#!/usr/local/bin/php 【Next-Zero】『HDR-HC3 使用レポート(/SD画質)』
 
 


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〜 SONY HDR-HC3 使用レポート 〜


(提出日:2006/06/07)



■SD画質比較

 HDVカメラは購入した……でも、まだ家のテレビはハイビジョン対応じゃないんだよな……という方もいらっしゃると思う。
 観るのはいつでも出来るが、撮ることは……その時の出来事はその時にしか撮れない――という思いで、まずは HDVカメラだけを購入したり、検討したりしている人も多いと思う。
 かく言う私も、HVR-Z1J を購入した時には、まだハイビジョン対応のテレビは無く、編集ソフトの EIUS Pro こそ HDV に対応していたものの、PCのスペックがそれに追いついていない…という事情だったが、いろいろ私的な事情で「まずは撮影部分をハイビジョンに!」と思い、先行投資をし HVR-Z1J を購入した。

 さて、そんなハイビジョンテレビを持たないハイビジョンカメラユーザが、作品を編集したり鑑賞したりする手段として、ハイビジョン画質(HD)から標準画質(SD)へのダウンコンバート(ダウンコン)という方法がある。
 この方法ならば、撮影は HDVで撮っておいて、観たり編集したりする時は SD画質で行ってしまう、という事が可能だ。
 しかし、もしも制作する作品が SDクオリティーで十分だと分かっていて、素材もHDで残しておく必要がない……といった場合、HC3 で撮影する際に、あらかじめHDVで撮っておいた方が良いのか、それともそもそも DVモード(SD)にしておいた方がいいのか? その画質はどちらが良好な結果を得られるのだろうか?

 そこで、HC3 の…あるいは HDV に於ける有利なダウンコンの手段を比較検討してみた。

 ダウンコンの方法は次の通りである。
1.HC3 (SD 16:9) : 録画モードを“DV” にし、ワイドTV設定で録画。
2.HC3 (EDIUS DC) : 録画モードは“HDV”で、EDIUS Pro 上で DV にダウンコン。
3.HC3 (DV out i.LINK) :録画モードは“HDV”で、HC3のダウンコン機能を利用。
4.VX2000 (SD 16:9) : ※参考※ ワイドTVモードで撮影。

 以上の方法で、早速比較してみる。
 下載の画像は、864 x 480 pix の DV 16:9 の画像のうち 600 x 333 pix で抜き出した物である(原寸)。
 全体の映像を見たい場合は、画像をクリックすれば、元の 864 x 480 pix が見られる。

1.HC3 (SD 16:9)

HC3 (SD 16:9)


2.HC3 (EDIUS DC)

HC3 (EDIUS DC)


3.HC3 (DV out i.LINK)

HC3 (DV out i.LINK)


4.VX2000 (SD 16:9)

VX2000 (SD 16:9)



 さて、以上の結果を「解像度」「色」「ノイズ」の3点から見ていく。
 まずは、解像度を見てみる。
 なお、画質の検証はハイビジョン液晶テレビではなくて、従来のブラウン管テレビによる物である。
 視聴に使ったテレビは SONY KV-28DR7 で、16:9のワイドテレビ(SD)である。
 液晶ハイビジョンテレビなど固定画素のモニタで SDフォーマットを視聴すると、どうしてもスケーリングの問題で映像が荒くなってしまうので、SDの16:9 CRTテレビで確認している。

解像度比較


 上の画像は、元画像の「左のシャッター」「右上の看板」「左下の自転車」を切り抜き、拡大した物である。
 解像度の点で最も優れていたのは“3.HC3 (DV out i.LINK)”。次いで“1.HC3 (SD 16:9)”、そして“2.HC3 (EDIUS DC)”だった。
 “2.HC3 (EDIUS DC)”では、自転車のシャーシの斜め線にジャギーが目立つなど、解像度の低下が見られた。
 “3.HC3 (DV out i.LINK)”と“1.HC3 (SD 16:9)”は拮抗していたが、シャッターの部分を比べると、“3.HC3 (DV out i.LINK)”の方が解像度が高いことが分かる。

 なお、“4.VX2000 (SD 16:9)”だが、DCR-VX2000 の「ワイドTVモード」は、通常の 640 x 480 pix (4:3)の中のCCD領域から、さらに 16:9 分の領域を切り出している(640 x 360 pix)ので、当然解像度は格段に落ちる。
 掲載している画像からも分かるように、大変に“ぼやけた”映像になってしまい実用に耐えない。
 民生DVカメラで最高峰の画質を築いた VX2000 もワイドモードの前には高画質戦線から大きく離脱したわけである。

 さて、次に「色」であるが、発色の良さは“1.HC3 (SD 16:9)”が一番で明るく元気な映像である。残りの“2.HC3 (EDIUS DC)”と“3.HC3 (DV out i.LINK)”は同等の評価となった。
 これは DVフォーマットの 4:1:1 サンプリングと HDV の 4:2:0 サンプリングの違いが現れているのだろうか?
 どちらかと言えば好みの問題なので、善し悪しを論じるのは難しい。

 最後に「ノイズ」である。
 変換のプロセスが一番多いはずの“2.HC3 (EDIUS DC)”が一番ノイズが落ち着いていた。
 “2.HC3 (EDIUS DC)”は HDV(MPEG2-TS)を canopus HQ codec でキャプチャし、それを ProCoder を使って canopus DV codec へ変換している。
 確かにノイズはいずれのダウンコン手段でも出ているが、比較的ノイズの動きが落ち着いていたのが、“2.HC3 (EDIUS DC)”というわけである。

 総評としては、

 解像度 : 3.HC3 (DV out i.LINK) > 1.HC3 (SD 16:9) > 2.HC3 (EDIUS DC)
  色  : 3.1.HC3 (SD 16:9) > HC3 (DV out i.LINK) ≒ 2.HC3 (EDIUS DC)
 ノイズ : 2.HC3 (EDIUS DC) > 3.HC3 (DV out i.LINK) ≒ 1.HC3 (SD 16:9)

 といった感じだろう。
 それぞれの方法に、一長一短があって悩むところだ。
 素材は HDV で残して作品は SD でという場合ならば、“3.HC3 (DV out i.LINK)”が汎用性があってお奨めではないかと思う。



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