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−>>2009/12/02/(Wed) 鯖復活。
- 本日、当 Next-Zero.com へアクセス出来ない事態となりまして、ご迷惑とご心配をお掛けいたしました。
現在はご覧のように無事に復旧し、通常通り運営しております。
実は、Next-Zero.com と そのサーバーはホスティング会社と Next-Zero.com のコラボレーションと言う形で、一括してホスティング会社に管理委託しています。
今回のトラブルは、その中で Next-Zero.comドメインが 2009年11月末で切れるにも拘わらずホスティング会社がドメインの契約更新を行わなかった為に発生しました。
Symphonics の佐藤くんから電話連絡があり、その状況に気がついたのですが、仕事から帰宅後直ぐにホスティング事業者に電話連絡し、状況を改善させました。
加えて、ドメイン管理を私個人が管理するよう、ドメイン移管の手続きを承諾させました。
丁度一年ほど前に、「今後のことを考えてドメインを私が管理する」と申し入れました。
当時、私は3つのドメインを所有していましたが、それらのドメインと一元管理するためにも Next-Zero.com ドメインの移管を求めたのです。
しかし、当時は「当社のサーバを利用している期間は、ドメインも当社で管理したい」という返事がり、不承不承で引き続きドメイン管理も移譲していました。
しかし今回の業者の失態で、ドメイン管理に対して信用が置けなくなったため、ドメインの移管を求めたのです。
いずれにせよ、今後この様な事が起こらないよう、体制を整えたいと存じます。
アクセス不能の事態に陥りまして、皆様からご心配のお声を頂きました。
>suzu464さん
「サーバ攻撃か」とのご心配ありがとう御座いました。
私もかなり焦りました。
今後とも宜しくお願いいたします。
>R-2さん
朝一番のご連絡ありがとう御座いました。
「家具の販売」は先送りとなりました…(笑)
今後ともご贔屓にお願いいたします。
>サンリバーさん
いつも有り難う御座います。
「インテリア」は敷居が高すぎました。今後もパソコンパーツと映像機器で行こうと思います。
これからもご利用お願いいたします。
>Symphonics佐藤さん
電話連絡有り難う御座います。
ドメイン期限まで調べてくれて、原因究明まで済ませてくれて有り難う。
お陰で早い解決が出来ました。
今後も、リアル/ネット共で宜しく。
最後になりますが、いつもご利用くださっている読者・利用者の皆様、ご心配とご迷惑をお掛けして申し訳御座いませんでした。
そして、本日もアクセスくださいまして有り難う御座います!
これからも、Next-Zero.com を末永くご愛顧いただけますと幸いです。
−>>2009/12/03/(Thu) 新めいしん。
- 我が家の家庭内メディアサーバ“Meixin”。
既に何代目か分からない Meixinさんなのだが、分かっていることは、家で余っているPCパーツを組み合わせて組み上げてきた……というPCだった。
Meixin は、我が家で24時間稼働のサーバとして機能しており、動画や音楽、写真データなどを家庭内の全PCと PlayStation3 で共有できるようにしている。
また、HTTPサーバとFTPサーバの機能も持たせており、インターネットからのアクセスも可能である。
加えて、ビューワーとしても活用しており、リビングの 50インチプラズマディスプレイに接続しておくことで、気軽に動画再生、音楽プレイヤ、WEBブラウジング機能を享受できる。
もちろん、サーバはサーバとして単機能であれば有るほど好ましいし、セキュリティの側面からも肝要であるのだが、データの保有量と24時間稼働の性格からマルチメディアプレイヤとしての認識・役割が“Meixin”の本質と言える。
さて、その Meixin を11月の末に更新した。
従来は、AMD Athlon XP 2700+ を中核としたシステムを組んでいたのだが、消費電力の改善を図るために、省力化PCを模索することにしたのだ。
新Meixin の要件は次のようになる──
・省電力であること
・HD動画再生が可能であること
・小型であること
・汎用性を持たせることが可能であること
以上だ。
諸要件を満たせば、昨今多機能化するNASの導入も選択肢の一つであったのだが、HTTPサーバの機能や DLNAで Divxが流せないなど、各製品に一長一短があり、NASを Meixin として利用することは今回は諦めた。
そこで、やはり Windows サーバ を構築することが手っ取り早い方法だとして、今回は “ INO ”を基軸としたシステムを組むことにした。
“ION”は、NVIDIAが提唱するプラットフォームで、Intel の Atom CPU に GPU統合型チップセット NVIDIA GeForce 9400M G を組み合わせたシステムのブランド名だ。
Intel Atom CPU は省電力での小規模システムを組むことに向いており、従来から常時稼働の家庭内サーバ向けとして人気を集めている。
しかし、CPU自体の演算能力はそれほど高くなく、1.6GHz前後がメインストリームとなっている。
その Atom単体システムに対して、ION プラットフォームを利用すれば、Direct3D 10 や、動画再生支援、GPGPU技術のCUDAの恩恵が受けられる。
Atom単体では完全な処理が出来ない H.264 や フルHD動画の再生なども円滑になる。
今回、新Meixin に導入したのは、以下のハードウェアだ。
・(M/B)ASUS AT3N7A-I
・(Memory)Pulsar DCSSDDR2-2GB-800
・(HDD)Western Digital WD6400AAKS
Western Digital WD15EADS
・(Power)Owltsch Super Versatile PLUS SS-300SFD
以上である。
ヨドバシカメラのポイントや楽天ポイントを駆使したので、実質2万円強ほどでパーツを揃えられた。
なお、PCケースは従来の Meixin機の筐体を利用している。
OSは手持ちの OSが現在 Windows XP Professional しか無かったので、それを利用。
そのため AHCI 機能を利用するのに フロッピーディスクからの AHCIドライバのインストールが必要となる。
だが、マザーボードの ASUS AT3N7A-I には FDD用コネクタなどのレガシーインターフェースが存在しないため、AHCIドライバのインストールの為だけに USB接続型 FDドライブを購入した。
再生 FDD を利用した安価な物をチョイスしている。
また ASUS AT3N7A-I に搭載されている CPU冷却ファンは4cm角の高速回転型で、そのため WEB上の評価で ファインノイズの不評が見られたので、別途8cm角ファンを用意して、冷却ファンを乗せ替えることにした。
また、その他にも合計3台のHDDを狭い空間に搭載することから、HDD冷却用に12cmファンと8cmファンを1基ずつ内蔵した。
ASUS AT3N7A-I は、Mini ITXマザーボードで Intel Atom 330 を搭載。
Atom 330 は動作周波数 1.6GHz でデュアルコア CPUである。
さらに、Hyper-Threadingを利用することで、論理コアは4つとなる。
メモリは、DDR2 800MHz Dual Channel をサポート。最大4GBまで実装可能。
インターフェイスには、Gigabit-LAN、SATAポート x3、e-SATA x1、PCIスロット x1 などを備える。
50インチのプラズマディスプレイとの接続は、アナログRGBではなく、オンボードの HDMI接続。1920 x 1080 pix でのフルHDサイズ表示にしている。
音声は、S/PDIF coaxial out を AVアンプ YAMAHA DSP-AX1800 に接続。
旧Meixin は アナログ2chでアンプに接続していたのだが、全く音が違うことに感動。
音の骨太さをストレート 2ch でも実感できる。
ASUS AT3N7A-I は Bluetooth も搭載しているので、今後の活用を考えたい。
各種アプリケーションのインストールと設定、セキュリティの確保などを済ませて、現在1週間以上経つが順調に稼働中。
消費電力は45W前後で、1日あたりの消費電力は、ほぼ 1kWh である。
月間消費電力で考えると、我が家の総消費電力/月の 5% ほど。
旧Meixin は月間消費電力の1割前後を占めていたため、大幅な消費電力削減を行えた。
また、24時間稼働で、HTTPサーバも兼ねていることから、無停電電源装置の APC “SurgeArrest BE325-JP”に接続し、一時的な商業電源供給ストップにも備えている。
静音化にも成功し、リビングでテレビの裏に設置しているが、夜でもファンノイズ等は気にならない。
従来の Meixin は我が家に余っている PCパーツで組み上げるのが常だったが、今回は殆どのパーツを新調。流用品はケースぐらいである。
今後は、OS を Windows 7 に変更するなどを考えているが、ひとまずは現状で安定した運用を行いたい。
※当Next-Zero.com のホストサーバは Meixin ではありません。
※本日の、推奨物欲。
−>>2009/12/05/(Sat) フルスロットル。
- Xbox 360 が帰ってきた。
昨日4日に配送されてきた。
中に入っていた処理伝票を見てみると、11月30日にコンソール(Xbox360本体)を受領して、12月3日に配送となっていた。
電話した日から4日。
やれば出来るじゃん、Microsoft。
でも、それが立派だなぁ〜と褒めているわけではない。
ちゃんとやろうぜ、報・連・相。
取り敢えず、マザーボードと無線LANや電源周りサブ基板が交換されたようだ。
早速、Xbox 360 を定位置へ。
起動…………。
流石に問題なく動いた。
この“仕様上の故障”が、Microsoft に認識された上での修理ならば、今後は同様の不具合は起こらないと期待している。
PlayStation3 以上に発熱と排熱に問題を抱えていた様だが、その点で言えば我が家での Xbox設置場所はあまり快適な環境ではないだろう。
再び、熱による故障が起こらないことを期待する。
さて、Xbox 360 が修理から帰って来たので、新しいゲーム用アクセサリーを買ってみた。
HORI の“フライトスティックEX ブラック (HX3-43)”である。
要は、フライトシミュレータ用のジョイスティックコントローラである。
質感は、ラバーコーティングでしっくり手に馴染む高級感があり、操縦桿などの動きもググッと質量感がある。
操縦桿とスロットルが分離しているので、自分の操縦しやすい位置に配置可能な上、スロットルのトルク荷重もフリクショントリムで自分好みの調整が出来る。
ボタン類は全て操縦桿とスロットルそれぞれで指の届く位置に集中しており、HOTAS(Hands on Throttleand Stick)が実現。
スロットルとスティックから手を離さずとも、機体操作・兵器操作・アビオニクス操作が出来る。
早速、フルスロットルで エースコンバット6で出撃!!!
あははははは、自機が墜落!墜落!
スティックとスロットルの操作感に慣れるのに当分時間が掛かりそうだが、いやいや、戦闘機を自分で操っている感じがより一層高まって、楽しいですよ♪
−>>2009/12/06/(Sun) EDIUS感染。
- 最近、会社の後輩君が Thomson Canopus EDIUS Neo 2 Booster を購入した。
私が以前から EDIUS を進めていたことも有ると思うが、彼自身も色々と情報を集めた上で、今の自分に必要な機能を見定めて購入したのだ。
また、この一週間ほどは別の後輩君が我が家に出入りしていた。
実姉がご結婚され、その撮影を後輩君自身がやり、結婚式ビデオの編集を我が家でやりたい言うのだ。
仕事終わりで我が家に来て、そのまま深夜まで編集して、仮眠を取って翌日出勤……という日を繰り返した。
<初めて EDIUS Pro を使う後輩君。>
私も私で仕事があったので、編集している彼を放って就寝し、仮眠している彼を起こさないように早朝出勤していた。
お互いの出勤・終業時間も合わなければ、休暇も合わないので、結構私としては彼を放ったらかし……。
その分、私が家を空けている間は、相方に手を煩ってもらい、助かった。
後半は、かなり快適に我が家で“暮らしていた”ようだ(相方談)
<睡眠中。>
その彼は、今回の編集が EDIUS Pro を使う初めての機会。
主にカット編集であるので、簡単なタイムライン周辺の使い方をレクチャーして、自分でどんどん編集してもらった。
素材の取り込みや変換などは、私が操作した方が早いので、そう言った点では協力させてもらった。
彼は、当初は Apple の Final Cut Pro を Mac と共に買うつもりだった。
しかし今回の結婚式ビデオは、正月に親戚などが集まる機会までに完成させたいらしく、今彼に十分な資金が無い都合で、我が家の EDIUS Pro を使う事にしたらしい。
しかし、その彼も実地で EDIUS Pro を使用してみて「 EDIUS って使えますね」との感想を述べた。
今後のノンリニア編集ソフトの購入に“EDIUS”という選択肢が、今回の件で彼には入ったようだ 。
どうでしょうか、Thomson Canopus さん?
頑張って、EDIUS ユーザを増やすべく、1ユーザとして啓蒙活動しております。
が、他人に勧めるにあたっては、それに恥じない機能と性能を EDIUS には提供していただかねば成りません。
何卒、今後とも多くのユーザが喜び歓迎する、高度で快適な EDIUS を開発し続けて下しますようお願いいたします。
なお、後輩君の結婚式ビデオ編集はまだ終わっていない。
が、今日で一旦中断する。
明日から私が、海外ロケであるからだ。
12月7日から17日まで、インドとシンガポールでロケである。
私が帰国後、彼の編集は再開する。
※本日の、推奨物欲。
−>>2009/12/08/(Tue) 現在、インド中。
- 現在インドのムンバイである。
ただ今、現地時刻で 12月8日の 23時10分。
日本との時差は 3時間半なので、日本は翌 9日の 2時40分だ。
昨日一日掛かってインド入りして、短い睡眠をホテルで取った後、朝から早速市内でロケ開始である。
ムンバイの日中の気温は30℃あるかないかぐらいで、比較的快適である。
町中は相変わらずの活気で、人混みと渋滞とクラクションの音で埋め尽くされている。
今年、インドは2回目であり、1月にインドのデリーを取材したが、その時とインドという国の印象は変わらない。
※http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20090109A#20090109A
まだまだ取材が始まったばっかりで、ムンバイという街の全体像は掴めていない。
明日から、名所なども巡りつつロケを進めていくので、徐々に取材内容に観光案内の要素も付け加わっていくだろう。
<ホテルの傍にある「インド門」。>
とりあえず、今のところ元気でやっている。
カレーを食べて明日からも頑張ります。
−>>2009/12/09/(Wed) アクセル全開、インド人を右に!
- 「インド……始まったな……」
今日は、やはり………いや行く前から覚悟はしていたのだが、インドの洗礼を受ける事となった……。
まず、覚えておいて欲しい。
「インド人との約束ほど、当てにならないものはない」
我々の取材は、インド政府から取材許諾を受けた取材である。
いや、そもそも許可を受けないと、国内での正式な取材は出来ない国である。
VISAもジャーナリスト・ビザを取得しているし、事前に大使館を通じてインド国内の取材の許可をインド政府からもらっている。
しかし、この許可は「インド国内で取材しても良いよ」というだけの許可で、実際に取材したい現場に行って取材できるかは別問題……というか「政府は一切関与しないので、そのつもりで…」という事なのだ。
たとえば、昨日掲載した「インド門」。
ここで、政府の許可を受けて取材していた日本の某公共放送が警察に逮捕され拘束された事件があった。
もちろん、彼らも許可証は持っていたのだが現場の警察官が、クルーをしょっ引いたのだ。
このとき「インド政府公認の許可証」は何の役も為さなかった。
この話は、このご時世にインド取材するTVクルーなら皆が知っている話であり、教訓だ。
インド門は、昨年のテロ事件の出発点であり、爆破テロがあったタージマハルホテルの傍だ。
であるので、警戒レベルは現在も非常に高い。
許可書があっても、現場の警察や責任者に話を通したり、袖の下がなければまともに取材することは叶わない。
無論、その時の警官の気分次第なので、取材出来るかどうかは全く確約できない。
我々も今朝は、インド門から取材を始めたのだが、朝一番に現場近くに詰める警官に撮影して良いかコーディネータに聞いてもらい、撮影が叶った。
しかし、門に近づきすぎると別の警官が居るので、その警官からは見えない様な距離・場所で数分で必要最低限のシーンを撮影した。
そこまで気を遣わないと、拘束まで行かずとも、撮影を中断させられる可能性があるのだ……。
また、政府関連の建物や軍関係の建物“方向”にレンズを向けるのは御法度。
テロリストによるスパイ活動と見なされて逮捕されるのだ。
そして、今日や明日する予定だった取材先が次々に取材NG。
一ヶ月も前から取材申し込みと交渉をしているのに、今日になってやっぱりダメとか、平気で言ってくるのだ。
これは、おそらく取材の話が最終的な責任者まで事前に行って居らず…それこそ我々が現地入りしてから、話が責任者まで上がって、即NGという結果が降りてきているのだろう。
某マイクロソフトもビックリな“報・連・相”体制だ。
1時間も船に揺られて向かった世界遺産。
いざ、現場に行ってみれば「その許可書、入り口までだからカメラは中に入れない」とか……。
何? 入り口までの許可書って?
中撮れなければ、意味無いじゃん。
現場で、責任者に交渉に交渉を重ねた上で、漸く、三脚無しノーライトでの撮影が5分程度認められた。
ちなみに、観光客は警備員の前でもバンバンにデジカメやビデオカメラでフラッシュ炊いて撮影しているのだ。
<交渉の間、外から撮れる限りの物を撮る私。>
大変な疲労を覚えた一日だったが、実際にテープが回ったのは1時間あったのか、どうなのか…。
これらのことは、前回のインド取材でも経験している。
だから、驚くというよりも呆れるとしか言えず……しかし、取材を成立させなければオンエア出来ないので、代替手段やネタをひねり出し、場合に依ればお金で解決させるしかない。
毎回このような事を経験してしまうと、この国では一体どのようにして通常のビジネスが成立しているのか不思議でならない。
許可証は現場では何の効力も発揮せず、“お守り”程度の気休めだし、約束は直前に反故にされるか、その場で反故にされるか……。
もちろん、急な取材にも快く応じてくれる人も沢山居る。
そういった人々の好意を繋ぎ合わせて、きっとこのインド取材は完遂されるのだと思う。
これからインド取材をされる方は、計画的に無計画性を考慮し、余裕のあるスケジュールと心で臨まれたい。
−>>2009/12/10/(Thu) 後一日のインド。
- もうインド、始まりすぎです……。
※http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%CF%A4%DE%A4%C3%A4%BF%A4%CA
今日は、その最たるものを食らいました。
こちらは、そのインドを魅力的に紹介するのが仕事ですから、ここでは何とも書きませんが、そうですね………むしろ仕事で来ては駄目な国ですね。
きっとプライベートで、のほほんと遊びに来ている方がマシなのかもしれません。
<まともな取材が出来なかったので、まともな写真もありません……。>
あと、1日の我慢です。
明日一日、街のインサート取材をしたら、そのまま夜にシンガポールへ飛び、取材を新たに始めます。
おそらく明日の夜は、機内仮眠で、ネットに繋ぐ余裕も場所もないと思いますので、次回の更新は明後日以降……シンガポールのホテルからになる予定です。
何とかして、インドを脱出します。
−>>2009/12/12/(Sat) 亡霊と呪縛。
- 現在、シンガポールのホテル。
現地時間で、夜23時半。
日本との時差は1時間。
昨日までのインドロケ。
ロケ・クルーに強烈なトラウマを残して終了しました。
………無事には終われませんでした。
正直、大怪我ですよ。
昨日最終日は、市内のインサートと色々と問題が生じて撮り残しになっていたネタを処理。
が………結局、最後の最後までインド人達に裏切られました。
今回のムンバイ・ロケは今年の1月に行ったデリー・ロケと偶然にも同じロケメンバーの3人。
デリーでもインド人に振り回されたため、今回はリベンジを決意して挑んだのですが、完全にカウンターを食らいました。
もう、前回のデリーが可愛く思えるほどに………。
ムンバイから逃げ出すべく、失意の体で空港へ向かい、出国手続き。
いつもの海外取材ですと、機材通関の為にカルネ処理を税関で行うのですが、今回のインドはカルネ処理を敢えてせず。
と言うのも、カルネを使って撮影機材の申告を行うと、職員によっては通関させる代わりに、お金を要求してきたりする場合もあるからです。
警察ですら街中で「金、寄こせ」という国ですから、税関職員もなんのそのです。
拒否すれば、機材没収という事もあり得ますから、前回からインド・ロケの時は敢えてカルネ通関をしないという、どっちにしても危ない橋を渡っています。
今回も入国時にカルネを使った一時輸入申告をしなかったので、当然出国時も再輸出手続きをする必要が無く、手早くチェックインを済ませます。
途中、X-ray検査で照明機材などのチェックを受け、そこで内容物確認をされましたが、問題なくOKが出ました。
セキュリティーの都合で、三脚と照明・バッテリー機材のケースだけは別入れ扱いになり、我々の私物カバンとは別々に。
それが心配で心配で、空港職員には「 Please don't forget. 」と念を押し、その場を後にしました。
利用した航空会社の係員達は非常に我々に対して丁寧でした。
出国手続き票を代わりに書いてくれたり、チェックインカウンタで取れなかった機内の希望する席を、ゲート前でわざわざ希望する席に入れ替えてくれたりと、親身。
我々が、その航空会社とタイアップをとるメディアの人間という事で、上からお達しが来ていたようです。
搭乗の際も、我々はエコノミークラスにもかかわらず、ファースト・ビジネスクラスの搭乗順番の時に、「搭乗して下さい」と案内されたり。
そうやって、無事に飛行機に乗り込み、ムンバイの街を後にして一路シンガポールへ向かったのです。
インド時間で夜中の24時過ぎでした。
インド脱出です☆
機内で4時間ほどの仮眠を取り、シンガポールへ到着しました。
そして、荷物受け取りのターンテーブルへ…………。
あはははははははははは。
機材が届いていない!!!!!!
我々の私物カバンは無事にシンガポール空港へ到着したのですが、三脚と照明機材などが入ったケースだけがバゲージ・クレームに出てきません………。
すぐに空港の窓口に行き、ロストバゲージを申告。
ムンバイに確認すると、まだムンバイの空港に機材が置かれたままになっていました。
「流石、インド人」
もう、そうとしか言えません。
あれほど、この機材を(ベルトコンベアに)流し忘れるな!」と言ったのに、やはり忘れられていました。
「OK。OK。」という奴らの返事は何だったのでしょうか?!
手元の機材はカメラとマイクとワイコンだけ。
今日は、午前中からシンガポール市内の実景撮影の予定……。
三脚がなければ景色も何も撮れません……。
インドでは、インド人や警察に散々ロケを妨害され、悲惨な出来高で取材が終わりました。
結果、インド人が自分たちの国を魅力無く見せるのは自業自得で結構ですが、シンガポールの取材までをインド人が妨害するのは腹が立って許せません。
インドの呪縛は、ここシンガポールまで及ぶという、悪夢を我々は見ることに成りました。
本当にロクな事しないよな、インド人!
三脚などの到着は明日の予定ですが、それでも今日の十数時間を無駄にする事は出来ません。
シンガポールのコーディネータに、現地で三脚を貸し出してくれる所を探してもらい、無事に三脚をお借りすることが出来ました。
午前中は、それらロスト・バゲージの手続きで時間を食い、結局午後から実景ロケを開始しました。
手早く、現在のシンガポールの名所を回り、撮影。
あぁ、テンションが上がります♪
空気が綺麗です。
街が臭くないです。
道にゴミが無くて清潔です。
車のクラクションが聞こえないです。
人々がカレー臭しないです。
レンズの向け甲斐がある被写体が目の前に広がりました。
今年の1月にタイ取材へ行ったときも、直前がインド取材で、タイに入ってからは天国でした。
今回も、シンガポールは天国のようです。
分かって居るんです……インドの次に行く国はどこも天国ですよ。
こんな統計があります。
シンガポールは国全体で在留日本人が2万人以上居るそうです。
対して、インドは全国土でも在留日本人は3千人前後だそうです。
10億人以上居る国の中で、この3千人という数が如何に少ない分かるでしょう。
そして、どうして少ないのかも、察するに余りあります。
さぁ、早くインドの事は忘れましょう。
明日、ムンバイから三脚などが届けば、インドの亡霊からはお別れ……のハズです。
届いた機材を持って、夜にもう一度シンガポールの空港税関に戻り、機材のカルネ通関申告をしなければならない……という置き土産があったりもしますが……。
−>>2009/12/13/(Sun) トゥマセ。
- 今日は、午前中から現地の出演者さんを入れてのロケ。
地元の女の子が、街を案内してくれるという体裁だ。
シンガポールは朝から青空で、少し蒸し暑い中、和やかに且つ順調にロケが進んだ。
シンガポールの街は、近代的な美しいビルが建ち並ぶ中、緑の樹木なども大変に多く、爽やかな南国の街並みだ。
一方で、イギリス植民地時代の名残で、コロニアル調の建物も多く並び、優雅な佇まいを形成している。
昨日のうちに、マーライオン・パーク、シンガポール・フライヤ、チャイナタウンやアラブストリートでの実景撮影を済ませていたので、今日は演者さんの絡む、パートをドンドン撮っていく。
特に、食べ物系のネタを2つも消化できたのは嬉しい。
食べ物ネタは、撮影に大変時間が掛かる。
演者さんに食べてもらったり、料理のインサート撮影や他のお客さんが実際に食べている様子、お店の人に特徴や由縁などのインタビューなどを撮る必要があって、手間が要るのだ。
それが今日で、2つも消化できたのは好ましい。
他にもシンガポールの最近のファッション事情なども取材。
お洒落なセレクトショップでは、私も思わず買い物をしてしまった。
そんな感じで、今日は多くのネタを取材したが、不思議とロケ時間にもゆとりがあり、満足のいく撮影が出来たと思う。
なお、例のロスト・バゲージは無事にシンガポールに届いた。
一旦ホテルに届けてもらい、本日の取材終了後にその機材を持ってチャンギ国際空港へ戻り、カルネ手続き行った。
が、これが大変………。
カルネ手続きは一種の通関処理であるので、通常はシンガポールに入る際に行う。
機材を“一時輸入”するという手続きなのだ。
そうなると、その審査は“入国側”のカスタムオフィスで行ってもらうことになるのだが、今回は既に入国しており、それで大変に手間取った。
まず、その“入国側のカスタムオフィス”になかなか入れなかった。
ご存じの通り、空港の導線は一方通行だ。
であるので、入国側カスタムオフィスに入るには、逆走するしかない。
しかし、その逆走を行うために、散々タライ回しされ、あげく空港警察で40分近く足止めを食らう。
空港警察にカルネ処理の説明をしても、「何で入国時に処理しなかったのか?」とか「カルネって何?」という話で、なかなか先に進まない。
空港という巨大な構造体の中に居るのだから、他のセクションがどんな仕事をしているのかなど、彼らが知らなくても当然ではあるのだが……。
漸く、中のカスタムや航空会社、セキュリティーと話がつき、逆走で中に通してもらえた。
それでも中に入れたのは私だけで、2人の空港警察に付き添われれての入場となった。
しかし、カスタムオフィスまで行けばあとは順調に手続きが進む。
通常、カルネにリストアップしている機材のチェックは、主要な機材だけ……たとえばカムコーダだけの確認というのがどの空港でも殆どなのだが、今回は珍しく全品チェックが行われ、38品目すべての機材チェックを受けた。
おそらく、他部署の人間(空港警察)が見ている手前だろうが、全品チェックを受けたのは一昨年のスロバキアの空港以来だ。
カルネに無事カスタムのスタンプをもらって、終了。
漸く、通常のロケ体制に入る準備が出来た。
<逆走して、警察と一緒に“向こう側”に居る私。>
インドの亡霊を切り離すのに2日掛かって、我々のシンガポールは引き続き進行するのである。
−>>2009/12/14/(Mon) シンガプラ。
- 充実のシンガポールロケが続いている。
雨期のこの時期であるが、毎日のように青空が見えている。
昨日は一瞬だけスコールと出会ったが、移動中の話で取材自体には影響していない。
実に、天候に恵まれたロケだ。
今日、日中は肌を刺すような日差しの中、シンガポールの最近のレジャー紹介を行う。
私の持っているガイドブックには、まだ載っていない情報だ。
詳細は、番組放送前なのでお伝えできないが、水のレジャーと、高所系のレジャーだ。
どちらもかなりエキサイティングで、水のレジャーこそ岸から撮影しただけだったが、高所系レジャーは私も実際にチャレンジ!
高所でスピードの出るアトラクションだったので、安全のため当初は民生のチビカメで撮影するつもりだったが、CNNはそのままENGでやったと聞いて、私も 取材カメラである HVR-Z5J を持って挑んだ。
<ハーネスを装着して、がっちりと。>
お陰で、なかなか楽しい映像が撮れた。
オンエアで使われると嬉しい。
シンガポールは某国と違って、すこぶる順調に撮影が進んでいる。
新しい情報を現地で仕入れて、その場で取材先にオファーを掛けると、すぐにリアクションが返ってきて、取材がスムーズに出来てしまう。
お陰で、昨日も今日も当初の予定よりもかなり欲張って取材できた。
明日以降の取材スケジュールが大変に楽で、その空いた時間でまた新しい取材が出来たり、一つあたりに掛ける撮影時間がじっくりと取れるのが嬉しい。
ホテルの部屋の冷房がOFFに出来ず……私は今日はちょっと冷房病で体調不良だったが、基本的は大変元気でロケを進めている。
シンガポールロケも、あともう少し!
密度の高い取材内容になるよう引き続き精進したい。
−>>2009/12/15/(Tue) シンガポール。
- シンガポールロケも4日目。
いよいよ大詰めです。
今日は出演者ありのロケ最終日。
彼女が登場する必要があるシーンを撮りきってしまいます。
ブティックでの買い物やホテルのティータイム、ホーカーや夜景シーンなどを順調に撮り進めていきました。
今日もスケジュールには余裕のあるロケだったのですが、ついつい沢山撮ってしまうので、結構肉体的な疲労が蓄積しています。
某国では全然撮影出来なかったですが、精神的疲労ばかりは鬱積していきましたね…。
それと比べると清々しい疲労です。
今日の夕食は、地元の大型百貨店に入っているラーメン屋。
演者の女の子が「日本食ならラーメンが好き」ということで、皆で食べに行きました。
シンガポールの若い子の遊びや、日本のテレビの話などをして盛り上がりました。
その子は、まだ日本には来たことが無いそうなので、いつか遊びに来て欲しいですね。
さて明日は最終日です。
シンガポールからの『創想雑誌』の更新は今夜で最後。
明日は、撮り残しているインサート撮影を朝から行い、夜に少しプライベートな買い物の時間を取って、17日深夜0110時発の飛行機で帰国します。
今回の海外ロケ。
インドとシンガポール篇のオンエアは、いつもの番組で、来年 2010年 1月 16日と 30日放映の予定です。
皆様にご覧いただけると幸いです。
−>>2009/12/17/(Thu) 日本であること。
- 無事に日本に帰ってきました。
朝、関西国際空港に降り立ったときの風の冷たさと言ったらありません。
なんでこんなに日本寒いんですか!?
会社へタクシーで帰り、機材を小一時間掛けてバラします。
取材で使った HVR-Z5J などの機材は、インドの埃で真っ白に……。
エアブラシとレンズペーパーで清掃して、綺麗にしてやりました。
みんな、おつかれさま。
帰宅後は、自分の機材バラし。
流石に私も慣れてきたもので、自分で持ち出す機材も最小限に、且つ効率よく纏めることが出来るようになりました。
やはり、日本は良いですね。
日本語が通じる(笑)
そして何より家でゴロゴロできる一時が至福です。
ロケ中のデジカメ写真を見ながら、大変だったり楽しかったロケを振り返ります。
あぁ、また行きたいですね☆
シンガポールだけは。
もちろん、世界を見ることで色々と考えさせられることもあります。
寧ろ、見聞を広めるとはそういうことで、世界の実際を……観光ガイドには載っていない所を目の当たりにする体験の貴重さを痛感します。
また行きたくないけど、行く必要を感じる国が幾つもあります。
今年の海外ロケは、これにて終了。
今年は、デリー、バンコク、マカオ、上海、マラケシュ、ドレスデン、ムンバイ、シンガポールと6ヶ国8地域へ赴きました。
去年と比べると少ないですが、いずれも自分の人生に確実に吸収されている大切な経験でした。
さて、来年。
どんな国へ飛び、どのような人々の如何なる文化をこの目で見ることになるのでしょうか。
−>>2009/12/22/(Tue) 忘れてたの?
- 今日、お昼を外で食べてから、フラフラとそのお店近くの本屋さんに行ってみると、ビデオαを発見。
「あ、もう発売日だったか」
と、気が付いてその足で定期予約している別の本屋さんへ移動。
ビデオαは、家から最寄りの本屋さんで毎月入れて貰っているのでそこで買うのだ。
家族経営の小さな小さな本屋さんなのだが、夜も23時まで営業しているので、仕事が遅くなっても帰りに買えたりして便利なのである。
さて、広くもない店内を歩いてレジカウンターへ向かうと、毎月のことなので私の顔を見た店の息子がそそくさと本の取り置き棚から、私のビデオαを取り出してくれる。
が、雑誌を取り出しながら、
「あの。先月の分もまだ有るんですけど?」
と、その取り出された手元を見てみるとビデオα12月号が。
…………。
あれ?? 先月ってビデオα買ってなかったっけ?
「ちょっと、中身、見させてください」
パラパラと頁を捲って、記事を流してみるが、読んだ憶えのないネタばかり。
どうも、先月号は買ってなかったようだ……。
ちょっと、驚いた。
この12年間、毎月欠かさず購入していた筈。
その行動が、気がつけばサッパリと2009年11月に忘れられていたのだ。
11月下旬の頃を振り返ってみると、その辺りは泊まり掛けの出張続きで、また12月に入ってからは海外だったので、あまり顧みる間が無かったことが主因。
また今年は Inter BEE へ行って、自分で直接情報収集できた為、情報欲求心が満足していた時期であった事も重なる。
という訳で、今月は2冊のビデオαを購入。
11月号はデジイチネタが多いので私としては食傷気味だが、12月号は Inter BEEの復習なので、楽しみにしている。
−>>2009/12/24/(Thu) イヴ x3。
- 私が日本に帰ってきたので、再び後輩くんの我が家での編集が始まった。
仕事終わりで我が家にやって来るので、EDIUSの前に座って数分もすれば、船を漕いでいる。
まぁ、仕事の疲れを癒す間もなく編集に突入なのだから、彼の境遇も分かるが、私も SERENを明け渡して、自分の作業をサスペンドしているので、時間は極力有効に使ってもらいたい。
それに、年明け早々に彼は出来上がったDVDを実家に持って帰って、親族の前で上映するらしいので、もう時間が無い。
がんばれ。
クリスマス・イヴの今日も、我が家に後輩くんは居る。
今日は彼は休みだったそうだ。
私は仕事だったので、会社から帰ってから、彼と2人で夕飯を買いに行った。
夕飯を買う前に TUTAYAに寄り、編集で使う楽曲をレンタルし、その足でケンタッキーへ寄った。
後輩くんが注文しているのを店の軒先で待っていると、ケンタの呼び込みのお姉さんに、「今夜は、お二人でDVD鑑賞ですか?☆」と声を掛けられる………。
(涙)
どんな寂しいイヴなんだよっ!!
ってか、今夜一番して欲しくない勘違いだよ!!!!!
ケンタッキーをサイドメニューばかり買って、チキンが売り切れていたのでマクドで復活!チキンタツタを買い、ついでにスーパーで売ってたホールケーキも買って帰った。
奇妙な組み合わせの3人で「メリークリスマス☆」
イブの夜は更けていく……。
−>>2009/12/27/(Sun) その終焉。
- アルプス電気のマイクロドライプリンタ「MD-5500」が製造販売を終了する。
12月18日に発表されたこのニュースは、私の心の中に、何かとても静かで悲しい影を落とした。
http://www.alps.co.jp/brand/printer/md5500/main.htm
http://www.alps.co.jp/brand/printer/info/md5500end01.htm
我が家では、4台のプリンタが稼働しているが、その内の1台がこの「MD-5500」だ。
MD-5500の特徴は、“インクリボン式”プリンタであると言うこと。
しかし、侮る事なかれ。
インクリボン式でありながら、2400dpi相当の印刷解像度を印刷用紙を選ばずに実現できる。
そして最大の特徴、アドバンテージは、白インク印刷やメタリックカラー印刷が可能であると言うことだ。
つまり、色つきの用紙の上に、白文字を印刷したり、金色や銀色と言った通常のインクジェットプリンタでは出力不可能な色まで印刷できるのである。
これは、DTPなどでデザイン性を重視した印刷物制作で無限の力を発揮する。
また、精密な用紙位置合わせ機構が備わっており、例えば金色を強調するために黒インクを印刷した上から金色を載せるといったことも簡単にできてしまう。
http://www.alps.co.jp/brand/printer/md5500/gaiyou/index.html
この様な機構に惚れて、相方が購入したのがもう10年ほど昔か……。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990928/alps.htm
相方と結婚した際、嫁入り道具として付いてきた MD-5500だが、私も購入当時からのお気に入りのプリンタだ。
当時……私がまだ大学生の頃だが、このプリンタを使って、その時分に制作していたコンピュータゲームの CDレーベル面に金文字でゲームタイトル名を印刷するなどしていた。
アクセントとして、こっそりと使うだけが丁度良いバランスのプリンタなのだが、それがもたらす効果は覿面で、魅力的だった。
現在は、店頭でも専用インクを見掛けることが少なくなり、数年前に大量購入した在庫がストックとして我が家に確保されているが、いずれはこれらのインクもなくなり、同時に市場からも姿を消していくのだろう。
「MD-5500」は我が家でも、一番面白い機器という位置づけが私の中にある。
一般的な機器でなく、且つ他の製品群(この場合はプリンタ)と比べても、ずば抜けて特殊な機能を有している機器に私はその様な魅力を覚える。
無骨でストイックなデザインだが、それが秘めたる機能は、他とは一線を画する。
私が最も好きな路線の製品だ。
我が家では、MD-5500 は現役だ。
これからも、もっともっと活躍の機会を増やしてやりたいと思う。
※関連記事:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001227/alps.htm
−>>2009/12/28/(Mon) ドレスアップ。
- 年末である。
会社では先日、大掃除があり、大量の粗大ゴミ・廃棄機材が出た。
その中に、幾つかプライベートでも使えそうな放出品があったので、ゴミ捨て場を漁り持ち帰った。
その一つが、「ワイヤレスマイク受信機の取付アタッチメント」
カムコーダ後部…バッテリー付近に取り付ける金具で、ここに専用のアタッチメントケースを介してワイヤレスマイク受信機を取り付ける事が出来る。
このアタッチメント金具は、使用するバッテリーのサイズに合わせて2段階に幅が調整でき、大容量バッテリーを取り付けても問題ない。
工夫次第では、バックアップ用HDDユニットなども取り付ける事が出来るだろう。
実に便利で実用的なアイテムだ。
ん?
で、取り付ける受信機やHDDユニットを所有しているのか!?……って?
何事もカタチからですよ…ははははは(涙)
次の拾い物は、レンズフードだ。
今年は IKEGAMI製のカメラが大量に廃棄されたのだが、その際同時に IKEGAMIマント(B3マウント)の ENGレンズも廃棄された。
その中に、CANON の J20 というレンズがあり、その J20に付いていた角形レンズフードを回収したのだ。
確証は無かったものの、もしかすると現在 HVR-S270J に装着しているワイコン“Zunow WHV-075”に取り付けられるかも知れないと思い持ち帰った。
早速、Zunow WHV-075 に取り付けてみると………おぉぉっおぉっ!! 凄い! ピッタリだ!
まるで純正品かのように、ピッタリとワイコン径にフードが嵌る。
締め付けネジもしっかりと作用して、フードの固定も問題ない。
今までは、ワイコン用レンズフードとして CAVISION CA-LH100 を取り付けていた。
この CA-LH100 はデザインや使い勝手も悪くないのだが、Zunow WHV-075 の適合品ではないので、スペーサー自作して固定するなど工夫が必要だった。
また、フードの素材が柔らかいために、変形しやすくワイコン使用時にケラレが少し見受けられることもあった。
<今までは“CAVISION CA-LH100”を取り付けていた。>
今回手に入れた J20 のレンズフードは放送用レンズのフードに相応しくしっかりした素材で、作りも丁寧。
そして嬉しい事に、レンズフード背面部分にフィルターを回転させるための機構が備わっている。
フィルター回転機構は、レンズフードに取り付けたフィルタを簡単に回転させることが出来る。
例えば、PLフィルターなどはフィルターを回転させて適切な偏光角を出してやる必要がある。
この回転機構がないと、レンズの前から手を差し入れて直接フィルタを回さないといけないのだが、そうするとレンズ前を手が塞いでしまうし、当然収録しながらの回転は出来ない。
しかし、この回転機構で、直接フィルタに触らなくてもフィルタを回せるので、収録しながら適切な回転角度を調整できるし、何よりもレンズ視界を遮らないので、より適切な調整を素早く出来る。
PLフィルタの他にもクロスフィルタなどでも利用できる。
今年の年末の大掃除で、これらの廃品を拾い、自分の S270J をドレスアップしてみた。
以前にも増して厳つくなり、満足だ。
さて、迫力を増した HVR-S270J で、この年末年始、何か撮るべき物はあるだろうか……?
−>>2009/12/29/(Tue) 弟ぱそこん。
- 弟が、「パソコン余ってない?」とか聞いてきた。
普通余っているはずもないのだが、丁度良い具合に一台余っている。
先日、サーバーの“新Meixin”を組んだ話を書いたが、そうすると先代の Meixin が余っている。
それを再セットアップし直して、弟にやることにした。
弟が今使っているパソコンは、8年以上前に買った SONY の VAIOノート。
最早アンティークだ。
いい加減、動作に不満があるということで、デスクトップでも構わないので新しいPCが欲しいと言うことだった。
自分で買え……とも思うが、私も丁度、この古い Meixin をどうするか悩んでいたところだったので、彼に払い下げることにした。
ハードウェアをスリム化して、ソフトウェアもサーバ関係の物をアンインストールする。
レジストリも整理して、デフラグも掛けて使用環境も最適化した。
無事に再セットアップも完了し、あとは彼に手渡すだけ……。
が、これが一苦労しそうで、正月にカートで引いて滋賀県の田舎まで大阪から持って帰る必要がある。
電車でだ。
古くなったタオルケットで筐体を刳るんで、さらにゴミ袋で見た目を偽装して、カートにセットオン。
年が明けたら早々に、街なかをカート引いて、持って帰る予定だ。
弟用PCをセットアップしながら、相方のPC“Tissala”も環境の最適化をした。
システムドライブをクリーンナップして、デフラグ。
その際のファイルの断片化率は何と 62%。
実は、相方……昔…10年ほど前だが、デフラグで酷い目にあってそれ以来、デフラグ処理がトラウマになっている。
であるから、彼女が自分でデフラグ作業をすることはない。
そのトラウマになる事件とは、例のコンピュータゲームを作っている時分だ。
締め切り直前に、作業追い込みでパソコンの動作を快適にするためにデフラグを実行。
その状態で食事に出かけて帰宅してみると、パソコンがフリーズしたためにデフラグが失敗しており、データが散り散りの収拾がつかない状態になっていたのだ……。
それは酷い有様だった……。
ファイルは意味が解らない状態になっており、松ケンの力を借りてサルベージを行うも、マスターアップに必要な原画データが殆ど吹っ飛んでしまっていた……。
その時は、残り2日でクオリティーコントロールを徹底的に行い、作業途中を保存したバックアップから作画し直すなどして、何とか必要原画枚数を確保した……。
それ以来、恐らく彼女は“デフラグ”という作業をパソコンにさせたことがないはずだ。
無論、バックアップもこまめに行うようになった。
そのため、彼女の使うPCはファイルの断片化が常態化しており、今回私がデフラグを行うまで HDDのシークが非常に頻繁で、Tissalaからはアクセス音がいつも忙しなくしていた。
作業環境の快適化を行うためにも、デフラグを行うべきと彼女に申告し、それこそ数年ぶりにPCのデフラグ作業を行った。
現在は、断片化率一桁台で非常に快適だ。
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