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〜カメアシ興行紀〜

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■2003年04月03日(木)  新人研修開始
ご無沙汰しております。あるいは初めまして。
当サイトの管理人;宏哉です。

さて、私も今日まで皆様の温かいご指導を受けまして、この四月より新社会人として世に出る事となりました。
先日、入社式が執り行われまして、また無事に配属辞令を賜りました。
私の仕事はテレビ番組制作の技術職で、中継技術の現場で諸先輩方のご指導を受けながら、今後一人前のカメラマンを目指していきます。

今日は他の新入社員達と社内の各部署を回り、ENG・IT技術などの各署内部の説明を簡単に受けました。
また、中継技術部のガイダンスでは隣町にある技術センターまで赴き、実際に使うHD中継車やハイビジョンカメラ(SONY HDC-900 + 86倍レンズ)を見せていただき、操作もさせていただきました。
流石に3000万円もするカメラを触るのは、おっかなびっくりでしたが、同時に全くの未知の世界との接触でしたので驚嘆と感心の連続でした。

夕方からは、本日決勝を終えた高校野球の中継機材の撤収に借り出されました。
我ら新人にできる仕事は殆ど無かったのですが、トライアックスケーブル 100m x 数本を永遠と巻いたり、ゴミの後始末をしていました。
入社式の時などと違って、直接の上司や先輩になる現場の方々と顔を合わせて、仕事をさせてもらったので、体力よりも精神的に大変緊張し疲れました。

明日は、制作技術のスタジオ見学です。
実際の番組収録の現場をみることが出来るようで、楽しみにしています。

この日記では、私 宏哉がカメラアシスタントから一人前のカメラマンへと成っていく(はず)の足跡を追う物として、可能な限り更新していきたいと思います。
ただ、職業柄……毎日家に帰れるとは限りませんし、また出勤・帰宅時間も不定期なものになっていくと思います(特に私は中継ですので全国各地を回ることとなりそうです)。
温かい目で見守っていてくださると幸いです。

※現在、この日記の設置は暫定的な物です。
 デザイン的な統一も含め、後日体裁を整えていきたく存じます。

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■2003年04月04日(金)  テレビで見たことのある風景。
昨日に引き続き、今日も実際の現場で研修を受けました。
某放送局内のスタジオやサブ、リモート、マスターといった場所を案内され、簡単に部屋や機材の説明をしていただきました。
途中、2:50からのニュース生放送をニュースサブから実際に見学できたのですが、VTRの送出からSW、スーパーまで全て自動化されているのに吃驚しました。
つまり、予め入力しておいたCUEシートに沿ってコンピュータが自動的に作業してくれるのです。
また、こういった5分ほどの短いニュースではスタジオでもカメラマンが入ることなく、サブからリモートコントロールで操作するそうです。加えて、画角などが全てセットされており、ボタン一つで予め定められている方向やアングル、画角にカメラが動くということで、緊急時でも最小限の人数でニュースが流されるようになっていました。(ニュース支援自動放送システム)

さらに、別の放送局に移って今月末オンエア予定の某公開収録番組の収録模様も見学できました。
「テレビで見たことある…」という光景がとても不思議な感じで、実際にセットの中に入り、その中で何故か自己紹介を現場のスタッフの方々にしたりしました……(汗
スタジオカメラ(デカカメ)も操作することが出来、初めてペデスタルに乗ったカメラを触りました。本当になめらかな動きが出来、カスタマイズもカメラマンや収録スタイルに合わせて様々に可能で、であるからこそカメラマンの腕前やセンスが遺憾なく発揮できるという事ですが、逆にカメラの所為に絶対出来ないために、カメラマンの技量が露見するわけです。
見ているだけでも、ズームデマンドでズームをしてピタリと適切なサイズで止めるのは、相当の訓練が要りそうだ、と思いました。

また、昨日と同様に現場の諸先輩方と多く接する機会があり、特に年配の方々からは様々に新人の心得、業界での心得、といったものを説いていただき勉強させていただきました。
まだまだ不安と期待が入り交じる日々が続きそうです。

なお、今日までは研修といってもガイダンス(説明だけ)でしたが、漸く来週から勤務表(シフト)に沿って動く事になりました。
日・月曜日が休みで、火曜日から早速、収録現場で働くことになります。
現場には良い人も悪い人も居るとのこと。その中でフィーリングの合う人を見つけてついて行き、良いところだけをいろんな人から盗んで、先輩に追いつき追い越していけ……そう仰っていたことを念頭に置いてカメアシ一日目に挑みたいと思います。

追記:3月末は会社からの連絡で、高校野球のアルバイトに甲子園まで行っていたのですが、その時のお給料が入りました。
 その際に同期になる他の新入社員とも交流でき、また先輩社員の方々と顔を合わせることが出来て良かったです。
 なお、バイト内容は庶務とビデオテープのリワインド&消去、その他諸々でした。

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■2003年04月05日(土)  休日返上……という程のものではありませんが。
シフト表の上では、驚いたことに土・日・月と三連休を頂いていました(来週の土曜日は出勤になっているので)。
しかし、我が社は現在引っ越し計画の真っ最中だそうで、その手伝いとして今日は昼から会社に赴きました。
引っ越しといっても新社屋があるわけではなく、また今日の仕事は現社屋内部の不要な粗大ゴミを運び出すというだけですが、関係部署の人間だけでは人手が全く足りないので新人が呼ばれることとなったのです。
また、現在は中継技術センターが少々支社社屋から離れた場所にあるのですが、それをこの四月中旬頃から順次移転させ支社周辺に中継車の駐車場も作り、現場とデスクの有機的な繋がりを作るとのこと。
どうも私の一番はじめの大仕事は、引っ越しの手伝いとなることは間違いないようです。

加えて、社屋内でもフロアーの入れ替えや間取りの転換などを図り、さらに合理化、効率化を図るそうで、今日の荷物の運び出しはその一環であったようです。

今日の作業そのものは4時間ほどで終わり、その後はどこからともなくビールとお摘みが現れ、会議室内で新人も含めて一服、談笑。
思えばその会議室は、就職試験の時に面接の順番を待っていた部屋だったので、誰からともなく去年の面接試験の話へ。結局話をしていても、皆どうして自分が合格したのか全く持って分からない……という結論だけが残りました(汗
その他にも色々と面白い話が聞けましたので、今日も大変に勉強になりました。

とりあえず明日、明後日はお休みです。

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■2003年04月08日(火)  現場初日。
十分に休養し、今日はいよいよ現場での研修でした。
研修といっても、何かレクチュアーがあったりするわけではなく、早速いきなり現場に放り出されて、周りの諸先輩方の行動を見ながら自分でやるべき仕事を探す所から始まりました。

この放送技術の世界もまだまだ職人気質なところが残っていまして、新人に一々何かを教えて、それを実践させてみる……という手順を必ずしも踏むわけではありません。
極端な話、「●●をやってみろ」と言われて、恐る恐るやってみます。しかし、予め何か予備知識を与えられている訳ではないので、やると大抵は「いや、違うねん。●●を■■しておかんと▲▲が★★なってしまって駄目やろう? だから、●●は■■すると」……という感じでなかなか厳しいものがあります。
私も馬鹿ではありませんので、予め「●●は▼▼するためにあるんだ」と言っておいてもらえると、それをどうすべきか教えられなくても適切な状態にしておく自信はあるのですが、そんなに甘いものではなく、上述のような現場ですので、間違いながら、盗みながら、慣れるしかありません。
学生気分の残り香を早々に断ち切らねば、ついて行けなくなるのは確実です。

今日は、自分と比較的歳の近い現場の先輩にあれこれ確認を取りながら、また見よう見まね、あるいは自分が出来る範囲で必要だと判断したことをこなしていく、という具合で仕事をしました。
そんな中、「まずは、現場の……中継ってどんな仕事なのか、に慣れることからやな。焦らんでも、ええ」と仰って下さった大ベテランのカメラマンが居て下さって、少し安心しました。
やっぱり、現場で自分が役に立っていない(当たり前といえば当たり前ですが)…と思うと気が急いてします。

今日の中継の仕事は、大阪市内にある某ホールを会場(スタジオ)にした公開番組の収録。このホールは特別にテレビ収録用の施設を持っていないので、VTR収録のために中継技術部が担当しているそうです。
一口に中継と言いますが、生中継だけが中継技術部の仕事ではなく、サブ(副調整室)やVTR機材が予め用意されていないロケーションであれば、中継車ごと機材を移動し、セッティングし、VTR収録するのも中継の仕事です。
撤収終了後お話を伺っていると、今回の中継は一番簡単なパターンだそうで、実際のところ、4カメ編成で中継車からカメラまで100メートルもないセッティングでした。流石に現場初日の私ですからシフター(仕事のシフトを決める人)さんも十分に考慮して下さっているようです。

明日は野球中継に割り振られています。
午後に現場入りなので試合はナイター中継になると思われます。
とにかくも今は、一日も早く現場に慣れるよう奮闘するのみです。

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■2003年04月09日(水)  野球中継の裏側。
今日は昼からの出勤。
プロ野球の中継・収録の仕事です。
中継の仕事で一番多いのは、やはり野球などのスポーツ中継。
野球をはじめゴルフやプロレスなど多岐にわたり中継しています。

今日の私の仕事は「見学」。
試合中は音声車のMIXERさんの後ろで、大人しく収録されている画面を見ながらとインカムでのやりとりを聞いている…という事でした。
試合の前は、私の次に若いという先輩に球場内の機材やパッチ板、台車などの在処を案内してもらい、また様々な注意事項もレクチュアしてもらいました。
う〜む、これだけでも覚える事がいっぱいです。
SD/HDで出すときの違いや、民放各社の共同配線箱と専用回線などの使い方など色々と気をつけないといけないことがあります。
特に共同配線箱は、各局が立ち上げをつないでいるので、誤って他局のケーブルを引き抜くと放送事故どころではありません。
実際に以前、某局のスタッフが自局の中継が終わったので撤収作業をしていた際に、まだ中継を出している他局のケーブルを配線箱から抜いてしまい大変な事になったそうです。
「どれを抜いて良いか分からなかったら分かる人間に必ず聞け」と言われたので、間違いなく聞くと思います。誤った時のことを考えるだけで恐ろしいです。


さて、少々話は変わりますが、私の趣味はこんなサイトを立ち上げているぐらいですので「映像制作」というのが五指に入るのは間違いないと思います。
しかし、ここで困るのは会社の先輩から「趣味は何?」と聞かれる場合でして、なかなかに「映像制作です!」とは答える気になりません。
私自身は、この趣味が特段に仕事に直接役立つとは毛頭思っていません。もちろん何の役にも立たないとも思っていません。単語レベルであれば理解しているものは同期の人間よりも遙かに多いのは事実です。ですから初期の段階でレクチュア中に出てくる単語の理解は早いですし、どういったシステムが動いているのかも大まかではありますが、分かります。
特に予備知識はあるので、それ以上の内容になれば下地がある分、質問もしやすくなります。
しかし、放送や技術そのものには素人以外の何者でもないので、結果に直接結びつかない知識だけでは、役に立たないのは私が改めて言うことでもありません。
ですから、現場では自分の第一趣味を「映像制作」とはしていません。自分が弁えているつもりでも、相手に誤解されればそれは損ですので……。

実は、就職活動中も「自己PR」や「学生時代に一番力を入れたこと」といった質問に「映像制作」という内容で返したことは一度もありませんでした。
就職活動は主に映像・放送業種ばかりを受けていて、その他の一般企業との比率は6:1ぐらいになります。
放送映像業界を志望する人間のうち、ある程度は映像制作を学生時代に経験したことのある人間です。その中で自分が映像制作をしていたことを主張しても大して「強み」にはならず、むしろその他多数に埋没してしまいます。
また、相手はプロですから中途半端な事を言って、それに質問を突きつけられても十分な答えを出せない可能性もあります。
ですから、私は極力「映像制作」のことは話題から避けて、別の強みを全面に押し出して就職活動を行っていました。
ちなみに、放送業界では埋没してしまう「映像制作」の話ですが、逆に一般企業では大いに目立ちます。私は大学では経済学を専攻していましたので(?)、保険会社や電機企業の総合職なども受けましたが、そういった面接の場で映像制作の話をすると注目を集めます。
放送業界を目指していた友人とも話していましたが、放送業界では当たり前のような意見でも、一歩外の業界では大変に珍しい意見として捉えられた……ということが多かったです。何の予備知識もない業種を受けても、そんな訳で、なんとなく3次面接あたりまで進めました。逆になんの予備知識もないので大抵は3次面接で落とされました(笑

ちなみに、会社の先輩に趣味を聞かれた場合ですが、嘘を言うわけにはいきませんので、3番目ぐらいの趣味……として「映像制作」を挙げています。
でも、結局はその「映像制作」に食らい付いてこられるので、あまり優先順位は意味がないようです。
誤解が無ければいいのですが…、どうしたものでしょう。

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■2003年04月10日(木)  撤収。

bvp-900a.jpg 300×204 23K今日も野球のナイターのお仕事。
……と言っても、私に何か特別に仕事があるわけではなく、試合中はバックネット裏の放送席の隣でずっと試合観戦。
今日から研修でとしてではなく、「カメアシ」で扱う……という事でしたが、今までと特に変わることはなく、ただ今まで以上にカメラの事やその周辺の準備について少々教えて頂いたぐらいでした。

そして撤収作業。
ここで漸く私の仕事が生まれます。
しかしながら、なかなか何をしてよいのか分かりません。
たとえば、撤収ではカメラを三脚から外したりするのですが、実は取り付け方も外し方も教わってはいないので、外したくても怖くて外せません。ちなみに使っているカメラはBVP-900(SONY)。とてもではありませんが、怖くて外せません。
私に出来る事と言えば、抜かれたケーブルを8の字巻きしたり、収納された機器を運んだりする程度です。
ですから、逆に機材がバラされないと出来ることが無く、そしてそれは少々不安になります。
もちろん自分から進んで仕事を探して、こなしていこう……とはしているのですが、空回り…。私に出来るような仕事というのは先輩方が素早く手際よくやり終えていますし、残っている仕事というのは私に出来ることがないものばかり…。
そして、手伝いあぐねていると、「つっ立ってんと、手伝わんか!」と叱られます。そこで漸く自分の出来ることが分かる……というプロセスの繰り返し。
肉体的には疲れないのですが、精神的に疲れます……以前もこんな事書いてましたっけ?
そんな話を、中継の同期生と一緒に帰りの電車内で話していたのですが、共感を得てもらえました(笑

私のすぐ上の先輩は、若いのに大変優秀なカメラマンで、ベテランのカメラマンの方々も「○○(先輩の名前)は凄い」「やつの画にはキレがある」と一目置かれておられる方です。
そんな方に色々と教えを請うているのですが、強面で指導も結構怖い方です。
「分からなかったら聞け」とよく仰って下さいますが、マシンガンのように矢継ぎ早に説明された内容は、一回きりで覚えてしまわないといけない感じです。なぜなら、二度聞いたら怒られそうな雰囲気だからです。
実際は、そんな事もないのですが、しかし……やっぱりちょっと怖い雰囲気なので、出来る限り一度言われたことは一度で覚えてしまおうと奮闘しています。
そちらのほうが自分の為になりますしね。

今日は、何度か叱咤を受けながら仕事をこなしました。
試合が早く終わったので、10時には撤収終了。
「お疲れさまでした〜」の声を皆さんに掛けて、帰路につきました。

なお、明日・明後日はお休みを頂いています。

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■2003年04月13日(日)20:36  そして、引っ越しが始まる。(今日はとりとめのない日記で)
今日は、社内の引っ越し作業。
IT/CG部門と編集センターがフロアーを入れ替え、総務部なども間取りチェンジ。
朝の10時から早速荷物を運び出します。
IT部門のスペースはそれほど広くは無いはずなのに……出るわ出るわ、荷物の山です。PCやその周辺機器が多いのですが、プログラムの本やソフトウェアに付属していたマニュアルなども豊富。
ちょっと頭の悪いエレベータを2本使ってフロアー間を移動しますが…運んでも運んでも荷物が減りません。

途中、昼食を挟んで午後からもフル稼働。
いい加減運び出す荷物が無くなれば、今度は運び込む段階へ。
バラしたスチールラックを組み立てたり配線をし直したりと、埃っぽい部屋に十数人がひしめき合います。

一方、総務部ではパーテーションがしきり直され、さらに配線は通信系だけでなく電気系統にまで及びます。
何を見込まれたのか、私に電気系のパーツを大阪日本橋まで買い出しに行くよう命じられ、ひとっ走り。(一番手が空いていそう…というのが本当の所でしょうけど…)

終わったのは17時前後。
あとは、個々人が仕事に応じて使いやすい環境を作っていくだけですので、まだちょっとごちゃごちゃしていますが明日からの業務には差し支えがないまでになりまいた。

さて、明日は新しく入る中継車のお披露目があるそうです。
このご時世ですから、HD中継車でしょうか。
今後私のカメラマン人生(予)と共に歩むことになる車ですので、しっかりと拝見してくる所存です。

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■2003年04月14日(月)  ちょっとアルコール入ってますが、お気になさらずに。
さて、今日は朝から中継車のお披露目。
新しい中継車が、大阪に入るのかと思えば、どうやら東京の中継車が営業で大阪にやって来て、「当社はこんな中継車とカメラ機材を持っていますので、お仕事下さい」という内覧会(?)の為に今日・明日と在阪するようです。
しかし、流石に新車、新内装。床も壁も機材も凄く綺麗でした。
そして、100倍ズームレンズをつけたHDカメラも紹介。
他にもHDC900などを出して、スイッチャのテストなども行われていたようです。

そんな中での今日の私の仕事は「カメラ番」。
音の響きとしては「カメラマン」に近いのですが、「マン」ではなく「番」ですので出されたカメラを見張っている…という役です。
しかしながら、先輩が仰るには「カメラの練習をしていても良い」ということでしたので、ずっとカメラを振って練習のようなことをしてました。
今日、主に練習で使っていたカメラは HDC-900 に86倍レンズの MJ86x 9.3B をつけたデカカメ。
一通りの使い方は以前にレクチャして頂いていたので、室内で撮る物も限られていましたが、スイッシュパンや、ピントを瞬時に合わせる練習をしていました。
流石に難しいですね。 まだハンディーカメラですと感覚がつかめるのですが(といっても下手ですが…)、デカカメはまだまだ身体から遠く離れた所にある感覚ですので、思い通りに行きません(まぁ…当たり前ですよね…。)
これからの毎日の訓練を頑張る他ありません。

残りの時間は、内覧会に来られた方や社内のカメラとは関係ない部署の方にカメラの簡単な説明をすることもありました。
今日出していたカメラは3台あって、2台はHDC-900、あと1台はHDC-950(写真)で、そのうちHDC-900を1台とHDC-950が屋内に並べて置かれていました。
そのため、900と950の違いを訊ねてこられる方がいらっしゃったので、僭越ながら何度か私がご説明申し上げる機会がありました。
先輩がそばにいらっしゃらなかったこともあったり、また、いらっしゃる傍でも説明していましたが特につっこみや訂正や、お叱りもなかったので、まぁ大体合っていたのでしょうか…(おいおい)

特にビューファインダーの違いに感心をもたれる方が多かったです。
900はカラービューファインダなのですが、950はハンディカメラなので(?)お馴染みのモノクロのファインダー。
その違いや、特性などを私の分かる範囲で説明させてもらいました。

内覧会が終わった後は、引っ越し手伝いでした。
これがまた……疲れました。
17:30に内覧会の片づけが終わって、それから営業部とデスクの引っ越し作業を手伝いました。
なんというか…なし崩し的に手伝ったと言う感じで、いつ帰って良いものか……と思っているうちに21時。
相変わらず頭の悪いエレベータを2台つかって、フロア間を移動。
特に今日は机とロッカーが多くて、移動が大変でした。
引っ越しが無事に終わって、簡単にビールで乾杯。
他部署の方々と交流が出来て大変に良い機会でした。

さてはて、明日も引っ越し準備です。
ようやく中継部の引っ越しの段階に入りまして、明日から徐々に動き始めます。

ということで、本日はお疲れ様でした〜。
950.jpg 300×168 21K

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■2003年04月15日(火)  体育会系……かぁ。
さて、昨日よりも沢山アルコールの入っている私ですが、お気になさらずおつきあい下さい。

今日も朝から引っ越しでした。
漸く今日から中継部門の引っ越しが始まりまして、部長を含めて三人ほどで荷物を運びました。今日は、主に機材の乗っているスチールラックをバラして、移転先で組み立てる…という作業に明け暮れました。
中継技術の部長は大変に良い方で、私に無理をしないように何度も気を遣って下さいました。
本当に有り難うございます。

引っ越しが終わった後は、明日からの中継放送の機材の準備などを簡単に手伝いました。漸く、ちゃんとカメアシ的に働いている感じがしていきました(笑)。

そして、仕事が終わった後は主に中継技術の先輩方と呑みに……。
やはり、中継技術は体育会系の世界でして、あまりその方面に馴染みの無い私としては、いささか戸惑います。
そんな私を見かねてか、ある先輩が「俺も、○○も初めはこのノリがしんどかったが、そこで我慢して今のようなノリが出来るようになった。おまえも今はしんどいと思うが、だんだんと慣れていけ」と仰って下さいました。
他にも、色々と新人のこれからの心得などを伝授して頂き、今後の大いなる参考として活用していきたいと思います。

そして…明日も引っ越しです。
この一週間はずっと引っ越作業でして、次の休みは 20日 日曜日の一日だけ。
それが終われば、セッティングの大変なゴルフ中継に割り振られています。

今日はこれにて、二日酔いになっていないことを願って、寝ます。

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■2003年04月17日(木)  生きてますよ。
昨日は日記を更新できず、申し訳ありませんでした。
急な来客があったため、更新すること能わず……。
もっとも、昨日も今日も「引っ越し」手伝いでしたので、書くことはにあまり変化はないのですが……。

引っ越しの話は置いておきまして、最近、痛切に感ずることを少々。
この日記は、順調にいけばいつかはちゃんとしたカメアシになり、そしてさらにカメラマンになっていく…はずの管理人;宏哉の日々が語られるはずなのですが、それ以前にまず果たしておかないといけないことがあります。
それは全ての職業における大前提「社会人」に成るということです。
何を以て社会人とするか、というのは人それぞれですし一概には言えないことです。そして、また私の中ではまだ確定していない定義でもあります。
ですから、暗中模索でもあり、またそれ故に社会人ではない事を証明しているのですが、とにかくも立派なカメアシになる以前に「社会人」になる必要があるわけです。

実は学生時代において、少々形成に失敗した点がありました。
それは社会人予備軍としての訓練を十分に受けなかったことです。
つまり……バイトです。
学生が社会へ出て行く前に、自分とは世代が違い、明確なあるいは資本主義的な上下関係があり、そして自己責任を育てていく過程に「アルバイト」があると思うのですが、私はこの期間に社会人予備軍入隊が上手くできなかったと考えています。

大学時代は4年間ずっとひたすら家庭教師をやっていたのですが、家庭教師というのは、基本として職場は生徒との一対一の関係で、誰からも特に指図されず、成績が上がれば親御さんには感謝され、短い拘束時間で学生としては高給としていいバイト料が得られるわけです。
もちろん、生徒の将来の一端を担うわけで、責任の無いバイト……という訳ではありませんが、これは上司が居て先輩が居てその下で働く…という環境すれば人間関係的な側面で「温室」と言えます。
そして、ときに温室とは育成する生き物の体質を抵抗力のない弱いものにしてしまいがちです。ですから、おそらく私も弱体化した状態で社会に放り出されているはずなのです。いえ、間違いなく。
加えて、縁もゆかりもない「体育会系の世界」
もはや、学生時代に居た世界とは別世界です。

特に困っているのは、「会話」「話題」です。
これは上述した理由以外にも、性格や趣味が起因するのでしょうが、文化系的世界ですと幾らでも、何時間でもしゃべる続けている私が、現場では仕事の内容を中心とした会話以上の話題へ結びつけられません。
もちろん、まだ相手の趣味趣向を理解しているわけでもありませんし、相手も私を計りかねているわけですから、早々に話題が弾むということは無いのでしょうが、しかし多くの点でこの状態の原因は私にあると確信しているのです。

くだらない事かもしれませんが、今の最大の課題は「(体育会系)世間話が出来るようになること」であると思います。
与えらた仕事をこなすのは当然ですが、さらに円滑な人間関係を形成していくことも今後の成長や集団の中での自分のあり方としては重要です。

明日も、私は現場ではなく「引っ越し」手伝いです。
そこでも多くの先輩方と接します。
挨拶をし、仕事をし、そして自分を知ってもらう会話をする。
私の社会人第一歩目は、まだ踏み出されようとしたばかりなのです。

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■2003年04月18日(金)  もうすぐ引っ越し作業がおわります。
今日も引っ越しです。
昨日は中継部の機材を置くためのラックを運び、組み立て、さらに機材の一部を運び込む…と怒濤の一日でしたが、今日は比較的和やか。
荷物は相変わらず多く重いのですが、今日は各機材を所定の場所へ運び込んでいくだけでしたので、ゆっくり出来る時間も多くあり、結構色々と先輩方とお話をする機会が生まれました。

さて、この週末で事務上の「月」の区切りを迎えます。21日始まりの20日締めなので、そろそろ勤務表に必要事項を書き込んでいかなければなりません。
中継やスタジオ勤務の場合はTD(テクニカルディレクタ)さんが、各人の勤務時間を記入してくださるのですが、社内業務や通勤費は自分で記入しておかないといけません。
特に中継部の場合、現場集合という形を取る場合がありますので、毎日出勤経路が違うということもあります。そのため、現場業務の人間には「定期代」という定額の手当はなく、実費申告による翌月償還となります。(遠方から通う人間は、この点を上手く利用すると……お小遣いが生まれます(笑))

また、今月は私の場合「引っ越し」という社内業務ばかりだったので、出勤/退社時間を自分で記入しておく必要もあります。
上記の交通費と併せて、毎日勤務時間帯を手帳に記してありますので、それを入力していきます。
若干の残業が出ましたが、おおむね定時間勤務。一日だけ休日手当のつく出勤もありました。

今はまだ関係ないのですが「出張」や「深夜」勤務があるとまた新たなチェック項目がありますので、追々入力の仕方を覚えていくつもりです。

あと、どうでもいい話ですが、引っ越しで出たゴミの中に DVW-500シリーズ(古っ!)のカタログがあったので貰って帰りました。
デジベタのフォーマット概要が書かれた「主な仕様」を見てウハウハしております。

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■2003年04月19日(土)  いろいろ貰える。

DSC00085.jpg 200×183 35K終わった………。
長い一週間が終わりました。
明日は久々のお休み。しかし、明日の休みが終われば今月はあと一回しか休みがないはずです。

漸く引っ越しが終わりました。
今日は昨日に引き続き機材庫への機材の運搬の他に社屋内への中継部事務室のOA関連の荷物の運び込みでした。
加えてENG部も機材庫を同じ場所に移したらしく、新しく作られた中継機材庫は機材でいっぱいです。
今日は午後から雨という天気でしたが、特に大きな混乱はなく順調に引っ越し作業が終わりました。

私としては、この機材庫における機材の位置を覚えていけば良いわけで、新人としては順当な苦労をするだけで良いのですが、先輩方は「また一から機材の場所を覚えんとアカンやんけっ!」と少々不満気味。まだ今の時点では機材を中に押し込んだだけ…という側面もありますので今後の運用過程で様々に使いやすく変更がなされていくはずです。
また、その中で私が任せられる仕事スペース(ビニールシートやロープ、各種粘着テープの管理など)も自分にも皆にも使いやすいようにカスタマイズしていくことになりそうです。

さて、社会人としてスタートを切った私ですが、その証の一つとして「保険証」が発行されました。結婚もしていなければ子供も居ませんので、保険証には自分の名前が書かれているだけですが、何か嬉しく思うものがあります。
また、放送局に自由に出入りするための入館PASSも漸く発行され、気分はいよいよ業界人といったところでしょうか(まだ本人に於いては形すら出来ていませんが…)。

あと、引っ越しでゴミが大量に出ましたが、そこからもまた一つ頂戴できる物がありました。マルチプレートです(屋外で肉を焼いたり焼きそばを作ったりするときにつかう調理用鉄板ですね)。
中継部は屋外での仕事が多い所為もあってなのか、「お茶セット」と言われる食事のための備品があります。
鍋、やかん、茶碗はもちろん、ガスボンベにガスコンロ、クーラーボックスや電気ポットも揃っています。
そんな中に、鉄板料理をする際に使うマルチプレートが2枚あったのです。
今回の引っ越しの中で、この「お茶セット」も美品や必須品を除いて盛大に処分される物が出ました。その中の一つがこのマルチプレートで、現場では殆ど使うことが無く、いわゆる「不要」品であり、使用回数も1〜2回という美品です。
捨てると言うことなら、私も色々と目論見がありましたので、頂くことにしました(厳密には、お茶セットを管理していた先輩が「これ要らんから、持って帰って使え」と仰り、それは冗談ではなくかなり本気の目でしたので、有り難く頂くことにしたのです)。
数日すれば実家からカセットコンロが送られてくるので、それを使って料理を楽しむつもりです。

明日はゆっくりと休養をとり、明後日からの仕事のために鋭気を養います。

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■2003年04月21日(月)  今日、運んだケーブルは3kmぐらい?
今日からは漸く引っ越しネタは無くなると思いますが、まだ事後の慌ただしさは拭い切れません。

さて、明日からはゴルフの大規模中継が始まるのですが、今日はその機材準備。
残念ながら私は明日はゴルフ中継には参加しないのですが、準備作業は行います。
何故か今日のお手伝いは音声課の機材準備。音声課は映像課と違い、細々とした機材が沢山あります。大量、長大なケーブル群。20本近いSENNHEISER製ガンマイク。ディレイ装置数機、私には何か分からない機材多々……と言われるがままに機材車へ積み込みます。
何故か自分の所属部署の方々より他部署の方との方が比較的会話が弾む……と、ちょっと戸惑いを覚えながら、音声機材について少々レクチャを乞います。最近の中継は映像信号に様々な処理が施され活用されるために音声よりも遅れて出力されることが大抵だそうです。そのために音声を映像に合わせて遅らせるディレイ装置は必須とのこと。
また、映像(カメラ)の信号は光ケーブルで取り回しが楽になって来たのに、音声はまだ電線が主流だそうで、重くて取り回しがややこしいのが困りもの…とベテランの音声マンが仰っていました。

入社してからもう暫くすると一ヶ月が経つのですが、映像機材やラインに対するレクチャを受ける機会が殆どありません。
それは、引っ越しという一大イベントの為ですが、それにしても同期の連中は現場に出ている回数が私よりも多く、若干現場慣れの度合いが違うのが悔しいです。
明日からは漸く映像の現場に入れます。
球場の大型ビジョンの仕事で、中継車は使わないらしいのですが、これもまたちょっと特殊な仕事なので、色々勉強できそうで楽しみです。

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■2003年04月22日(火)  大正駅の近くの球場でのお仕事。
今日は午後からの出勤。
現地に14時集合。
野球の中継なので試合の長さによって終業時間が変わりますが、今日は2時間台の短い試合となったため、21時半にはあがることが出来ました。
例によって私の仕事は、機材運びとセッティング手伝い(見学に近いですが)。
漸く、カメラのセッティング方法を教えて頂き、手伝う事が出来ました。まだ2、3不明な部分がありますが、それは明日以降追々聞いていきます。

そして試合中は、サブ調整室の後方で見学。
以前の野球中継の際もサブ側で見学でしたが音声車での見学でしたので、スイッチングされた映像を見ながらの見学でしたが、今回は6カメ映像とスイッチング後のマスタ映像、加えてオンエアされている映像などを全て見ることが出来ました。
特に勉強のために注目したのは、それぞれのカメラがそれぞれに何を追っているか…と言う点で、スイッチングで選択されていない時にどういう画を撮っているのか、それぞれのカメラがどういう連携を取っているのかをじっくりと見させて貰いました。

他方で私の場合、野球を初めとするスポーツに疎いので、いわゆる「野球中継の見せ方」というのと、各選手の顔・名前・ポジションなども一から覚えていく必要があります。
また、野球中継の裏側ですが、各カメラやCGなどへの指示の他に、選手に対するヤジも飛んでいます(笑)
つまり、仕事しながら野球ファンをしているわけですが、野球そのものを楽しめなければ、この仕事の半分も楽しめないことになります。野球そのものは好きなのですが、正直同年代の連中と比べて「乗り遅れた」感があったため、あきらめ半分で全く詳しくありません。特定の球団への思い入れもないのです。
まぁ、これからは嫌でも野球とつきあっていくわけで、せっかくですので改めて野球に詳しくなり楽しめるようになっていこうと思います。(少々病んでいる目標ですが…)

明日は、会社に朝7時集合。
ゴルフ中継の準備に入ります。朝早いです……起きられるか不安です。絶対に起きなければならないですけどね…。

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■2003年04月23日(水)  そうか。ゴルフにはアホウドリ…。
本日は朝5時に起きて、出勤準備。
7時に会社に集合して、荷物を積み込みました。
明日からのゴルフ中継のためのセッティング最終日です。
昨日からセッティングは始まっていたらしく、現地には既に各ホールへケーブルが這わされていました。

今日は中継車をゴルフ場内へ入れ、カメラを実際に設置し、回線チェック。
しかし、この中継車入れが大変でした。
マイクロバスでも狭いほどのホール内の道を、大きな中継車が会場の奥の方まで進んでいくわけです。
通常はケーブルを高所へ引っ掛けたりするときに使う「引っ掛棒」を用いて、周囲の松などの樹を押しのけ、ゆっくりゆっくりと進んでいきます。
さらに、ゴルフ場ならではの約束事ですが、ゴルフをしているプレーヤがボールを打つ瞬間は大きな音を立てたりしてはいけないので、一時的に中継車をストップさせます。周囲の人間も、歩みを止め、ボールがどこへ飛んでいくかを見守ります。
そして20分ほど掛けて所定の位置へ中継車を移動させました。

中継車が入れば、既にケーブルが這わせてある状況でしたので“出先(回線のカメラ側)”をカメラに繋いでいきます。
そして、お昼休みをとったら回線チェックに入ります。
カメラマンの先輩についてグリーン(G)とグリーンサイド(GS)のカメラチェックへ同行。
チェックの順番が回ってくるまで時間がありましたので、カメラについての細かなレクチャを受けました。
レクチャ後、「他のカメラを確認してくる」とその先輩はその場を離れられ、「練習しておいていいぞ」と仰ってくださったので、アマチュアゴルファーを被写体にズーム棒でのズーミング、フォーカス合わせの練習。
えぇ…まったく上手くいきませんとも!
また、打ち上げられたボールを追うという「スポーツカメラマン」の技法が如何なる難度かを味わってみたく、実際にボールを追ってみましたが………サッパリです。元々やったこと無いので下手も最下限ですし、またVEさんがついてくれていないので、アイリスも開き放しで、雲と重なって全くボールの所在が分かりません。カメラと自分の向きの連携も掴めていませんから、ファインダーを覗かずにボールを追う……などという芸当は絶対に出来ません。

そして、暫く練習しているとインカムに「○番ホール GSさん。カメラチェックに入ります」と、いきなりカメラチェックの順番が回ってきました。
おぉぉぉぉぉ……ちょっと待ってくださいな。私はそんなつもりでこのカメラの前に立っているわけではないのですぞ…。周りを見渡すも先輩はいらっしゃいません。
しかし、TD/SW/VEさんはそれぞれ忙しく、そんなことに構ってくれません。
インカム越しに先ほどのカメラの先輩の声が聞こえ「○○(私の名字)、分かるか?」と聞いてこられたので、慌ててさっき教わったインカムのマイクスイッチを入れ、「や、やってみます。宜しくお願いします」と私は返します。

TD:「タリー」
私:「タリー、赤。来てます」
TD:「リターン1」
私:「えっと、リターン1」
TD:「自分の画が来てるか?」
私:「……あ、はい。リターン1大丈夫です」
TD:「リターン2」
私:「リターン2…。えっと、どこかの……」
TD:「○番ホールのバックティー(BT)の画か?」
私:「はい。そうです」
TD:「OK。以上」
私:「はい。ありがとうございます」

ドキドキドキ。
こうやって書いてみると馬鹿みたいに単純な遣り取りですが、今し方、教えられたばかりの各種機能説明をフルに復習させて貰いました。

その後も5分間ぐらいカメラの練習をしてからその場を離れて、中継車へ。
中継車の隣に立てられている機材テントでは、ハンディカメラの準備が着々とされており、私も他のCAさんに色々教わりながら、自分の出来る仕事をさせて貰いました。
途中、三脚とフネ(三脚アダプター)と乗せるカメラが全く一致していない……というトラブルもあり、カメラマンはCAのリーダーを叱って居られましたが、もう一度ゼロからチェックをやり直す、ということで何とか混乱は収まりました。

結局、セッティングを終え、社に帰ったのが16時。
その後も、色々と作業を手伝い、終業したのは18:30でした。

※蛇足の用語解説:
TD:テクニカルディレクター。その現場の技術担当で一番偉い人。何でも知っている。
SW:スイッチャー。各カメラの映像をスイッチングする人。うちの会社ではカメラマン上がりで成る人が殆ど。
VE:ビデオエンジニア。カメラの画質などの調整をする人。アイリスやホワイトバランスなどをリアルタイムに調整しくれる。
タリー:録画中やスイッチングで自分の画がマスターに乗っているときに点灯するランプ。状況によって赤と緑色がある。
リターン:「送り返し」とも言うが、我が社では「リターン」。マスターに乗っている画や、他のカメラが撮っている映像を自分のカメラのファインダーで確認できる。マルチカメラの際は必須。

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■2003年04月24日(木)  早くスタッフ用レインコートが欲しいですよ。
外のお仕事で、雨の日…というのは色々と面倒くさいですね。

今日は、F球場の中継下見。
今回の下見は一番簡単な部類で、各立ち上げとカメラヘッドとCCUを繋いで、回線が正常か確認するだけ。
F球場はドーム球場ではありませんので、カメラにレインジャケットを着せ、我々も雨合羽を纏い、小雨の降る最中、球場内の6カ所ほどを回って、実際にカメラを繋いで画が出るか、コントロールが出来るかをチェックします。
プロデューサーとの打ち合わせが終わった後、早速球場内へ。
初めの一カ所だけはベテランのカメラマンがチェックを行い、そのやり方を私に指導してくださいましたので、その後は私が立ち上げからケーブルをカメラに繋いで、カメラヘッドの電源をオンにして、正常に画が出るか確認しました。

今日はそれだけだったのですが、ゴルフ中継や立ち上げが完備されていない球場などでは、カメラの位置を決め、中継車からカメラまでの距離を測り必要なケーブル長を割り出したりもします。
そこへ音声関連の下見も入ると状況は大分ややこしくなるのでしょうね。

今日は移動時間の方が長くて、車中では色々な話を聞くことが出来ました。
他の仕事の話や、社内の人間関係、パチンコの話など。…… 1日で32万円擂った話などには閉口しましたが…。
仕事以外にも色々と教えて頂けるのも楽しみです。


さて、ここ一ヶ月ほど色んな方から指導を頂いていますが、やはり皆さんそれぞれ細かな点では教え方、やり方が違いますね。
最終的な目的は同じですから、プロセスはそれぞれで、その中から自分に見合ったやり方を探していけばいいわけです。
今日も一つ、とある作業で自分に見合ったやり方を発見しました。

毎日、自分の未熟さをイヤと言うほど実感し凹みまくっていますが、同時に良い先輩方が沢山いらっしゃる事も分かってきました。
明日は野球中継です。がんばります。

※蛇足の用語解説:
立ち上げ:信号配分盤(箱)のこと……かな。球場内に予め信号回線が敷設されている場合、カメラが設置される近くに局や配給元毎の信号接続用の箱がある。
CCU:カメラコントロールユニット。カメラの画質を調整する機械で、この装置でVEさんがアイリスやホワイトバランスなどを調整する。通常は中継車に常載されている。



※お知らせ※
この日記は NTT DoCoMo の i-Mode からも閲覧可能です。
アクセスは、 http://www.acc96.com/i から。
i-Mode版では、日記を一日単位で表示します。

ただし、基本的な閲覧はPCで行うことを前提としておりますので、i-Modeでの受信では相当のパケット量が転送されます。
なお、画像は表示されません。

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■2003年04月25日(金)  給与収入金額−給与所得控除額=給与所得
今日はこの日記、16時過ぎに書いています。
今日の出勤は9時。一般的ですよね。
しかし、解散は3時半過ぎ。いつもよりも圧倒的に早いです。

今日は京都のN球場でのプロ野球中継。
しかし、朝から天気は曇模様。
機材庫出発前から、「今日は(試合)中止かな……」などと色々と予測が飛び交いましたが、結局出発。
移動中の車内でも「セッティングが終わって、2〜3回戦あたりで ドバーッ と雨が降ってきて5回コールドゲーム。そして我々は雨の降りしきる中、必死で撤収……」という最悪のシナリオも描かれていました。

11時過ぎ。球場へ到着します。
到着後すぐに昼食タイムに入り、12時にセッティング開始。
このN球場……どうやら立ち上げがないらしく、トライアキシャルケーブルを球場周辺を引き回す必要がありました。
バックスクリーンからバックネット裏側につけられた中継車まで300m(150mx2)近いケーブルを1カメ、スーパースローカメラ、ホームランカメラと3台分引く必要があります。(バックスクリーン側だけで)
空も晴れてきて日差しが差し込み、湿った空気の中、皆が汗をかきながら……私は150mトライケーブルを両肩に2本運びながら……いよいよ準備も8割方終了か、と言うときに…「中止です」と現場の人間に連絡が入りました。

「なんやねん! それはっ!」現場は大ブーイング。
どうも、もうちょっと前から中止は決定していたらしく、現場の方へ連絡が回ってきていなかったという不手際があったようで、現場の責任者は怒り心頭。
結局、その段階ですぐに「撤収作業」へ。午後13時の話。
折角組み上げたカメラをバラし、イントレから機材を下ろし、張ったケーブルを巻いていきます。
撤収終了が13:30過ぎで、会社帰還が15時。解散が15:30で、今に至ります。

1からのセッティング…というのは今回が初めてでしたので、私には良い機会でしたのに残念です。
しかし今日は結構色んな方に私を使って頂きましたので、沢山仕事が出来ました。


さて、今日は「お給料日」。
そうです、初任給というヤツです!!
今日は早く上がれましたので早速銀行へ行って通帳記入を…。

…………、うお……こんなもんかい…(汗
うぅ〜ん。贅沢にも不満げに通帳を眺めます。
自転車で帰路につき、疲れた頭で今後の生活設計を行います。
自転車を走らせて1分ほど経過した時、「あ、違うわ……可処分所得がこれだけか。いやいや……ほな、十分ですわ」と一人納得。当初、順調に頭が回っていなかった様子。
まだ1年目ですから住民税などはかからないわけですが、自由に出来る金額がこれだけあれば問題ありません。
今月は残業が殆ど無かったので、ここに残業が入ってくると結構な給与額になります(ちなみに、私の勤める会社は残業手当は全額支給されます。ドラマなどに配属された方は月の残業が200時間近くしますが、それも手当全額支給です。当たり前と言えば当たり前なのですが、残業必至のこの業界では嬉しい待遇です。)

さぁ、初任給と言えば両親への感謝の気持ちを込めた何かを送りたくなります。
何を送ろうか、ずっと迷っていますけど…。


※蛇足の用語解説:
トライアキシャルケーブル:現場では「トライ」。Triaxial Cable。二重シールドの同軸ケーブルで、それなりに重い。これ一本で、カメラから映像を送り、CCUからコントロールが出来、リターン映像も見られる。
イントレ:カメラ位置を高くするときに使う組み立て式の台。古典映画「イントレランス」で櫓式の撮影台を使って画期的なハイポジション撮影を行った事が語源。

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■2003年04月27日(日)  ゴールデンウィーク? 何それ? 食い物?
昨日はお休みでした。
ですから、久々に実家に帰りまして、また偶然にも大学の「新勧祭(新入生歓迎式典)」があったため、(学内)放送局の後輩達の奮闘ぶりを見に、一ヶ月半ぶりに大学へ。
考えてみれば、この時期は後輩達の就職活動の真っ最中。まだ内定が出ない者、既に大学に残ることを決めた者……いろいろです。
アドバイスを求められたり、今の仕事についてあれこれ質問もされ、愚痴半分で語ってきました。

さて、今日はK球場でのプロ野球中継。
日曜日ですから、日中からプレーボールなんですね? 今まで全然気にしていませんでしたよ、野球の時間とかって。どちらかというと夜21時を回って、番組が押されて……予約録画が!! という嫌な思い出しかないので、私的に新たな発見です。
朝8時に機材庫集合で、9時前には球場へ。
K球場は立ち上げが全て完備されているのでセッティングはすぐに終わります。
しかし、一方で今日の中継はカメラの台数が大変に多い…。
センター x2 / 一塁カメラ席 x1 /三塁カメラ席 x1 / ネット裏 x1 /
レフトホームラン x1 / ブルペン x1 / アルプススタジオ x2 /
一塁アルプス x1 / インタビュー x1 / 天井カメラ x1
と、合計12カメ。
巨人vs阪神戦に匹敵する台数だそうです。
ですからスタッフも多く、車も中継車以外にスタッフ移動用にレンタカーを2台借りています。また、バイトなどのカメアシは現地集合ですし音声も別車ですから、中継車の周りは人だらけ、車だらけ。

さて、そろそろ私もだんだん手際が分かるようになってきました。
まだまだまごついてはいますが、自分で出来る、あるいは遣らないといけない仕事が見えてきました。
今日は私を含めるとカメアシが5名居ましたが、先輩カメラマンに「今日のカメラ番とカメ調(カメラ調整)の連絡をお前のケータイに連絡するから、アシ全員に連絡して分担しておけよ」と“社員カメアシ”らしい仕事の第一歩を仰せつかりました。
勿論まだまだ上手くできない部分はあるので、先輩カメアシの方々にお世話になりまくりましたが、結果としては上々。
カメラ番から昼飯交代、カメ調まで時間通りに完遂することができました。

そして、今日は漸く初めての「カメラの隣での」本番観戦。
いままでは中継本番中は中継車かサブかスタジアム内でも放送席の近く…で、カメラマンの動きがよく分かりませんでしたが、今日は正に真横。
カメラマンが何を撮っているのか? どう動いているのかをじっくり見てきました。
実際の画角がどうなっているのかは(モニタがないので)分かりませんでしたが、どういう戦況の時に何を撮っているかはばっちり確認できました(今日、傍に付かせてもらった2カメに限っての話ですけど…)
カメラマンは試合の3時間あまりを立ちっぱなしで、もちろんトイレなども行けません。
先日、ゴルフの準備をしていた時に先輩カメアシさんから伺った話では、ある若手カメラマンは6メートルイントレの上で6時間、トイレも行かず、ずっとゴルフの撮影をしていたそうです。
プロとは斯くあるべきや……と驚嘆です。

試合は、一般的な時間で進行し、5時過ぎに試合終了→撤収。
帰社するも、ゴルフ中継組と機材の片づけが機材庫で鉢合わせになって、少々ごたつきましたが19時過ぎには上がることができました。

明日はお休みです。
録りためたビデオを鑑賞しつつ、ゆっくりと休暇を楽しみます。

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■2003年04月29日(火)  みどりの日
今日は「みどりの日」
それにちなんで環境番組をオンエアする局もあったようで、今日はその中継のお仕事。
久しぶりにスポーツ以外の中継に入りました。

朝7時、機材庫集合。
やっぱり眠いです。
積み込む機材は大して多くもなく、積み込みはすぐに終了。
公開ステージイベントの中継を担当する班に割り当てられました。

今日の番組は、午前中から夜までの長時間生番組。
各地の中継と局内スタジオを結んで、環境に対する取り組みを取り扱います。
各地への中継は時折入る…という程度ですので、拘束時間に対して実質的な仕事時間は短いのですが、まぁ「待つのも仕事」と言うことで、その間はカメラ番などをします。

カメアシとしての仕事は、いつもは荷物を運ぶばかり、ケーブルを張るばかり…でしたが、今日は動き回るカメラマンの後ろでケーブルを裁く…という仕事もありで、これがまた難しい。特に、今までうまいCAさんがずっと付いていたわけですから、ひよっこの私ではカメラマンの早い動きに十分に付いていけません……。
叱咤も受けながら、スサササササ………スサササササ………と右往左往。

また、私たちが担当した公開ステージは50インチ程のプラズマモニタも出されており、中継以外の時間はそのモニタにステージや会場の様子が映し出されます。
そして、チャンスが回ってきたのが午後。
「おい、○○(私の名前)。4カメが空いているから、カメラしてこい。」
ということで、会場後ろのセンターカメラ一台を途中から担当することになりました。
まぁ、オンエアされるわけでもないですし、映し出されるのは会場のモニタだけですので、またステージ場では動く被写体がありますので練習としては打って付けだったのでしょう。

私は喜び勇んで4カメへ。
インカムを付け、三脚のロックを外し、ファインダーの電源を入れ撮影開始。
事実上、入社後初めてのカメラマン(見習い)です。
ハンディ型のカメラではなく所謂「デカカメ」。
ズームシャフトを前後させ、フォーカスはそのシャフトを左右に回転させる…というタイプの大きなカメラ SONY BVP900、 ズームは55倍。
風の強い中、イントレの上でカメラを振ります。
隣には無人の2カメがあり、これは会場の引き画を撮っています。
中継車ではSWさんが、その2台をスイッチングしてくださっているので、指示も受けながらステージ上の出演者を撮ります。

途中からは他のCAさんが隣の2カメを担当されましたので、私と二人でステージの様子を撮影。
リターンでお互いの撮影内容を確認しながら撮影対象や画角を無言の内に分担しますが、何度か画がかぶって……それに気づかず、タリーが来ません(笑
また、SWさんが画を使うタイミングなどを全く仰ってくださらないので、タリーが来た瞬間にカメラを振ってしまう…という事も何度かありました。
う〜ん、難しい…。

私的にはあまり芳しい画を押さえられなかった気がします。
「うおぉ…俺って下手だなぁ…(笑」と思いながら慌てふためきながらの撮影でした。
精進、精進!

中継終了後、撤収。
機材庫へ帰るも、今度は明日の機材の積み込み準備で…結局上がったのは19:30。
12時間30分労働でした。

明日からは名古屋へ出張です。
今度の日曜まで家に帰れません。
そうです、ゴールデンウィークなんて関係ありません。

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■2003年4月30日(水)17:26  あぁ〜、早く寝たい〜。
出張先から失礼します。
只今、愛知県の何処か…。
明日の中継に向けての準備が終わり、宿泊先でこの日記をi-Modeより書いております。

ゴルフ中継の準備は何を置いてもケーブルの引き回しから始まります。400〜500mのケーブルを数本敷設していきます。
その中で私は、来年以降の為にケーブルの経路や継ぎ足されたケーブルの本数など、下見報告書(機材設定書)に明記されていない事を確認し、覚えていきます。
明日から予選が始まり、ローカルチャンネルでのオンエアです。
私は2カメのアシを担当予定。ケーブル裁きの一日となりそうです。

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