートの編集は前日までに終わっており、実質的にはその手直しと、そして完成パートの編集を行うのみである。
直ぐさま、NX5Jで先刻撮影した映像を繋いでいく。
Before 映像と After 映像をオーバーラップさせて切り替えていく編集は、まさに夢の実現を目の前で見ている訳であり、大変に楽しかった。
編集は順調に進み、明朝撮影の素材利用の部分にはプロキシカットを放り込んで、取り敢えず全尺を繋いだ。
朝8時頃。
流石に私も限界を迎え、一旦和室へ退避して新しい畳の上で雑魚寝する。寝具も何もないので、そのまま寝そべる。
9時半過ぎに起き出して、予定通り玄関などの残りの撮影カットを NX5Jで収録していく。
それを、直ぐさま EDIUS Pro に取り込んで、プロキシカットと交換。
NX5J のソリッドメディア記録によるファイル転送のお陰で、短時間で編集システムに取り込む事が出来、また EDIUS Pro 5.5 の AVCHDリアルタイム編集の能力で編集結果を即座に出せる現環境は、個人で持てる映像制作環境としては最強のソリューションの1つだろう。
見学会1時間前、Blu-rayオーサリングまでの一連の作業が完了し、『見学会用・リノベーションビデオ』は完成した。
見学会当日は、G-FLATの4名全員が我が家にお越しになっており、早速、初号試写を行った。
ビデオ冒頭、G-FLAT株式会社のロゴマークが画面に現れると、歓喜の声が上がり、そして映像の節々で感嘆と共に喜んでもらえた。
特に、リノベーション工事中の様子をつぶさに追った映像は大変珍しいようで、映像自体に関心を持っていただくことが出来た。
ビデオは、午後からの見学会開始から早速上映。
もちろん、メインは完成した我が家の姿であるので、映像はそれを補完する役割を果たすよう作っている。
旧物件の様子や工事工程が作品の大半を構成し、完成状態は最後にオマケ程度についているという感じだ。
完成状態は、今、目の前で実際に見てもらうのが一番良いに決まっているからだ。
見学会には、同じマンションの住人の方々も多く訪れてくださり、色々な話をする事が出来た。
マンションに入居する前に、沢山の顔見知り、ご近所さんが出来たことは、この見学会を受諾した最大の収穫であったと言える。
映像に見入ってくださる方も多くいらっしゃり、見学会を盛り立てるに十分な役割を果たしたと感じている。
なお、この『見学会用・リノベーションビデオ』は飽くまでも私が同席の下、自分の家で流すという個人的な利用を想定して制作したために、利用した音楽音源は市販曲である。
そのため、G-FLATさんがこの映像をそのまま他の営業物件で利用することは著作権法上できない。
現在は、ライセンスフリーの曲にBGMをすげ替えて、再編集した「営業利用可能版」を制作するかどうか、G-FLATさんと相談中である。
−>>2010/08/20/(Fri) お古。
-
松ケンから、何か送られてきた。
両手で受けて丁度良いぐらいのサイズの箱だ。
すこし重量を感じる。
さて中身は……と言うと、3.5インチ HDDが 3台入っていた。
実は先日、松ケンから「不要になって余っている HDDを、いつもみたいに送ろうか?」と、嬉しい申し出があったのだ。
松ケンからの HDDのお下がりは、今回が初めてではない。
以前から、彼の所でHDDが余剰すると、持ってきてもらったり郵送してもらっている。
お古なので、HDD自体はちょっと古い。
だいたい容量が現在の主流の1/4ぐらいの物が多く、今回は 250GB が 3台である。
これらの HDDを専用のリムーバブルカートリッジに収容して、我が家では利用する。
主な用途は、一時的なファイルの避難場所だ。
<リムーバブルカートリッジで管理。>
例えば、コンソリデートして一定期間保存しておきたい EIDUS Pro の編集プロジェクトデータの格納や、以前記した“AVCHD映像保存(第2層)手法”で利用する HDD――といったものだ。
※2010/05/27/(Thu) SOLID を迎える世界。(http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20100527A#20100527A)
お古のHDDなので、正直その寿命や故障率に対する信頼性は低い。
だが、Blu-ray ではまだ追いつけない大容量で、かつテンポラリストレージとして、松ケンのお下がりHDDは非常に重宝しているのである。
ありがとう、松ケン!
−>>2010/08/22/(Sun) おにゅー。
- RD-X9 の HDD がいっぱいになってしまった……。
いや、昨年秋に購入以来、度々 HDDは満タンになっており、その都度いらない番組を削除して状況をしのいで来たのだが、いよいよ削除するのが追いつかなくなってきてしまった。
※http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20090903A#20090903A
そこで外付けHDDの出番である。
2009年9月に登場した東芝のHDDレコーダ RD-X9 は、Blu-rayドライブの搭載こそ無かったものの、地デジレコーダの革命とも言える、USB接続による外付けHDDの使用を可能とした機種だ。
利用できる外付けHDDは1基あたり2TBまでとなっているが、接続登録できる個数は8基で、合計16TBもの外部記録を……内蔵と併せれば 18TB の記録が可能な地デジレコーダである。
先日発表された新機種“RD-X10”は遂に念願の Blu-ray を搭載してきたが、引き続き USB-HDD の利用も可能となっている。
さて、そんな魅力的な機能を持つ“RD-X9”だが、購入以来の今回は初めての外付けHDDの利用となる。
早速、ヨドバシカメラに HDDを買いに行く。
「あれ?? 先日、松ケンから送られてきたHDDを再利用しないのか?」って??
あの HDDは、飽くまでも編集マシン SEREN をサポートするテンポラリー的な利用として、出番が準備されている。
しかも 250GB の容量であるから、直ぐに1基あたりの容量は使い切ってしまうだろう。
やはり、HDDは別に必要だ。
出来れば 2TBは要る!!
で、ヨドバシカメラ。
HDD売り場に行ってみると、I-O DATA の USB-HDD 2.0TB“HDCR-U2.0EK”が 16800円。
通常販売価格が 2万強なのだが、22日限定特価で上記値段で売られていた。
これにヨドバシポイント13% を勘案すると、価格.comよりも安いじゃないか。
という訳で迷わず購入。
本体は、大変シンプルな作りで、前面にアクセスランプと、背面にUSB端子とAC端子と、省エネモードの切り替えボタンがあるだけだ。
“RD-X9”と USB接続を行い、HDDの初期登録を行う。
これにより、“RD-X9”と“HDCR-U2.0EK”がペアリングされた。
もっと正確に言うと、我が家の“RD-X9”と、本日購入した“HDCR-U2.0EK”が対になったのである。
実は、地デジ/BSデジ絡みの著作権緊縛の都合で、外付けHDD環境は登録を行ったレコーダと登録された HDD の1対1の関係でしか利用できないという制限がある。
これはつまり、このHDDを他の地デジレコーダと接続することは出来ないということであり、もっと言えば、今使っている X9が壊れてしまえば、最大16TBものオンエアHDDは無効化してしまうのだ。
当然、新発売の RD-X10 に繋いで観ることも出来ない。(※現有のX9 と X10 をLAN若しくは i.Link接続してダビングする事は可能)
この問題は東芝機の問題ではなく、現在の日本のデジタル放送の行き過ぎた著作権保護問題が招いている事態である。
ダビング10など制限の多い中で東芝機は他社機と比べても実に柔軟に有用な機能を実装してきており、むしろ褒め称えるべきだろう。
閑話休題。
登録設定が終われば、あとは“RD-X9”本体の HDDから、外付けHDDにファイルを移動させていく。
正直、転送速度はそれほど速くない。
勿論、オンエアの実時間と比べれば遥かに早いのだが、ファイルを溜め込んでから纏めてコピーするよりは、こまめにコピーした方がストレスがないだろう。
なお、コピー中に録画予約が始まるとコピー作業は中断されるので、そのへんは時間の余裕をみておきたい。
そして、そんな機能の排他処理は、ぜひ東芝さんに改善していただきたいものである。
ところで考えてみれば、リテール品……というかメーカ物のHDDを購入するなんて十数年ぶりである。
メーカ物のHDDというのは、つまりこの“HDCR-U2.0EK”の様にケースにHDDが内蔵されて、一般のお客さんが購入してケーブルを繋いだら直ぐに使える―――というタイプのHDDの事だ。
私がいつも購入するのは、バルクのHDD……つまりHDDそのものが剥き出しの商品で、それをPCに直接内蔵するか、リムーバブルケースを別途用意して自分で組み込むか……という事をする。
<バルクのHDD。>
最後にメーカ物のHDDを購入したのは、Windows 3.1 か 95 ぐらいの時期で、SCSI接続の 1GB HDD を購入した時だ。メーカは、Logitecだったか……。
当時、この 1GB で 4万円前後した記憶がある。
私が高校生の頃だから、やはり 15年ほど昔の話だ。
これ以降は、バルクHDDを購入するようになり、安価にHDD増強を行ってきた。
さて、とりあえず外付けHDDには、保存したい番組を中心に移動中。
私の仕事やアニメを、まとめて移動中だ。
−>>2010/08/24/(Tue) ソワソワ。
- 家の片付けも漸く落ち着いてきた。
例のリノベーション・ドキュメンタリを作るべく、今月初旬にG-FLATさんに取材にいった訳だが、今も構想を練りながらちょこちょこと素材を集めている。
先日は“新築物件”のイメージカットを撮影。
この時は、HXR-NX5J をレンタル出ししていたので、HVR-S270J で撮影。
1人でS270J と三脚を持って動き回るのは骨が折れるので、家の近所で歩いていける範囲で適当に新築物件の外観を撮影した。
流石に S270J を構えていると、通行人に注目されて、やりにくい。
仕事だとチームメンバーに囲まれて心強いが、プライベートだと独りでやることも多く、ちょっとソワソワしてしまう。
まぁ、イメージシーンの内その被写体は1カットもあれば十分だったので、ぱぱっと撮影して、そそくさと引き上げた。
まだ、もう少し別の被写体でカットを増やしたいので、今度は返却された NX5J を使って、落ち着いて撮りたい。
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