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〜 Adobe Premiere6.0(英語版)試用レポート 〜
ようやくAdobeからPremiereの最新版であるPremiere6.0の日本語版が発表された今日この頃。
以前、海外サイトでPremiere6.0(ベータ版)の試用レポートを読んで、その進化ぶりに驚き、早く自分の手元にてさわってみたいと思っていた今日この頃…。意外な(?)ところから待望のPremiere6.0を借りて実際に操作することが出来た。
英語版が発売されてから、アメリカの知人に頼んで代理購入して貰おうか…などと考えていたのだが、英語で手紙を書くのが面倒で気が付けば日本語版の発表が行われていた。それならばもう少し待とうかと言うときに、突然目の前に実物が現れたのだ。
実は去年の初夏あたりからアメリカの大学に留学した親戚の従兄弟が、現地でPremiere6.0を購入。帰郷の機会の際に持って帰ってきてくれていたのである。残念ながらCD-ROMのみで、取扱説明書は無かった。今回は一体どんなパラパラ漫画があるのか楽しみにしていたのだが(笑) まぁ、荷物が多くなるので仕方ないと言えば仕方ない。
さて、早速借りての試用である。ちなみにこの試用は法律的にはダメなのかもしれない…。とりあえず身内ではあるが…。AdobeさんACCSさん、発売後は必ず6.0にUpgradeしますから、今は見逃してください(汗)
Premiere6.0をインストールした後に、DVStorm-RTのドライバなどを再インストールしてPremiereを起動する。起動画面ではしっかりとStormのフィルタなどのプラグインや、コントロールデバイスを認識してくれた。
ちなみにこの画面。ベータ版の時は仕方ないと思って見ていたが、正規版までこれとは…ちょっとAdobeのセンスを疑うところではある。ちなみにアイコンもVX2000である。
起動した後、ファイル形式やレコーディングデバイスの設定をしてメイン画面に入る。早速、以前にPremiere5.1で作っていたファイルを読み込ませる。流石に何の問題もない。
さて、とりあえずここからは緊急レポートという趣旨で簡単に箇条書き程度に紹介していく。
まずはプロジェクトウィンドウから。
基本的に読み込んだ素材ファイルの表示には変化はないが、BIN単位での読み込みが解りやすくなったのと、あと大きな進化としてはAVIファイルや音楽ファイルを、選ぶと左上の小窓で実際に再生してファイルを確認することが出来るのである。つまり、わざわざモニタウィンドウのソース画面にファイルをD&Dしなくても、中身を確認できるのである。After Effectsにも似たような小窓はあったが、こちらは再生は出来ず、Premiere5.0と同様にファイルをダブルクリックすると新しいウィンドウが現れて、素材を元サイズで再生してくれたが、次期のアップグレードの際は是非ともAfter Effectsにもこの機能を付けていただきたい。さて、その小窓だが再生画面は至って滑らか。画質も十分な物である。
なお、Premiere6.0は音楽圧縮形式のMP3ファイルも読み込み、素材として利用できる。これは大変に有り難い。
タイムライン上での大きな変化は、ファイル種別に色が付くことである。テロップ系は橙色、静止画系は紫、動画はライトグリーン、音声ファイルは水色である。その他の点は見た目大きな違いは無いのだが、色々とさわっていくとその進化に気づく。
例えば、映像レイヤーを重ねていて、あるレイヤーの透明度(フェードIN/OUT)を調整するとき、そのレイヤーのをフェード調整ツールを使って赤い線上に基点を設けるが、その際その点のポイント(タイムコード上)での他のレイヤーとの関係が今までは解らなかった。しかし6.0はその赤い点を動かすとそれに連動してリアルタイムで他のレイヤーを含んだそのポイント(タイムコード)での画像をプログラム画面に表示してくれるのである。
これでシビアにフェードの終了点/開始点を定めることが出来る。
その他にも細かな点が改良されている。まだ全てを理解している訳ではないが、これは使い込めば使い込むほど強力なパートナーとなりそうだ。
他にも細々と見ていく。
なんと言っても一番有り難いことは「History」が付いたことだ。
これはアンドゥを任意の点にまで遡れる便利な機能で同社のPhotoshopではお馴染みの機能である。
これにより、やり直しに対して億劫することなく何度もトライすることができる。創作に於いて最も重要な試行錯誤を快適にしてくれる。ちなみにHistory(アンドゥ)回数は環境設定で任意に指定でき最大で99回。回数に於いては5.0の時と同じだが、実際には問題は無いはずである。ちなみにこのHistoryはPremiereを再起動すると初期化されてしまうので、以前にやった作業をさかのぼることは出来ない。これもPhotoshopと同じだがご注意を。
次の特徴が、フィルタの調整機構だ。
今までのPremiereでは、クリップに対して掛けたフィルタはそのクリップ上で右クリックをして、「フィルタ」というコマンドを呼び出し、それから出てきたダイアログの中から変更したいフィルタ名を選んで新たなダイアログを開き、パラメータをいじるという、書いていても大変に面倒くさいやり方でフィルタのパラメータの調整をしなければならなかった。
それが6.0は新たに「Effects Controls」というパレットを設け、そこからダイレクトにフィルタのパラメータをいじれる様にしたのである。その結果は当然プロジェクトウィンドウに表示されている画面、あるいは接続されているテレビ画面に反映される。またそのフィルタ効果を一時的に解除したいときは、そのフィルタを削除せずに一時的に効果を取り除くことも出来る。当然、削除するときも対象のフィルタ名を選択して、右下のゴミ箱のアイコンをクリックするだけで良い。新しいダイアログを出す必要は一切無いのだ。そして、このEffects Controlsの優れているところは、一目でそのクリップにどんなフィルタあるいはモーションが掛かっているかを認識することが出来るのである。
ちなみにCanopusのVideo Filterを調整する際は従来のダイアログを開く必要があるが、これは致し方ないであろうし、またその他のPremiereフィルタでも座標などの細かな設定をする場合は従来のダイアログを開くことが出来る。ただ、キーフレームなどの設定は以前と違っていてAfter Effectsのやり方と同じようになっている。After Effectsの使用経験が無い場合は初めのうちは多少戸惑うかもしれない。
そして、話題となっている(?)Audio Mixerである。
こちらはまだ使用していないので概要にとどまるが、
@Track name
Aautomation buttons
BMute/Solo buttons
CPan/Balance control
DPan/Balance indicator/entry field
Evolume fader control
FVU meter
GdB level indicator/entry field
Htransport controls
と言う構成になっている。Fのインジケーターにはクリップインジケータも付いている。
ちなみに、このAudio Mixerだがちょっと解らないエラーが出る。それは右のような物だが、どうもDVStorm-RTをセットしていると出るようで、他の形式…例えば非圧縮AVIやDVStorm-RTを使わないソフトウェアDVを設定したときは何事もなく表示される。
とりあえず事実上DVStorm-RTでは利用できないみたいなのだがどうなのだろうか?
とりあえず今回はこれだけ。ついでに言うとこれ以上あるかも謎。
このPremier6.0(英語版)は従兄弟が再びアメリカに帰るとき、あるいは私が自分で購入するときに削除します。どちらが先になるかは解りませんが…。
なお、Premiere6.0は特に新しいドライバやプラグインもなしで、DVStorm-RTを動かせました。とりあえず今はUSA Canopusサイトの6.0用ドライバを入れていますが。
あと、DVRaptorも何のアップグレードも無しにそのままでPremiere6.0に使えます。
追記が多いですが(汗)、また以前私の環境で起こっていたDVStorm-RTとPremiere5.1に起こっていた問題が全て解決されています。これは謎です。とにかく私のDVStorm-RTが壊れているわけではない事は証明されました。
Premiere6.0はかなり快適です。これは発売されれば是非購入すべきですね♪
ちなみに、モーションやタイトル作成機能には大きな進化はありませんでした。