楽天市場
Amazon.co.jp
・ ・ ・
>>Adobe
>>SONY
>>Panasonic
>>Manfrotto
・
>>楽天市場>>ビデオ近畿
>>SYSTEM5
>>kakaku.com
【Next零 ;Key Contents】
reTMCD
*
Eye-One Display2
レンタル
*
非公式データバンク
EDIUS Bench
*
HVR-S270J
関連レポート
Article offer cooperation
* * *
ACC*Software Leading...
Hosting Management by
* * *
〜 GPGPU と NLE/GPUfx と GTX285 〜
(提出日:09/09/11)
■GPUfx と GTX285
テスト環境を明記する。
・OS:Microsoft Windows XP Professional SP3
・NLE:Thomson Canopus VELXUS 300/EDIUS Pro 5.12
・CPU:Intel Core i7 920(オーバークロック:3.07GHz)
・M/B:ASUS P6T Deluxe (Chipset:INTEL X58+ICH10R)
・メモリ:Corsair TR3X6G1600C9
PC3-12800(DDR3-1600) 6GB(2GB x3/トリプルチャンネル)
・HDD:(System)HGST HDT722516DLA380 (160GB・7200rpm S-ATA II)
(Video)WesternDigital WD6400AAKS (640GB・7200rpm・S-ATA II) x3 / RAID-5
・G/B:NVIDIA GeForce GTX 285
・S/B:on board
・電源:ANTEC Signature 850(Max:850W)
<NVIDIA GeForce GTX 285(ZOTAC ZT-285E3LA-FSP)>
テストプロジェクトには、Thomson Canopus の EDIUS.jp で公開されている、「GPUfx のエフェクト・プリセット」で“GPUfx-02 高画質なモーションフォトアルバム”を利用した。
※http://www.edius.jp/download/data/GPUfx/02_ALBUM.zip
<GPUfx のエフェクト・プリセット“GPUfx-02”>
●テスト1:GPGPUを利用しない再生。
まずは、GPGPUを利用しない環境で“GPUfx-02”を再生してみる。
“GPUfx-02”は10秒00フレームのプロジェクトである。
PC環境は、上述環境の G/B を GTX285 から GeForce 6600GT という GPGPU未対応の物へ変更している。
GPGPUに対応しない環境では、Core i7 と言えども、プロジェクトを完走することは出来なかった。
●テスト2:GPGPUを利用した再生。
次に、GPGPUに対応する、 GeForce GTX285 を搭載して“GPUfx-02”を再生してみる。。
このように、GTX285なら見事に完走することが出来た。
GPGPUが有効に作用していることが確認できる。
なお、念のために“GPUfx-02”に動画を代入して再生テストを行っている。
“GPUfx-02”は、ダウンロード状態では“Color Matte”がクリップ替わりに敷き詰められているので、更に高負荷と思われる HDVネイティブファイル(*.m2t)を同じエフェクト設定になるように代入し直して、再生してみた。
結果は、バッファ蓄積すれば、問題なく完走できることを確認。
バッファを溜めないと1秒ぐらいで止まってしまうのだが、これは恐らく、GPUfxの処理の重さではなく、HDVネイティブファイルをデコードする際のCPU負荷か、HDDからの転送速度の問題であると思われる。(※再生開始から1秒の段階で、HDVファイルを5ストリーム再生する必要がある)
実際、5ストリーム同時再生部分をクリアしてしまえば、問題なく完走した。
■(おまけ)EDIUS Bench と GTX285
ついでに、当サイトの EDIUS Bench を GTX285搭載環境で走らせてみた。
TEST ID | Result | GPU | CPU Clock |
01 | 679 | GTX285 | 3.07GHz |
02 | 683 | 6600GT | 3.07GHz |
なんと、GeForce GTX285 を搭載した環境の方で、EDIUS Bench のスコアが低下してしまった。
原因の追及は出来ていないが、GeForce GTX285 を搭載することで、Core i7 との間で何らかのオーバーヘッドが発生している可能性が考えられるだろう。
私はベンチマーカーではないので、今回の『GPUfx と GTX285』テストで良好な結果を得られた事を素直に喜んでいる。
現在の EDIUS Pro では、GPGPUの能力を“GPUfx”でのみ活用している。
しかしながら、今後はその他のエフェクトフィルタやトランジション、また動画再生支援やエンコード/デコード等にもその利用範囲が拡張されて行くことを期待している。
Thomson Canopus が提唱し続けているスケーラブル・テクノロジーは、CPU性能のみならず、GPU性能の向上とも共に拡大進化していって欲しい。