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〜 SONY HDR-HC3 使用レポート 〜
(提出日:2006/06/11)
■内蔵マイク音質チェック
ビデオカメラ性能チェックと言うと、画質や映像関係の機能や能力についての検証が多いが、ここでは HDR-HC3 の“内蔵マイク”の“音質”を検証してみる。下載の音声ファイルは、実際のテストと検証に利用したファイルであり、WAV形式にてアップロードしている。
なお、試聴には Quick Time などの音楽再生用プラグインのインストールや Active X の有効化が求められることがある。
検証方法は、EDIUS Pro にキャプチャしたクリップを、PCM WAV形式にて書き出し、それを Sound Forge にてノーマライズを掛けて、そのままの状態で、サウンドカード Creative Sound Blaster Live! のフロンベイ ヘッドフォンジャックを出力に、SONY MDR-CD900ST にて試聴している。
試聴する環境によって、当テストの批評と必ずしも一致しない評価となることを予めご了承いただきたい。
なお、EDIUS Pro から出力した WAVファイルを直接 Sound Forge に読み込むことが出来なかったため、一旦 フリーソフトで非破壊編集可能な“Audacity”を使って、PCM to PCM へファイルの再保存を行い、それを Sound Forge に読み込ませている。
また、Z1J の AUDIO設定は、INT MIC SENS(内蔵マイクの感度)を NORMAL(普通)に、XLR入力設定は、INPUT TRIM(入力信号レベル調整)で、+6db としている。
さらに、入力レベル管理はオートである。
なお、HC3 はマイクに関する設定が無いようなので、デフォルト状態で使用している。
検証に利用したマイクは、
1.HDR-HC3 内蔵マイク
2.HVR-Z1J 内蔵マイク
3.AT822 with HVR-Z1J
4.SM63L with HVR-Z1J(女声・男声チェックのみ)
である。
まずは、マイクの感度音域全体を検証するために音楽を収録してみた。
理想としては、吹奏楽などの生演奏が収録できればベストだったが、テスト期間中にそのような機会は得られなかったため、スピーカアウトの音楽を再録する形式を採った。
そのため音源ファイル・アンプ・スピーカなどのそれぞれの性能が影響してくるため絶対的な指標にはなり得ないが、相対評価としてお聴き願いたい。
1.HDR-HC3 内蔵マイク/楽曲収音
<ダウンロード>
2.HVR-Z1J 内蔵マイク/楽曲収音
<ダウンロード>
3.AT822 with HVR-Z1J /楽曲収音
<ダウンロード>
「1.HDR-HC3 内蔵マイク」は、中音域重視のもっさりとした音質だ。高音域は不足し、低音域も埋もれがちで、総じて荒々しく野暮ったい感じになっている。
音は元気であるが、楽曲再現の点では全く音が成立していない。
増感に拠るノイズも目立つが、メカノイズの影響をモロに受けている事も分かる。
「2.HVR-Z1J 内蔵マイク」は、カメラ本体より離れた位置にマイクが付いているため、増感以外のノイズの影響は小さいようだ。
高音は音に輪郭が付き気味で、シャリシャリ感があり、反対に低音部は籠もりがちで抜けが悪い。
「3.AT822 with HVR-Z1J」は流石にいい音を拾っているようで、スラーで結ばれたストリングスの伸びや、刺々しさのない高音域の表現、ベースギターの低音域の厚みなど総じて無理のない、豊かな楽曲再現になっている。
< audio-technica“AT822”>
次に、人の声を収録してみた。
男性・女性それぞれにマイクの前に立ってもらい、短い原稿を読み上げてもらっている。
このテストでは SHURE の SM63L もエントリーしているが、こちらはリファレンスとして聴いていただきたい。
なお1〜3のマイクはカメラから1.5mほど離れた地点から声主にしゃべってもらい、4は手持ちで口元でしゃべってもらっている。
1.HDR-HC3 内蔵マイク/女声・男声
<ダウンロード>
2.HVR-Z1J 内蔵マイク/女声・男声
<ダウンロード>
3.AT822 with HVR-Z1J /女声・男声
<ダウンロード>
4.SM63L with HVR-Z1J /女声・男声
<ダウンロード>
「1.HDR-HC3 内蔵マイク」は、音全体としてはやはり籠もりがちであるが、中音域部を強調する傾向が見られる。
音の輪郭もしっかりとしており、「人の声」を重視した作りになっているのだと思う。
やはりノイズが多く、また上記「楽曲収音」テストでも見られたのだが、レベルがクリップする事も多かった。
「2.HVR-Z1J 内蔵マイク」は、周囲が静かなためその増感によるメカノイズが少々目立つ。
比較的フラットな音の作りのようだが、その分“たるい”音になっているようだ。
少し音の輪郭を立てて、メリハリをつけようとしているあたりはビデオカメラの内蔵マイクの共通の特性かもしれない。
「3.AT822 with HVR-Z1J」は、音全体が滑らかで、マイクと音源の距離感や空間の広がりが見えてくるような丁寧さがある。
「SM63L」と音の作りは違うが、様々な場面で利用するノイズマイクとして優秀なマイクであると言えるだろう。
如何だっただろうか?
あまりカメラの内蔵マイクに焦点を当てたテストというのは見かけないので、おもしろい試みであったと自負するものであるが、今回改めてマイク選びの重要性を認識できた。
HC3のマイクが殊更悪いわけではなく、家庭用ビデオカメラの内蔵マイクというのは、あまり品質改善の議論が向かないデバイスである。
そのため多くのビデオカメラでは、収音にこだわる人のために、外部マイク入力端子が設けられているが、残念なことに HC3 にはマイク端子が搭載されていない。
HC3 で内蔵マイク以外を利用するには、カメラ上部に設けられている“アクティブインターフェースシュー”対応のSONY製マイクを使う他ない。
2006年6月現在、アクティブインターフェースシュー対応のマイクは、ワイヤレスマイクロホンの“ECM-HW1(http://www.ecat.sony.co.jp/handycam/acc/acc.cfm?PD=23473)”とガンズームマイクロホンの“ECM-HGZ1(http://www.ecat.sony.co.jp/handycam/acc/acc.cfm?PD=20043)”の2機種のみである。
SONYの一部の家庭用ビデオカメラでは、簡単に5.1chサラウンド記録が出来るマイクと機種が登場している。
映像がハイビジョンになり、高精細で鮮明な映像を個人が簡単に自由に楽しめるようになりつつある今、さらにその映像の魅力を引き立てる音響の実力にもメスを入れていく時代が訪れようとしているのかもしれない。
なお、今回のテストにおいては「楽曲収音」では、『 ACC*Software 「木星、独立。(仮)」製作委員会 独立旗艦タマカヅラ』のサウンドトラックから “M-6(未”を使用させていただいた。
<ACC*独立旗艦タマカヅラ公式HP(http://www.TAMAKAZURA.com)>
さらに、「女声・男声」テストでは、立命館大学・立命館大学放送局(RBC)と同アナウンサー部の3回生のお二人にご足労頂き、テストにご協力いただいた。
改めて、深く感謝申し上げたい。
<RBC01.net(http://www.RBC01.net)>
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