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〜 創想雑誌 〜
−>>2009/11/07/(Sat) 現在も編集中。
- 怒濤の10月を潜り抜け、ふとカレンダーを見れば……11月。
MooMinの結婚式以来、一日しか休暇がなかった事に、たった今、気が付いたのだが、なんとか元気にやっている。
もちろん次の休みは、まだまだ先だ。
さて、現在も編集中だ。
今月末に、会社の同期のお姉さんが結婚されるらしい。
その披露宴で流す、生い立ち写真スライド兼メッセージ・エンドロールの制作だ。
今回は、私がカメラを抱えて撮影しに行くこともなく、全て素材は先方が用意。
写真、コメント原稿、BGM、動画まで揃えてもらっている。
先方には、エンドロールビデオにある程度明確なビジョンがあったので、それを私が最初にヒアリングして、形にしていく。
こちらからは、映像制作上のアドバイスを何点か出して、新郎新婦に構想を練ってもらう事にした。
現在は、全て素材が揃った状態であり、実際の制作に取りかかっている段階。
写真が全て印画紙で送られてきたので、今日はせっせとスキャニング作業を行った。
50枚前後の写真をスキャニングしたら、今度は修正作業。
Photoshopを使って、スキャン時の傾きを補正し、写真のゴミを除去する。
写真のゴミは、スキャン時に読み取り面と写真の間に挟まった埃に起因するものも有るが、その多くはネガや現像、もしくは印画紙の保存状態による物。
それらを一個一個取り除いていく。
大きな傷は、除去ではなく描画し直したりして、修正を加える。
この作業、今回に限らず、写真を使った制作工程では必ず行っている。
デジタルデータでもらった物でも、元が写真スキャンだったり、あるいはデジカメの撮像素子に起因する瑕疵があったりするので、それも修正している。
実は、前回のMooMinの結婚式ビデオも、ほぼ全ての写真で修正を行っている。
特に、新婦の写真は念入りに行う。
女の子には常に綺麗な状態で写真に写っていてもらいたいのだ。
新郎のは……適当だ。───結婚式に新郎はオマケみたいなものだろう?
この作業……当人らには殆ど気がついてもらえない地味な作業なのだが、映像にして見たときの印象の違いは覿面だ。
特にHDで制作する事が多くなったので、画面上のゴミの有無は、画全体に於ける品位を左右すると言っても良いだろう。
だから、私は写真をタイムラインに放り込む前の、この前工程を大切にしている。
今回は、ゴミ除去以外にも写真を大きく加工して、フォーカスを操作している。
というのは、新婦の子供の頃の写真の後ろに、赤の他人がまるで自分の父親かの様に写ってしまっている写真があるのだ。
また、そういう写真に限って奥ピン。
つまり、その赤の他人にピントが合っており、新婦はボケ気味。
そこで、赤の他人をデフォーカスするために、新婦部分のシャープネスを上げて、反対に背景部分を大胆にボカす。
これで写真の意味は大分変化した。
これまた地味な作業だが、タイムラインに載せたときに、無駄な苦悩をしないためにも重要な作業なのだ。
そう言ったことを繰り返し、素材のクオリティーを上げていく。
ただし、手を付けない部分もある。
それは、色味だ。
古い写真は褪色している事が多いが、色味に関しては基本的には処理しない様にしている。
やはり、子供の頃の写真は古めかしくてこそ、生い立ちと成長を感じさせることが出来ると思うからだ。
……しかし、そう思うと今のデジカメ世代などは、いつまで経っても色鮮やかなんだろうなぁ〜。
これは将来的には「褪色追加処理」をする必要があるのか!?
そんな感じで、チマチマと写真を加工している。
あと全く別件で、DVテープのコピーを依頼されて、ダビング中。
MiniDV 60分を4本預かっており、これをDVDとDVテープに全部ダビング。
DVDは取り敢えずの試聴用。
DVは、バックアップだ。
今回のDVDは簡易的な物で良いので、TOSHIBA RD-X9 のDV連動録画機能を利用してダビング作業をしている。
今では HDDレコーダなら当たり前についている i.Linkからのダビングだが、前代の RD-X3 には、まだ i.Linkでの DVダビングが出来なかったのだ。
それどころか、現在では Blu-ray機なら HDVダビングすら出来るのだから、便利なものだ。
さて、明日も夜は編集だ!
−>>2009/11/10/(Tue) 新しいバッテリ。
- 海外ロケの際、移動の機内でのお供は、ノートPCの“KANATO”さんだ。
KANATOは、私が社会人になって直ぐに購入したラップトップPC“FUJITSU LOOX T90D”だ。
入社直後の私の配属は、中継映像の部署だったのだが、宿泊出張が多い業務内容で、インターネット接続などから長期間に及んで遠退くことが多いと感じ、購入した。
それから、6年あまり……。
KANATOは、未だに現役であり、我が家唯一のノートPCだ。
日頃は、私の寝室の枕元に置かれ、寝る間際のネットサーフィンや、サーバーからの動画・音楽試聴用の端末として利用する事が多い。
また、B5タイプで小柄なため、現在で言うところのネットブック的な扱いになっており、部屋の好きなところで使うことが出来て重宝している。
海外出張の場合は、移動の飛行機内での遊興を提供してくれる。
HDDに事前に詰め込んだアニメを試聴することが主な目的で、長旅には必需品である。
が、ここ最近は問題も抱えていた。
それは、バッテリーの“保ち”である。
KANATO購入から、6年。
流石に、購入当時から利用している付属バッテリーはヘタリが著しく、動画を再生していると、保って60分強といった所だ。
充電しても従来ほどの電圧まで戻らず、いよいよバッテリーの寿命が尽きようとしていた。
そこで、この度新たなバッテリーを用意。
純正品と同等の物を2本、ロワジャパンから購入した。
LOOX T90D は、付属の標準(L)バッテリーで、公称6時間駆動を謳っているが、動画を再生したり、液晶明度をある程度明るくしていると実際にはそんなには保たない。
10時間以上のフライトもよくあることなので、思い切って2本購入し、1本を予備として持って行くことを考えている。
現在の KANATO は、購入時の“LOOX T90D”のスペックから、すで大幅にグレードアップしており、 IEEE802.11b 内蔵無線LAN を Intel Pro Wireless 2200BG 11b/g対応 の物に載せ替えたり、HDDを 60GBから 160GBに増強したり、メモリ上限が公称 512MBの所に 1GBを搭載して無事認識させたりと……現在でもまだ通用する性能を持たせている。
・http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20050925A#20050925A
・http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20081218A#20081218A
今回は、そこに新品のパワフルなバッテリーを乗せ替えることで、さらに快適なモバイルライフを志向した。
しばらくは、この KANATOが機上で活躍することはないが、その時が来ればタップリと飛行機の中で、“長時間”を楽しみたいと思う。
※本日の推奨物欲。
−>>2009/11/11/(Wed) 満足持続度。
- 昨日購入した新しいバッテリー。
2本とも昨晩の内に充電し、早速、KANATO──LOOX T90D で試用してみた。
公称では、件のバッテリーで T90D は 6時間駆動すると言うことだが、今回のテストでは実試用で約3時間ほど。
液晶輝度を最大まで上げて、1280×720p の Divx動画をフル画面でループ再生(CPU使用率は60〜70%)するテストだ。
これは、実際に飛行機内での私の利用風景を想定している。
この結果には大変満足。
24分のTVアニメであれば約8話分の視聴が出来る。
1時間物のドラマでも4話分だ。
この状態を実現できるバッテリーがもう1本あるのだから、機上の友として不足はないだろう。
ちなみに、新旧のバッテリーを見比べていて気がついたのだが、今回購入したバッテリーは、旧来の付属バッテリーと形は同じながら、バッテリー容量が違っていた。
旧バッテリーが 4400mAh に対して、今回購入したのは 4800mAh。
400mAh の増量、一割近い容量アップなのだ。
ちなみに新バッテリーの Ah数を見せるために、元々貼ってあったシールを剥がしたのだが、その剥がしたシール自体には「 Made in China 」と書かれてあった。
「 Made in China 」と書いた物をわざわざ「 Made in Japan 」の刻印の上に貼っていたのだから、その辺は推して知るべしか……。
いずれにせよ、今回は安くて良い買い物が出来たと喜んでいる。
−>>2009/11/16/(Mon) 新型 XDCAM EX。
- SONYのプロフェッショナル・業務用製品ページで、InterBEEを目前に、テイザー広告がひっそりと打ち出されている。
画像を見る限りでは、HVR-Z5Jクラスのハンドヘルド型のカムコーダに見える。
そのリンク先に有る、「Inter BEE 2009 ソニーブースのご案内」の文面には、
『撮影から編集・送出・アーカイブ・配信まで、ファイルベースのトータルワークフローを実現する最新のHD機器・システムを出展いたします。』とあり、おそらくは、このハンドヘルド型カムコーダは、ファイルベースのカメラとなるはずだ。
http://www.sony.jp/professional/event/info/pb20091118.html?ref=TOP
となると、その方向はどっちか?
Panasonicが既に始めている AVCHDの業務用機か?
あるいは………。
と、ここで一つ情報がある。
曰く、「ハンドヘルド型の XDCAM EX 機が出る」というのだ。(※“PMW-EX1R”ではない)
それも、従来の『SxSメモリカード』での記録ではなくて、「メモリースティック」に XDCAM EX を記録するタイプだ。
確かに、XDCAM EX の SxSカードのラインナップには「MEAD-MS01」のような、メモリスティックアダプタも登場しているので、技術的には可能なのだ。
それに、メモリスティックにすることで、カメラ筐体のサイズが小さくなり、“PMW-EX1”のようなハンドヘルドサイズぎりぎりから、Z5Jぐらいの標準的なハンドヘルド機にダウンサイジングできる。
気になるのは、撮像素子のサイズとレンズ周り。
開発陣の違いはあれ、現行の HVR-Z5J の仕様が一つの目安となることだろう。
筐体のサイズやレンズから考えて、撮像素子は 1/3 CMOS か?
レンズ部分は、フォーカス − ズーム − アイリス 同軸のタイプ。
ズームは Z5J方式になるのか? Z7Jの様なメカニカルタイプか……。
XDCAM EX では、待望のショルダーマウントタイプの“PMW-350”が登場し、一方でハンドリング良い、ハンドヘルドカメラが求められている。
その要望に応えるカメラが、このテイザー広告の向こう側に居るカメラなのではないだろうか?と邪推する。
※以上は、管理人;宏哉の多分なる妄想です。真実を言い当てているかは甚だ疑問です。
今週もヤフオク開催中です。
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d100562991
−>>2009/11/18/(Wed) Inter BEE 2009 / SONY
- SONY の Inter BEE の隠し球は「NXCAM」という AVCHD仕様のカムコーダ。
HVR-Z5J をベースしたハンドヘルド型のカメラで、光学的スペックは同じ。
記録フォーマットを AVCHD規格上限の 24Mbps まで引き上げ、メモリスティック Duo に記録する。
メモリスティック は“Pro”規格以上であれば良いようだ。
メモリスティックスロットは、2スロット用意されており、メモリスティックを交換しながらの長時間収録にも対応。
また、オプションでフラッシュメモリユニット(128GB)が用意され、それをカメラにドッキングすることで、11時間もの長時間録画に対応する。
フラッシュメモリユニットは、Z5J で言うところの カセットテープハッチのあたりに取り付ける事でカメラと完全に一体化する。
カメラとの接続は専用端子であるが、PCとの接続に Mini USB 端子がユニット自体に搭載されており、カメラから取り外してメモりユニット単体でデータ転送が可能だ。
また、ユニットにはストラップ孔が設けられており、複数のユニットを持ち歩く時に、使ってもらいたいとのこと。
I/Oインターフェースは、HDMI の他に HD-SDI が搭載されている。
また、GPSユニットが内蔵されており、Google Map と連携させて使ってもらうことなどを想定しているという。
カメラの操作系は、Z5Jと同様として良い。
ただ、液晶モニター内のキャラクター表示が、民生機であるような「大きな文字」から、XDCAM EX シリーズの様な「小さなスマートな文字」に変更されており、液晶画面内はすっきりして見やすい。
気になる価格だが、カムコーダ自体は、Z5J よりも少し高めの設定。
128GBのフラッシュメモリユニットは15万円前後を想定しているとのことだ。
次に、XDCAM EX のショルダーマウントタイプカムコーダ“PMW-350”。
カメラのバランスは良く、大変に軽量だった。
付属レンズのフィーリングは大変に良く、放送クラスの操作間には劣るが、業務用クラスのレンズフィーリングと同様の感覚を実現していると思う。
液晶モニタを利用した VFは予想以上に見やすく、フォーカスなどもしっかりと確認できる。
液晶モニタに起因する残像も少ないように思った。
画質の評価までは出来ないが、今までの XDCAM EX シリーズのクオリティーから考えても期待を裏切らない画質に仕上がっていると思う。
−>>2009/11/18/(Wed) Inter BEE 2009 / Thomson Canopus
-
grass valley の EDIUS Neo 2 Booster は、AVCHDの素材を造作もなく快適に取り扱うことが出来た。
今回の展示では、Windows 7 64bit / Core i 7 860 / Memory 4GB というマシンスペックのものを使用。
AVCHDを4ストリーム PinP表示にてリアルタイムに再生。
早送りや巻き戻しもスムーズで、タイムラインをマウスでドラッグしてもしっかりと映像が付いてきた。
さて、気になるのは上位版の EDIUS Pro への対応だ。
公式情報通り、Windows 7 への対応は 次のバージョンになる。
ただ、「バージョン6で」とは説明されず、あえて「次期バージョン」というところが意味深だ。
発売時期は、「来年のNABですか?」と尋ねると「いい読みだと思います」との回答。
来年の春頃には、次期バージョンにお目にかかれる可能性が大きい。
次に、EDIUS Pro の“AVCHD”への対応だが、営業サイドからは version 5.x での対応が望ましいとされているが、開発サイドからはどうなるか分からない情勢だ。
なお、今回の Windows 7 と AVCHD対応を 下位の EDIUS Neo が先に行ったのは、ユーザー層を見てのこと。
プロユーザーは、新しいOSが出てもすぐに飛びつくことはないだろうし、また AVCHD というフォーマットのシェアを見ても、まずはコンシューマから……という判断だったようだ。
さて、それ以外のポイントで、今後の EDIUS に期待できる事を挙げておきたい。
まず、ダウンコンバートの画質だ。
EDIUS Pro のダウンコン画質が悪いというのは周知の事実だが、Thomson Canopus 側も当然それは認識しており、今後改善される可能性が有るようだ。
また、クイックタイトラーについてだが、テロップ作成時の画質が著しく悪く、打っている文字すら認識できないぐらい画面が汚い。
もちろん、プレビューしたりタイムラインで再生させると綺麗に表示されるのだが、作成時の文字画面が汚い何とかならないのか?と聞いてみた。
すると、「社内では裏技でちゃんと綺麗に表示させることができている」らしい。
「それの裏技欲しいです☆」と言うと「今後のバージョンで改善されたクイックタイトラーが登場する」可能性がちゃんとあるらしく、安心した。
でも、それよりもちょっと裏技を知りたかったな〜。
次に、3D PinP についてである。
EDIUS Pro 5 から、3D PinP の画質が上がった一方で、処理が大変に重くなってしまった。
これは、当サイトの EDIUS Bench をご利用の方なら、よくご存じのことだろう。
AVCHD が快適に動くようになっても、この 3D PinP がリアルタイム性能の足を引っ張るのでは、困るのだが? と尋ねると、こちらも次期バージョンに備えて、エンジンを改良中とのことだ。
クオリティーを保ったまま、AVCHDまでもリアルタイムで流してしまう、3D PinP が出来る可能性がある。
他には、個人的な不具合なのだが、クイックタイトラーで文字を打っていると、子音と母音が分離された表示されてしまう…という点を指摘しておいた。
これは「かきくけこ」と打っているのに、なぜか「kあきくけこ」となったりする現象。
私の環境ではクイックタイトラーでのみ発生している。
Thomson Canopus 側ではそのような事例の報告は受けていないらしく、今後調査して下さるようだ。
また、創想雑誌にも何度か書いているが、静止画を大量に扱うと、静止画が黒や緑になって表示されなくなる問題。
これも、事例報告が無いそうなのだが、今後の参考にして下さるようだ。
−>>2009/11/19/(Thu) Inter BEE 2009 / Canon
- Canon のブースでは、参考出品となるファイルベースのカムコーダがモックアップ展示されていた。
カードスロットは2つで、おそらくは SDカード を使った AVCHDカムコーダになるものと思われる。
カムコーダデザインのベースは、G1 などの HDVカムコーダのように見えるが、少々サイズが大きいようだ。
遠目から確認したときは、H1クラスのカメラかと思ってしまったぐらいで、実際には、H1 と G1 の中間ぐらいのサイズだろうか。。
また、SONYで見慣れてしまって、しばらく気が付かなかったのだが液晶モニターが Z1Jスタイルになっている。
このポジションに液晶モニタが来ることのメリットは他社も認めざるを得ない所だろう。
フォーカスリング後方にプラスチックの窓があり、ここから焦点距離が確認できる可能性がある。
そうすると、従来のロータリーエンコーダ的なリング機構ではなくて、絶対値を(も)取ることが出来るフォーカス機構になるかもしれない。
参考出品のモックアップため、情報はほとんど無かった。
また、放送用レンズでは、HJ15e x 8.5B という HD防振レンズが出品されていた。
型番から分かる様に、焦点距離はワイド端 8.5mm と最近のレンズとしては結構テレ寄り。
今後、ラインナップとして更に引けて寄れるレンズの開発も目指していきたいとのことだが、ポータブルでの HD防振レンズの第1弾としては満を持して発表される。
重量は、約1.99kg で、日頃使っている HJ22 よりも数百g重いぐらい。
担いでみてもバランスは悪くない。
まだ画出しが出来る段階では無いようだったが、日本国内では来年の春先ぐらいにはデモ機を回したいとのこと。
NAB発表の時には、完成した状態で出品されているだろう。
−>>2009/11/20/(Fri) Inter BEE 2009 / Panasonic
- Panasonicのブース展開は、SONYと比べると耳目を集める出品は少なかったように思うが、しかし SONYとは違った展開で、しっかりと押さえるべき所を押さえていた感触だ。
来場者の感心の一つは、ENGカメラを主体とした「カメラ延長システム」に集まっていた。
これは、P2カムなどの ENGカメラにカメラアダプター“AG-CA300G”を取付け、ベースステーション“AG-BS300”と専用ケーブルで繋ぐことで、マルチカメラ収録などを可能にするシステム拡張ソリューションである。
特に、安価なAVC-Intraカメラレコーダ“AG-HPX305”との接続運用も可能であることから、低価格でのマルチ収録・中継システムの構築が実現するなど、HD化を迫られている市井の映像制作プロダクションには福音となる製品化もしれない。
“AG-BS300”と“AG-CA300G”を組み合わせることで、デジタル信号での映像・音声信号の伝送が最大100mの距離で可能になるほか、本線映像・リターン映像・タリー・インカム・ゲンロックの伝送も可能になっている。
さらに、エクステンションコントロールユニット“AG-EC4G”をベースステーションに接続することにより、アイリス・ゲイン・ホワイトバランス・シャッター速度・マスターペデスタル・レコーディング操作などが収録ベースから遠隔制御出来るようになる。
なお、外部タリーやリターンが受け付けられない ENGカメラで、上記システムでリターンとタリー映像を確認するために、カメラアダプターと VF の間に取り付けて、それらの信号を受けることが出来る“AG-YA500G”という VFインターフェイスボックスも発表されていた。
仕組みとしては、PROTECH の“VIF-100”と同じ考え方だろう。
放送用カメラのオプションの中では、新発表の“AJ-CVF100G”という 1.0型HDカラービューファーが気になった。
透過型LCOSを採用し、解像度は 960 x 540 x3[RGB]。解像度はフルHD 1920x1080 の 1/4となる。
実際に覗いてみた感想は、大変に高画質で高評価である。
一緒に行った他の先輩カメラマンも、「これは良いなぁ」と好感触。
画素感が無く、些かのっぺり感はあるがフォーカスも掴みやすく、また残像感も抑制されており、液晶VFを覗いているという感じはあまりしなかった。
SONYの液晶カラーVFが今ひとつ品質が良くない中、この“AJ-CVF100G”は十分使えると評価できる。
また、VFの見た目もSONYの特殊な形状と違って、従来の VFを踏襲しており好印象だ。
このPanasonic の“AJ-CVF100G”が SONY の HDCAMに取り付けられたらなぁ〜〜と無い物ねだりをしてしまった。
−>>2009/11/20/(Fri) Inter BEE 2009 / IKEGAMI
- 池上ブースは、新製品発表の場としてはおとなしく、ブースの通りに面した場所では、テープレスカメラの GFCAM“HDS-V10”の展示が行われていた。
GFCAM は2007年のNABで発表されたシリーズで、従来の Editcam は HDDタイプであったのに対し、この GFCAM はフラッシュメモリを採用している。
NAB 2007 は私も参加したものの、池上のこの GFシリーズをスルーしてしまっていて、実は今回の Inter BEE で初めて触る。
さて“HDS-V10”の感想であるが、実に面白みと可能性のあるカメラであると思った。
ソリッドメディアの特性を活かし、また昨今のデジタル技術をふんだんに取り入れたカムコーダである。
GFCAM は、MPEG-2 422@HL 方式を採用。
LONG GOP による 50Mbps か Iフレーム Only での 100Mbps 記録が選択でき、1920x1080(1080i) もしくは 1280x720(720p)で専用フラッシュメモリに記録する。。
専用フラッシュメモリ“GFPAK”は他社のメモリ媒体と比べるとサイズが大きく重量感もあるが、池上としてはある程度のサイズが現場では扱いやすいのではないのか?として、ベーカムテープケースに入るぐらいのサイズで設計したそうだ。
内部は、2.5インチSSDが入っており、 GFPAK単体で大まかな記録残量の確認や、USB接続によるデータ転送が可能である。
カメラや据え置きデッキとの接続インターフェースは特殊形状のコネクタであるが、規格としては S-ATAである。
また一方、メディアサイズの小型化に応えるために、市販のコンパクトフラッシュを利用することが出来る“GFPAK CF ADAPTOR”も発表されている。
これは、従来サイズの GFPAK に CFスロットが用意されており、そこにCFカードを指すことで GFCAM で利用可能になる。
この“GFPAK CF ADAPTOR”自体はカメラに装填したまま、CFの抜き差しが可能であるので、感覚としては CF記録カメラの様に扱うことが出来る。
カメラ本体にもキャッシュメモリが搭載されており、GFPAK無しでも 最大25秒間の記録が可能。
RECを止めることなく GFPAKの交換が可能で、交換中は 内蔵キャッシュに記録され、新しい GFPAK を挿入するとキャッシュ上の映像データが GFPAKに書き込まれつつ、本編の記録も同時に行い、シームレスに長時間記録が可能である。
他社では見ない面白い機能としては「Bluetooth」通信を採用した、リモート機能。
オプションの GF ASSIST ソフトを PCにインストールすることで、GFCAMの遠隔操作が可能になる。
また、“収録映像指示機能”で現在撮影中の映像を Bluetoothで飛ばしてワイヤレスで映像が簡易的に確認できる他、文字コメントを VFなどに送りカメラマンに指示できたり、画面上にマーカーを出して撮るべき被写体を指示することも出来る。
なお「カメラマン側から“言い返す”事は出来ない」との事。
言われっぱなしでは腹が立つので、是非とも「カメラマンからも言い返す事が出来る機能を」付けて欲しいと言っておいた。
また、Bluetooth を使ってワイヤレスでモニター音声を聞くことも可能だそうで、カメラマンはイヤホンのケーブルからも解放される
本体側面に装備されているカラー液晶モニタは、3.5型と大きくはあるが解像度が低く、各種ステータス表示には問題ないが、収録時のモニタに使うには質が悪く、フォーカスなどは掴めない。
また、液晶モニタにダウンコンバートする都合、約1フレームの遅延も確認できた。
簡易的な利用を想定して付けられている液晶モニタであるが、付いていれば現場では活用したくなるので、今後の性能アップをお願いしておいた。
その他、フラッシュメモリ記録カメラの特性を活かして、カメラ本体でのプレイリスト編集が可能。
カメラのフロントパネルに付いているジョグダイアルを利用して、フレーム単位の編集が可能。(Long GOP記録時は 15フレーム単位)
プレイリスト編集機能の必要性の有無が問われることも多々あるようだが、今後とも機能の充実を図っていくとのことだ。
現在、池上の ENGカメラは事実上この“HDS-V10”に集約されている。
池上は他社の様に、様々なラインナップを用意して顧客のニーズ応えていくことが出来ない現状だそうで、開発リソースをこの GFCAMに注いでいるそうだ。
お陰で、“HDS-V10”は機能てんこ盛りの面白いカメラになっている。
ハード的には初代機と変わっていないのだが、ファームウェアの更新によって、少しずつ性能アップが図られている。
登場当初は、起動に10秒前後掛かっていたそうだが、現在は2秒程度で起動〜REC可能になっている。
ファームウェアのアップによって飛躍的に性能アップが図られている“HDS-V10”をみて、私はつい SONY PLAYSTATION 3(初代) を思い出してしまった。
かの機は、度重なるファームウェアのアップでどんどん魅力的な AV器機に成長している。
ついでに言うなら“HDS-V10”は、消費電力45W/重量 4.5kg とヘビー級なのも 初代PLAYSTATION 3 などと相通じる所があるなぁ〜と思ってしまった。
−>>2009/11/30/(Mon) 微小軟式の対応。
- 先々月ぐらいに、Xbox 360 が故障してしまった話を書いた。
http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20090929A#20090929A
日頃あまりゲームをしない私なので、その修理を急いではいなかったのだが、11月に入ってすぐに Xbox 360本体を修理に出すことにした。
それから一ヶ月近く……。
未だに Xbox 360 は手元に返ってこない。
<現在、席を外しております……>
Microsoft の Xboxサポートページでは、所有の Xbox を登録しておけば修理出しした場合には、専用のページから現在の修理段階を確認することが出来る。
修理段階は4段階あり
(Microsoftの目線から)
・修理の受注
・修理品の受領待ち
・修理品受領
・所有者への返送
となっている。
私は1ヶ月近くも前に修理品を送付したのだが、いつまで経っても第二段階の「修理品の受領待ち」でステータスが止まっていた。
つまり、Microsoft の手元に修理品が届いていない…という状態でだ。
通常、Xboxの修理は、2〜3週間で完了して返送されると公式にはある。
そのため、3週間を優に過ぎるぐらいの期間まで、こちらからアクションを起こさずに待っていたのだが、いい加減こちらも痺れを切らして、今日の午前中に Micorsoftのサポートセンターに問い合わせてみた。
すると、思いもしなかった事実が分かった。
サポートセンターへの問い合わせは、「1ヶ月近く前に修理を依頼したのだが未だに返送されないどころか、受領すらしてもらっていないことになっているが?」というもの。
Microsoft側の回答は「ステータス表示は、現在の状態の一つ前の段階を表示している」というものだった。
そうなると、つまりは実際には第三段階の「修理品受領」という事になる。
が、そうであったとしてもまだ受領されただけで、修理〜返送という段階には入っていないらしい。
何故か!?
Microsoft 曰く「パッケージ(箱)のシリアルナンバーと Xbox 360 本体のシリアルナンバーが違っている。だから修理を開始できなかった」。
思っても居なかった答えだった。
真っ先に私が心に思った事は「何故、箱と中身のシリアルが違うのか?」という事ではない。
「なぜ私が問い合わせるまで、シリアルナンバーの齟齬を放置していたのか?」ということだ。
つまり、Microsoftの修理現場ではこのようなやりとりがあったのだろう。
「修理品と箱のシリアルが違います!」
「なんでだろう〜? なんでだろう〜?」
「わかんないねー」
「あ、おやつの時間ですよ」
「そんじゃ、おやつ食べに行こうぜ」
以上だ。
シリアルが違うという状態に遭遇したために、フリーズしてしまったのだ。
どこかの会社が開発しているOS並に、脆い……。
このような状況を想定していなかったのか?
いや、そもそも想定がどうこう言う話とは別次元で、なぜ分かった段階で所有者に連絡しなかったのか?
放置すれば解決するとか思ったのだろうか?
全く理解できない。
この点については、サポート担当者は一切疑問を抱いていないようだった。
自分たちの内部体制が、有機的に機能していないことを理解していないのだ。
問題はあくまでも“シリアルが食い違っている”という部分らしく、「だから修理が出来なかった」と本気で思っているようだった。
当然、これは状況把握の欠如も著しい。
「シリアルが食い違っているから、修理できなかった」のではない。
「シリアルが食い違っているのに、その連絡を責任者にせず、所有者に問い合わせることもなかった為に、修理が進まなかった」のだ。
シリアルが食い違っている理由は、暫くしてハッキリした。
実は、我が家の Xbox 360 は2台目なのだ。
ただし、その前の1台目は1日間しか我が家にいなかった。
購入して早々に、その Xbox が不良品であることに気が付いて、販売店で交換してもらったのだ。
その際に、販売店の店員が、パッケージごと交換したのではなく、中のゲーム機本体だけを交換してしまったようなのだ。
本来、ゲーム機はパッケージに保証書が付いていることが多いので、店頭での交換は「箱」ごとまるまる交換するのが基本的な処理の仕方だ。
が、この時はどうも中身だけを交換されてしまったようなのだ。
こちらも、1年以上前の出来事で詳細を覚えていないのだが、我が家の Xbox 360 は感覚としては唯一1台だけだし、まさかその交換の際に中身だけ入れ替わっているとは、つゆぞ思わないので、注意を払っていなかった。
(※ちなみに1台目の不良箇所は、前面パネルの USBポートの蓋が閉まらないというものだった)
<本体前面右側にポッカリと穴が空いている>
結局、パッケージと本体でのシリアルナンバーの齟齬問題は、時を待たずして解決した。
たった数分の電話のやりとりで済んだ事だ。
それを Microsoft側が放置したために一ヶ月近く進捗は停滞し、ユーザーに不便を掛けてしまったのだ。
が、そうであってもどうやら Microsoft側の態度では「シリアルが食い違っていたから、進まなかったんだ」という具合で、自分たちの連絡体制が機能していないことによりユーザに迷惑を掛けてしまった……という感覚は一切無いように感じられる遣り取りだった。
とりあえず、シリアルが一致するように処理し直されるようで、10日ぐらいで返送されてくるらしい。
まぁ、その頃には私は日本に居りませんがね。
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