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【Next-Zero】『小学校「デジタル文集」制作記(/ビデオ制作@)』
 
 


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〜 小学校「デジタル文集」制作記 〜


(提出日:04/04/14)


***  デジタルアルバム ***  ビデオ制作@ ***  ビデオ制作A ***  余録:DVD制作 ***



ビデオ制作A(編集〜完成編)


 N氏が到着するまでにやるべき事に必要な素材は揃った。
 まずは、DVStromでキャプチャ作業を行う。
 自動分割キャプチャ機能を使って、素材をある程度取り込んだのだが、ここで私はふと立ち止まった。
 実は今回の編集、予定では大きくHDDを消費する作業を想定していた。
 N氏が到着してからの話だが、彼の生徒へ向けてのメッセージはクロマキー撮影をして、その背景に教室風景などを合成しようと企んでいた。
 そのため、一部のコンポーズ作業を非圧縮AVI環境で行おうと計画していたのである。
 その時、編集用マシンに乗せていたVIDEO用HDDは120GB足らず。
 しかもそのうちの60GB余りが以前作った作品のデータで消費されていた。
 ……確実に足らなくなる。
 そう思った次の瞬間には玄関で靴を履いて、部屋を飛び出し、自転車に飛び乗って、淀川を渡って、Sofmap梅田店に居た。
 時刻は21:00。閉店まで30分。
 私は店内で200GBにするべきか250GBにすべきか延々と悩んでいた。
 お財布と、それぞれのHDDメーカーと相談しながら………。
 そして、螢の光も流れ始め、店内が俄に落日の余光のごとく殷賑を覚える。
 やはり容量で勝負である。
 結局、Maxtor 25OGB を購入。速攻で部屋に帰って、編集用マシンに組み込んだ。
 動作には問題なく、先にキャプチャした一部のデータを canopus「参照AVIファイルマネージャ」を使って新しく買った250GBHDDに移動させ、さらにキャプチャ作業を続けて、手元にあった素材全てを取り込んだ。

 さて、今回の編集用ワークスペースは全て Adobe Premiere Pro で確保する予定であった。
 折角アップデートした Premiere Pro であるが、全く利用しておらず、HDDの肥やしになっていた。Premiere Pro レポートも途中で休止状態であり、状況打破も兼ねての利用である。
 一番利用したかった Premiere Pro の機能はタイムラインのネスト化による編集である。
 厳密にはシーケンスという単位で一つのプロジェクト内に複数のタイムラインを持つことが出来るのだが、今回はパート別にシーケンスを作成してタイムライン編集を行い、そのシーケンスをさらに読み込んで全体構成を行い、必要に応じてパート別シーケンスに戻って微調整を繰り返そう……という計画であった。

Premiere Pro のタイムライン

Premiere Pro のタイムライン。タブを切り替えることで各シーケンスの編集ができる。


 まずは、カット数の多くなる「1人1文字」からである。
 こちらは単純に1文字発声の瞬間をトリミングして、カットとカットの間は短いディゾルブとオーディオクロスフェードで繋いでいった。
 さらにデジカメで撮影した「文字」を Photoshop で補正を行ってから Premiere Pro に読み込み、モーション機能を使って縮小とレイアウトをして、対応したカットに対応した文字が右下にインポーズされるようにしている。
 CD-ROMからの…すなわちパソコン上での閲覧ということで、多少輝度を高めに設定して見やすくするなどした。

 次に、このビデオ尺の大半を占めることになる「思い出朗読」を編集する。
 編集自体は難しい物でも面倒な物でもなく、33人全員の朗読を発表順に繋いでいった。
 ただ、生徒が入れ替わる時のトランジションは少々迷った。
 初めはディゾルブで無難に行こうかとも考えたが、今ひとつしっくり来なかった。
 そこで被写体の動きに注目して、右上から左下に向かってブロック階段状にワイプするトランジションを使うことにした。
 これは、被写体の子どもたちが発表が終わるや否や、直ぐに画面に向かって左下に逃げてしまう行動線を利用したものである。
 このワイプによって、発表し終わった子どもをギリギリまで画面に残すことができ、またスムーズに次の子どもの発表へ移行できていると思う。
 音声はクロスフェードを使って別に掛けており、若干の音声のズリ上げなどを行っている。

ブロックワイプによる場面転換

ブロックワイプによる場面転換。ボーダーライン設定が出来るとなお良かったのだが…。



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 この次の編集が少々面倒であった。
 「長縄跳び」である。
 映像クリップの編集は大して難しい事はなく、先述の通り、通常再生→早送り→通常再生…という構成なのだが、面倒だったのは“跳んだ回数をカウントするテロップ”である。
 画面右下に表示するのだが、これをまず Premiere Pro の Adobe Title Designer を利用して作った。
 この Adobe Title Designer は昨今のノンリニア系タイトラーの中では使いやすさと基本機能の充実ぶりでは随一であるように思う。
 まずは「1の位」を0〜9まで同じ座標で制作する。
 次に「10の位」の0〜9までを「10の位」の位置になるように「1の位」のテロップと合わせながら座標調整し、そして「100の位」は“1”のみを制作した。
 あとは、この数字テロップを跳んでいる回数に合わせてどんどんタイムラインに放り込んでいくだけだ……放り込んでいくだけなのだが、実際に跳んだ回数の“144回”分この作業を繰り返さねばならなかった。
 144個テロップを作るよりは随分マシな作業であるとは思うが、それにしても面倒であった。
 当然早送り部分もカウントしなければならない。
 テロップ制作に当たっては、まだ大阪に来ていないN氏に連絡を取って「クラスカラー」を聞いて色を選んだ。「クラスカラーは緑」という事だったため、デジタル文集に利用する印刷文字やテロップは緑色を中心としたカラーバリエーションで統一した。

 さて、実はこの時点で、問題が発生した。
 異常に Premiere Pro が重くなり始めたのである。
 プロジェクトを読み込むときの遅さは、複数のシーケンスを抱え込んでいるため納得出来なくもないが、この「長縄跳び」シーケンスを展開したり、編集したりする際には大変に処理が遅く、クリップを配置してプレビューをしようとしてもなかなか再生してくれないのである。
 2分前後…再生ボタンを押してから2分ぐらいは平気で待たされた。
 同一プロジェクト内の他のシーケンスに移って操作する場合は問題ないレスポンスであったため、この長縄跳びシーケンスのみの問題であるようだ。
 原因としては大量に配置した数字テロップである様に思う。

長なわとび編集タイムラインの一部

長なわとび編集タイムラインの一部


 また、ネスト化して1プロジェクト内で編集を済ませようとしていたが、どうもこちらの方も処理が遅くなってしまい、実用に耐えないと判断したため、各シーケンスをムービー化してファイルにし、結局 canopus EDIUS ver.1.5 で完成タイムラインの編集を行うことにした。

 なお、この時点でクオリティーコントロールが発生し始めている。
 この長縄跳びのカウントテロップ完成の頃には、既にN氏が大阪入りしており、私の部屋でアルバム制作を始めていた。
 そのため、いよいよN氏を被写体とした撮影・編集を行わなければならない段階に来ており、「長縄跳び」の“03:00;00”までの時間カウントスーパーのインポーズは見送ることにした。


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 編集と並行して、未収録の「N氏の生徒たちへのメッセージ」も収録しなければならない。
 N氏の撮影は、大阪入りした夜から始まった。
 まず私の狭い部屋に大きなグリーンのシートを展開し、クロマキー撮影用のスタジオを俄作りする。
 キーイングに用いたグリーンのシート……と言っても、良い物ではない。
 いや……むしろ酷い代物であった。
 何処にでも売っている様な作業用のグリーンのビニールシートである。
 経験した人なら分かると思うが、この作業用ビニールシートは駄目である。
 何と言っても照り返し部分が多くて、よほど綺麗にシートを展開しないと、折り目や膨らんだ部分が照明を反射して、カメラで撮影すると色情報が失われており、キーとして利用出来ないのである。
 加えて、私はろくな照明を持っていない
 さぁ、ここからは楽しい『超アマチュア クロマキー撮影会』である。
 部屋の電気スタンド(蛍光灯)でメインの明かりを作り、影や照り返しが最小限になるように調整する、次にN氏には3200K前後のビデオライトを向けて、顔色などを良くしビデオライトメインでホワイトバランスを採って収録をした。

 正面バストアップ、斜め俯瞰、フルフレームなど、メッセージシーン毎にカメラアングルやサイズを変えて変化を付けた。
 また、N氏はN氏で衣装替え3回も行い、大変に慌ただしくも楽しい撮影になった。
 クロマキー撮影が終われば、私は早速クロマキー合成作業に入る。
 ところでこの私、実践クロマキー活用は初めての挑戦である。つまり「作品」にクロマキーという手法を導入するのは今回のデジタル文集が初めてとなるのだ。
 だが頭の中ではワークフローが出来上がっていたために、大した混乱は無かった。
 クロマキー合成に必要な編集環境と手法は理解しているつもりであったし、今回のレベルでは基本的に合成素材同士の色調整が不要であったため、入門は打って付けであった。
 実際合成作業を行ってみるとサンプリング構造4:1:1の貧弱さがよく分かった。
 ともかくも輪郭部の抜けがすこぶる悪いのである。
 微調整を繰り返し、被写体輪郭を優先に何とか視聴に耐えられるレベルまで漕ぎ着けたと思う。
 合成環境を非圧縮にしたのは、1〜2段階のマスク作業を行うことになると分かっていたからである。
 どういう事かというと、次の画を観て貰えば分かるが、狭い私の部屋である。この部屋でフルフレームのクロマキー合成を行おうとすると、シートの面積の関係もあって絶対に不要な物が画面に見切れるのである。
 そのため、見切れ部分を別途マスキングして、それから合成作業に入ろうと考えていた。

クロマキー撮影の様子

被写体の全身撮影がギリギリであった。その周辺は有象無象。


 また、グリーンシートの質の悪さも承知していたため、撮影段階の照明調整などで取りきれない照り返しなどもマスクなどを利用して隠してしまおうと企んでいた。
 その度にデコードとエンコードを繰り返せばさらに抜けの悪いキーイング素材が出来てしまうと思い、最終合成直前までは非圧縮AVI下で作業をする計画であったのである。
 こちらのマスキング作業は、Premiere Pro で行った。
 というのも、マスキングの一部はカメラの動きに合わせて移動・拡縮を行うのだが、それが EDIUS上では実現出来ないため、After Effects と同等のモーション機能を備える Premiere Pro を利用した。
 そのマスキングの結果も非圧縮AVIで出力し、最終的な合成作業は EDIUS ver.1.5 で行っている。

マスキング作業の結果

(左)オリジナル素材・(中)マスキング作業後・(右)合成作業後



 EDIUS を利用したのは、やはり環境が安定しているのと、DVStromを利用するに際してはレスポンスが確実であるからである。
 また、canpus DV codec を使ってムービー化作業を行う場合は、EDIUS で行った方が圧倒的に速かった。

 この様にしてグリーンバック合成を行ったのだが、さてどうして今回の編集ではクロマキー合成を導入したのかご理解いただけるだろうか?
 撮影も編集もそうだが、後で他人が観て「どうして、そのように撮ったの?(/編集したの?)」と理由を尋ねられたときに答えられないような事はしてはならないと考える。
 カットのつなぎや構成、BGMはもちろんのこと“テロップ”にしても“トランジション”にしても“エフェクト”にしてもである。
 例えば、「何故このシーンでこのトランジションによる場面転換にしているのか?」 これが明確に出来ないのならばトランジションなど使うべきではない。

 今回のクロマキー合成にしても勿論明確な理由がある。
 このキー合成によるシーンの構成により、情報の高密度化を実現できると践んだからである。
 つまりはこういうことである。
 まず、このシーンはN氏の生徒達へのメッセージである。
 であるから、N氏の声が入っているのは当然の事である。 ………(情報@)
 次に、長尺に出来ない作品の性格上、短い時間枠で出来るだけ2年生だった子どもたちの日常を詰め込みたいと考えた。
 そうなると、漫然と日常風景を流すのでは“サマ”にならない。そこで彼のメッセージは同時にこの一年の回想とも重なると理解し、このメッセージシーンに生徒の日常映像を入れる事にした。 ………(情報A)
 そして、やはりメッセージを伝えようとするN氏自身の肖像が無ければ、伝わるものも伝わらない。
 彼の子どもたちに向けた厳しくも柔和な眼差し、心の底から大切に思っている彼らとの1年間を偽り無く表現しているのは彼自身の“表情”である。 ………(情報B)
 ナレーションの様にオフでメッセージを言った場合、そんな彼の思いが伝わるだろうか?
 あるいは、彼を壁の前に立たせて喋らせたとき、観る者はどれだけ彼の記憶や情調に重畳してこの1年間を振り返る事が出来るだろうか?
 そう考えた際に、最小限の時間で最大限のメッセージを伝えられる方法は、彼が喋っている姿の背後に、クラスの風景を映し出す…という手法が最善にして唯一であると考えたため、今回の様なクロマキー合成の手法を作中に活用したのである。


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 結果、ビデオの最終構成は次のようになった。
  ・オープニングコール(1人1文字)
  ・長縄跳びに挑戦!
  ・N氏のメッセージ
  ・思い出朗読
  ・N氏のメッセージ(BGMとして「さよならのうた」クラス合唱)
  ・「記念樹」クラス合唱
  ・N氏のメッセージ
  ・エンディングロール

 である。
 エンディングロールは、担任・副担任と33名全ての生徒の名前を縦スクロールで流している。
 生徒の名前は間違いがないようにN氏に原版を作ってもらい、それをPhotoshop上で再構成し、After Effects でスクロールさせ、EDIUSで最終合成を行っている。

 さて、中頃に出した課題だが、エンディングロールの“BGM”を何にしたかお判り頂けたと思う。
 そう、『世界に一つだけの花』である。
 こういった「別れ」を謳った作品では、最後は離別系の歌謡ではなく、寧ろ希望を含めた明るい曲の方が胸に響くものである。
 この構成は成功した様である。
 N氏にエンディングロールムービーを EDIUS に読み込んで「世界に一つだけの花」のBGMを簡易的に付けた状態で、「エンディングは取り敢えずこんな感じなる」と初号版を見せたときに、ほとんど彼は泣きかけていた。
 少なくともN氏の涙腺を弛ませることは適ったため、0点ではないだろう。

 全パートを繋ぎチェックを行えば、後は MPEG1 にエンコードするだけである。
 本音を言えば、XVDなど高画質で高圧縮可能なコーデックを利用したかったのだが、CD-ROM制作の基本概要で記した通り、「誰もが簡単に観られる作りにする」という条件をクリアーするには MPEG1 を選ぶほか無かった。
 MPEG1コーディング は TMPGEnc を使用した。
 ただこの時点でエンコード時間は1回行うのがギリギリという段階に来ており、実にタイムリミットは、ムービー完成から6時間後であった。

 エンコード後のムービーファイルは、N氏が作ったアルバムコンテンツの一つとしてメニューにリンクを設け、そこからブラウザ上で再生出来るように作った。
 まぁ、実はコレも色々と問題があって……語り始めるとキリが無いのだが、来年の制作ではもう少し勉強しておかないといけないと深く反省した。

 ムービーを組み込んだデジタル文集をCD-Rに焼き付ける際には、オートランするようにプログラムを組み込み、Windowsのデフォルト環境ならばCD-ROMの挿入を行うだけで自動的にデジタル文集が起動する仕様にしてある。
 CD-Rの複製作業はN氏に任せて、私は出勤。ここでトラブルが起こっていれば、納期までの完成は100%不可能であっただろうが、幸いにして問題なく終了したようだ。

完成したデジタル文集

完成したデジタル文集。
ケースはDVD用トールケース。シースルーにすることで、パッケージ印刷を省いている。


 なお書き忘れていたが、このデジタル文集の納期は3月31日の小学校離任式までであった。
 実際はN氏は仕事の都合で30日の午後には帰らないといけなかったため、それまでに間に合うように作る必要があった。
 撮影は3月18日。私が大阪に戻って編集を始められたのは21日であるから、約10日間の制作期間となる。学生時代なら10日あれば結構なものだが……。
 作品は42分。
 実はこのビデオは、ノンリニア編集を初めてから最も長い作品である。
 前回までの最長尺作品は「八日市は妖怪地」で29分30秒であった。
 (リニア時代は60分以上の作品も多かったが…)


 さて、親御さんからの反響だが、何件か直接私のところにお礼のメールが届いている。

>私は、他クラスのお母様方から、「いいなぁ♪とっても、いい想い出になるね」という声をたくさん、聞きました。
>今回ステキなCDを作成していただき、子供共々、大変感動しています。1年は早いもので、CDを見ながら思い出し、子供の成長をうれしく思っています。本当にありがとうございました!
>感動の思い出をありがとうございました。きっと●●(生徒名)もずっと忘れないでいてくれるでしょう(^O^)いい友達にも先生にも巡り合えたことに感謝します。ほんとに1年ありがとうございましたm(__)m・・・母
先生ありがとう。。ずっと大切にします。また先生のクラスになるといいなぁ(o^o^o)・・・●●(生徒本人)



 制作者冥利に尽きるメールを頂いて感動しています。
 来年もまたN氏から依頼が来ることは間違いないようか気がします…。
 今のところネタはないのですが…。
 こちらの方も精進致します


 最後に、この制作欲の勢いに任せて、CD-ROMに収めたビデオ映像を後日 DVDオーサリングした。
 こちらも私にとっては初めてのDVDオーサリング作業だったため、簡単にレポートしたい。



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