#!/usr/local/bin/php 【Next-Zero】『HDR-SR1 使用レポート(/ワイコン比較C)』
 
 


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〜 SONY HDR-SR1 使用レポート 〜


(提出日:2007/02/16)




■ワイコンレポート追試。
 さて、ここまで一通りのワイコン比較を行ってきたが、その比較レポートを書いた直後に、実践撮影した SR1 + HD-6600PRO での組み合わせの映像を見て、ちょっとこのレポートが腑に落ちない結果を見せたので、追試を試みることにした。
 実践撮影した映像は、友人の結婚披露宴の様子なのだが、とにかく周辺の収差が酷い。
 披露宴会場といえば、暖色系の照明で照らされ、全体的にはちょっと暗い。
 HDR-SR1 + HD-6600PRO という組み合わせだと、アイリス値は良くて F3.4。条件が悪いときは開放値である F1.8 を示すこともある。
 テレ端までズームした場合などは開放端に近い。
 一方、先日の屋外でのワイコン比較レポートは、引きでも寄りでも F4.8 にシャッタースピードが 1/250程度とビデオカメラにとっては良い条件下での撮影であった。

 このように、カメラにとっての好条件・悪条件とでは、レンズの描画力に大きな違いが出てくる。
 前回が好条件例であるとすると、やはりレンズの本当の性能を見極めるには条件が悪い中で発揮される結果であるだろう。
 今回の追試では、ワイド端でもテレ端でも開放値となるように照明を調整し、放送業務用のチャートを使って、計測している。
 ただし、チャートは SD 用の物で HD対応はして居らず、単純に我が家にある物で、一面がしっかりと平坦で、均等な反射率を持ち、映像基準となる白がしっかりと取れ、また周辺の歪みや収差を見る事が出来る図形の書かれた物として選択しただけであることを予めお断りしておく。


■アイリス開放でワイド端画質を見る。
※画像をクリックすれば、等倍大の画像を表示する

・参考:HDR-SR1(Normal)=ワイコン未装着 F1.8 0dB(ワイド端 = 41.3mm)

HDR-SR1(Normal)



・SONY VCL-HG0730X F1.8 3dB(ワイド端 = 29.0mm)

SONY VCL-HG0730X



・Raynox HD-6600PRO(取付径 58mm) F1.8 3dB(ワイド端 = 27.3mm)

Raynox HD-6600PRO



・SONY VCL-HG0758 F1.8 3dB(ワイド端 = 29.0mm)

SONY VCL-HG0758



 この撮影は、図形のサイズが同じようになるサイズまでカメラをチャートに寄せて行っている。
 そのため、ワイドが引けるカメラほどチャートに近寄れることになる。

 まずは、周辺の歪みを見てみる。
 歪みに関しては、SD時代のレポートと同様に Raynox HD-6600PRO の成績が良い事が一目で分かる。
 四辺での歪みが小さく、マスターレンズに次いでチャートの線が真っ直ぐだ。
 SONY のワイコン2種類は互いによく似た傾向といえる。
 寄りワイドに引けて、歪みの少ないレンズは Raynox HD-6600PRO で今回も間違いないだろう。
 
 収差に関しては、中心から四方に向けて早い段階でチャートの線が滲んでくるのが、SONY VCL-HG0730X だ。
 チャートのセンターを円心にする大きい方の円の内側でも既に線が滲みはじめ、画全体がワイコンの装着によって鈍っているのが分かる。
 Raynox HD-6600PRO は、小さい円から大きい円に掛けて徐々に画質が落ちて行っているのが分かる。
 周辺に向けて確実に解像度が落ち、最外苑ではかなり鈍っている。
 SONY VCL-HG0758 は大きな円の内側いっぱいまで、線がシャキッとしている。
 四隅では収差は大きくなっているが、四辺においては他の機種と較べても線がハッキリしている。
 

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 次に、上載画像の一部(左下)を切り出した等倍画像を並べている。

画像の等倍比較


 



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