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−>>2010/06/14/(Mon) EDIUS Pro 5.5 への愚痴。
- 今週末に上映予定のVがあるため、現在全力で制作中だ。
今回の撮影は、主に HXR-NX5J。そこに、定点カメラとして HDR-XR520V を投入し、また NX5J が貸し出し中の際は、HVR-S270J を使って撮影をした。
およそ4ヶ月に渡る撮影だった。
制作内容の詳細は、後日の記事に譲るとして、今回は編集中の愚痴。
今回も編集には当然、Thomson Canopus の EDIUS Pro を使っている。
4月の Version 5.5 へのアップデートのおかげで、AVCHDをネイティブファイルのままリアルタイム編集出来るようになったのは既報の通りだ。
※http://next-zero.com/nle/EDIUSPRO55/
さて、記録フォーマットに AVCHD を採用する HXR-NX5J と EDIUS Pro 5.5 は最高の相性なのだが、相変わらず EDIUS Pro側の不安定さがつきまとっている。
今回のプロジェクトでは、NX5J のファイルだけで約850ファイル、100GBほどのデータがある。
さらに、定点撮影している XR520Vに至っては、500GB もの素材ファイルを擁している。
これらのファイルを EDIUS Pro のBinにフォルダ分けして登録したところ、大変に動作が不安定になっている。
まず、タイムラインにクリップが有る無しに拘わらず、プロジェクトの起動が非常に遅い。
起動完了まで優に3分は待たされる。
また、EDIUS Pro から他のアプリケーションにアクティブを移行して、再び EDIUS Pro にアクティブを戻すと、EDIUS Pro がアクティブ状態になるのに15秒程度待たされる。
であるから、複数のアプリ間を行き来するのが非常に億劫である。
そして、極めつけは、落ちる。
タイムラインを再生していると、落ちるのだが、決して処理の重たい部分を再生しているわけではなく、何でもないカット繋ぎしているクリップ間を跨ぐ際に落ちることが多いように思う。
落ち方も様々。
エラーメッセージが出て落ちる場合もあれば、無言で落ちる事もある(落ちるときに3秒ほどフリーズするので、「落ちるな」と分かる)。
そして、ランタイムエラーで落ちたこともあった。
編集マシンの SEREN-Va も最初の構築からクリーンインストールやビデオデータ用HDDのフォーマットなどをしていないために、大分動作が重たくなってきている所もある。
そのため、EDIUS Pro に全て起因する不具合だとは言い切れない。
しかし、EDIUS Pro 5.5 が内包する不安定要素もありそうだ。
特に、大量の素材を取り扱うのが苦手なようで、Binに登録したクリップのうち、不要な物を削除していくと、少し改善が見らる。
だが、それでは根本的な解決にならない。
EDIUS Pro 5.5 は、AVCHDのリアルタイム編集 や Windows 7 に対応するなど、バージョンアップの規模で言えば メジャーチェンジの更新である。
メジャーチェンジ故に、まだまだ安定した状態ではないと言えるだろう。
今回の編集では、タイムライン上で扱うクリップが少ないため、全体的なレスポンスではギリギリ許せる範囲だが、今後タイムラインで扱うクリップが増えてくると、一つ一つの作業が停滞するほどの反応の悪さが予想される。
お盆休みに入る前ぐらいまでには、ver.5.5 のマイナーアップグレードが行われることを期待する。
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