#!/usr/local/bin/php 【Next-Zero】『LEDビデオライト“SONY HVL-LBPA”/(企画)アンバーフィルタの組み込み』
 
 


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〜 LEDビデオライト“SONY HVL-LBPA”/(企画)アンバーフィルタの組み込み 〜


(提出日:10/02/28)



■HVL-LBPA のアンバーフィルタ

 HVL-LBPAの標準的な色温度はスペック上“5500K”であり、屋外や蛍光灯下で使用する分には、そのままの色温度でも違和感がない。
 しかし、白熱灯などの下で撮影する場合は、HVL-LBPAの色温度が高すぎる事になり、アンバー色のフィルタを取り付けて、色温度を 3200K程度に落とす必要がある。
 HVL-LBPA には付属品として、アンバーフィルタが同梱されており、そのフィルタをライトの前面に取り付けることで色温度変換を行う。


 しかし、このフィルターは利用の都度、取り付ける必要があり、不要な場合は取り外して何処かに収納しておく必要がある。
 ENGなどでは、色温度の違う場所を行ったり来たりする事が多いので、常に持ち歩かねばならない。
 フィルターそのものは、薄くて小さい物ではあるが、反対にその分、折り曲げ等には弱く、ポケットなどに入れておくと、何かの弾みで折れ曲がったりして場合によっては破断することも考えられる。
 そのため、私は財布の中に忍ばせて、常に持ち歩いている。

 持ち運びにはそれで問題ないのだが、やはりロケで移動撮影をしながら色温度の違う場所になだれ込んだりしていくと、取り付けている時間がない。
 一旦、カメラを肩から降ろし、財布からフィルタを取り出して、ライトの前面に取り付けて、そしてカメラを担ぐ………。
 現場ではこの様な事をしている時間がないことが多い。

 実際、取材中にフィルタを取り付ける時間が無く、色温度 3200K程度の部屋で、5500Kの照明色温度のまま取材を続行したことがある。(プレビューしたところ色に大きな違和感が無かったことは救いだった……)


■アンバーフィルタを組み込む

 HVL-LBPAは、バーンドア風にディフューザや集光レンズが取り付けてあるが、同様なスタイルでアンバーフィルタを入れることが出来ないかと思案した。

 そして、その一つの回答が「集光レンズを取り外してアンバーフィルタを組み込む」というものだ。
 HVL-LBPA の集光レンズは、その使用時は 600lux(1m)という大変に明るい照度をもたらしてくれるが、極めてスポットな光になり、また人物に直接照射することは出来ないような強い光だ。
 実際の使用でも使う機会はほぼ無く、カメラ用バッテリーライトとしては使いどころがあまりない。
 そこで、使用頻度の低い集光レンズを取り外し、その代わりにアンバーフィルタを取り付けてはどうかと考えたのだ。

 まずは、“集光レンズのパーツ”を SONYのサービスから取り寄せる。
 完全に割り切れば、製品に元々付いている集光レンズを分解しても良いのだが、このパーツは分解すると元に戻すことが困難な作りであるため、敢えて別にパーツを用意してそちらを分解して利用することにした。



 集光レンズ部分を、フレームから取り外す。
 接着剤で貼り付けてあるので、慎重に枠から剥がし取っていく。
 フレームが細いので、無理な力を掛けると割れてしまう可能性もある。今回の工作で一番の気を遣う作業だ。


 次に、1.7mm厚の透明プラスチック板を、枠の内形に合わせて切り抜く。


 微調整を繰り返して、ピッタリと枠にはまるようにプラスチック板を成形する。


 さらに、0.2mm厚の透明プラスチック板を追加して、フィルタを挟み込めるようにする。
 こうすることで、フィルタの交換が可能になり、各種アンバーフィルタの他にもカラーフィルタを利用することが出来、照明による演色も可能になる。


 最後に、HVL-LBPA本体にフレームを取り付ければ完成である。


 集光レンズの利用は出来なくなってしまうが、使用頻度の高いアンバーフィルタがワンタッチで使えるのは、より実用的であると思う。
 このギミックであれば、カメラを担いだままアンバーフィルタの取り付け/取り外しが出来、またフィルタの交換にも対応できるなど、利用の幅が一層広がることと思う。



 製品標準のアンバーフィルタの利用に もどかしさを感じて居られる方は、改造に挑戦されてみては如何だろうか?


※関連製品:

         



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