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−>>2006/05/07/(Sun) 下り特急
- ゴールデンウィークは9連休でした。その9日間の間に2回ほどマルチカメラ撮影があり、2回目の撮影が終わってすぐに実家から母親が遊びに来ていました。母親と相方と3人で散歩をしたり、おいしいものを食べに行ったりし、母親が帰ったのは金曜日の夕方。そのまま夏物の下見に新宿のマルイへ行ったり、夕食にパスタとビールをいただき、残された2日間の休日をいかに充実したものにするかを考えていました。
ところが、異変が起きたのは土曜日の朝。起きてから下りっぱなしで(お食事中の方ごめんなさい)、下痢止めを飲んでも一向に治まらず、最後はトイレのなかで手がしびれてきて記憶も遠くなり、嫌な汗がたくさん出て、吐き気もしてきて、これはもうだめだと思い医者へ行ったところ、細菌性の腸炎との診察でした。点滴をし、薬をもらってきました。医者の予想ではこれから熱があがるだろうとのこと。夕方になって予想通り見事に熱が上がりました。なんでも、疲れているとかかりやすい病気なんだとか。確かに連休に入ってから忙しかったですからね…
結局、ゴールデンウィークの何も予定がなかった最後の2日間は寝込んでいました。あーぁ、しんどいなぁ…
−>>2006/04/27/(Thu) オーケストラ演奏会撮影準備
- 今週末はオーケストラの演奏会の記録映像撮影があります。ここのところ吹奏楽の演奏会撮影が多かったのですが、今回はオーケストラ(以下、オケ)です。先日、進行表とプログラムがFAXされてきました。今回演奏される曲は全3曲。1曲は自分自身も演奏したことがある曲で(実は私自身、大学時代は一般団体のオケに所属していました)、あとの2曲はなんとなく知っている曲と、全く聞いたことのない曲でした。とりあえず、知らない曲に関しては音源を入手し、ソロなど確実に押さえておきたい部分を確認します。それにしても演奏時間50分の交響曲を頭に入れるのは大変です。フルスコアも貸していただければ楽なのですが…
今回の演奏会は3カメ収録の予定です。技術的準備も進めており、今日はテープを買ってきました(とても重要な準備作業ですね)。普段、吹奏楽演奏会を3カメで撮影する場合は、ステージ上にリモコンカメラ1台を配置し、残りの2台は客席の後方または2階席最前列のセンターと上手に有人カメラを配置します。ところがオケとなるとこの配置では若干不安です。というのも、オケの場合、ステージ前方の弦楽器は真横を向いて演奏することになり、上手側の弦楽器はセンターから狙っても横顔しか撮れなくなってしまいます。ということから、できれば有人カメラを上、下に配置し、センターにはさらに無人カメラを配置したいところです。このへんは今後クライアントと相談して決めることにします。
私はマルチカメラのための収録機材をラックケースにまとめて組んでいます。ラックにはモニターやVTR、簡易スイッチャーなどがあらかじめ配線された状態で入れてあります。これにより、現場での配線の時間を短縮することができます。ただし、このラックケース、重いです… 今回からVTRを軽いものにしましたので少しは楽に運べるようになったかと思いますが。
VTRの入れ替えを先ほど行い、それに伴って若干内部配線を変更しました。動作チェックと配線チェックをして準備完了。明日は搬出する機材をまとめて、明後日の本番に備える予定です。
−>>2006/04/20/(Thu) 盲腸に便乗して…
- 宏哉氏が虫垂炎で入院されましたが、順調に回復され仕事にも近日中に復帰するそうです。とりあえずはほっとしました。突然の病や事故は本当に怖いものです。個人の仕事をしていても、撮影当日に病気や怪我をしてしまわないかとか、現場に向かう車で事故を起こしてしまわないかと心配になるときもあります。
そんな私も、大学生の時に突然の病で大変なことになったことがあります。大学の3年生(2回目)の時でした。一週間のうちに試験が8つあり、毎晩徹夜状態で試験を受けていました。応用数学の試験中、突然の胃痛と吐き気に見舞われました。なんとか落ち着いて答案に向かうも、めまいのような感覚になり、試験問題すら読めません。脂汗がじとっと出て、意識が遠くなります。気がついたら試験監督に向かって
「すみません、吐きそうなんですけど…」
と、緊急事態を訴えていました。
「え!? 吐きそうなの??」と試験監督が大きな声で聞き返して来たときは恥ずかしいと思うくらいの余裕はあったものの、とりあえずトイレに引きこもりました。その後、自分の大学の大学病院に行ったところ、「寝不足とストレスでしょう」と、胃薬をもらい様子を見ることに。それでも胃のあたりの不快感が治らず、食欲もありませんでした。
数日後、フリーカメラマンとして契約していた結婚式の撮影がありました。その日も朝から胃のあたりが気持ち悪かったのですが、撮影には影響ないだろうということで、車を運転し式場へ向かいました。ところが、家を出てすぐ、急激な胃痛と吐き気がまた襲ってきました。しかも運転中に。視界が狭くなり、嫌な汗がでます。慌ててハザードを出し、路肩に停車。少し落ち着いたところで、クライアントに電話。急遽別のカメラマンを手配していただき、吐き気をこらえつつ機材を届けるためにそのまま式場へ運転をしました。式場から大学病院の救急へ直行。しかし、「胃が弱ってるんでしょう」との診察。よく分からない点滴をし、別の胃薬をもらって帰ってきました。
数日経っても症状は良くならず、別の消化器科のクリニックへ。潰瘍の疑いがあるとのことで、数日後に胃カメラを飲むことに。「十二指腸潰瘍ですね」との診察結果。大学病院での診察はなんだったんだと思いながら、投薬治療を受けました。胃の不快感は徐々に無くなり、食欲も戻ってきました。
このときは別のカメラマンがなんとか見つかったので良かったのですが、もし誰も居なかったらと考えるとぞっとします。今も個人の仕事をしていますが、やはり健康には気を使います。一つの仕事が終わるたびに機材トラブルも大きなミスもなかったことにほっとすると同時に、健康な体で仕事を終えることができたことの有難さを再認識するのであります。
記念に貰った胃カメラの画像
−>>2006/04/16/(Sun) 吹奏楽演奏会撮影
- 私、佐藤の現在の主な活動のひとつに吹奏楽などのコンサート撮影があります。
自分は「制作」よりも「技術」寄りの人間だと思っているのですが、ウチの規模では当然、制作も自分で行わなければなりません。ということで、今回は吹奏楽演奏会をハード的な部分ではなく、ソフト的な観点から書いてみようと思います。
私自身、吹奏楽経験者ですので、以前は「撮られる」立場の人間でした。ですので「自分だったらこんなビデオが欲しい」と思うような映像を作ることを目標としています。うちに依頼いただいているもののほとんどは主催者のための記録映像です。つまり、視聴者のほとんどが出演者ということになります。コンサート映像の場合、楽曲に基づいたカメラ割りで撮影するのは基本ですが、それだけでは人によって(担当楽器によって)写っている時間に大きな差が出てしまいます。基本的なことではあるのですが、楽曲の流れを損なうことなくできるだけ全員が均等に写ることを考慮して撮影に取り組んでいます。
撮影前には、プログラムにある曲をできるだけ聴いて頭に叩き込みます。どこでソロが入るかとか、この部分は絶対にここを撮っておくべきだとか、そんなことを考えながら、繰り返し曲を聴いています。主にこれは通勤の電車のなかで行っています。
撮影当日、リハーサルの時間は最も大事な予習の時間です。ソロは誰が吹くのか、とかどのような演出があるのか、など、一つ一つ確認します。また、リハーサルもできるだけカメラを回すようにしています。そのときに、忘れてはならないのは決して奏者の邪魔をしてはならないということ。たまに一緒に撮影に入っているスチルのカメラマンの方で、演奏者と指揮者の間に入ってしまっている人を見掛けます。カメラマンが邪魔で指揮者が見えなくなってしまってはリハーサルどころではありません。カメラマンもマナーは大切ですね。
さらに、リハーサルのほかにも開場の外の様子や受付の様子も必ず撮影します。これは記録映像であるということと、受付など本番前のホールの外の様子は出演者(視聴者)は見ることができないというのを考慮してのことです。
編集でもできるだけ当日に撮った画を使うようにしています。CG素材は使いません。他業者さんが製作したビデオで市販のCG素材ばかりを使って作ったオープニングを見たのですが、どうも一歩引いた映像というか、入り込んだ映像には見えませんでした。できるだけ当日の空気感が伝わるような映像を残したいと思ってますので、撮った素材に拘るのです。
編集作業で一番時間がかかるのはオープニングやエンディングなどの構成を考えている時間です。それでも納期はありますのでできるだけ早く、時間内に作れるものを、と思っておりますがたまにお客さんから「オープニングがよかったです」とか「エンディングで涙が出ました」というアンケート結果などを見ると、可能な限りいいものを作ろうと思うのであります。
同じような仕事をされている他業者さんから見たら当たり前のことばかり書きましたが、自分でも再認識するつもりで書きました。今度は技術的観点からも書いてみようと思います。
−>>2006/04/11/(Tue) 映像と私(最終話)
- 長々と綴って参りました私と映像との出会いも、今日で完結です。ご安心ください。
大学4年になり、就職先も都内の某大手放送技術プロダクションより内定をいただきました。残り少ない学生生活を、学問(研究)、遊び、映像のすべてにおいて最大限に充実させておりました。その頃、よく見ていたサイトがありまして、そこには新人テレビカメラマンの日々の奮闘ぶりが毎日綴られていました。「自分も来年はこんな感じに仕事するのかなぁ」なんて思いながら、毎日の更新を楽しみに見ていたのでした。しかし、よーく見るとその記事の執筆者の勤務先がどうも自分が内定した会社であることに気づきました。そう思うと、居ても立っても居られなくなり、思い切ってメールをしてみたのであります。これが、このサイトの代表管理人である宏哉氏との出会いなのでした。その後も、何度かメールのやりとりを重ね、2004年の4月には確かに同じ会社に入社し、大阪と東京と勤務地は違えど、憧れの人の後輩になったのでした。
しかし、お互いテレビ業界の人間。とにかくヒマな時間が少ないのです。お互いが顔を合わせることはできず、暫くは電話やメールでの連絡くらいしかできませんでした。入社後は当然、個人の映像活動はほとんどできませんでした。
入社から1年と少しが経ち、ゴールデンウィークが過ぎたあたりに偶然にもお互いの休日が重なる日がありました。それでは一度お会いしましょう、ということで大阪へ向かいました。もう、そのときは初めて会ったとは思えない、これまでにずっと一緒に活動してきたのではないかと思うような不思議な感覚でした。今では距離はあれど、親戚、いや家族のような仲なのではないかと思います。
そして、来るべき2005年の3月22日。当時の私の屋号である「えいぞう集団TMC」は、ACC*visualizationと活動提携を行い、ACC*visualizationとして活動していくことになりました。これにより、大阪、東北、東京と3地点で活躍するフリーランスが繋がりをもち、それぞれが主体性を持ちつつ、人材、機材、技術の相互提携を行うという現在の形になったのであります。
こうして振り返ってみると、多くの人との出会いが今の自分を形成してきており、また必然であるかのように偶然が重なっていることに感動します。小学校の時の視聴覚クラブの先生、高校時代にアルバイトしたビデオプロダクションの方(私のカメラの師匠)、大学で偶然にも出会ったT.K氏、ネットサーフィンで偶然出会った宏哉氏。そのほかにも数え上げるときりがありません。今、一緒に住んでいる相方もカメラマンとして巻き込んでしまっています。
「人脈は財産なり」。今後も多くの人脈を広げていくことが非常に楽しみであります。
まだ始まったばかりの「s@to’s archives」ですが、ずいぶんと昔から振り返りましたので、最終回のような雰囲気になってしましました。今後も続きますのでよろしくお願いいたします。次からは最近のことや今後のことなど、前向きな記事を書いていきたいと思います。
今回はずいぶん私的な内容の長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
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