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〜 AMD Athlon 64 X2 によるDTV用PC製作 〜
(提出日：05/08/25）
■Athlon 64 X2 4200+ でのベンチマークテスト。
では早速、今回組み上げたマシンの性能などを見ていきたい。
まずは、ベンチマークテストである。
過去に当サイトで扱った、比較対象があるベンチマークソフトを使っている。
なお、AMD Athlon 64 X2 は 64bit版 OS に対応するが、第四世代型SEREN の OS は、従来通り “ Windows XP Professional 32bit版 (SP2)” である。
▼HDBENCH Ver3.40 beta6
HDBENCH：http://www.hdbench.net/
HDBENCHは、古くからある総合ベンチマークテストのソフトだが、ここ数年はバージョンアップがされておらず、多少信頼性に欠けるが、マルチプロセッサ対応であることと、当サイトにもいくつかのベンチ結果が残っていることから、このベンチマークを使っている。
結果は上図表の通りである。
なお、ディスプレイ環境はマルチディスプレイをオフにし、1024*768*32bit という環境で行っている。
第三世代型SERENでのHDBENCHは、
| ALL | Integer | Float | MemoryR | MemoryW | MemoryRW |
| 33136 | 74202 | 87184 | 19491 | 28404 | 33470 |
| Read | Write | RRead | RWrite | Drive | |
| 46126 | 44872 | 22212 | 18564 | V:\100MB |
であることから、当然ながら大幅な性能向上が見られる。
▼FINAL FANTASY XI for Windows オフィシャルベンチマークソフト３
FFXI ベンチマークソフト：http://www.playonline.com/
次に、オンラインゲームである、FINAL FANTASY XI for Windows の動作環境をチェックするためのベンチマークソフト「Vana'diel Bench／FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3」を使ったテストを行った。
CPUパワーとビデオカードの性能を中心に結果を出すベンチマークだが、ハイスペックを要求する昨今のネットワークゲーム(MMORPG)環境とHD編集環境には、共通する水準があるため、よく私が使うベンチマークソフトである。
解像度モードの“High”と“Low”の両方で計測している。
高解像度“High”の場合のスコアは 4895。
低解像度“Low“の場合のスコアは 7776 であった。
オフィシャルサイトのベンチスコア別の指標によると、低解像度で7000以上の場合は「FINAL FANTASY XI for Windowsをデフォルト状態で計り知れないくらい快適に動作させることができるマシンだと予想されます。(以上、引用)」とあり、水準以上の動作でゲームを行えるようだ。
▼Storm Bench (stormbench0.10.dvc）
Storm Bench：http://www.next-zero.com/nle/stmbench/
おなじみ、Storm Bench によるテストも行ってみた。
Storm Bench は DVStorm 動作の上で、マシンがどれぐらいまでのリアルタイム動画処理が出来るかを計るものである。
このベンチの負荷自体は、リニアに増加する設定になっていないので、他のマシンとの大まかな比較指標にしか使えないが、大体CPUパワーとスコアが比例する結果になっている。
当サイトでは多くのユーザからの報告がなされており、一覧できるようになっているので、是非参考にしていただきたい。
さて、Storm Bench の結果だが、バッファー5秒で“1097”という結果であった。
当サイトの Storm Bench 一覧では、Xeon 3.06GHz x2 HT-on で“1452”という数字を叩き出しているので、もう少しがんばった数字を出してほしかったが、Xeon 2.8GHz x2 や Athlon MP 2400+ x2 などが スコア 1000 に届いていないことを考えれば、実クロック 2.2GHz x2 という Athlon 64 X2 4200+ は実に優秀である。
ベンチスコアは単体で見ても、全くその優劣がわからないので、気になる方はご自身の編集マシンで上記ベンチを実際に走らせるか、スペック別のベンチスコア一覧が掲載されているようなサイトをご覧になって、この第四世代型SERENがどの程度の位置にいるのかを確認されて欲しい。