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−>>2004/07/05/(Mon) 就職活動黙示録。

 いよいよ夏本番を目の前に迎え、学生諸君の就職活動も大詰めを迎えている近況。
 私の周辺でもチラホラと『内定を企業から頂いた〜!!』という喜びの声が聞こえるようになってきた。

 今年一番早く耳に届いた吉報は、大学時代に所属していた学内放送局の後輩のM君。
 第一志望だったNHKに見事に内定した。
 彼はエントリーシートをNHKに提出した後、私にコンタクトをとってきて「NHKを受けるにあたって」色々とアドバイスが欲しいと言うことで、梅田で落ち合って、夕食を摂りながら、私のNHK就活を回想しつつそれなりのアドバイスを僭越ながらさせて頂いた。
 彼は、マスコミはNHKだけ受けるつもりで、NHKがダメならば他業種に専念すると言っており、マスコミ志望というよりはNHK志望という一点突破型の就活形態であった。
 学内放送局では技術部映像課に所属しており、カメラマンとして活動していたが、NHKでの職種は番組編成というなかなかマニアックで、しかし“放送局”ならではの仕事を希望していた。

 NHKの最終結果が出るのは、毎年大体4月末だが、内定の連絡後直ぐに私のところにも連絡があり、ともに喜び合うことが出来た。

 M君、就職内定おめでとう。そしてお疲れ様でした。

 次に最近、立て続けに入った吉報がある。
 さて、吉報と呼べるのか(笑)
 実は、全く個別になのだが、2人の学生から就職相談を受けていた。
 一人は、M君と同じく大学放送局の後輩でWing君。
 そして、もう一人は、KOHSHI氏の友人で、現在は中京地方のテレビプロダクションにお勤めのT氏の“後輩”という直接の面識がない学生さんからだ。
 実はこの2人が、私の勤めている会社を受けるというのである。

 T氏の後輩さんからは、筆記試験の直前にT氏経由で連絡があり、筆記には毎年どんな問題が出されるのか? という内容のものであった。
 技術系の問題もちょっと出る…という事から、仕事現場のバイトのカメアシさんがウチの会社を受けられるときも、ちょっとそういう質問を受けたことがあったりして、“技術系の問題”というのは結構不安にさせる要素らしい。
 しかし、私の勤める会社の技術系筆記問題は、それほど大した物が出るわけでもなく、「カメラサイズ(フルショットやクローズアップ)についてそれぞれ短く説明せよ」とか「静電容量の単位は次のどれか選べ」とかいうぐらいの物である。
 特に計算問題やマニアックな問題が出るわけではない。

 そんなことを、T氏経由で後輩さんにお伝えした。

 もう一人の大学時代の後輩Wing君。
 彼から連絡があった時には既に彼は最終面接まで進んでおり、「実は明日、最終面接なんです…」というところから話はスタートした。
 「最終面接ではどんなことが聞かれますか?」という質問であったが、面接で何を聞かれるかは結構人それぞれで、基本的な「志望動機」とか「なぜ我が社か?」みたいな部分を除くと、よく分からない。
 私の場合は、以前にもどこかに書いたことがあるが、就活はマスコミ、他業種問わず「コンピュータゲームを集団で制作しています」をメインコンテンツにして面接に臨んでいた。
 そのため、面接官の食い付きはよく、「人ぞれぞれ」な質問に関しては大体その話に終始したために、あまり他人の参考になる面接談話がない…。

 私がマスコミの面接を受けるに際して注意していたことについて、幾つか話して翌日の面接に挑んでもらうことにした。

 そして、最終面接も終わり、内定者への連絡日。
 2人とも無事に内定を貰ったというのである。
 決して多くはない内定者のうち2人が、入社前から……いや内定前から何らかの形で私と関わり合いを持っているのであるから、世の中さらに狭くなったというか…もともと同じ穴の狢だから当然か……というか、奇縁である。

 そういえば、新年早々に
「来年度より、管理人様と同じ業界で働けることになりました。(中略)『カメアシ興行紀』から推測するに、おそらく管理人様が勤務されている会社と同じ会社だと思います」
 というメールを貰ったことがあった。
 今は、東京の本社勤務で、残念ながらまだ現場で一緒になったことはない。
 たまにケータイのメールでやりとりするぐらいであるが、是非直接あって、色々とマニアックな話をしてみたいと渇望している。
 「(前略)そんな日々を過ごして来ましたので(ホームページを見て)宏哉さんには同じ空気を感じずにはいられませんでした。自分の先輩になる人に、まさに自分と同じようなことをしてきた人がいると思うとある種の興奮すら覚えました。」
 と、彼も趣味が高じての業界入りで、きっと純アマチュア時代の話に花が咲くはずである。

 T氏の後輩さん、Wing君、内定おめでとう。そして就活お疲れ様でした。

 今年は中継部のカメラには新人が入らなかったのだが(スタジオや他の部署には新人さんが居る)、来年は直ぐ下の後輩が出来そうな予感。
 あぁ……Wing君だったら驚きである。(T氏の後輩さんは本社採用であるので、大阪勤務にはならない…という採用システム)

by Signature Line

>宏哉:ACC*visualization

そういえば、ACC*Softwareのメンバーもここ最近、就職先が決まった。
プログラマの松ケンと3DCG担当のMooMinである。
皆、今まで学生であり、出会って食事などをするときは、結構支払いは私持ちだったが…。
2人とも無事に志望する業界へ就職出来た様であり、まずは第一歩という感じか。
今更終身雇用もないので、今後巧くステップアップしていくことだろうと思う。
松ケンが大阪から遠くなってしまったことが悔やまれるが、ネットワークの力で解決したい。
MooMinは勤務先が大阪らしいので、時間が合えば梅田辺りで出会えそうである。
新進気鋭。将来も未来もこれからである。