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−>>2012/12/15/(Sat) GY-HM600 ファームウェア公開。
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JVC HM600の最新ファームウェアとなる V0104 が12月7日に公開されている。(※N口さん情報ありがとう御座います!)
※http://www3.jvckenwood.com/pro/soft_dl/gy-hm600_farm_download/index.html
このファームウェアによる機能追加と動作改善は以下の通り。
仕様変更
・撮影モード追加
・フラッシュバンド補正追加
・AFアシスト機能追加
改善点
・ズームトラッキング改善
・オートフォーカス改善
・S/N改善
・その他、機能改善
仕様変更の「撮影モード」と「フラッシュバンド補正」について。
「撮影モード」では“標準モード”と“拡張モード”が選択できるようになった。
“拡張モード”とは高感度で撮影できるモードであり、S/Nを犠牲にしてでも明るく取る必要のある場面で利用することを想定している。
以前から、高感度モードを搭載するかどうか?迷っている……という話は聞いていたのだが、このような選択肢を実装してきたことからも、JVCとしては「明るいカメラ」としてユーザに訴求していきたいのだと言うことが窺える。
「フラッシュバンド補正」は、CMOSの問題点でもあるフラッシュバンド現象を低減するための処理。
もともと、“フラッシュバンド低減”は謳っていたはずなので、この補正機能はまた別の処理なのかもしれない。
恐らくは、輝度差が大きいフレームの前後のフレームから映像を判断して合成するという方法での補正だと思われる。
基本的には、補正OFFでカメラを使用する仕様であり、モードを切り替えたりカメラ電源をOFFにすると、補正機能はOFF状態になるようだ。
また、記録モードが“バリアブルフレーム”になっていたり、シャッタースピードが自動シャッターや手動シャッターがONになっている時なども補正は機能しない。
これは シャッタースピード 1/60 でしか補正しないという事だろう。
交流50Hz地域では 1/100での撮影も多いかと思うが、シャッターを入れると機能しないので別メニューの“フリッカー補正”で低減を図るしか無さそうだ。
他、“AFアシスト”機能は、以前に記述したとおり。
この機能は必須だと思われるので、正式に機能追加されたのは有難い。
動作改善については、初期ロットの HM600の怪しげな挙動をどこまで改善できているのかが気になる所だ。
“ズームトラッキング改善”は、一瞬何のことかと思ったが、恐らくズームリングとズーム動作の連動具合を改善しているものと思われる。
リング回転を読み取るセンサー系とサーボの連動度合いなどが絶妙に調整されていることを期待したい。
“オートフォーカス改善”だが、こちらこそが最大の懸案事項だ。
先日、InterBEE以降に限定的に試作提供されたβ版ファームを触ってきた話をしたが、そのβ版でもオートフォーカス挙動は非常に怪しかった。
怪しかったというか、不合格だった。
合焦が遅いし、スチルカメラのようなワブリングを行うし………。
この点については、それ以降に販売店経由で改善要求を出しているので、今回のファームウェアV0104でどれぐらい改善されているのか注目だ。
このフォートフォーカス挙動の仕上がりが、HM650/600 の売れ行きを左右する分水嶺となるだろうことは、以前から指摘しているとおりだ。
“S/N改善”については、この正式版を見て判断したいが、固定パターンノイズの低減をはじめ、基本的なS/N感が改善されていることを期待したい。
高感度であってもノイズが多いようでは、興醒めも良いところだからだ。
β版で確認した際は、S/Nは“悪くはない”という印象。
SONY機とはまた違ったノイズ処理の仕方をしているのが興味深かった。
正式版での検証ではないので、こちらは実機でいずれ確認したい。
V0104であるが、私はまだこのファームウェアが当たった実機を触っていないので、リリース情報とβファームなどから読み取れる情報を総合して記した記事である事にご留意頂きたい。
上位機種の HM650 の発売の正確な時期には販売店に入ってきていないようなだが、まだまだリリースまで調整を積んでいます!ということならば歓迎したい。
個人的には、「思い切って年明けまで引き伸ばして、満を持して販売する!」ということでも一向に構わない。
なお、私が HM650を導入することが既定路線になっている雰囲気だが、あくまでも発売実機を触っての判断でその導入の是非を決めるので、ダメだったらSONY機に立ち戻る選択肢も全く捨てていないことを明記しておきたい。
−>>2012/12/18/(Tue) 特殊カメラ・マン。
- 先日の衆議院議員選挙。
私も市井のテレビカメラマンの例に漏れず、選挙速報に参戦。
私の入っている報道局だけで、ENG が50チェーン以上という関西屈指の総力戦で、近畿地方の開票速報をお伝えした。
そんな、慌ただしい衆議院議員選挙が終わり、いよいよ年末モードの気配を感じる時節。
少し時間を遡るが、今年の晩秋以降は ENGカメラ以外の特殊カメラを担当する機会に多く恵まれた。
■Photron FASTCAM BC2 HD
フォトロンのウルトラハイスピードカメラ“FASTCAM BC2 HD”。
フルHD解像度(1920×1080ピクセル)で2,000コマ/秒を実現する高速度カメラだ。
このカメラにNiconレンズを装着してのスポーツバラエティーの収録だった。
収録媒体は、HDW-S280――すなわち HDCAMへの収録で、カメラマンとは別に VEさんに就いてもらい、二人三脚での撮影体制だった。
このハイスピードカメラシステムは、今年の夏にも情報バラエティー系の番組で使っており、またVEさんも同じ方と組めたので、色々とお互いに勝手が分かっているので、カメラも扱いやすかった。
オンエアは、年末特番。
■Canon EOS 7D
同社の 5D MarkII/III に次いで、多く利用される DSLRムービー の代表格。
ご存知のように?、私個人は DSLRムービー は嫌いで「なんでスチルカメラで動画を撮らなあかんねん」派なのだが、それで得られる画の印象強さは、よく判っているので、いつかは仕事でしっかりと使ってみたいとは思っていた。……嫌いだけど。
ボクシング選手が主体で、番組用の煽りカットやイメージショットを撮影。
レンズは、24-70mmぐらいの標準レンズと、リング上の練習風景を撮るために200mm級の長玉レンズを使い分けて撮影した。
自分のカメラというわけではないので、レンタルで借りてきた状態でそのまま使うしかなく、リグやフォローフォカースがあるわけでもないので、非常に難儀した。
DSLRムービーを使いこなせているカメラマン諸兄はスゴい!と関心するばかりだ。
収録は、本体記録のみ。
スポーツ番組の枠内で、こちらも年末を中心にオンエアされる。
■Canon EOS C300
私は今現在、泊まり込みで和歌山県でロケをしているのだが、今回使用しているカメラは、今をときめく EOS C300。
InterBEE で C300 の登場を見て以来、現場で活躍できるカメラだとは思っていたが、大変に使いやすい。
取扱説明書を読むこと無しに、全ての機能を使いこなすことが出来るような、分かりやすいカメラに仕上がっている。
次の休みの日にでも、C300を衝動買いしに行ってしまいそうに成るほど、撮影を楽しませてくれるカメラだ。
今回は、1つ1つのカットで丹念にしっかりと画を決めて丁寧に撮っていくスタイルなので、C300 を導入するには誂え向きのロケだ。
明日が収録本番で、今日は一日掛けて全ての撮影ポイントを回って、カメラのポジションと画角を決め、明日のロケがスムーズに進むよう段取りをした。
レンズは、8mmのフィッシュアイレンズと、200mm級の望遠レンズ。
収録フォーマットは、1080 60i と完全にテレビ番組用である。
下見をしながら、いくつか適当に C300 で画を撮り、ホテルに帰ってから EDIUS に放り込んでプレビューしてみたが、独特の味わいがある格好いい画が撮れてしまっていた(笑)
60iというのが、ちょっと画に現実味を強く滲ませてしまい、印象深さは軽減されてしまうのが残念だが、60iでこの画の強さがあるならば、30p/24p での撮影は、さらに楽しさ特盛りの映像が撮れることだろうとワクワクしてしまう。
こちらのオンエアは、2013年に入ってから。スポーツ情報番組の1コーナーである。
いずれのロケ現場も、私が扱った特殊カメラだけではなくて、ENG が1チェーン以上入っているロケで、その複数台あるカメラの中でも私は特殊カメラ適任という感じで、この晩秋以降は ENG以外のカメラを担当する機会に多く恵まれていた。
「特殊カメラ」と括っているが、テレビ番組ロケの世界が ENGカメラを基本とするならば、やはり大判カメラはテレビ的には特殊なカメラと言うことになる。
番組の中で、特定の「ここぞ!」というカットで効果的に使われる訳で、その1カットにインパクトが集中する。
日頃のENGとは画作りの幅や方向性、そして制作サイドが求めるモノが違ったりするために、そのあたりをしっかりと汲み取り、理解してフレーミングやワークを考える必要があり、大変に勉強になっている。
HDV や GoPro だけに留まらず、様々なタイプのカメラを扱う機会が増えてきている。
非常に楽しい状況であると共に、日々勉強と経験の蓄積を欠かすことの出来ない緊張感のあるフィールドが広がっていると実感する。
<ヘリでの空撮というのも、しばしば。これも特殊カメラですね。>
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