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〜 SONY HDR-HC3 使用レポート 〜
(提出日:2006/06/06)
■なめらかスロー録画
CMOSイメージセンサの特性に信号の高速読み出しが比較的容易に行えるという性能があるが、それと HDR-HC3内蔵の「新エンハンスド・イメージング・プロセッサー」の高速処理技術により、240フィールド/秒の高速読み出しを行うことで、従来のスローモーション映像よりも“なめらかな”スロー再生を実現する機能を HC3 では搭載している。“なめらかスロー録画”と呼ばれる機能で、240フィールド/秒で撮影した 3秒間の映像データを一旦メモリ上に記録し、その後 60フィールド/秒に変換して 12秒間その場でメモリから再生してテープに録画するという仕組みで、DVテープ上になめらかなスロー映像を記録する事を可能にしている。
この機能は SONY の CMOS搭載の民生用ビデオカメラに標準搭載されている機能で、すでに HDR-HC1(HDV)や DCR-DVD505(SD-DVD)などでも利用できる。
SONYの製品情報サイトでは「スポーツのフォームチェックや、鳥のはばたきなどを撮りたいときに役立ちます。」とあったので、早速カメラを持ち出して河原で練習する野球部の協力を得て「なめらかスロー録画」を試してみた。
まずは、通常再生での映像をご覧頂きたい。
1.HDR-HC3 通常録画・再生
<ダウンロード>
次に、HDR-HC3 で記録した“なめらかスロー”の映像を見てもらいたい。
2.HDR-HC3 なめらかスロー録画
<ダウンロード>
そして、もう一つは「 1.HDR-HC3 通常録画・再生」の映像を EDIUS Pro に取り込んで再生速度を 25%にして書き出した映像である。
3.HDR-HC3 通常録画 → EDIUS Pro 再生速度 25%
<ダウンロード>
それぞれを見比べていかがだろうか?
まず、最初に気がつくのは「 2.HDR-HC3 なめらかスロー録画 」の映像は解像度が低く全体的にぼやけた感じになっている事だ。
これは、HDV でも DV録画でも変わらず、かなり解像度が落ちている。
これは新エンハンスド・イメージング・プロセッサーの処理速度の限界と、搭載しているメモリの容量からくる制限であると思う。
初めて使おうとしたときは、「フォーカスが全然合わないぞ?」と一瞬びっくりした。だが、実際にはフォーカスが合わないのではなく、解像度が落ちているのである。
解像度の違いを比べるために 1920 x 1080 pix の解像度の中から原寸サイズで一部を抜き出してみたのが下の画像である。
どちらが“なめらかスロー”時の画像であるかは言うまでもないと思うが、ここまで低下している。
さて、なめらかスローの「なめらかさ」の実力だが、こちらは流石に本物である。
解像度が大きく低下するために、見た目はあまり好ましくないのだが、動きに注目すると「 3.HDR-HC3 通常録画 → EDIUS Pro 再生速度 25% 」の動きがパラパラしているのに対して、「 2.HDR-HC3 なめらかスロー録画 」の映像は実にスムーズである。
なお、「 3.HDR-HC3 通常録画 → EDIUS Pro 再生速度 25% 」であるが、撮影時のカメラ設定はすべてオートで行っている。
シャッタースピードは、1/180 〜 1/250 あたりが自動的に入っていた。
その所為もあって、結果は「 再生速度25% 」の方が好ましく見えてしまうのは残念である。
ただ、「 再生速度25% 」の方は、もともと1/60フィールドしかない映像を無理矢理4倍の時間に引き延ばしているために、その隙間を埋める映像情報は存在しないが、「 なめらかスロー」は実際にすべてのフレームに映像情報が存在するために動きの点に関して言えば情報量は4倍あるわけだ。
なお、“なめらかスロー録画”を HC3で行うには、メニューから“なめらかスロー録画”モードを選択してから録画に入る。
『設定』メニューでは、録画ボタンを押してからの3秒間の映像を“なめらかスロー”として扱うか(ここからの3秒間)、録画ボタンを押して録画を終了した際の直前の3秒間を“なめらかスロー”に変換するか(ここまでの3秒間)を選択できる。
これは、メモリを使って録画する方法ならではの選択肢であるが、“ここまでの3秒間”という選択肢は、なめらかスロー録画の欠点も補っていると思う。
というのは、先述の通り“なめらかスロー”は一旦メモリに撮影データを蓄積し、3秒間の撮影の後に、自動的にテープに12秒間かけて書き出すのだが、つまりその12秒間は全く撮影が出来ないということである。
であるから、「ここぞ」という動きを“なめらかスロー”で捉えたい際は、「ここからの3秒」ではNGカットになった場合、その撮影時間3秒と記録書き出し時間12秒が無駄になってしまって、次のモーションを記録できない可能性がある。
OKテークを確認してから記録できる「ここまでの3秒」はそういった場合にも有効活用できるだろう。
理想を言えば、ハイビジョン解像度で“なめらかスロー”を実現してもらいたかったが、ようやく放送業務機のフィールドで SONY が ハイビジョンスーパースローカメラ HDC-3300 をNABで出展したばかりなので、民生クラスにその技術の一片が降りてくるにはまだまだ時間がかかるだろう。
シャッターが入れば、スロー時にもくっきりきれいに映像を見せることが出来るので、状況に応じて、なめらかスロー録画を選択するか、通常の録画を行って後の編集でスローに加工するか判断したい。
最後に、急な申し出にもかかわらず撮影に協力してくださった野球部の皆さんと、快諾していただいた野球部キャプテンさんに御礼申し上げたい。
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