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〜 SONY HDR-HC3 使用レポート 〜
(提出日:2006/06/12)
■まとめ
私が普及クラスの純然たる家庭用ビデオカメラを長期に渡って携行し、使用したのは、SONY CCD-TR3300 という Hi8 ビデオカメラが最後である。普及クラスという意味では SONYの 3CCD採用の小型ビデカメラの DCR-TRV900 も所有しているが、現在の様に Panasonicがあらゆるクラスのビデオカメラに3CCDを載せてくる時勢ではなかった頃のビデオカメラなので一般向けとは少々ちがい、やはり高画質指向の滲むビデオカメラであったと思う。
その点 HDR-HC3 は名実共に普及クラスのビデオカメラである。
サイズや運用想定、価格というSONYが設けた普及クラスの定義に、発売直後の BCNランキング販売台数シェアも15.25%と消費者の購買行動がそれを補強している。
“日常的に日常を撮影する気”を起こさせるビデオカメラはやはり普及クラスの機種であるな……と再認識させられた。
さて、HC3 の魅力はやはりその小ささでHDV撮影が出来ることだ。
当レポートの比較相手が HVR-Z1J ということで SONY の HDVカメラのフラグシップ機と普及クラスの対決では、その結果は火を見るよりも明らかではあるが、とはいえ小型軽量であって、その筐体の中で“ハイビジョン”撮影が出来ることは事実であり、解像度や鮮明さでいえば SDの比でないことは如実であった。
一度 HDクオリティーの映像を知ってしまうと、SD画質に後戻りすることは難しい。
特に、ハイビジョン対応のプラズマや液晶テレビといったモニタでは、固定画素方式とスケーリングの影響で従来のSD画質は野暮ったくなってしまって、ブラウン管で見る以上に画質が悪くなってしまう。
過去に撮影した映像なら兎に角も、今し方撮った映像が、いきなりそんな劣化したような画質になって画面に映し出されては、正直納得のいかない部分が出てくるだろ。
そう思うと、これから……いや今から残す映像はどんどんハイビジョンで残していきたいと思えてくる。
その時に10万円前後で気軽に手にすることが出来るビデオカメラが HC3であると思う。
また、「今現在、我が家のリビングにはハイビジョンテレビなんて無いよ」という方でも、今ハイビジョンで撮って、未来に残すことに意味があると思う。
『見ることはいつでも出来るが、撮ることは今しかできない』という思いで、私が HVR-Z1J を購入した様に、その時目の前で起こる出来事はその時に撮影する以外、未来へと残す方法がないからだ。
現在、一個人が手に出来るハイビジョンカメラはまだまだ種類が少ないとは言え、徐々にそのラインナップを揃えている。
上は XL-H1から、下は HDR-HC3 や SANYO の Xacti DMX-HD1 などが挙げられる。
それぞれの機種がかなりピンポイントにユーザ層を絞ってしまうが、ニーズが集中するクラスに最低1機種は製品がある……という状態になりつつあるのではないだろうか?
一方で、もう少しハイスペック志向のユーザには HC3では物足りなさがあると思う。
「FX1はちょっと大きくて値段も高いし、反対にHC3は小さすぎて扱いにくそうだし、画質も期待できない」と言う、待機状態の HDV購入予備軍は意外に多いかもしれない。
SONYの過去のラインナップから言えば TRV900や950クラスで、20万円半ばぐらいの機種が出れば、食指が動く層もあるはずだ。
3CCD もしくは 3CMOS のビデオカメラ。
HC3などで培った各種機能はそのままに、マニュアル調整可能な部分を増やして光学系の向上を計った機種。
アイリスは5〜6枚で、最低被写体照度も一桁台。
ズームは10倍ぐらいでも良いが、ワイド端重視で、35mm換算で35mmは最低欲しいところだろう。
そんな機種は Z1Jの後継機でないと叶わないかもしれないが、しかし今までのようなSDのビデオカメラでの常識的なスペックを基準にしていては、せっかくのハイビジョン映像も色々と報われない部分が出てくる。
高画質で大型画面のテレビ画面になれば、それほどズームアップしなくても十二分に見たいものは見えてくる。
寧ろ、よりワイドに引けるようにして大画面の優位性である臨場感を醸し出す努力をし、アイリス2枚羽根で鬱陶しくなるボケ味も改善していく必要があるだろう。
そういった、画面を作る基本的な要素をまずは「ハイビジョン基準」として見直すべきである。
なめらかスローの解像度や各種インテリジェントな機能というのは、そういった基礎画質を満たしてから向上を計るべき、オマケでしかない。
今現在、HDV普及クラスでビデオカメラが市場を賑わせているのはSONY製のみだ。
Panasonicは HDV規格を蹴っている為に、なかなか民生市場にハイビジョンで出てこられないし、CanonもXLのおいしい市場があるために、まだ一般普及クラスはその出方を様子見だろう。
Victorは、HD1での失敗から漸く体制を立て直せた所……という雰囲気だ。
市場にハイビジョンカメラが溢れ、競争が起こり、淘汰が始まらないと、先述のような『ハイビジョン基準』というのは生まれてこないだろう。
この黎明期において、我々は実に受け身の立場だ。
我々が機種選択に於いて“攻めの体制”に入れたときこそ、真のハイビジョンカメラ普及時代となるだろう。
今回のレポートが、今後の皆様のハイビジョンビデオカメラ購入の視座の一つとなれば光栄である。
最後に、長期間・多数回に渡って貴重な HDR-HC3 を貸してくださった “M”カメラマンに改めて感謝申し上げます。
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