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−>>2009/06/06/(Sat) そ れ は 想 定 外 。
- こんなものが、今日、我が家に届いた。
SANYO Xacti DMX-CG10 である。
MPEG-4 AVC/H.264方式で記録する、ビデオカメラ。
720pでのハイビジョン録画が可能だ。
Next-Zero.com が取り扱うビデオカメラがハイエンドクラスの物だとすれば、この Xacti CG10 はエントリークラスの、しかも従来からのビデオカメラというカテゴリーよりもデジカメのカテゴリーに近いところにある商品だ。
さて、何故その様なカメラを私が手にしているか?
それは、皆さんお馴染み松ケンが、このたびネット通販で購入し、そのまま私の元に配送してくれたからだ。
1ヶ月程どうぞ……という事で、Amazonから直接送られてきた。
以前にも 15万円ほどする EIZO の24インチ液晶モニタを、購入店から直接我が家に配送してくれて、しばらく使わせもらった。
私なら買って直ぐにでも自分で使ってみたくなるのだが、彼は今回のような事を平気でやってくれる………私には大変嬉しい施しである。
さて、話を戻して SANYO Xacti DMX-CG10 であるが、まずは何よりもそのサイズに色々な可能性を感じてしまう。
720pではあるが、このサイズでハイビジョン撮影が出来る性能は、条件を錬れば面白い映像を効果的に撮れるのではないだろうか?
そして、常備しても邪魔にならないというポータビリティーは、何でもない日常で様々なチャンスを広げてくれそうだ。
光学系に関しては、光学5倍ズームレンズで焦点距離は 35mm換算で f=40〜200mm。
撮像素子は 1/2.33型 約1066万画素原色CMOSセンサー となっている。
最低被写体照度は、約16 lux(オートモード、1/30秒)。
高画素化しているため、低照度には弱いようで、流石に現在当サイトでレポート中の HDR-XR520V が採用する 裏面照射型CMOS の様にはいかない。
また、広角端も 40mm〜 と世間的な標準ではあるが、ワイコンなどのアクセサリが充実していないことを考えると、30mm台に乗せてきて欲しいところだ。(静止画モードでは f=38mm(35mmフィルム換算))
使い勝手や画質などの点は、これから検証していきたいが、手に取った初日から、どうもワクワクして仕方ないカメラである。
ちなみに、松ケンにはムービーを撮るなどという趣味はないはずで、私からすれば彼には唐突で不似合いな買い物である。
その点を彼に「松ケンが動画で何を撮るのか大変に気になる」と投げてみたところ、
「そ れ は 想 定 外」と返ってきた。
全く、何をするつもりで買ったのやら……。
−>>2009/06/22/(Mon) ホタルノヒカリ。
- 先日、会社の後輩の I君と相方と私の3人で、ホタル観賞?撮影?をしてきた。
夜20時過ぎに大阪を出発して、奈良県の明日香村の辺りまで足を伸ばす。
この辺りは美しい棚田の広がる山麓で、ホタルの棲む環境の再生に取り組み、毎年少しずつホタルの数も増えているそうだ。
とはいうものの、月明かりも見つからない曇り気味の夜空の下。
広がる棚田を見渡すことも出来ないほどに、辺りは暗く、静かに集落が棚田と小川の周囲に佇んでいるだけだ。
車を降りると、たちまちに小川の叢を足がかりにその周囲をたゆたう黄緑色の蛍火を目にすることが出来た。
ホタルが放つ、優しく独特の光が、数十と飛び交っている。
大阪に出て来て7年。
ホタルは疎か、虫などを目にすることが滅法少なくなってしまった。
滋賀に住んでいた頃。我が家の周辺は一面田んぼで、初夏には家の前の1.5mの小径を挟んだ田んぼには沢山のホタルが普通に見られた。
家の裏の川では魚が泳ぎ、山裾の林では樹を蹴ればクワガタやカブトムシが落ちてきたものだった。
<実家の周辺。>
それを思うと、今は大阪市内で日頃わたしを取り囲むのは、ビルとヒトと喧噪ばかりだ。
そんな都会の煩わしさから離れた明日香村の山麓で、音もなく静かにゆらりゆらりと飛び回るホタルを眺める時間は、凄く大切な物に思えてくる。
さて、そんな感傷とともに、本題のホタル撮影を敢行する。
今回の撮影機材は、HVR-S270J。
他にテスト用として、HDR-XR520V、HDC-SD1、DMX-CG10を持ち込んだ。
が……フォーカスのコントロールが思うようにいかない上記3機種は草に止まっているホタルを接写する以外は、テストすらままならない状況だったので、早々に鞄にしまって、忘れることにした。なお、いずれのカメラでもホタルの黄緑色の光を捉えることは出来た。
S270Jでの撮影だが、真っ暗闇の中に僅かに見える草むらや小川、川岸などは流石に判別出来なかった。
ただ、ホタルの光はしっかりと捉えることが出来、マニュアルフォーカスの使いやすさから、蛍火が消えていてもフォーカスを失うことなく、次の明滅を確実に捉えることが出来た。
設定は、30p。シャッタースピードも 1/30 である。公称で 1.5lux の最低被写体照度を実現している S270J では、ホタルの光の中心部は 100%ゼブラが出るぐらいに明るく撮影できた。
そのため、基本的には GAIN 0db での撮影とした。
ホタルの個体を撮影するには、草に留まっているホタルを接写するほか無く、人が近寄れそうな場所で休んでいるホタルを探して、接写を試みた。
撮影用の補助光がない場合は、光っているお尻を中心にホタル本体と草がぼんやりと見える程度には、その様子を収めることが出来た。
補助光を加えて、ベースを少し上げてやることで肉眼に近い状態の撮影ができるので、懐中電灯の光などを衣服でバウンスさせて撮影したのが下の画だ。
なかなかホタルに近づくことが難しく、さりとて、飛び回っているホタルだけを撮り続けても画になりにくいので、数匹の接写が出来た時点で引き上げることにした。
街の喧噪も人の声もなく、ただ棚田を泳ぐ蛙の鳴き声と、音もなく水に燃えたつ蛍々に包まれた世界は、少なからず我々の心を癒してくれたのだった。
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