■2004年01月01日(木)
あ はっぴぃ ぬ〜 いやぁ。
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明けましておめでとうございます。 本年も当サイトおよび不肖な管理人;宏哉を宜しくお願いいたします。
さて、大晦日の中継を東京都内で行ってホテルで一泊していたわけですが、本日は朝の0930時の東京駅発の新幹線で帰阪。 秋葉原で色々と買い物がしたかったのですが…そんな余裕もなく、渋々の帰還です。 大阪駅に着いたらその足で会社へ向かいます。 明日の正月番組の中継の準備のためです。 番組のSWさんは昼過ぎから現場の立ち会いに行っておられて、また皆さん今日は出勤してこられませんから、映像課は私だけ。そして音声さんも2人と少ない人数で機材の積み込みを行います。 積み込み機材のリストに従ってケーブル、カメラ、三脚、レンズ、モニター、そのた諸々を積み込んでいきます。 明日は就くカメラマンもカメアシも多いので機材車の乗車座席を倒すことが出来ず、最低限の荷台に機材が山盛りパンパンです。 1600時過ぎにSWさんが会社に帰ってこられたので足りない機材や判らない機材を確認して、積み込み終了。
その後は、昨日の東京での中継に使った機材が中継車に乗ったままになっていましたので、ついでに降ろして片づけてしまいました。(あとで、担当のVEさんに機材を降ろしておいた旨を連絡したところ、手間が省けたと喜んで頂けました) 帰宅。 なぜか…もうヘトヘトです…。 昨日の自分が就いた中継の番組を録画しておいたので、夕飯を食べながら観ようとハードディスクレコーダを起動。 録画済み番組の一覧を呼び出して、再生したのですが……途中から“日頃のレギュラー予約録画番組”が割り込んできていて……丁度自分の担当したアーティストの中継が入る直前で終わってしまっていました……(汗) しかも、割り込んできていた番組はその日は年末用の別番組……。加えて、先日既に私が視聴済みの番組の再放送ではないですか…(某公共放送) 何か報われないものを感じてしまいました…。 誰か、某音楽番組を録画した方いらっしゃいませんか。この話を読んで“もらい泣き”された方、ご連絡下さい(笑)
ということで、本年も宜しくお願い申し上げます。
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■2004年01月02日(金)
お休みモード。
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年末年始関係のお仕事、本日にて終了いたしました。 今日も今日とて朝が早く、0630時に会社集合。 機材の積み込みはご存じの様に昨日のうちに済んでおりますから、あとは車に乗り込んで現場に向かうだけ。 中継現場は兵庫県の某市にある神社。 そこに、セットを組み、お笑い芸人さん達があれこれとおもしろおかしなゲームを展開して紅白チームで得点を競い合うという趣旨の物。 スタジオとの掛け合いもあり、スタジオでは漫才を、外の中継現場ではゲームを、という構成です。 映像ケーブルの一つにトライケーブルがありますが、複数カメラが出る場合でも殆ど同じケーブルルートで布線をする事があります。 そのようなときには、複数のトライケーブルを布かずに、“トライマルチ”と呼んでいるケーブル一本で布線を行います。 トライマルチ…通称“トラマル”トライケーブルは5回線分が一本になったぶっといケーブルであり、重量感抜群…。 それを今日は100m+70m+30m敷設して、さらにその各接続部で繋ぎ換えを行う形で通常のトライケーブルを加えて、各カメラへと繋ぎます。 ゲームのためのセットが3カ所に分かれていたため、出先のトライケーブルも3カ所に布き、番組の進行に併せてカメラを移動し、ケーブルを繋ぎ換えていきます。 6台のカメラに対して5人のカメアシ。うち一台は会場の移動以外はイントレの上から動くことがないカメラでしたので、基本的に1対1でアシスタントが就いて、手が空いているときは忙しそうなカメラの後ろを手伝います。 セッティング後は直ぐにリハーサルが始まり、そのまま本番へ。 正午、生放送開始で1400時前に終了。 その後は直ちに撤収に入ります。 会場には初詣のお客さんやタレント目当てで見に来ている人で ごっちゃ返しており、カメラ一台運ぶにも、その合間を縫って中継車まで持って帰ります。 1500時頃に撤収を終え現場を引き上げます。
帰社後、時間が無くて摂れなかった昼食のロケ弁をデスクで頬張り、その後解散。
さぁ、いよいよ正月休み突入です!! 明日から6連休。 とりあえず今日はこれから高校時代のサークル仲間と新年会です。
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■2004年01月05日(月)
I have a cold.
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予定外の事態に陥って弱っております。 予定外………発熱して倒れております。 現在体温は39℃。 う〜ん、今回もまた気が付かずに、車運転してたり遊びに行ってたりしてた訳で、危ない人です。
車を運転していても、赤信号より手前の信号のない横断歩道で停車しようとするし、「あぁ、何かおかしい…」とは思っていたのですが、非常に異常でした。 大体日頃からして私は自分の身体の変化に鈍感で、食事にしても“腹が減っているから”飯を食うんじゃなくて、“飯の時間だから”飯を食っている…という具合です。 生命体としてはヤバイですな。
今日は夜に当サイトを利用してくださっている府内の学生さんとお会いする予定だったのですがそれもキャンセルさせてもらい、残念でなりません。 今は実家におり、家族に看取られております。あぁ、ありがたや。 病院に行きましたが、肺炎とかではなく、まぁ高熱のでる風邪…というふうに診断され、薬を貰いました。 とにかく、熱が高いだけで、咳はあまり出ませんし、のども痛くありません。関節も特に痛みはなく、いつも通り腰が痛いだけ。 ごはんも普通に食べられ……まぁ、よく分からない私の身体です。
とにかくも、仕事が始まるまでに完治するよう頑張ります。
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■2004年01月10日(土)
The Revival of Hiroyagelion...
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漸く回復宣言できそうです。 何が?ですって?? 体調です。具合です。
…………そうです。 前回の日記以来、今日まで寝込んでおりました。 インフルエンザでした。香港かソ連かは知りませんがA型です。 世間では昨日辺りからインフルエンザの流行宣言が出されたようですが、私は一足早く流行に乗ったようで、照れてしまいます。
せっかくの6連休も後半4日は正に「闘病」。39.0〜39.7℃の熱が続きました。 薬を飲んでも、飲んだ直後ですら全く下がらなかったのですから、しんどいのなんのって……。 結局、連休中に直る見込みがなかったので、会社に連絡して休暇を延長取得。 有給じゃありませんよ。会社休のシフト変更です。 +3日の休みをいただきましたが、言い換えれば、復帰後はその頂いた日数分の休みはないということですよ。有給取らせろや。 本日で追加休暇の2日目を消費です。あぁ〜〜。
今日は一日安定して36℃台後半で推移。 治ったと考えて良いでしょう。 とりあえずおとなしく今もベッドで寝ていますが、ヒマです。 ヒマすぎで……なのに休みは有効に使えなくて……。
風呂に入れていません。 熱が出ましたから汗びっしょりです。 髪の毛……ベトベトです…。 早く風呂に入りたいです。
明日の日中に風呂に入ってから大阪に帰る予定です。 明後日から出勤。 あぁ…幸先の良い年始めでした。
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■2004年01月12日(月)
エンジン再始動。
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今日からお仕事です。 幸いにして…あるいはシフターさんのご配慮か、今回の仕事は屋内。 某企業の会議の模様を収録および会場モニター出しするものです。 会場は京都の某国際会館。 今回はカメラマンとして仕事に就かせてもらってます。
今日は機材を運び込み布線・セッティングを行いました。 PAやプロジェクタは他の専門業者さんが入っておられるようで、我々の仕事は映像をSWしてプロジェクターに送り届けるところまでです。 カメラはハンディーカメラを三台持っていきましたが、うち2台はコンバータ仕様。コンバータ仕様というのは、ハンディーカメラの本体にデカカメ用レンズ(x55とかx70)を取り付けたもので、扱いとしてはデカカメと同じように操作できます。 このコンバータ仕様のカメラでセンターから2台でステージ上を狙い、そしてもう一台のハンディーカメラで会場フロアーステージ下手から客席側やステージ上を捉えます。 私の今回の担当はこのフロアー下手のハンディーカメラ。三脚にドリーをつけて移動できるようにしてあります。 今日はカメラの電源が入るのを確認し、タリーとリターンのチェックが一通り終われば終了。 明日は一日リハーサルが行われ、本番の会議は明後日となっています。 台本もいただきましたし、張り切っていきます!
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■2004年01月13日(火)
京都では雪が降っております。
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今日はリハーサル。 リハーサルなのですが、クライアント企業の役員の方も多くいらっしゃるそうで、我々技術スタッフもスーツを着ての出勤です。 大阪から京都の山の方まで鉄道を乗り継いで通勤時間帯の電車で1時間ほど。 気分はサラリーマンです。(いや…カメラマンも立派なサラリーマンなのですが…。)
現場に到着すればさっそくテクニカルリハーサル開始。 映像、音響、照明が台本に沿って舞台監督の指示に従って調整を繰り返します。 映像の出るタイミング、照明がつく間…などが徐々に調整されていきます。 私も台本を確認しながら自分のカメラの役割を確認していきます。
午後からは出演者リハーサル。 MCや一部の演壇発表者が実際に舞台に立って、立ち位置や台詞との映像のタイミングなどがはかられます。 私のカメラが忙しくなるのは「表彰式」 この会議中には多くの功績者の表彰が行われまして、その功績者達をフォローする役割を私のカメラは負います。 表彰を受ける被写体を撮るだけでも、今の私には色々と勉強せねばならないことがあります。 特に、一番考えないといけない事は、「自分のカメラで何が撮れるか」ということ。 他にカメラが2台、客席内のセンターより長玉で舞台を抜いていますが、その二台ではどうしても撮れない画があります。 その画はどういう画で、また自分ならどういう画でカバーできるか…ということを考えて画に変化を作っていかないといけません。 客席から舞台に上がろうとする表彰を受ける人のフォロー、賞状を受け取るときの表情…など。 “寄り”か“引き”か……他のカメラの映像をリターンで確認しながらSWさんが切り替えやすい画を作らねば成りません。
文章にすると簡単なことですが、実際に現場でやろうとすると失敗ばかり。 カメラのポジション一つにしてもなかなか満足に構えられません。 先輩カメラマンが休憩時間にわざわざ私のところまでやって来てくださって、色々とアドバイスをして下さったりしたお陰で、徐々に求められている画が分かってくるようになりました。 その後もテクニカルリハーサルが繰り返され、細かなタイミングを調整して終了です。 明日は本番。午前中に最後のリハーサルを行い、午後から会議開始です。
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■2004年01月14日(水)
スタジオ物の味がある収録現場。
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会議本番。 朝、まったりとテクニカルリハーサルのようなそうじゃないような打ち合わせが行われ、その後たっぷりと昼休憩をとってから本番スタートです。
本番直前にカメラワークの変更などを受けましたが、もともとあまり仕事が多くないので寧ろ仕事が増えるのは歓迎です。 会場いっぱいに関係者や来賓が入り、いままで無人の観客席を相手に画を作っていましたが、いよいよやりがいが出てきます。 台本通りに式は進行。 クライアント企業の会長や副社長などが挨拶されている間は私の役目はなく、ひたすら客席を撮しつつ話に耳を傾けます。 そして、表彰式。 お仕事本開始です。
昨日や今朝に先輩カメラマンから受けたアドバイスに注意しながら画を作っていきます。 SWさんの支持もリハーサルの時よりも丁寧になっていますので、一層やりやすい状態でした。 カメラポジションも、社内報関係のスチルカメラマンなどもステージ周辺に集まってきますので、ポジションを奪われないように自分も前へ前へと出て行ってしまいます。 お陰で受賞者の表情が捉えやすく、またフォローもやりやすくなりました。
フォローといえば、今回使った三脚はVintenの某フリクションだったのですが、………もうこれが使いにくいの何のって…。 ティルトはとにかくパンが引っかかって…スカスカで……要は滑らかにパニングするのが至難の駄目駄目フリクションでした。 この時期は他の仕事が少ないのですからV100などのもっとまともな脚も余っているはずですのに、どうしてよりにもよってこんな使いにくい脚が選ばれたのか……残念でなりません。 特に寄り気味の画でパンしようとすると、どうしても初めにガクンっと画が勢いあまって動いてしまい、トルク調整などを行って多少はマシに持っていきましたが、それも限界でした。
式自体は5分押しで終了。 大過なく今回の仕事はこなせたと思います。 撤収し帰社後、SWさんの元へいって今回の反省点のアドバイスをいただきます。 自分的に納得のいかなかった部分を話して、その点についてのアドバイスを貰おうとしてのですが、今回の仕事ではあまり技術の方面から良かった悪かったという様なことが出来る形の物ではなかったから特に評価はない…ということでした。 つまり、技術的な問題点というのも確かにあるが、一方で舞台演出・式事演出による問題も結構あって一概には言えない……という事です。
とにかくも、今回勉強になったのは複数のカメラがある時に、自分が次のカメラに渡すときの画を考えておくこと、反対に他のカメラから自分のカメラに来るときに受ける画を考えておくこと……この点に尽きるのではないかと思います。 次回の重要な課題です。
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■2004年01月15日(木)
ケーブル補修。
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今日は一日機材整備。 中継部のカメラマンが全員そろって、トライケーブルの補修や本数の確認作業を行いました。 トライケーブルの補修は、100〜150mのケーブル一本一本を目と触診で被膜のめくれ上がりや傷をチェックしていきます。 傷があればビニールテープや自己癒着型のテープで補強し、また古い補修箇所で劣化によりメンテナンス部分(ビニールテープ部分)が剥がれてきていたりすれば、一度古いテープを外して、新たにテープをまき直します。 なかなか貧乏くさい事をしていますが、今後トライケーブルを新たに購入する予定は無いそうで、追加のケーブルは光ケーブルばかりになるようですから、いまあるトライケーブルを大切に使っていく必要があります。 数十本のケーブルを全てチェックし、補修が終われば今度は本数チェックです。 毎回の仕事で必ず本数はチェックして問題ないはずなのですが、いざ数えてみると行方の知れないケーブルが数本出てきてしまいます。 現場に張りっぱなしの必要があるケーブルなどもありますので、担当者に確認して、そういう手元にないケーブルの所在を確認していきます。
ケーブルの確認が終わればそれを元に最新のケーブルチェックリスト表が作られ、今後そのリスト表を元にケーブルの利用が行われます。
夕方からは某球団中継チームの新年会。 今年もいよいよ野球中継関係の仕事が始まり、1月の末からは沖縄キャンプ中継の仕事が入っています。 会社の下の喫茶店を借り切って、2時間ほど立食のパーティーとなりました。
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■2004年01月16日(金)
リベンジ。
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今日はバラエティー番組の中継収録。 この番組の仕事自体は中継部で毎週入っている仕事なのですが、私が就くのは久々。 去年の7月1日以来です。
実はこの日の日記を読んで頂ければ分かるのですが、かなり凹んだ事が書いてある日です。 その日は入社から丁度三ヶ月が経ち、いわゆる研修期間が終わった日。 もうそれはそれは自分のイケてなさ…を痛感した日であり、先輩カメラマンからきつく叱責を賜った日でもありました。 その日を最後に、………別に上記が理由ではないでしょうけれど、この仕事に就く事が無く“リベンジ”のその日を願って日々の仕事に邁進しておりました。
そして、半年あまり経った今日、リベンジの機会が訪れます。 朝、カメアシである私は現場集合。 通常の仕事ですとバイトのカメアシさんは現場集合が基本で、社員である私はカメアシでも機材庫から他のカメラマンと一緒に現場に入ります。 しかし、この仕事の時だけはどうしてか私もカメアシである限りは現場集合であるようで、機材車や中継車が現場となる某ホールに来る前に到着して、先輩方の到着を待ちます。 その待ち時間の間に、改めて今日の仕事の流れを復習します。 前回のこの仕事が終わった後に、手帳にこの仕事の流れを全て書いておいて次回に活かそうと思っていたのですが、半年越の活用とあいなりました。 そのメモを見ながら今日の自分の動きをシミュレートします。 そして、待つこと20分。 中継車が現場に入ってきました。 さぁ、雪辱戦です。 半年前から抱えていた忸怩たる思い……。 妙な緊張感が体中に漂います。
機材を降ろします。ケーブルを張ります。機材を組み立て・配置します。 機材の組み上げが終われば、皆さんはこの仕事の朝の習慣である、「朝飯」へ出かけて行かれます。 私はその間に組み上がったデカカメを使って練習です。 舞台上はまだ美術さんや照明さんがセッティング・調整を行っておられますので、その邪魔にならないように留意しながら練習をします。 皆さんが朝飯から帰ってこられたら、カメ調。 そして、リハーサルが始まれば“トーン合わせ”です。トーン合わせは要はフェイストーンを合わせるというもの。 そして、それが終われば、照明さんがモニターでカメラに映った画を見ながら照明の最終調整が行われます。 今回は、若手の先輩カメラマンがこの照明の調整の際のカメラ操作をさせて下さいました。 尤も、そんな事をやらせて頂くのは初めてですので要領などがよく分からず、教えて頂きながらの操作です。 そして、ステージ上ではリハーサルが続いておりましたので、そのリハーサルを利用してカメラの練習をさせてもらいました。 リハーサルはカメラのリハではなく出演者側のリハですから、カメラ自体は動かしても動かさなくても番組準備上は構わないのですが、若いカメラマンなどはこの機会を利用して練習されます。 私もそれに倣い、実際の出演者を被写体に、また番組の流れ、番組演出上のカメラワークに沿って習練させてもらいました。 その後、昼食。 その際に今し方させて貰ったカメラワークで分からないところを質問して、疑問点を解決したり…。
そして、昼食が終われば直ぐに本番です。 番組は公開収録ですので、お客さんが沢山客席に入っておられます。 そして本番スタート。 本番中はカメアシは大した仕事がないのですが、決まったカメラの動きがありますので、その際にケーブルを捌きます。 そして収録終了。 直ぐさま撤収に入ります。 さぁ、本日の反省点。 大まかな部分では問題なく仕事が出来たと思います。 様子を見ながら、言われる前にやってしまうことが出来ましたし、準備段階の段取りがいい加減理解でき始めているという証左でしょうか。 ただ、次回の課題も色々と出てきました。 撤収の時の段取りが今ひとつでしたのでこの点は次回の改善点です。 また、今回からの新たなテーマとしてはカメラ周りの準備です。 照明調整時のカメラ振りやリハ中の練習など、前回までは手をつけていなかった部分の仕事を次回からはこなせるようにしたいですね。 リベンジ率85%というあたりでしょうか? まだまだですな。
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■2004年01月17日(土)
プチOFF会?
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今日は人と会う約束あり。 先日、まだ年始といえる時期に、府内の学生の方とお会いする約束をしていたのですが、私のインフルエンザ発病でお流れになってしまった……というのは皆さんご存じの通り。
そこで本日、再びお会いする約束をとらせて頂きまして、夜に合流いたしました。 芸術大学の学生さんで、専攻は“アナウンス”だそうですが、制作の実習もあって、色々と作品作りもなさっているそうです。
19時頃、私のマンションの最寄り駅で落ち合いまして、そのまま私の部屋に来て頂いて、夕飯のピザを頼んだ後は、早速お互いの作品鑑賞会です。 見せて頂いた作品は大学の授業で作った作品でしたが、学生らしい馬鹿馬鹿しい“勢い”の良いバラエティー系作品や、ニュース番組など「芸大の授業ではこういう作品が作られているのか〜」と私は興味津々。 楽しい作品を堪能させて頂きました。 また、お目汚しながらも私の作品もご覧いただいて、作品制作紀などを語らせて頂きました。
喋り始めると止まらなくなる私ですが、まぁ今回も完治していない喉をしながらも、結構喋りまくり。 面白くもないお話を長々としてしまったかも知れませんね……失礼いたしました。(でも、まだ喋り足りない…… またこの方は某放送局でバイトもなさっているそうで、業界話にも花が咲きます。 私があまり詳しくないスタジオの話が聞けて面白かったです。
結局、終電ギリギリの23時半過ぎまで引き留めてしまいました。 お互いの職場が比較的近いですから(私の場合は中継で外に出てしまうことが多いですが…)またお会いできる機会があれば嬉しいですね。
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■2004年01月19日(月)
機材整備。
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やっぱり1月はヒマです。 今日も機材整備。 機材庫で、私はひたすらハンディーカメラを掃除し続けます。 レンズペーパとウエスと綿棒を揃えて、レンズの汚れを取り、カメラの埃を落としていきます。 カメラの筐体は細かな隙間が大変に汚れており、湿らせた綿棒を走らせると直ぐに綿が真っ黒になります。 そして、気になる臭いが……。 アンモニア臭いです……そう、私にとってはハムスターのおしっこの臭いです…(臭) う〜ん、どうもカメラ本体からそんな臭いがしているのです。 これはきっとカメラマンの「汗」の臭いではないでしょうか。 この重たいカメラを担いで夏場でも冬場でも走り回るわけですから、汗の臭いもこびり付きます。
ゴシゴシと一日中、汚れを落とし続けます。 HDカメラは排熱のために冷却ファンが付いていますが、そうすると筐体についているフィルタが埃で詰まってしまっています。 ですから、フィルタを取り外し、掃除機などでゴミを吸い取り、また海綿状の小さなフィルタパーツは水洗いして、乾かしてからカメラ筐体に再び取り付けます。
そんな事を今日はやっていました。 また今週はもう一回機材整備があるようです。
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■2004年01月23日(金)
マラソン中継総合リハーサル。
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すみません。ちょっと更新をさぼってしまいました。 とりあえず、今日までの大まかな流れを……。
20日: 先週の金曜日に引き続いて、某バラエティー番組の中継収録です。 本来は火曜日の収録が通常で、先日の金曜日はちょっと変則。 前回の仕事で7月の時と比べて流石にマシになっていた私の動きですが、さらに今回は前回の反省点の改善です。 準備段階……問題ありません。 リハーサル中、前回は2カメの操作をしていましたが、今回は3カメに就いてカメラワークの勉強。3カメはベテランカメラマンが就くのが主で、今回私が3カメで練習していると、「この時は、○○○という理由で、◇◇◇の画を作っておくんや」とか色々と教えて下さり、大変勉強になりました。 本番中はいつも通り舞台の下手であまり動かないカメラのケーブル捌き。 収録終了後の撤収も、今回は満足出来る動きが出来たのと思います。 徐々にカメアシとしての仕事からカメラマン見習いとしての動きが出来る様になってきたのではないでしょうか?
21日:休暇。
22日: 機材整備。 寒い……寒すぎる機材庫で三脚のフリクションの動作チェックです。 デカカメ用の三脚を出してきて、フリクション取り付け、その上にカメラを載せて雲台の動作チェックを行います。 私などはまだ動きの違いがよく分かりませんので、先輩らが「やっぱりこっちのフリクションはティルトがおかしいなぁ」とか仰るので、実際に他のフリクションの動きと比べてみますが……私にはやっぱりよく分かりません(汗) フリクションチェック後は、私は機材庫に残って、黙々とハンディー用三脚の袋(ケース)に三脚型名をレタリングしていました。 先日、三脚のケースが中継に入ってきまして、古くなった幾つかのケースと交換を行いました。 Vintenの三脚ばかりなのですが、その三脚のケースの外に“100-4”とか“10-6”とか書いていきます。 この作業で午後は丸々費やしてしまいました。
そして本日。 今日の仕事は日曜日のマラソン中継の準備です。 私がマラソン中継に就くのは初めてのこと。 どういったシステムで中継するのか大変に興味があります。 既に数日前からマラソン中継の技術的な準備は着々と進んでいるらしく、先日も大阪市内の実際のコースを移動中継車が走り、マイクロ波が“受かる”かどうかのチェックが行われたようです。 今日は、総合リハーサル。各中継ポイントからのマイクロ波発放テストを行い、実際にヘリコプターや移動中継車、サイドカーやリポータバイクなどをコース上に走らせ、各ポイントで中継が繋がるかどうかのテストが行われました。 私が今回就くポイントは“折り返し地点”。 現場は折り返し地点近くのビルで、駐車場に中継車などを付け、11階建てのそのビルの屋上にマイクロ波送信装置を組んで、受信ポイントへ発放し、レベルを調整します。 パラボラアンテナを遙か向こうに見える受信ポイントを備えたビルへ向け、アンテナの角度の調整を行い最も高いレベルが得られる角度を見つけ出します。 マイクロのセットが終われば、カメラや音声の準備です。 今回は実際のレースと同様の流れを確認するリハーサルですので、折り返し地点は全体の流れの中程になります。 そのため、折り返し地点の中継が来るまで待機です…。 ビルの谷間のため日が全く当たらず…とにかく寒いです。手袋の上に軍手をしても指先が悴みます。 ホットコーヒーを皆で啜りながら、出番を待ちます。 そして、中継の出番が来ました。 ………一瞬です。 あくまでもリハーサルです。 全体の流れは、どうも公道を走っている移動中継車の動きで決められていった様なのですが、平日の公道…しかも大阪のメインストリートを中継車が走っているわけですから、周囲の一般車と同じ速度で折り返しポイントを疾走していきました。 とにかくも、問題なくマイクロ波伝播での中継リハの成功を確認すれば、撤収です。 今日は朝の0630時に集合でしたが、終業は1430時。 帰社後、食べるタイミングの無かった昼飯の弁当をデスクで食べて、帰宅しました。
明日もセッティング。 今日は中継車などは現場から引き上げましたが、明日からは本番まで留め置きとなります。
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■2004年01月24日(土)
今日は雑記。っていうか、いつも雑記か。
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今日は明日のマラソン本番のためのセッティング。 昨日はマイクロ本線チェックが完了した後に、機材車や中継車を現場から引き上げたのですが、今日は中継車を所定の位置に停め、マイクロ波送信機からのケーブルを中継車内に引き込み、中継車内のセッティングをして、車は留め置き、という体制を取りました。 中継車のセッティングと並行して、明日のケーブル布線ルートのチェック。 公道を横切りますので、ケーブルが踏まれないようにマットを敷いたり、街灯や標識ポールを使ってケーブルを飛ばしたりするルートを確認します。 また、ワイヤレスカメラを出して、ビルの上に立てた受信機に受かるかどうかのチェックも行いました。
今日は12時過ぎに会社集合でして、終業は1530時。 仕事が終わってから大変に時間がありましたので、ちょっと足を伸ばして日本橋へ買い物へ行きました。 購入物品は、コネクタ類。 まずは、BNCコネクタ系を購入です。 これは仕事用。 中継の現場でも、BNCケーブルをモニタ周りでよく使うのですが、民生用のモニタも多いので、PIN−BNC変換コネクタなどが必要になってきます。 大抵は中継車の中にある変換コネクタなどを持ち出すのですが、とっさの場合は手持ちで個人所有のコネクタがあると便利であろうと思い、購入してみました。 中継のカメラマンで仕事道具を個人所有している人は見かけないのですが、ENGのカメラマンの中には自分持ちの機材を持っておられる方もいらっしゃったので、それに倣いました。 購入したコネクタは、「PIN-BNC」と「BNC-PIN」、そして「BNC J-J」です。 J-Jも現場ではよく使うコネクタですので、2つ購入しておきました。 現場で使うと、会社の備品と混じってしまいますので、自分の買ったコネクタには名前を貼って、それをシュリンクチューブで被いラベリングをしておきました。
次に買った物は私生活用。 私はノートPCを日頃は使っていますが、そのノート「FM V-BIBLO LOOX T90D」のテレビ出力コネクタは φ3.5 ステレオフォンジャックであり、それをS端子に変換するアダプタケーブルを介してテレビに繋ぎます。 音声も別口の φ3.5 ステレオフォンジャック で出せるのですが、特にテレビ出力が変換ケーブルが必要である…というのが煩わしく、またS端子ケーブルとステレオケーブルという2本のケーブルが部屋の床を這っているというのが鬱陶しいため、一計を案じてみました。 まずは、ケーブルですが、映像とステレオが一つになったケーブルを購入します。 この際、ケーブルは (φ3.5 ステレオプラグ/S端子)+(RCAピンオーディオ/S端子) という組み合わせの物を購入します。 これならばケーブルは一本で済みます。 しかしながら、結局映像はS端子ですので、変換ケーブルを噛まさないとノートPCとは繋げません。 ですから、今度はそのケーブルの一端、(φ3.5 ステレオプラグ/S端子)を(φ3.5 ステレオプラグ/φ3.5 ステレオプラグ)という風に変更することにしました。 手元にあるノートPCとS端子ケーブルを繋ぐ変換ケーブルのピンアサインを調べて、購入したケーブルのS端子コネクタを切断除去します。 次に、被膜を剥いて、銅線を出して、買ってきたφ3.5 ステレオプラグにハンダ付け。 ピンアサインは、 (S端子:ステレオジャック) 1:Sleeve 2:Sleeve 3:Tip 4:Ring ちなみに、S端子のピンアサインは、 1:グランド 2:グランド 3:Y 4:C です。 これを繋げば、 (φ3.5 ステレオプラグ/φ3.5 ステレオプラグ)+(RCAピンオーディオ/S端子)というケーブルが出来上がり、変換ケーブル無しにPCとテレビを繋ぐことが出来ます。 私は番組をDivx(MPEG4)などに変換してHDDに溜め込んでおり、それをノートPCで再生してテレビに出力して見る……ということを毎日していますので、こういったスリムな結線環境が欲しくて成りませんでした。 なかなか日本橋まで出向く機会も気力もありませんでしたので、今日まで延びに延びてたわけです。 無事にテレビにはS端子経由で映像が出力され、満足な結果となりました。
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■2004年01月25日(日)
42.195÷2 の辺り。
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マラソン中継本番当日。 相変わらずの寒さに加えて、セッティングを初めてまもなく雪も降ってきました。 ちらほら……という程度ではなく、普通に激しく雪が降ります。 その中、ケーブルの布線作業、カメラの組み立てなどを行います。 中継車から引き回されたケーブルは一般道や歩道を横切るのですが、車や人の往来が途絶えること無い都会の直中。ケーブルをそのまま道や歩道に這わす訳にはいきません。 そこで、ケーブルマットを使って、ケーブルを保護し、人や車の通り道に敷いてその中にケーブルを通していきます。
ケーブルの布線が終われば、デカカメを組み立てセットアップ。 次にハンディーカメラを出して、チェックを行います。
が……どうもここでトラブル。 ワイヤレスカメラの送信機に不都合が出たようです。 マイクロが飛ばないらしく、映像と音声を送信できません。 直ちに、別のマイクロ送受信機の手配、および念のためにトライケーブルによるワイヤードルートも急遽仕立てることになりました。 結局、新たに現場に持ち込まれた送受信機を使っての伝送が無事に成功し、ワイヤレスでの運用となりました。
さて、本番。 幸いにも昼前に雪は止み、寒いながらも天候は回復の兆しとなります。 そしてマラソン選手がスタート地点である競技場を出発。 折り返し地点担当である我々のところにはそれから1時間ほど過ぎてから選手達がやってくるわけですが、マラソンはご存じの通り、一般道を一部封鎖して行われます。 しかし、42.195kmのコースを3時間近く、ずっと交通規制するわけではありません。 ランナーが走っている前後の必要最低限のルートを順次封鎖し、交通への影響を最小限に食い止めます。 そのため折り返し地点でも選手が来る直前まではコースである大通りを車が往来します。 折り返し地点のカメラのうち、2台は道路上に出て、折り返す選手の往来をフォローします。 勿論、車が走っている時に通りにカメラを出しておくわけにはいきませんので、イントレのカメラにはタイヤの付いたイントレを、地べたに三脚立てしたカメラにはドリーをつけておいて、道路封鎖が行われると同時に、規定のポジションにカメラを動かして、選手を待ちかまえる体制を取ります。 しかし、折り返し地点は応援観衆が非常に多くなるポジションの一つ。 カメラや音声機材の周りには人だかりで、さらにMIXER席にはエアーモニタが出ていますから、この折り返し地点に居ながらにして、こちらに向かいつつある選手の様子が見られるとあって、イントレの周辺に人が集ってきます。 そして、少々不安がスタッフの間に生まれます。 「この人だかりで、道路封鎖と同時にカメラやイントレを道へ出せるのか?」と。 カメアシ的には上記と同様に、そして特にケーブルが送り出せるのか…と不安になります。 現場のテクニカルチーフが警備担当者に、カメラが道路封鎖と同時に出る旨を伝え、周辺の人集りを払うように求めますが、どうも動きがありません。 そして、道路封鎖。 イントレカメラとドリーカメラが公道へ出ます。 が、案の定、人集りに阻まれ、ケーブルが観衆に踏まれて、前へ進めません。 他のカメアシさんと必死になって「すみません、ケーブルが出ます。足下を失礼します!!」と人を退け、ケーブルを引っ張り、カメラを前へ出そうとします。 そして、もう一つの異常事態が。 道路封鎖が行われているはずなのに、車がやってくるではありませんか。 それも次から次へと……。 既にケーブルは道を横切っており、もちろん、車が通ることを想定していませんのでマットを敷いたりもしていません。 現場のチーフは警察関係者に、「どういう事だ?」と詰め寄ります。 急いで車を止め、ケーブルを両端で持ち上げて、車を通し、難を逃れます。 それが度々……。
そして、漸く本当に車が通らなくなり、定位置へ無事にカメラを持っていくことが出来ました。 道路封鎖は選手がやってくる直前に行われる上に、今回のトラブル。 間一髪、選手が現れる直前に折り返し地点のスタンバイが完了しました。
タリー2回。 それぞれのカメラにタリーが2回ほど点いただけで、我々折り返し地点スタッフの仕事は終了です。 その間、オンエアにして2分程度。 「撤収」 え? もう終わりなんですか? というぐらいにあっという間の出来事でした。 今回は注目選手が先頭集団に固まっていたと言うこともあり、先頭集団のフォローが終わればオンエア的には次の画(空撮や移動車)に移ってしまいます。 現場では直ちに撤収が行われ、選手がゴールする前には現場の引き上げ準備は完了。 帰社します。
夜。 局内の某スタジオを使って中継成功打ち上げ立食パーティーが行われます。 スタジオにはいると、機材は全てスタジオから出されており、12程のテーブルが並べられ、料理やビールが用意されていました。 冒頭、今回の中継アナウンサー達の挨拶、テクニカルディレクターやプロデューサからの労いの言葉、来年へ向けての反省が述べられ、そして乾杯と相成りました。 会場には数台の大型モニタが出され、今日のオンエアの録画が流されています。 皆それぞれ、自分たちの担当のポジションのシーンになると画面を食い入るように見、自分たちの仕事の成果を反省し合います。
打ち上げは、録画番組終了と共にお開きとなり、解散となりました。 本番は一瞬でしたが、長い一日となりました。
※私信:RYOさん、お天気情報ありがとうございました。
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■2004年01月28日(水)
※最終回※ 果てし無き流れの果てに…
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本日は、1月末日から始まる某球団の沖縄キャンプ中継・取材の機材積み込みでした。 明日・明後日はお休みを頂いておりまして、明々後日より沖縄へ発ちます。 今回の沖縄出張は実に3週間近く。 2月も下旬にさしかかった頃に帰阪いたします。 夜には“壮行会”も開かれまして、中継部としてはいよいよ野球シーズンへと入っていくわけです。
さて、本日私がここに記したいことは別にあります。 先日も少し触れましたが、徐々に当サイト…就中「カメアシ興行紀」が会社の人間の知れるところとなって参りました。 理想としては知れないところで執筆できるのが、最高の環境であり、気兼ねも遠慮もなく、また思慮も特に必要とせず筆を進めることが出来るのですが、いよいよ身内に知れてしまいますと、そうも参りません。 今までは、極端な言い方をすれば「内情の分からない読者」を対象に記述してきたわけですが、身内が読むということは「内情が分かっている読者」が出来てしまうということで、文中で伏せている内容も立ち所にして分かってしまいます。 そして、同時にそれは文中の「真偽」あるいは「正確」の判断すら問題となってしまいます。
実は今日、私の朝一番の出来事は「カメアシ興行紀」にまつわっての事でした。 会社の先輩に呼び出されまして、カメアシ興行紀に記載されていた内容に関しての注意を受けました。 それは、以前に私が当カメアシ興行紀で書いた内容が「真相を伝えていない」というご指摘でした。 ここでは改めてどの日の日記のどの点であるかは記しませんが、ご指摘頂いた内容は、その問題に関わった人々の真相を伝えず、プライドを傷つけ、また沽券に関わる問題であるというものでした。
それはもう仰るとおりの内容でした。 実際のこの日の日記のベースとなる話題は第三者から伝え聞いた話を元にさらに私が多少の脚色して書いています。 この日の日記は、件のポイントとは違った点から少々反響があり、読者の方からメールを頂いたりして好評であったのですが、それは話題に上がっている人々が自分たちとは無関係であるから読み流せる点であります。 しかし内情を知る人間が、…ましてや身内が取りざたされている問題で、且つ真実を伝えきっていないというのでは、立腹されるのは些かの不思議もない事だと言えます。 正直、衝撃的でありました。 日記の内容を厳しく指摘されたことではなく、自分の至らなさ、浅はかさを否応なくも自認し、さらにそれをこの数ヶ月間続けてきたことに対してです。 「お前が日記を書いているのは俺は全然問題ないと思う。でも、書くんやったら真相をちゃんと書いてくれ」 この日記がドキュメンタリである限り、真相を正しく伝えていく努力は必要です。 無論、多くの点でエンターテイメントとしての要素としての「カメアシ興行紀」という位置づけもありましたので、虚構でない誇張や削ぎ落としの脚色などを多く行っています。 しかし、それらは如何ともしがたく、時に真実を表現せず、あるいは虚偽の世界を構築することもあります。 そして、それが身内が身内を見る観点に組み込まれれば、実質的な多くの不利益や問題を創出する原因となってしまいます。
まことに、ノンフィクションの系統とは難しい物で、真相をねじ曲げず、多くの人々に遍く伝え、またエンターテイメントとして送り出すのは相当の才能と技術を要します。 しかし残念ながら、また当然のことですが私にはそのような才能も技術も持ち合わせておりません。
実はこのカメアシ興行紀は今年の3月を目処に連載終了する予定でした。 しかしながら、昨今の身内への認知は私の予想以上に今後の日記内容に対して考慮しないといけないことが多く、書く側としても緊張と己への猜疑の中での執筆となりつつあり、ストレス発散の場としてのカメアシ興行紀の存在意義が薄れていくことが予測できます。
今回の件に関しての責任をとる意味も含めて本日の日記を最後にカメアシ興行紀の筆を置かせて頂きたく存じます。 本日まで、小生の拙文・駄文におつきあい頂きまして誠にありがとうございました。 また、当日記を読んで下さって、応援のメールなどを直接下さった皆々様、本当に皆様のお声は私の励みとなり、今日まで頑張ってくることが適いました。 重ね重ね御礼申し上げます。
2月からは新たなコンテンツを皆様の元にお届けできるよう、準備をしております。 新しく始まるACC総合サイトのコンテンツにご期待下さい。
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