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ベンチマークテスト
〜 Core i7 で NLE環境構築 〜
(提出日:09/02/12)
(最終更新日:09/02/14)
■EDIUS Bench Ver.1.00
当サイトでは、すっかりとお馴染みになった EDIUS Bench。
※http://next-zero.com/nle/EDIUS_Bench/
ちょっと最近、投稿フォームとか、結果一覧のページがイケてない感じになっているが、こちらもテコ入れ中。
さて、Thomson Canopus EDIUS Pro をどれぐらい快適に利用できるかを計測する“EDIUS Bench”だが、こちらでは EDIUS Pro のバージョンやオーバークロックレベルを色々と変えて、テストしてみた。
TEST ID | Result | EDIUS ver. | CPU Clock |
01 | 1082 | Ver.5.01 | 2.66GHz |
02 | 1142 | Ver.5.01 | 3.00GHz |
03 | 1181 | Ver.5.01 | 3.20GHz |
04 | 1422 | Ver.4.61 | 2.66GHz |
05 | 1800 | Ver.4.61 | 2.80GHz |
06 | 1800 | Ver.4.61 | 3.00GHz |
07 | 1800 | Ver.4.61 | 3.20GHz |
EDIUS Pro 5 を購入してから、殆ど EDIUS Pro を利用していなかった筆者としては、驚きの結果であった。
EDIUS Pro 5 では、EDIUSの軽快な動作が後退している……
EDIUS Pro 5 を利用した場合、オーバークロックを最大にしても、EDIUS Bench は完走できなかった。
一方、Version.4.61 は、Core i7 920 の定格クロックでこそ、完走できなかったが、Easy Tune 6 で一段階オーバークロックしてやるだけで完走できた。
EDIUS Bench は、EDIUS Pro の 3D PinP の処理を中核にしてプロジェクトを組んでいるファイルだが、Pro 5 になってその 3D PinP フィル処理が重たくなっていることが原因だろう。
実際の編集でも、HDVフォーマットのプロジェクトで、3D PinP を2つ並べただけで、直ぐにフレームバッファが消費されてしまい「再生が間に合いません」と言われて止まってしまう…。
これでは、機能の強化なのか性能の退化なのか分からない……。
未だに、EDIUS Pro 4.61 を使い続けておられるユーザが多い理由がよく分かる。
Thomson Canopus には、是非とも軽快な EDIUS Pro を取り戻していただきたい。
なお余談だが、EDIUS Bench のテスト後半部分は、殆ど負荷増加していない事が今回のテストで分かった。
つまり完遂スコア 1800 は、あるポイントを超えると最後まで走りきってしまい、微妙な負荷判定が出来なくなっているのだ。
これは、EDIUS Bench を作った当時のマシンスペックでは探り切れないベンチマークの仕様だった…。
今回の結果を受けて、EDIUS Bench の作りを見直すと共に、EDIUS Pro 5 向けのベンチマーク対応を考える必要があるかも知れない……。
■まとめ
今回新たに組み上げた SEREN-V。SEREN-IV組み上げから 3年半経つわけだが、恐らく自分PC史上で新マシンへの移行まで最も期間の長かったマシンだ。
逆に言えば、SEREN−IV は、最も長い期間メインマシンとして使い続けた構成となる。
<在りし日の“SEREN-IV”>
さて、SEREN-V は現在快調だ。
基本的には、ハイビジョン動画編集やらCG制作に支障はない。
しかし、グラフィックボードやサウンドデバイス、電源の強化などの課題はまだ残っており、今回の組み立ては“第一次計画”として我が家の大蔵省に申請している。
既に、第二次計画の概要は決まっており、市場での新製品の動向を見ながらではあるが、残りのパーツを組み込んでいきたいと思う。
なお、概算請求では第三次計画までを予定している。
ただ現在、いくつかの予定外のトラブルで、第一次計画の SEREN-V も完成ではない。
これは、明日(2月13日)に更新する。
また、Thomson Canopus の H.264 / MPEG2 コーデックアクセラレータ“FIRECODER Blu”が、GIGABYTE GA-EX58-UD5 上で動作しないという不具合にも襲われている。
これは、創想雑誌 2009/02/03/(Tue)版(http://next-zero.com/ToppageCNT/sousou-zasshi/nicky.cgi?DT=20090203A#20090203A)にも記しているが、現在の所 SEREN-V で正常動作する兆しはない……。
今回の SEREN-V の構築と、FIRECODER Blu の導入は、両軸であったため、FIRECODER Blu 問題が解決されない限り、SEREN-V の完成はあり得ないのだ…。
Thomson Canopus の早急な対応が待たれるところである。
ハイビジョン・ノンリニア編集と動画エンコードを主眼とした今回の SEREN-V は、2009年いっぱいを目処に完遂したいと思う。
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