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〜 創想雑誌 〜
−>>2009/04/02/(Thu) 最後の次世代ゲーム機。
- 我が家のリビングTVがハイビジョン化してから、急速に一般家庭的な意味でHD化が順調に進んでいる我が家だが、その中でも一番……いわゆるハイデフの恩恵に与ったのは、ゲーム機達だった。
PLAYSTATION 3 の導入で、ハイビジョンクオリティーのゲームは勿論、Blu-ray 視聴環境が我が家にも入り、さらにその半年後、Xbox360 の購入でますますハイデフゲームの魅力に没頭した。
その後、YAMAHA の DSP-AX1800 の導入で、5.1ch のサラウンド環境が出来上がり、より一層ハイビジョン視聴の魅力が向上した。
さて、ハイデフ環境を作り上げていく中で、PLAYSTATION 3 や Xbox360 の導入は自然な流れだったのだが、しかしそうすると、“次世代ゲーム機”と言われたゲーム機の中で、“あのゲーム機”を忘れているではないか…?
そう、もっとも売れていると言われる次世代ゲーム機“Nintendo Wii”だ。
※http://www.vgchartz.com/
Wiiは、コアなゲームユーザというよりは、むしろゲームから遠かった人達を取り込む事に成功した、新しいコンセプトのゲーム機だ。
そうすると我が家の様にどちらかというとコアゲーマーなユーザには取っ付きが悪かった。
我が家的には、もはや購入することもないかもしれない……という思いもしていたのだが、相方が是非ともやってみたいというタイトルも近々出ると言うことで、次世代ゲーム機買い揃えを完了すべく購入に踏み切った。
ちなみに、Wii 素人な私的には、Wii Fit はセット購入だろう?という思いで、同製品も同時購入した。
Wii のテレビとの接続は、D端子。同梱ケーブルはコンポジット映像端子のみなので、別途D端子ケーブルは購入した。
ネットワーク接続の設定なども済ませて、早速ゲームをやってみる。
今回購入しているゲームは、Wii Fit の同梱ゲームの他に、「涼宮ハルヒの激動(超DXパック)」と、「 Wii Music 」だ。
「涼宮ハルヒの激動」はちょっとした道楽だが、フィギュア付きの“超DXパック”にも拘わらず、大変にお安くなっていたので勢いで購入。
本命は「 Wii Music」。
実はこのソフト、発売前に京都の任天堂本社に取材に行ったことがあった。
その時に実際にゲームを見て「面白いなぁ〜」と思い、ずっと気になっていたソフトタイトルだった。
Wii Fit を購入したのも、この Wii Music を 100%楽しむためのオプションだ。
今日は、少しだけ Wii Music を楽しんだ。
Wii リモコン とヌンチャク、そして Wii Fit を使って、音楽を簡単に奏でることができるタイトルだ。
使い方は、以前の取材の時に把握しているし、そもそも丁寧なガイドがあるので使いながら操作方法は覚えられる。
危うく深みにはまりそうになったが、まだ例の編集が終わっていないので、今夜は早々に切り上げた。
こうして、漸く我が家には、次世代ゲーム機と言われた三者が勢揃い。
これから、我が家のプラズマ画面を奪う三つ巴の戦いが繰り広げられるだろう。
既に、PLAYSTATION 4 の情報も技術的側面からチラホラと情報が出始めているが、まだまだ十二分に楽しむことが出来るゲーム機達だ。
※本日の推奨物欲。
−>>2009/04/03/(Fri) ラストスパート。
- さて、いよいよ編集も大詰めだ。
昨夜までの編集で、完成が見えてきた。
毎晩深夜まで編集していた甲斐があったというものだ。
今日は、これから編集開始。
明日はお仕事がお休みになっていたので、土曜日もまるまる使って編集できる。
これは「間に合う!」
各種素材はほぼ全て揃っており、タイムラインで映像を捏ね繰り回せば良いだけ。
映像制作をしていて一番楽しい時間だ。
もちろん、時間との戦いが終わったわけではないが、マスターアップに向かって、集中力は加速していきそうだ。
さぁ、今夜から明後日の本番まで、一体、何時間睡眠が取れるだろうか?
−>>2009/04/04/(Sat) 親愛なる、カノープス様。
- 現在深夜……。
編集を頑張っている……ハズだ、私。
しかし……だ、カノープスさん。
全く編集に成らんよ????
1時間の間に10回以上、EDIUS Prpo 5 が突然終了するよ?
瞬落ちだよ、瞬落ち。
とりあえず、下の動画は20分ほどの作業の様子を撮影した物。
どうよ?
20分足らずの間に、何回落ちたよ?
多分、アルファ系の処理にバグがある。
テロップが見えなくなったり、アルファで抜いているキャラクターのパートが真っ黒になったり緑になったり…。
時には、タダの静止画ファイルすら見えなくなっている。
以前の“ハートワイプ問題”の時もそうだったが、どうもアルファ系の処理に、致命的なバグがあるみたいね。
上の動画見て分かると思うけど、とりあえず、作業が進まない……。
これでは、追い込み系の編集なんて怖くて、EDIUS Pro 使えないよね。
−>>2009/04/05/(Sun) 完成。そして上映。
- 名古屋で行われた大学時代の友人の結婚式が、無事に終わった。
昨日土曜日は、昼前に起き出して、例の編集開始。
しかし、前日の作業から続発しはじめた、EDIUS Pro のエラー終了に悩まされ続ける一日となった。
兎に角、落ちる、固まる、謎の挙動………
クリップを少し触ったら、EDIUS Pro が落ちて、また起動させて、また落ちて………
この繰り返しを永遠と行った。
冗談や誇張ではなく、おそらく土曜日の編集だけでも EDIUS Pro を 100回以上は再起動させている。
最早、客から金を取って売っている“製品”とは思えないシロモノだ。
今まで、比較的問題なく編集できていたのは、それが全て実写パートだったからだろう。
今回の映像作品は、大きく分けて、「実写インタビュー」と「CG」と「資料動画」の3パートから成る。
「実写インタビュー」パートは、愛知、彦根、箕面……と自腹でロケに駆け回ったアノ取材だ。
まずは、この部分を編集した。
特段 EDIUS Pro に問題は無く、この半月は順調に編集が進んだ。
次に、インタビューパートと絡めた、「資料動画」
資料動画は、構成上必要な過去(大学時代)の映像やアニメ作品などを再編集して作中に取り込んでいる。
そして、インタビューパートとインタビューパート、資料動画とインタビューパートを結ぶ役割を果たしたのが「CG」だ。
「CG」は、2DCGのキャラクターがナビゲータを果たすという設定で、キャラクターがインタビューの質問を投げ掛けたりするという体裁だ。
<台詞は、ワイプと“タタタッ♪”というSEで、表示する形式にした。>
今回は、ゲーム制作時代のメンバーの音楽担当者が結婚すると言うことで、当時作っていたゲームのキャラクターを使っている。
CGのキャラと実写人物とが作中やりとりする。
EDIUS Pro に問題が頻発し始めたのは、この「CGパート」に入ってからだ。
キャラは、Photoshop にて作画。
それを、BMPの背景に EDIUS Pro 上で合成し、さらに、EDIUS Pro のクイックタイトラーを使って、台詞をスーパーインポーズしている。
が、このあたりから、既に瞬時落ち、なぞの挙動、不正終了……などが連発。
EDIUS Pro の処理を軽減させる為に、CG画像部分は背景とキャラを Photoshop 上で合成してから、BMPで EDIUS Pro に配置するというやり方に変更。
しかし、それでもそのBMPが再生されなかったり、テロップを乗せると、直ぐに不正終了するなど、結局状況に変化はなかった……。
騙し騙し使って(……それが再起動100回以上)、なんとか完成に漕ぎ着ける。
完パケが出来上がった暁には、遂に、プロジェクトファイルが保存できなくなると言う有様に……。
別名保存も上書き保存も出来ない……
タッチの差……で、完成させた。
最終的には、エンコードやDVDオーサリング(全て別のソフトで行った)、最終画質のチェックやDVDの再生互換テストなどを行い、出発時間の2時間前……朝の4時に完成した。
当然、徹夜で結婚式には参加だ。
この結果は、言うまでもなく、私の作業が遅かったわけでも、海外出張の所為でも休みが少なかった為でもない!
EDIUS Pro ver.5 の出来損ない具合が引き起こした……喜劇だろう。
結果として、作品は間に合った。
披露宴での上映も好評で、新郎本人は目を潤ませていたし、会場の注目も集め、新郎のお母様も大変に喜んでくださった。
新郎は、PLAYSTATION 3 を所有とのことで、後日 Blu-ray 納品を行う予定だ。
<頼まれてもいないのだが、挙式から披露宴を撮影……@S270J。>
さて、課題は残った。
それも、致命的な課題だ。
それは、canopus にとっての課題と私にとっての課題だ。
canopusの課題は、この地に堕ちた EDIUS Pro という編集ソフトらしきモノをどうしていくかだろう?
私にとっての課題は、今後の映像創作活動に於いて、主力ノンリニア編集ソフトはどれを使って行くか…だろう?
無論、現在も EDIUS Pro は選択肢に残っているが……。
−>>2009/04/06/(Mon) 春のある日。
- 今日は、急遽お仕事お休みに。
別に私の体調がどうとかいう事ではなくて、多分シフトの都合だろう。
詳しくは知らない。
さて、折角生まれたお休みなので、先日の結婚式用ビデオの修正編集を行う。
後日の Blu-ray 納品のためだ。
と言っても、構成を大きく変えたりするわけではなく、すこし足りなかった“詰め”を行う。
EDIUS Pro の不調もあって、時間がなかったという事もあるが、むしろ私が編集の時に気が回らなかった点であるので、個人的な反省を込めての補正編集だ。
まずは、本編に資料挿入している VHS素材の映像。
DVDレターボックスにした際に、画面下部のスイッチングノイズが気になったので、クロップして消すことに。
本編に手を付けたのはコレだけ。
後は、エンディングに1カット追加と1カット交換を。
その追加カットには、当時のゲームメンバーの集合写真を入れることにした。
が、ちょっとだけ演出上の問題があって、写真を修整することに。
メンバーの集合写真は残念ながら1枚しかない。
しかし、その唯一の写真にはメンバーではない知人が写っているのだ。
写真自体は他の人が写っていても構わないし、その知人とは関係も良好だ。
ただ、今回の趣旨にはそぐわないので、申し訳ないが写真上から知人を消すことにした。
その写真を挿入して、エンディング修正は終了。
あ、あとワンカットだけ最後に入る。
これは、結婚式が終わった今だからこそ出来る演出だ。
急遽沸いて出た休暇だったが(まぁ、いつも沸いて出てるようなものだが…)、天気も良く春の日和であったので、フラッと花見にも出掛けた。
今回は、コンパクトデジカメだけ。
平日の日中だったので、人出はそこそこで、のんびりとした花見が出来た。
さて、明日からはお仕事に戻る。
思いがけず3連休となり、十分な静養となった。
−>>2009/04/09/(Thu) FIRECODER Blu その後。
- FIRECODER Blu が我が家の“GIGABYTE GA-EX58-UD5”で、正常動作しない問題については、以前より当サイトでも取り上げているが、今日はその後の話。
まず、FIRECODER Blu が X58系マザーボード で正常に動かないのは、どうやら Thomson Canopus側に問題があるわけではないらしい。
同じ、TOSHIBA の SpursEngineチップセットを採用する LEADTEC の“WinFast PxVC1100”でも同様のトラブルが発生しているようだ。
そうなると、問題は TOSHIBA の SpursEngine 側にある事になってくる。
また、最近になって、X58チップセット系のマザーボードでも、正常に FIRECODER Blu が動作する情報が出て来た。
Thomson Canopus の FIRECODER Blu の動作環境の公式情報では、
ASUS P6T WS Professional
ASUS P6T Deluxe
Intel DX58SO
では、条件付きで動作するという(※スロットや動作モードの制限)
どうやら、TOSHIBA SpursEngine は、極度の相性問題……というか、設計ミスか?があるようだが、いずれにしても TOSHIBAが対応をしてくれないとこの問題は解決に向かわないようだ。
しかし、自作PCの市場から遠い TOSHIBAが早急にこの問題に取り組んでくる可能性は低い。
自社の“Qosmio”シリーズが X58系チップセットを搭載した製品環境になるまでは、大きな動きは見せないだろう。
少なくとも、X58系で動くマザーボードは存在しているわけで、今後はこの情報を元に、ユーザが上記のマザーボードが選択していけば、制限はあるものの SpursEngine 搭載アクセラレータカードは売れていくだろうから、焦燥感もないのだ。
Thomson Canopus 公式で 動作“×”が付けられた GIGABYTE GA-EX58-UD5 を所有する我々が、救われる道はまず残っていないと考えるべきか………。
購入3ヶ月目にして、マザーボードの乗り換えをいよいよ本気で考えないといけない状態になってきた……。
※2009/04/10追記:
Thomson Canopus の FIRECODER Blu の製品ページトップに、(動作確認済みマザーボード)のリンクが追加されていることを確認した。
http://www.thomson-canopus.jp/catalog/firecoder_blu/firecoder_blu_index.php
以前言っていた事、改善して貰えたようだ。
http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20090304A#20090304A
−>>2009/04/10/(Fri) 再キャリブ。
- 半月ぶりぐらいに、PC用ディスプレイ“HP LP2475w”の再キャリブレーションを行ってみた。
前回は、明るさ 120cd/m2 を目標値として調整したのだが、セカンダリーモニタにおいて、どうも白色が緑がかって見えていた。
他のユーザからも「LP2475w は輝度を下げると白が緑っぽくなる」という報告はあったので、それが出たようだ。
個体差もあるらしく、プライマリ側ではそれほど気にならなかったが、ブラウザなどで白い表示部分を2つのモニタを跨がせておいてみると、明らかにセカンダリが緑っぽくなっていた。
そこで、少し輝度を上げて 180cd/m2 を目標値に両機とも再設定し直してみることにした。
しかし、なかなか理想的な値に成らない。
取り敢えず、2台ともの調整を行ったが、前回よりもガンマ補正カーブが暴れている。
プライマリモニタは緑が、セカンダリモニタはブルーが、それぞれ高調域で暴れているのが分かる。
<LP 2475w/プライマリ>
<LP 2475w/セカンダリ>
何度かキャリブレーション作業を繰り返したが、今のところ補正し切れていない。
購入から半月余りということで、少しモニタの特性も変化していると思うし、今回は輝度を上げているので、その影響も出ているようだが、もう少し安定させたい。
そう思うと、前回の調整結果は荒削りながらも、なかなかの好成績だったようだ。
※http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20090322A#20090322A
購入直後から気になっていたのだが、セカンダリ側の LP2475w は少し輝度ムラが目立つ。
真っ白な画像を表示すると、画面の右半分は綺麗な白だが、左半分は少し黄色がかっている。
プライマリ側も全面が均一な白ではないのだが、その差は小さいのでそれほど気にならない。
この辺りは、ユニフォミティ補正回路が搭載されていない機種の宿命か……。
相方の EIZO SX2461W は『デジタルユニフォミティ補正回路』を搭載しているため、隣で並ぶ私の HP LP2475w は余計に分が悪い……。
この辺りは、価格差が2倍……という育ちの違いか……。
いずれにせよ、ガンマ補正カーブがコレだけ暴れているのは、納得できない。
改めて、追い込みを掛けたいと思う。
それにしても、180cd/m2 って眩しいな……(汗
※本日の推奨物欲。
−>>2009/04/12/(Sun) 再々キャリブ。
- さて、先日行ったPCモニタ HP LP2475w のキャリブレーションですが、昨日と今日も再々キャリブレーションをやってみました。
結果は、バッチリかな。
初回の調整よりも更に上手くいっている感じで、特にプライマリ・セカンダリ間での色の違いがかなり解消されました。
<LP2475w プライマリ>
<LP2475w セカンダリ>
一つのブラウザなどのウィンドウをモニタ間で跨いでも、色の違いが分からなくなりました。
HP LP2475w はお値段的には手頃なモニタで、決してハイエンド機種ではないのですが、しっかりとしたガンマ特性を持っており、キャリブレートさえすればかなりの表示性能を呼び出せます。
さて本日、モニタキャリブレーションを行うためには欠かせないキャリブレータシステム『Gretagmacbeth Eye-One Display 2(X-Rite i1Display 2)』のレンタルを、Next-Zero.com ではじめました。
ご興味のある方は、ご利用下さい。
※http://next-zero.com/Lib/eyeone-rental/ (Eye-One Display2 レンタル)
皆さんの、お手持ちの液晶モニタも、キャリブレート次第で大きく性能アップするかも知れません。
−>>2009/04/19/(Sun) FIRECODER Blu 動く!!
- 映像編集用メインPCとして、SEREN-V を組み立てたのが、今年の1月末。
その際に、同時に購入していた Thomson Canopus “FIRECODER Blu”が正常に機能しない……という話は散々書いた。
当初は、「昨今の Thomson Canopus の怠慢である」と、世に言う“かのぷ〜バッシング”を行ったが、結局どうも “FIRECODER Blu”が搭載している TOSHIBA の “SpursEngine”が Intel X58 系チップセットとの間に不具合を抱えている事が明らかになってきた。(※このあたりは、早めに Thomson Canopus が消費者に情報を出すべきだったと思う)
一方で、発表当初からアナウンスされていた“FIRECODER Blu”と“EDIUS Pro”との連携機能についてだが、3月下旬に Thomson Canopus から正式に発表があり、EDIUS Pro 5.1 にて対応することが明らかになった。
また、X58系チップセット搭載マザーボードにおいても、条件付きで“FIRECODER Blu”の正常利用が可能であると言う情報が出始め、私としてもいよいよ自分の環境で“FIRECODER Blu”を利用できるよう、解決策を真剣に考えはじめた。
さて、解決策と言っても、方法は一つに限られる。
『マザーボード』の交換だ。
基本的なハードウェアスペックは変えないが、システムの正に基盤となるマザーボードを載せ替える事にした。
製品の選択としては、Thomson Canopusの公式情報があり、またネット上でも実績のあった“ASUS P6T Deluxe”。
特に拘りがあった訳でもなく、最低限の必要な機能と価格を見ての判断だ。
ASUS P6T Deluxe 到着後、早速、SEREN-V を分解し“GIGABYTE GA-EX58-UD5 ”と載せ替えを行う。
個人的には GIGABYTE GA-EX58-UD5 は結構気に入っていたマザボだけに、今回切り捨てざるを得ないのは残念でならない。
余った GIGABYTE GA-EX58-UD5 はヤフオク出品予定なので、欲しい方は宜しく。
さて、マザーボードの換装が終わり、Windows XP Professional のセットアップ作業を行うが、ここでトラブルに嵌る。
最初に Windowsのインストール作業に着手してから、それに成功するまで16時間あまりを要することになった。
ASUS P6T Deluxe には、HDD用の接続ポートとして S-ATA が 合計8つ用意されており、うち 6つが ICH10R にぶら下がるポートで、残りの2つが Marvell 88SE6320 というチップにぶら下がってる。
今回も SEREN-V 同様に、単体でのシステムHDDと映像データ用の RAID-5 を組みたかったため、RAID-5 をサポートする ICH10R 側のポートを利用することにした。
問題はここで起こった。
やりたいことは、ICH10R 側で RAID-5 と 単体のHDD接続という、2つの構成の両立。
ネットを調べてみると、予めBIOS設定でS-ATAポートを RAIDモードにしてからであれば、単体のHDDと RAID-5は共生できる……という事でやってみる。
が、上手くいかない。
どう上手くいかないか…と言えば、Windows をインストールしたい HDD の論理領域のフォーマットが適合していないと言ってセットアップをさせてくれないのだ。
通常のセットアップだと、パーティションを切ったあと、その領域を選択すると「このパーティションをフォーマットしますか?」とWindowsが聞いてくるはずなのだが、今回は聞いてこないので、「適合してないフォーマットになってる」と言われても後にも先にも進めないのだ。
仕方なく、他のPCで一旦 NTFSにフォーマットしてから組み入れてみるが、やっぱり同じエラーメッセージでダメ………
試しに、RAID-5 を構成した領域にインストールを指定してやると、「フォーマットしますか?」と、ちゃんとと聞いてくる……。
なんじゃこりゃ…。
<Windows のセットアップ画面>
散々試行錯誤し Marvell 88SE6320 側のポートに繋げて、Windows のインストール作業を敢行するも結局は上手く行かず……。
もうマザーボードに搭載のポートだけで、 RAID-5 と単体HDD同居の構成を辞めようとまで考えた……。
しかし、最後の最後……少し基本に立ち返ってマザーボード上の構成を見直すことに。
それは、BIOS の POST画面での接続ドライブの一覧表示を見たときに思い付いた可能性だった。
実はこの時のHDDの接続状態だが、RAID-5 で利用する 3台のHDDは、SATAポート 1番・2番・3番 に繋いでおり、システム用のHDDは 4番に繋いでいたのだ。
そのため POST画面には、上位に RAID構成等のHDDが表示され、一番最後にシステム用のHDDが表示されていた。
もしも、この並び……システム用HDDを一番上にすれば……。
そう思い、システム用HDDを 1番に、RAID-5用を以降に接続してみる。
すると、ちゃんと Windows のセットアップが進行し、最後までインストール作業を行うことが出来た!
S-ATAの動作に於いてポートの接続場所などが関係あるとは思ってなかったのだが、しかし今回はその思いこみに大きな落とし穴があったのだ…。
現在は、サービスパックの適応や、各種ソフトウェアのインストール作業もほぼ終わり、通常通り使える状態に成りつつある。
CPUは、軽くオーバークロックして 3.02GHzとして運用中。
* * *
さて、問題の Thomson Canopus “FIRECODER Blu”だが、正常に動作している。
マザボ上の、PCIEX16_3 というスロットに差した場合のみ動作するのだが、使用には問題ない。
早速、Canopus AVCHD converter や ペガシスの TMPGEnc 4.0 XPress + TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngine で FIRECODER Blu を使ったハードウェアエンコードを行ってみた。
速い!!!
……と思う。
が、 Core i7 920 @ 3.02Ghz でのエンコードも案外バカに出来ず、尺1時間のAVCHDファイルから Canops HQ codec への変換に要した時間は FIRECODER Blu 利用時で 30分ほど、ソフトウェアエンコードでは 35分ほどだった。
その差5分……。
FIRECODER Blu が遅いんじゃなくて、Core i7 が速いんだろうな〜。
その一方、H.264へのエンコードは FIRECODER Blu の圧勝だ。
尺1時間の canopus HQ codec を MPEG4 AVC / H.264 に変換した場合は、 FIRECODER Blu がほぼ実時間で完了したのに対して、ソフトウェアエンコードでは 4時間半以上掛かる計算になった(時間が掛かりすぎるためにエンコード30%の段階で 1時間30分経過という状況を見て処理時間を算出)
また、FIRECODER Blu 利用時は、CPU占有率が30%前後と低く、他の処理を並行して行えるというメリットがある。
Core i7 920 でのエンコードも十分に速いとはいえ、その間は他の作業が殆ど出来ないのであるから、FIRECODER Blu の処理能力は魅力的だ。
まだ FIRECODER Blu は触りしか使っていないが、これからの利用でその価値を見極めていきたい。
まずは、EDIUS Pro 5.1 でのサポート。
そして、いずれはエンコード時にマルチパスエンコードが選択できるようになると、さらに魅力が増すように思えるのだが。
なお、今回新たに組み直したマシンは、CPUなどの基本構成は同じであるために、SEREN-V 改め、SEREN-V_a としている。
まぁ、どうでも良いことか?
※本日の推奨物欲:
現在は ASUS P6T DELUXE から ASUS P6T DELUXE V2 へとラインアップが移行しており、P6T DELUXE の販売は在庫限りと思われるので、ご注意を。
−>>2009/04/25/(Sat) 12連休って?
- 今夜は松ケンが遊びに来ている。
彼は12連休の始まりだそうで………何? 12連休って?
こっちは、この一週間で今日が唯一の休暇だよ?
で、彼は愛知県に在住なのだが、昨今のETC割引を使って、高速代1850円で大阪までやって来た。
彼が到着した時間は既に晩ご飯時だったので、到着して間髪置かずに夕食を食べに出る。
その後は、我が家で適当にダラダラ………
今は、Xbox 360 のエースコンバット6にハマってしまい、ひたすら敵機を撃墜し続けている。
なかなかのファイトだ!
私は明日は、朝から報道勤務なので、今夜は適当に寝る。
彼には頑張って、敵軍を葬っていただこう。
−>>2009/04/26/(Sun) メモ帳的にも。
- 創想雑誌……って、日記じゃないんだけど…日記記事に占領されて居るなぁ〜〜って日々思いながら、でも結局日記に成っちゃうんだよね。
適当な事から、一応ちゃんとした事まで……それこそフォーマットに囚われずに書いていくつもりだったのが、結構フォーマットが出来ちゃって…。
なので……えっと、創想雑誌は日記じゃありませんよ >>俺
■気になる製品
・Roland VC-50HD
http://www.roland.co.jp/products/jp/VC-50HD/index.html
HDMIは出力のみ。
367,500円。6月発売予定。 高い…。
・IONマザー
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20090418/etc_zotac.html
IONはIntelのAtomシリーズCPUとNVIDIAのGeForce 9400M Gチップセットを組み合わせたPC用プラットフォーム。GeForce 9400M GはGPUを内蔵したチップセットで、PureVideo HDやCUDAもサポート。
・コレガ、RAID対応の4ベイ式HDDケース USB 2.0/eSATA装備
http://corega.jp/product/news/hdc4eu3500.htm
■メモ
Thomson Canopus EDIUS Pro 5.1
4月27日公開予定?
http://www.thomson-canopus.jp/download/ediuspro5.htm
−>>2009/04/29/(Wed) アタマを冷やせ。
- SEREN-V_a は、CPUを100%使用している時、そのCPU温度は70℃を超える。
Core i7 の耐熱性能は知らないが、発熱がその寿命を縮めるのは確かだろう。
一方、SEREN-V_a で使っているPCケース;SilverStone SST-RV01B-W は、ユニークなケース構造で排熱にも大変工夫が為されている。
基本的には、ケース下部から吸気してそれを上部で排気するというエアフローだ。
暖かい空気が上昇する“煙突効果”を応用した構造だそうだ。
しかし、SEREN-V_a の場合少し問題がある。
CPUを冷やすためのCPUクーラだが、取付可能箇所の都合で、そのエアフローを横切る形になっている。
理想的にはエアフローに合わせて、CPU用ヒートシンクへ下方から上方へ気流が流れるように空冷ファンを取り付けたかったのだが、メモリモジュールと干渉するために、サイドに取り付けることになった。
さて、SilverStone SST-RV01B-W は下方からの外気を取り込む口はあるが、サイド方向からの吸気は出来ない。
そのため、CPUクーラーは下方から暖まりながら上昇してくる空気を利用して空冷するしかない。
位置関係としては、吸気口の無い前面ベイ方向から、PCIeなどの拡張カードスロット側へ空気を流す感じだ。
出来れば、近傍からの冷気を取り込んで、CPUヒートシンクに送り込みたいところだ。
そこで、前面ベイを塞ぐ5インチ化粧板を外して、稼働させてみたところ、劇的にCPU温度が下がることが確認できた。
それ以来、CPUに負荷を掛けるときはベイを歯抜けにさせて、利用していた。
<奥に、CPUファンが見える>
しかしながら、ずっと歯抜け状態というのでは、 女の子な SEREN-V_a には可哀想なので、メッシュマスクを付けてやることにした。
Sofmapで、5インチベイ用のメッシュマスクを買ってきて、取り付けてみる。
一つ 500円未満なので、手軽なドレスアップだ。
今回は、3つの空きベイのうち、2つを吸気口にすることを考えたので、このメッシュを2つ。
残りの1つには、将来的に Blu-ray ドライブを入れる予定があるので、しばらくはケース付属の化粧板を取り付けておく事にした。
今回購入したメッシュマスクは、残念ながらそのままでは取付が出来なかった。
取り付けるための“ツメ”の幅が太すぎるのだ。
そこで、ケースの化粧板のツメと同じ幅にカットして取り付けることにした。
で、取り付けた感じが下のような写真。
スッキリした前面ベイとなった。
メッシュの前に手をかざしてみると十分な吸気の流れを感じることが出来る。
しっかりと、外気をケース内に取り込んでくれているのだ。
また、肝心のCPU温度の変化だが、CPU を 100%稼働させた場合でも 60℃台で推移する様になり実効性も確保された。
自作PCにおける冷却と静音性の両立は、永遠のテーマである。
これからも、色々と冷却と静音性を追求しながら、SERENさんと遊んでいきたい。
−>>2009/04/30/(Thu) 下旬。
- Thomson Canopus が発表していた EDIUS Pro 5.10 アップデータの公開は、期限未定の延期となり、多くの嘆息をもって4月下旬を終えることとなった。
さて、当サイトでは、FIRECODER Blu のテストレポートを更新中である。
本日は、FIRECODER Blu導入を考えている方がもっとも気になるであろう、画質についてチェックしてみた。
http://next-zero.com/nle/FIRECODER_Blu/
レポートでは、実際にエンコードした動画ファイルもダウンロード出来るようにしている。
さて、レポートの結果を見て、皆さんは FIRECODER Blu をどう評価されるだろうか?
***
ところで、ACC*visualization で一緒に活動した佐藤くんが、独立起業して昨年に立ち上げた「シンフォニクス」。
そちらの公式サイトで、シンフォニクスが手がけた演奏会のサンプル映像が公開されている。
映像は、サンプルと言いながらも1曲まるまるノーカット。
また、サンプルの一つは、プロの指揮者;阪哲朗 氏と、ピアニスト;中橋健太郎左衛門 氏が演奏する。
加えて、私の母校の「立命館大学交響楽団」の第100回 定期演奏会の様子を収めた物らしい。
http://symphonics.jp/sample.html
シンフォニクスは、企業VP制作〜CM制作、マルチカメラによるコンサート収録など幅広い映像製作に対応する。
起業して以来、大変に忙しいらしく、船出は順調のようだ。
これからも、影ながら応援していきたいと思う。
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